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◆◇洞窟の調査◆◇
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇洞窟の調査◆◇
「今日も張り切って行きましょう!師匠!」
とリリオネが朝から和樹の部屋の中で陽気にそう言う。
「やけに元気だな?リリオネ何かあったのか?」
「ふぁ~…何かあったのですか?」
と和樹とチサはまだ眠たそうな顔をしてリリオネに聞く。
「得にありませんよ?昨日たくさん寝たので元気いっぱいなだけですよ」
「そうか…ならラビも起こして朝飯でも食べに行くか」
「そうしましょう!ラビちゃんを起こしてきます!」
と言いリリオネは部屋から出ていった。
「なんだったんだ…」
「分かりません…」
と残された和樹とチサは言い食堂へ先に降りていった。
着いて席を見つけて座ろうとチサと言っている時に丁度リリオネと眠そうなラビが来た。
それぞれにメニューを選んで朝食を食べた後、ギルドに向かった。
~~~~~~~
「お?魔物の森の討伐依頼あるじゃん…これにしようぜ」
「どれですか?………………嫌です。」
「マスターどれですか?」
「これだ」
「……………………嫌です。」
「私も見たいぴょん!………………嫌だぴょん」
「なんでだ?」
「マスター…メガスライムは女性の敵なんですよ…もしその討伐依頼のメガスライムが緑色のだったら服とか溶かしてくるんですよ。他のメガスライムは赤だったら暑かったり、青だったら冷たかったりと普通なんですが…何故か緑色の奴だけは持っているものや着ているものを全て溶かしてしまうんですよ…」
とチサがなんでか疑問に思っている和樹に説明をする。
「なるほど…でも緑じゃないかもし…『絶対に嫌です!(だぴょん)』分かったよ…じゃぁ~これなんてどうだ?」
「近くの洞窟の調査…アンデット系が出そうですね…報酬は銀貨8枚…それにしましょう」
とリリオネが言うので和樹はこれを申請しに行った。
その洞窟は魔物の森の近くにあった。“ライト”を使い中を照らしながら進んだ。たまにスケルトンやモンスターのゾンビが出てくるくらいで楽だった。
「行き止まりです…」
「行き止まりだな…」
「行き止まりだぴょん…」
「行き止まりですね…ん?マスターあれはなんですか?」
とチサが何かに気づいた。
和樹達はなんだろうとそれを観察し始めた。それは行き止まりの壁に埋め込まれていた。丸くて中に紋章が入っていた。
「これは何でしょうか…」
「さぁ…」
「分からないぴょん…」
「私にも分かりません…」
「チサが分からないんだったら新しく出来たのかもな…ちょっと触ってみるか?」
「でも危なそうですよ師匠…」
「大丈夫だろ…えぃ!」
と和樹はその丸い物を触った。すると丸い物が光出した。
「魔力を吸い取られているだと…」
「手を離してください!師匠!」
「離れんぞ!」
と和樹は手を離そうとしているが全然取れない。光が治まるとやっと離れることが出来た。
「でもあんまり持っていかれなかったな…」
「マスター…さっきのはあんまりでは通用しませんよ…王宮魔導師の人で言うと半分以上魔力を持ってかれたのと同じなんですよ…」
「半分以上も……」
とリリオネも驚いている。
話をしている間に丸い物が埋まっていた壁は崩れ落ち通路が出てきた。丸い物は触る前は透明だったのに赤色の宝石に変わっていた。それを拾い和樹達はその道を歩いて奥まで進んだ。
また丸い透明な宝石が壁に埋め込まれていた。和樹達は宝石に触った今度は青色だった。その後も緑色、黄色、紫色の順で宝石の色が変わって行った。この色は魔法の属性を表しているのではないかと和樹達は言い出した。それならこれで最後だなと和樹が言い透明な宝石を触った。宝石は透明のままだったが壁が崩れ落ち部屋に出た。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
通貨の値段を少し変えました。
通貨
銅貨1枚→ 10円
白銅貨1枚→ 100円
銀貨1枚→ 1000円
白銀貨1枚→ 10000円
金貨1枚→ 100000円
