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本編

可愛い嫉妬※

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「ひゃぁっあ…まって…あぁ…んっひっ」





今僕はレオンさんの上に乗り自分で腰を動かし快楽を貪っている。ぱんぱんと腰がぶつかる音と繋がっている部分からぬちぬち…ぷちゅぷちゅと卑猥な水音が部屋中に響き渡りる。






数時間前





「準備出来ております」とセバスさんは一言いって扉を閉め部屋を出ていく。






「レオンさん…?どうかしましたか?」

「…」






僕が問いかけても返事をしてくれない。怒っているのだろうか…いや違う、この顔はお茶会に行く寸前まで見た駄々を捏ねていた時の顔にそっくりだった。



眉間に皺を寄せ口をとがらせながらも僕を愛する手は止めない。キスをしながら器用に服を脱がえっちな紐パン1枚にさせられる。なぜパンツだけ残したのか分からない…これなら全裸の方がマシだと思うくらい恥ずかしい格好でもじもじしている僕をいまだ険しい顔で見下ろしながら視姦する。



流石にこのままでは埒が明かないから謝ってみる





「ごめんなさい…怒ってますか?」

「怒っている訳では無い…ただ殿下と仲良く手を握っているのを見て…嫉妬したんだ…」

「…ぐぅっ」





可愛い…可愛すぎるよレオンさん…!嫉妬して意地けているレオンさんは僕の肩にぐりぐりとおでこを擦り付ける。レオンさんには悪いけど可愛すぎて変な声が出た。それにちゃんと嫉妬しているという事を口にしてくれるのもなんか嬉しい。



もう胸がいっぱいになりぎゅっと覆いかぶさっているレオンさんに抱きついた。驚いて身体を強ばらせている耳元で囁く





「忘れたんですか?僕の1番はレオンさんだってこと…」

「忘れるわけないだろう…でも殿下と笑顔で手を握っていた…」






最後の殿下との握手を見ていたのか…なるほどそれで嫉妬したのか…







「あれはいきなり手を握られて僕はびっくりしてすこし固まっていただけというか…離そうとは思ったんですがレオンさんに後ろから抱きしめられてここまで連れ帰られた状況になったというか…」

「そ、そうだったのか…すまない」

「なんで謝るんです?僕は全然気にしてませんよ?むしろ紛らわしいことした僕の方が悪いんですから…それに抱きしめてもらえて嬉しかったです。やっぱり僕はレオンさんじゃないともうダメみたいです…」

「アサヒ…!!」





真っ赤になりながら胸の内を話したらレオンさんがぱぁあっと笑顔になり顔中にキスの雨を降らす。さっきまでの険悪な雰囲気なんてどっか行ってしまいちゅっちゅとキスをしながらパンイチの僕の身体をまさぐり始める。レオンさんのえっちなスイッチがまた入ったようだ。



キスで散々ぐずぐずにされた身体はもう受け入れ態勢万端で今か今かと期待している。それに気づいたレオンさんが僕の最後の砦の紐パンに手をかける。しゅるるるっと紐がほどけぷるんっと僕のおちんちんがパンツから顔を出す。



既に先端はてらてらと先走りで濡れふるふると震え蜜を零している。レオンさんにそこを見つめられ恥ずかしくなり脚を閉じようとしたが、既に脚の間にレオンさんの身体があり閉じようとしても閉じれずもぞもぞしていると膝に手を置かれガバッと開かれ恥ずかしい場所が晒される。





「やっ…みないでぇ…んっ恥ずかしぃ…」

「ふふっいつも俺に見られているだろう?」

「で、でも恥ずかしいんでっ…ひゃぁっ」





ほぼ毎日エッチなことされているが慣れるはずもなく毎回初心な反応をしてしまう。それを見てレオンさんはうっとり笑うとおもむろにベットサイドに置いてある薄紫色の小瓶を取りふたを開けトロトロした液体を手のひらで温め僕のおちんちんをぬちぬちとわざと音を立てて上下に扱く。



ふっくらと勃つ乳首に吸い付きながらびんびんに勃ちあがっているおちんちんの感じる場所を的確に責め立て、きゅんきゅんと収縮を繰り返すおしりの穴にも濡れた指をつぷりと差し込まれ解される。






「ひゃぁっあっあぁぅっんっ」

「あぁアサヒ…俺の可愛い半身…」






待ちわびていた快感に気持ちよすぎてぴくぴくと身体が震え喘ぎ声が止まらない。足をぴんと伸ばしぴゅっぴゅっと白濁液を飛ばす。




はぁはぁと肩で息をしながら涙目でレオンさんを見るとぺろりと妖艶に唇を舐める。まさに獲物を目の前にして舌なめずりする猛獣のようなギラギラした目のレオンさんが僕を見下ろしている。




見つめられただけでドキンと心臓が高鳴り再び僕のおちんちんが頭を上げる。




なんでぇ…さっき出したのに…



自問自答しても答えなんて分かりきっている。僕の身体はレオンさんに愛され作り替えられたのだ。



毎日のえっちな戯れでレオンさんに触れられるだけで身体が熱くなるよう知らず知らずに開発されていたのだ…



熱を帯びた視線を感じ全身に快感が走る。






「アサヒ…今日は最奥まで入れていいだろうか…」

「…っ!!」






今まで僕の身体を気遣って根元まで入れてもらえなかったのに…やっと、やっと深く繋がれる。嬉しくて嬉しくてレオンさんを抱きしめながら涙がぽろぽろほっぺたを伝い流れる。






「…嬉しい…奥まで愛して…」





耳元で囁き耳たぶをかぷっと食むとレオンさんが息を飲む音が聞こえた。







「煽ったのはアサヒだ…明日はベットから出られないと思え…」






レオンさんはガバッと起き上がり服を乱雑に脱ぎ捨て全裸になりお腹まで反り返るほどいきり勃ち先走りを零しているおちんちんを僕のお尻の穴に擦り付ける。



先程の愛撫でトロトロに解れている穴はすんなりと受け入れぬぷぬぷとおちんちんを飲み込んでいく。






「はんっあぁ…んっあっあぅ…」

「すっかり俺の形を覚えたな…腰が揺れているぞアサヒ」

「あぁ…あっきもちぃ…んあっあぁ」





レオンさんの張り出した亀頭が前立腺をごりごりと擦り上げ僕のおちんちんからぴゅっぴゅっとその刺激に合わせ白濁液が吹き出る。





「ふふっ少し中を擦っただけでイったのか?可愛い先っぽから溢れだしているぞ」












それに興奮したレオンさんがずんずんと腰を押し進め、僕の最奥におちんちんをねじ込んだ。







「ひゃぁあああああぁぁぁっ…」

「ぐぅ…っ締まる…」





ものすごい快感で目の前がチカチカしてレオンさんを締め付けてしまった。はふはふと息をつきながらレオンさんの手を絡めて握る。それに気づき目を細めふっと優しく微笑みおでこにキスをしてくれるレオンさん。




あぁ…この人に出会えてよかった…





最愛の人から愛される喜びを教えられもう僕はこの人なしに生きていけないだろう。





「…愛して…ます」





心からそう思った。






「俺も愛している」





お互いに愛を囁き笑い合う。




そこからは絡み合うように愛し合い…激しい夜は過ぎていった。






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