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二代目転移者と白亜の遺産
20話 冒険者ギルド
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柔らかな布団と心地よい香りに包まれていた俺の意識が徐々に浮かび上がってくる。
「――んー、ふぁ~」
大きく欠伸をした俺が目を開けると、目の前にクウの空色の髪が映る。
クウは俺の体に抱きついてまだ寝息を立てていた。俺もクウを抱きしめて寝ていたようだ。
人間の子供は体温が高いというが、クウの体もまるでお日様のような暖かさで、抱き枕にするとよく眠ることができた。
窓の外を見ればもう日は昇っている。朝七時くらいだろう。
この世界の暦は地球と全く同じだ。重力や空気なんかの環境も似ているからこそ、地球から召喚されたということだろうか?
その辺は俺にとってどうでもいいことなので早くクウを起こして朝食を食べることにしよう。
昨日食べた夕食はステーキがメインだったが、かなり柔らかく脂がのっていて美味しかった。確かEランクのホップディアーの肉だったと聞いた。この辺りで狩れるそうだ。
「クウ、朝だぞ。美味しいご飯の時間だ」
「――ごはん!」
反応はやっ!
どうやら昨日の味を思い出したのか涎を垂らしながら飛び起きた。
「おはよう、じゃあ準備するぞ」
「ごしゅじんさまおはよー! ごはんごはん~♪」
垂れた涎を拭ってやり、こういう朝もいいな、と思いながら昨日買った服に着替える。
クウは寝ている時は水玉模様のパジャマを着ていたが、パジャマが形を変えたかと思うといつもの黄色いレインコートのような服に変身した。
触っても普通の服の手触りと遜色ないので、着替える必要も無く少し羨ましい。
着替えた俺達は侵入者避けのクウの分体を回収すると、二階の部屋から下へと階段を下る。
どうやらこの国は本当に治安がいいらしく、分体が侵入者を食べたということもなかった。
イメージとしては、平気で部屋に入って中の住人を殺してものを強奪するくらいあると思ったんだが。基本は中世ヨーロッパだし。
そう言えば寝ている間に人を殺すって、何かどこかで聞いた話だったな、と頭を捻りながら階段を降りる。
考えても思い出せそうにないので諦めた俺は、後ろにいたクウに話しかけた。
「クウ、今日はどうするか覚えてるか?」
「んーとね……、ぼうけんしゃになってごはんをいっぱいたべる!」
お金を稼ぐがご飯を食べるとイコールになってはいるが、しっかり覚えていたようだ。
そう、俺はアロンディア聖国の首都に行くのは諦め、この街で冒険者として暫く活動することにしたのだ。
昨日、この宿の看板娘――レーネから聞いた話によると、首都に入るには通行証が必要らしい。
それも通行証を手に入れるための審査は厳しく、一月は発行に時間が掛かるとのこと。
どうやら『楽園』の名は伊達ではないらしく、犯罪歴が無いかなどステータスのチェックで審査を行うらしい。
申請はこの街の冒険者ギルドでもできるらしいが、問題はステータスのチェックだ。
魔道具でステータスの情報を向こうに伝え、<光神>アスロンによって与えられた神器によって判定するため、いかなる誤魔化しも効かない。
要するに俺とクウは絶対に入ることは不可能だと判明したのだ。行ってみたかったが仕方あるまい。
とはいえ、特に目的があった訳でもない。
冒険者ギルドはこの街にもあるらしいので充分だ。
俺とクウは朝食を食べた後、冒険者ギルドへと向かった。
ちなみに朝食はシチューと少し硬い黒パンだったが、満足できる味でした。
冒険者。
それはファンタジー定番の職業であり、日夜依頼をこなしたり、魔物を討伐してお金を稼ぐことを目的としている。
当然、テンプレが粗方揃っているこの世界にも存在しており、それなりに一般的な職業だ。
冒険者は冒険者ギルドによって統括され、街の住人や商人などの依頼を受けたり、ギルドで狩った魔物の素材を買い取ってもらうことができる。
「――以上で説明を終わりますがよろしいですか?」
冒険者ギルドへと到着した俺達は、早速登録の手続きをしていた。
デリアと名乗った金髪の美人受付嬢から説明を聞き、俺は頷くことで了承を返す。
「それではこの用紙に必要事項を記入してください。代筆はいりますか?」
「お願いします」
城で多少の文字は習ったが、まだ書けない文字の方が多い。