白金貨1枚→ 1000000円
◆◇洞窟の調査◆◇
「今日も張り切って行きましょう!師匠!」
とリリオネが朝から和樹の部屋の中で陽気にそう言う。
「やけに元気だな?リリオネ何かあったのか?」
「ふぁ~…何かあったのですか?」
と和樹とチサはまだ眠たそうな顔をしてリリオネに聞く。
「得にありませんよ?昨日たくさん寝たので元気いっぱいなだけですよ」
「そうか…ならラビも起こして朝飯でも食べに行くか」
「そうしましょう!ラビちゃんを起こしてきます!」
と言いリリオネは部屋から出ていった。
「なんだったんだ…」
「分かりません…」
と残された和樹とチサは言い食堂へ先に降りていった。
着いて席を見つけて座ろうとチサと言っている時に丁度リリオネと眠そうなラビが来た。
それぞれにメニューを選んで朝食を食べた後、ギルドに向かった。
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「お?魔物の森の討伐依頼あるじゃん…これにしようぜ」
「どれですか?………………嫌です。」
「マスターどれですか?」
「これだ」
「……………………嫌です。」
「私も見たいぴょん!………………嫌だぴょん」
「なんでだ?」
「マスター…メガスライムは女性の敵なんですよ…もしその討伐依頼のメガスライムが緑色のだったら服とか溶かしてくるんですよ。他のメガスライムは赤だったら暑かったり、青だったら冷たかったりと普通なんですが…何故か緑色の奴だけは持っているものや着ているものを全て溶かしてしまうんですよ…」
とチサがなんでか疑問に思っている和樹に説明をする。
「なるほど…でも緑じゃないかもし…『絶対に嫌です!(だぴょん)』分かったよ…じゃぁ~これなんてどうだ?」
「近くの洞窟の調査…アンデット系が出そうですね…報酬は銀貨8枚…それにしましょう」
とリリオネが言うので和樹はこれを申請しに行った。
その洞窟は魔物の森の近くにあった。“ライト”を使い中を照らしながら進んだ。たまにスケルトンやモンスターのゾンビが出てくるくらいで楽だった。
「行き止まりです…」
「行き止まりだな…」
「行き止まりだぴょん…」
「行き止まりですね…ん?マスターあれはなんですか?」
とチサが何かに気づいた。
和樹達はなんだろうとそれを観察し始めた。それは行き止まりの壁に埋め込まれていた。丸くて中に紋章が入っていた。
「これは何でしょうか…」
「さぁ…」
「分からないぴょん…」
「私にも分かりません…」
「チサが分からないんだったら新しく出来たのかもな…ちょっと触ってみるか?」
「でも危なそうですよ師匠…」
「大丈夫だろ…えぃ!」
と和樹はその丸い物を触った。すると丸い物が光出した。
「魔力を吸い取られているだと…」
「手を離してください!師匠!」
「離れんぞ!」
と和樹は手を離そうとしているが全然取れない。光が治まるとやっと離れることが出来た。
「でもあんまり持っていかれなかったな…」
「マスター…さっきのはあんまりでは通用しませんよ…王宮魔導師の人で言うと半分以上魔力を持ってかれたのと同じなんですよ…」
「半分以上も……」
とリリオネも驚いている。
話をしている間に丸い物が埋まっていた壁は崩れ落ち通路が出てきた。丸い物は触る前は透明だったのに赤色の宝石に変わっていた。それを拾い和樹達はその道を歩いて奥まで進んだ。
また丸い透明な宝石が壁に埋め込まれていた。和樹達は宝石に触った今度は青色だった。その後も緑色、黄色、紫色の順で宝石の色が変わって行った。この色は魔法の属性を表しているのではないかと和樹達は言い出した。それならこれで最後だなと和樹が言い透明な宝石を触った。宝石は透明のままだったが壁が崩れ落ち部屋に出た。
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通貨の値段を少し変えました。
通貨
銅貨1枚→ 10円
白銅貨1枚→ 100円
銀貨1枚→ 1000円
白銀貨1枚→ 10000円
金貨1枚→ 100000円
白金貨1枚→ 1000000円
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