上 下
85 / 108
本編

戯れはほどほどに…※

しおりを挟む



あの後、僕は膝の上で眠るフェルをひとしきりモフり倒して癒された。

モフっている間に「他の子たちはどうしているのか」と、僕の手さばきでうっとりしているフェルに聞いてみたら相変わらず楽しく過ごしていると答えてくれた。

精霊はフラッと突然現れたり、いつの間にかいなくなってたりと、自由気ままな性格らしい。

「アサヒに会いたくなったらそのうち顔を出すだろう」とフェルは言ってそのまま眠りについた。



その日の夜

今日1日で色んなことが起こりはしゃぎ過ぎた僕は、疲れてソファでウトウトしているとレオンさんが優しく声をけながら隣に座る。


「アサヒ、眠るなら風呂に入ってからだ」

「ん…はぃ…る…」


レオンさんの言葉で入らなきゃと頭では分かってはいるものの、身体が動かず立つ様子のない僕をみてレオンさんは少し笑いながら僕のほっぺたを優しく撫でる。


「今日は色々あって疲れたもんな…無理して起きようとしなくていい。俺が洗ってやるから…ほらおいで」

「んっ…」


レオンさんは蕩けるような甘い声色で囁きながら僕を抱き上げて浴室へ移動した。脱衣所にある大きくてふかふかのソファに僕を座らせて服を脱がしてくれる。

するすると手際よく脱がされあっという間にすっぽんぽんにされてしまった。いつもなら恥ずかしがって身体を隠すのだが今は羞恥心より眠気が勝っているせいでそのままレオンさんに見られてしまうが、レオンさん自身も僕の身体を見慣れてきているせいか特に気にしている様子はなかった。

服を脱ぎ終えたレオンさんに抱かれ浴室の扉を開けるとムワッと熱気が身体にまとわりつく。

胡座をかいたレオンさんの膝の上に座わらされシャワーを浴びる。僕の顔にお湯がかからないように丁寧に身体と髪を濡らされきめ細かく泡立てられた石鹸で優しく洗われる。

レオンさんは首筋や耳の後ろ、指先まで丁寧に洗ってくれた。

暖かくて気持ちよくてうっとりしていたら突然、胸に刺激が与えられて僕の身体はビクッと震えた。そしてウトウトしていた眠気がパッと霧散していく。


「んっ…ぁ…はぁんっ…あっ」


刺激が走った胸元を見下ろすと、むにむにと泡と指で乳首に触らぬよう少し膨らみがでてきた胸を揉みこまれていた。


「やっ…ぁ…んぅっ…だめ…」


もどかしい刺激に耐えきれず身をよじって抵抗してみたかレオンさんの指からは逃れられなかった。


「こら逃げるな…洗っているだけだそ」


レオンさんは笑顔でそう言うと今まで触らずに焦らしていたぷっくりと勃ちあがっている僕の乳首をギュッと摘んた。


「ひゃああんっ…あっ…あぁぅ…」

「あぁ、乳首で達したのか…可愛いなアサヒ」


僕は乳首を摘まれた快感でぴゅっぴゅっとおちんちんから白濁液を飛ばし絶頂した。

いまだくにくにと乳首を弄ったり先端をトントンしたりと僕の身体に快楽を植え付けてくる。

必死に抵抗してみるが身体に力が入らず全く抵抗できなかった。そもそも体格差でも負けているのだ、抵抗できたとしてもすぐに捕まり再び快楽を教えられるに決まっている。


「ん?…アサヒ考え事か?…余裕そうならもう少し激しくしようか」


そう言ってレオンさんは先ほど絶頂を迎えて敏感になっている僕のおちんちんに手を伸ばし上下に扱き始めた。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

虐げられ聖女(男)なので辺境に逃げたら溺愛系イケメン辺境伯が待ち構えていました【本編完結】(異世界恋愛オメガバース)

美咲アリス
BL
虐待を受けていたオメガ聖女のアレクシアは必死で辺境の地に逃げた。そこで出会ったのは逞しくてイケメンのアルファ辺境伯。「身バレしたら大変だ」と思ったアレクシアは芝居小屋で見た『悪役令息キャラ』の真似をしてみるが、どうやらそれが辺境伯の心を掴んでしまったようで、ものすごい溺愛がスタートしてしまう。けれども実は、辺境伯にはある考えがあるらしくて⋯⋯? オメガ聖女とアルファ辺境伯のキュンキュン異世界恋愛です、よろしくお願いします^_^ 本編完結しました、特別編を連載中です!

エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!

たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった! せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。 失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。 「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」 アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。 でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。 ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!? 完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ! ※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※ pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。 https://www.pixiv.net/artworks/105819552

転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる

塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった! 特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。

もふもふ獣人転生

  *  
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。 ちっちゃなもふもふ獣人と、騎士見習の少年の、両片思い? な、いちゃらぶもふもふなお話です。

(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。

キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成) エロなし。騎士×妖精 ※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。 気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。 木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。 色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。 ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。 捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。 彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。 少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──? いいねありがとうございます!励みになります。

異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?

み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました! 志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。 わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!? これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。 おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。 ※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。 ★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★ ★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

平凡でモブな僕が鬼将軍の番になるまで

月影美空
BL
平凡で人より出来が悪い僕、アリアは病弱で薬代や治療費がかかるため 奴隷商に売られてしまった。奴隷商の檻の中で衰弱していた時御伽噺の中だけだと思っていた、 伝説の存在『精霊』を見ることができるようになる。 精霊の助けを借りて何とか脱出できたアリアは森でスローライフを送り始める。 のはずが、気が付いたら「ガーザスリアン帝国」の鬼将軍と恐れられている ルーカス・リアンティスの番になっていた話。

【完結】白い塔の、小さな世界。〜監禁から自由になったら、溺愛されるなんて聞いてません〜

N2O
BL
溺愛が止まらない騎士団長(虎獣人)×浄化ができる黒髪少年(人間) ハーレム要素あります。 苦手な方はご注意ください。 ※タイトルの ◎ は視点が変わります ※ヒト→獣人、人→人間、で表記してます ※ご都合主義です、あしからず

処理中です...