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Scene.7
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一通り食べ終わる頃には、番組は天気予報に変わり、買い置きのつまみを囓りながら缶ビールの最後を飲む頃には、低俗な娯楽番組が画面の中を埋め尽くしていた。
もっとも隣に柊一がいる事を除けば、これはいつも通りの俺の「日常」に過ぎない。
俺は子供の頃から「片付け」が大嫌いだった。
今時流行りの「注意欠陥障害」とかいうちゃんとした病気…ではなくて、単にモノスゴク怠惰なだけだ。
つまりやろうと思えば片付けられない訳ではないが、日常それをするのが「面倒くさい」と感じているだけなんである。
つまらない事に関してはとことんナマケモノだが、逆に言えば、夢中になれる事…つまりやってて「面白い」事はどんどん積極的にやれるのだ。
美味しいモノは大好きだから、料理もちっとも苦じゃなくて、食事は出来る限り自分で用意して食う事にしている。
だけど食い終わったモノを「片付ける」のは大嫌いで、皿一枚流し台に運ぶのも億劫に感じてしまう。
そういう性質だから、それこそ食事の終わった食器の表面がカピカピになるまで放置しているのはザラだし、カピカピになった食器を洗うのがまた余計に面倒で水桶につけたまま放置…なんてのもいつもの事だ。
それこそ使える食器がまったく無くなって、仕方がないからようやく洗うを繰り返しているが、そんなに食器持ちってワケでもないから、さすがに水桶につけた食器にカビが生えた事はない。
そこにいる柊一があんまりおとなしいので、俺は柊一の存在を半ば忘れていて、いつもと同じように見るともなくテレビを眺めていた。
と、不意に、筋張っているけど白くて形の良い手が視界を横切っていく。
「ん?」
カラになった皿が目の前から撤去され、振り返ると柊一が洗い場に立って後片付けをしている。
「なにしてんの?」
後から考えると実にマヌケな質問をしたモンだと思うが、その時の俺は全くの素で、そんなアホな問い掛けをした。
すると振り返った柊一が、ごく自然に笑った。
「この為に俺を購入したんだろう?」
柊一が俺に向けた屈託のない笑みは、まるで少年のように無垢で、綺麗だった。
本当にコレが、造り物なんだろうか?
つーか、マリオネットって本当にこんなにも「人間に酷似」しているモノなのか?
だとしたら、(本人に向かってそれを認めるつもりは更々無いが)マツヲさんの「ダマされたと思って一度実物を体験してみろ! 世界が変わるって!」という言葉は、全く的を射た助言だったと言えよう。
「なんだ?」
「いや、あの……。ホントにやって貰えると思ってなかったっつーか……」
「迷惑か?」
「まさか!」
「なら、別に問題ないだろう」
「でも………、それでいいの?」
「マリオネットに都合を聞くなよ」
もう一度こちらに振り返った柊一は、先程とは全く違う呆れ顔で笑っている。
「別に、都合を聞いたワケじゃないケド!」
そんな顔をされては、ますますなんだか俺がバカみたいじゃないか。
とはいえ、流し台の中(実は数日前からたまっていた食器もあった!)は見る間にスッキリと洗い上げられて、それが洗い上げカゴに放置される事もなく、全てがあるべき場所に収まった。
それに関してはエキスパート…と言うと少し語弊があるが、元々は「メイドさん」なんだからその機能は充実している。
そして俺が黙って眺めていると、キッチンを片付けた柊一はそのままリビングの方に行ってしまった。
興味津々に後をついて行くと、柊一はおもむろにその場を片付け始める。
「もしかして、これから部屋の掃除をする気?」
「なンだ、問題あるか?」
「大問題だよ!」
「どの辺が?」
「だって、ウルサイじゃんか!」
「そんなに壁が薄いのか?」
「壁は別にそれほど薄かないけど、俺がウルサイじゃん」
「………そうか。じゃあ、静かにやるから」