俺は名前や出身地を伝えて書いてもらう。出身地はシオン王国にした。
「ところでテイムした魔物の登録って必要だったりします?」
「はい、もちろん必要ですよ。街中で討伐されても困りますから、このマークを体のどこかに付けなければいけません」
そう言って彼女は冒険者ギルドのシンボルでもある剣と盾の描かれたバッジを取り出して見せてくる。
「じゃあそっちも登録お願いします」
そう言って俺は腰にずっと抱きついて辺りを興味深そうに眺めていたクウを引き剥がすと、背を軽く押して前に出す。
「は……い? ……あのう、もしかして奴隷ですか? 奴隷は物扱いになってしまうので、登録は必要無いですよ」
そう言えばこの世界には奴隷という身分が存在する。
平等を謳うこの国では取引は禁じられているが、他国から連れてこられた奴隷の所持は認められているようだ。
クウの見た目はどう見ても人間だから勘違いするのも仕方が無い。
「いえ、この子はれっきとした魔物ですよ。クウ、従魔紋を見せてくれるか?」
「は~い」
返事をしたクウは手のひらに青白く光る従魔紋を浮かび上がらせると、デリアさんに向かって見せ付けた。
従魔紋はテイムされた魔物の証だが、クウはスライムなので体のどこにでも出すことができるらしい。
普段は胸の辺りに隠してある、というのがギルドに来る前に聞いた話だ。
「――っ!! ……本物のようですね。初めて見る魔物ですが……、いえ、詮索はいけませんでしたね」
どんな魔物か聞こうとしたデリアさんは、俺の目に気が付くと我に返って登録作業を行う。
ギルドが冒険者へステータスなどの詮索をするのは禁じられている。
ステータスを【鑑定】で無断で除くのがマナー違反というように、ステータスを見られるのを嫌がる人は多い。それが実力者なら尚更だ。
無事に登録を済ませた俺は、ネックレスにしてもらった従魔証明のマークをクウの首にかけてあげる。
クウは不思議そうにそれを手に持って見ていたが、大事そうに握り締めると俺の方を見て二ヘラ、と笑った。
「か、可愛いっ……コホン、それではFランクからのスタートになります。試験を受けて合格すればEランクから始められますがどうされますか?」
「えーっと、試験って何ですか?」
気になったので聞いてみると、Fランクと言うのは普通、仕事がない孤児などの救済措置のようなものらしい。
ギルドへの登録には年齢制限がなく、小さい子供や戦う力のない人が、Fランクの簡単な依頼でお金を稼ぐという仕組みだ。
試験は簡単な戦闘訓練で戦える力を示すもので、これに合格すればEランクからのスタートすることができるという。
ちなみによくある試験官をボコボコにして飛び級でSランクに! とかは無いのだとか。残念。
「Sランクともなればギルドの顔も同然ですから。無責任に上げたりはできませんよ。コツコツ強くなってがんばってランクを上げてくださいね」
苦笑いをする彼女にその通りだと納得する。
ランクをコツコツ上げると言うが、その道のりは遠い。冒険者のランクは魔物と同じで、上から順にSSS、SS、S、A、B、C、D、E、Fの九段階だ。
SSSランクともなれば世界に数人しかいないらしい。
まあ彼女も、本気で俺がSランクになれるとは思っていないようだが。
「では、試験をお願いします。所でクウ、従魔は参加できるんですか?」
「はい、テイムした魔物も自らの実力の内ですのでもちろん参加できますよ」
それなら万が一にも負けることは無さそうだ。
いや、幼女に頼るのはどうなのかとか、そもそも試験なんだから勝ち負けは関係無いだとか色々言われそうだが、折角戦うなら勝ちたいと思うのは男なら当然だと思う。
――それが例え幼女の力ありきだとしても。……言ってて情けなくなるが。
「それで、試験官は誰が――」
「おいおい、ここはガキの来るところじゃねえぜ!?」
どうやら俺にはテンプレ神の加護が付いているようだ。
「――んー、ふぁ~」
大きく欠伸をした俺が目を開けると、目の前にクウの空色の髪が映る。
クウは俺の体に抱きついてまだ寝息を立てていた。俺もクウを抱きしめて寝ていたようだ。
人間の子供は体温が高いというが、クウの体もまるでお日様のような暖かさで、抱き枕にするとよく眠ることができた。
窓の外を見ればもう日は昇っている。朝七時くらいだろう。
この世界の暦は地球と全く同じだ。重力や空気なんかの環境も似ているからこそ、地球から召喚されたということだろうか?
その辺は俺にとってどうでもいいことなので早くクウを起こして朝食を食べることにしよう。
昨日食べた夕食はステーキがメインだったが、かなり柔らかく脂がのっていて美味しかった。確かEランクのホップディアーの肉だったと聞いた。この辺りで狩れるそうだ。
「クウ、朝だぞ。美味しいご飯の時間だ」
「――ごはん!」
反応はやっ!
どうやら昨日の味を思い出したのか涎を垂らしながら飛び起きた。
「おはよう、じゃあ準備するぞ」
「ごしゅじんさまおはよー! ごはんごはん~♪」
垂れた涎を拭ってやり、こういう朝もいいな、と思いながら昨日買った服に着替える。
クウは寝ている時は水玉模様のパジャマを着ていたが、パジャマが形を変えたかと思うといつもの黄色いレインコートのような服に変身した。
触っても普通の服の手触りと遜色ないので、着替える必要も無く少し羨ましい。
着替えた俺達は侵入者避けのクウの分体を回収すると、二階の部屋から下へと階段を下る。
どうやらこの国は本当に治安がいいらしく、分体が侵入者を食べたということもなかった。
イメージとしては、平気で部屋に入って中の住人を殺してものを強奪するくらいあると思ったんだが。基本は中世ヨーロッパだし。
そう言えば寝ている間に人を殺すって、何かどこかで聞いた話だったな、と頭を捻りながら階段を降りる。
考えても思い出せそうにないので諦めた俺は、後ろにいたクウに話しかけた。
「クウ、今日はどうするか覚えてるか?」
「んーとね……、ぼうけんしゃになってごはんをいっぱいたべる!」
お金を稼ぐがご飯を食べるとイコールになってはいるが、しっかり覚えていたようだ。
そう、俺はアロンディア聖国の首都に行くのは諦め、この街で冒険者として暫く活動することにしたのだ。
昨日、この宿の看板娘――レーネから聞いた話によると、首都に入るには通行証が必要らしい。
それも通行証を手に入れるための審査は厳しく、一月は発行に時間が掛かるとのこと。
どうやら『楽園』の名は伊達ではないらしく、犯罪歴が無いかなどステータスのチェックで審査を行うらしい。
申請はこの街の冒険者ギルドでもできるらしいが、問題はステータスのチェックだ。
魔道具でステータスの情報を向こうに伝え、<光神>アスロンによって与えられた神器によって判定するため、いかなる誤魔化しも効かない。
要するに俺とクウは絶対に入ることは不可能だと判明したのだ。行ってみたかったが仕方あるまい。
とはいえ、特に目的があった訳でもない。
冒険者ギルドはこの街にもあるらしいので充分だ。
俺とクウは朝食を食べた後、冒険者ギルドへと向かった。
ちなみに朝食はシチューと少し硬い黒パンだったが、満足できる味でした。
冒険者。
それはファンタジー定番の職業であり、日夜依頼をこなしたり、魔物を討伐してお金を稼ぐことを目的としている。
当然、テンプレが粗方揃っているこの世界にも存在しており、それなりに一般的な職業だ。
冒険者は冒険者ギルドによって統括され、街の住人や商人などの依頼を受けたり、ギルドで狩った魔物の素材を買い取ってもらうことができる。
「――以上で説明を終わりますがよろしいですか?」
冒険者ギルドへと到着した俺達は、早速登録の手続きをしていた。
デリアと名乗った金髪の美人受付嬢から説明を聞き、俺は頷くことで了承を返す。
「それではこの用紙に必要事項を記入してください。代筆はいりますか?」
「お願いします」
城で多少の文字は習ったが、まだ書けない文字の方が多い。