「そーじゃなくて、そんなことは明日俺が出掛けてからやればいいよ、今日はもうそこのソファででも寝ていいから」
「寝る?」
「だって俺と一緒じゃイヤだろ? だから部屋も別の方がイイと思うし。今度の休みにでも柊一サン専用のベッドを購入してくるから、それまではリビングのソファベッド利用で……いいでしょ?」
「俺は寝ないが……?」
「はい?」
当惑したような顔で、柊一は俺を見る。
「もしかして、オマエはマリオネットの事をなんにも知らないのか?」
「なんにもってワケじゃないケド……。仕方ないじゃん、買ったのは初めてなんだから」
「マリオネットは人工生命体だから、人間とは違う。基本的に食事の必要はないし、睡眠もしない」
「でも先刻は野菜ジュース飲んだじゃん」
「それはオマエが勧めたからだ」
「だって、食べらンないっつったじゃん!」
「体内電池の寿命は半永久的だから、基本的に外部からエネルギーを摂取する必要はない。初期不良や万一のハングアップ時はメーカー保証で電池交換が可能だ」
「なんで食べられないのに飲めるのさ?」
「性交時に飲ませたいからだろ」
サラッと答えられてビックリしたけど、確かにそう言われてみればその通りだ。
「納得したか?」
「あんまり」
「どの辺が?」
「頭じゃ解るけど。どうもその~、気分的に納得出来ないンだよね」
俺は拗ねたガキみたいに口唇を尖らせて、不満たらたらの口調で不平を述べる。
すると、柊一はなんだかちょっと「おかあさん」みたいな顔で困ったように笑った。
「それじゃあ仕方がない、夜はご指定通りそこのソファで省エネルギーモードにしておくよ」
「寝るって言えよ………」
容姿も行動もここまで「人間らしい」モノを相手しているのに、そういう表現をされると調子が狂うって言うか。
俺は不満を拭いきれない顔をして見せたが、自分を「モノ」と自覚している柊一には理解出来ないらしい。
「横にならないから、寝るとは言えないだろ?」
「電車ン中で座ってるヤツだって、目を閉じてりゃ寝てると思われるんだから、寝るなの!」
三歩下がって、モノスゴ~ク冷静に考えると「マリオネット=モノ」相手に意固地になってる自分がアホみたいなんだけど、俺はナゼか全然譲れない気分で言い張った。
「どっちにしろ、横にはならないからベッドなんかいらない」
「じゃあ、ひと晩中そこに座ってるつもり?」
「動くなと言うんだから、他に仕方がないだろう?」
「だから、横たわればいいじゃないか」
「いちいち横たわる方が、起きあがる動作の分だけ無駄じゃないか」
確かに言われる通りだし、眠らない上に根本が合理的に出来ているマリオネットにしてみれば、無意味極まりない行為に他ならないだろう。
でも子供みたいに言い張ってるな…って思いつつも、どうしても「折れる」気になれない。
そして(俺は柊一に「御主人」と認められていないけど、それでも曲がりなりにも俺は人間で柊一はマリオネットだから)こんな風な「お願い」じゃなくてもっと断定的な「命令」をすれば柊一は従うかもしれない。
しかしどうしても、それだけはしたくなかった。
マツヲさん辺りに言わせれば、「マリオネットに折れてどーすんじゃ!」って事になるかも…だけど。
あまりにも柊一が「人間らし」すぎて、俺はどうしても「彼」を対等に感じてしまうのだ。
「夜、便所に行く時とかなにげに視界に入ったら、結構ホラーな感じがしそうだし」
モノスゴクなんか言い訳がましい上に、ますますなんだか子供みたいな台詞になってきたけど、もう他になんにも言葉が出てこなくて俺はジイッと柊一の顔を見つめた。
「解ったよ。ご所望通り寝るよ」
ふう~っとでっかい溜息を吐いて、柊一は諦めたみたいに頷いてみせる。
「よろしくお願いします」
「やれやれ、全く変わり者だなオマエは」
そういって、柊一は声を出して笑った。
なんとか己の我を通したけれど、会話が終わってみるとなんでこんな事にムキになったんだろう? とか、今更思ったりする。
つーか、なんか今の会話で完全に立場逆になった…………?