俺は名前や出身地を伝えて書いてもらう。出身地はシオン王国にした。
「ところでテイムした魔物の登録って必要だったりします?」
「はい、もちろん必要ですよ。街中で討伐されても困りますから、このマークを体のどこかに付けなければいけません」
そう言って彼女は冒険者ギルドのシンボルでもある剣と盾の描かれたバッジを取り出して見せてくる。
「じゃあそっちも登録お願いします」
そう言って俺は腰にずっと抱きついて辺りを興味深そうに眺めていたクウを引き剥がすと、背を軽く押して前に出す。
「は……い? ……あのう、もしかして奴隷ですか? 奴隷は物扱いになってしまうので、登録は必要無いですよ」
そう言えばこの世界には奴隷という身分が存在する。
平等を謳うこの国では取引は禁じられているが、他国から連れてこられた奴隷の所持は認められているようだ。
クウの見た目はどう見ても人間だから勘違いするのも仕方が無い。
「いえ、この子はれっきとした魔物ですよ。クウ、従魔紋を見せてくれるか?」
「は~い」
返事をしたクウは手のひらに青白く光る従魔紋を浮かび上がらせると、デリアさんに向かって見せ付けた。
従魔紋はテイムされた魔物の証だが、クウはスライムなので体のどこにでも出すことができるらしい。
普段は胸の辺りに隠してある、というのがギルドに来る前に聞いた話だ。
「――っ!! ……本物のようですね。初めて見る魔物ですが……、いえ、詮索はいけませんでしたね」
どんな魔物か聞こうとしたデリアさんは、俺の目に気が付くと我に返って登録作業を行う。
ギルドが冒険者へステータスなどの詮索をするのは禁じられている。
ステータスを【鑑定】で無断で除くのがマナー違反というように、ステータスを見られるのを嫌がる人は多い。それが実力者なら尚更だ。
無事に登録を済ませた俺は、ネックレスにしてもらった従魔証明のマークをクウの首にかけてあげる。
クウは不思議そうにそれを手に持って見ていたが、大事そうに握り締めると俺の方を見て二ヘラ、と笑った。
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ちなみによくある試験官をボコボコにして飛び級でSランクに! とかは無いのだとか。残念。
「Sランクともなればギルドの顔も同然ですから。無責任に上げたりはできませんよ。コツコツ強くなってがんばってランクを上げてくださいね」
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ランクをコツコツ上げると言うが、その道のりは遠い。冒険者のランクは魔物と同じで、上から順にSSS、SS、S、A、B、C、D、E、Fの九段階だ。
SSSランクともなれば世界に数人しかいないらしい。
まあ彼女も、本気で俺がSランクになれるとは思っていないようだが。
「では、試験をお願いします。所でクウ、従魔は参加できるんですか?」
「はい、テイムした魔物も自らの実力の内ですのでもちろん参加できますよ」
それなら万が一にも負けることは無さそうだ。
いや、幼女に頼るのはどうなのかとか、そもそも試験なんだから勝ち負けは関係無いだとか色々言われそうだが、折角戦うなら勝ちたいと思うのは男なら当然だと思う。
――それが例え幼女の力ありきだとしても。……言ってて情けなくなるが。
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