もっとも隣に柊一がいる事を除けば、これはいつも通りの俺の「日常」に過ぎない。
俺は子供の頃から「片付け」が大嫌いだった。
今時流行りの「注意欠陥障害」とかいうちゃんとした病気…ではなくて、単にモノスゴク怠惰なだけだ。
つまりやろうと思えば片付けられない訳ではないが、日常それをするのが「面倒くさい」と感じているだけなんである。
つまらない事に関してはとことんナマケモノだが、逆に言えば、夢中になれる事…つまりやってて「面白い」事はどんどん積極的にやれるのだ。
美味しいモノは大好きだから、料理もちっとも苦じゃなくて、食事は出来る限り自分で用意して食う事にしている。
だけど食い終わったモノを「片付ける」のは大嫌いで、皿一枚流し台に運ぶのも億劫に感じてしまう。
そういう性質だから、それこそ食事の終わった食器の表面がカピカピになるまで放置しているのはザラだし、カピカピになった食器を洗うのがまた余計に面倒で水桶につけたまま放置…なんてのもいつもの事だ。
それこそ使える食器がまったく無くなって、仕方がないからようやく洗うを繰り返しているが、そんなに食器持ちってワケでもないから、さすがに水桶につけた食器にカビが生えた事はない。
そこにいる柊一があんまりおとなしいので、俺は柊一の存在を半ば忘れていて、いつもと同じように見るともなくテレビを眺めていた。
と、不意に、筋張っているけど白くて形の良い手が視界を横切っていく。
「ん?」
カラになった皿が目の前から撤去され、振り返ると柊一が洗い場に立って後片付けをしている。
「なにしてんの?」
後から考えると実にマヌケな質問をしたモンだと思うが、その時の俺は全くの素で、そんなアホな問い掛けをした。
すると振り返った柊一が、ごく自然に笑った。
「この為に俺を購入したんだろう?」
柊一が俺に向けた屈託のない笑みは、まるで少年のように無垢で、綺麗だった。
本当にコレが、造り物なんだろうか?
つーか、マリオネットって本当にこんなにも「人間に酷似」しているモノなのか?
だとしたら、(本人に向かってそれを認めるつもりは更々無いが)マツヲさんの「ダマされたと思って一度実物を体験してみろ! 世界が変わるって!」という言葉は、全く的を射た助言だったと言えよう。
「なんだ?」
「いや、あの……。ホントにやって貰えると思ってなかったっつーか……」
「迷惑か?」
「まさか!」
「なら、別に問題ないだろう」
「でも………、それでいいの?」
「マリオネットに都合を聞くなよ」
もう一度こちらに振り返った柊一は、先程とは全く違う呆れ顔で笑っている。
「別に、都合を聞いたワケじゃないケド!」
そんな顔をされては、ますますなんだか俺がバカみたいじゃないか。
とはいえ、流し台の中(実は数日前からたまっていた食器もあった!)は見る間にスッキリと洗い上げられて、それが洗い上げカゴに放置される事もなく、全てがあるべき場所に収まった。
それに関してはエキスパート…と言うと少し語弊があるが、元々は「メイドさん」なんだからその機能は充実している。
そして俺が黙って眺めていると、キッチンを片付けた柊一はそのままリビングの方に行ってしまった。
興味津々に後をついて行くと、柊一はおもむろにその場を片付け始める。
「もしかして、これから部屋の掃除をする気?」
「なンだ、問題あるか?」
「大問題だよ!」
「どの辺が?」
「だって、ウルサイじゃんか!」
「そんなに壁が薄いのか?」
「壁は別にそれほど薄かないけど、俺がウルサイじゃん」
「………そうか。じゃあ、静かにやるから」
「そーじゃなくて、そんなことは明日俺が出掛けてからやればいいよ、今日はもうそこのソファででも寝ていいから」
「寝る?」
「だって俺と一緒じゃイヤだろ? だから部屋も別の方がイイと思うし。今度の休みにでも柊一サン専用のベッドを購入してくるから、それまではリビングのソファベッド利用で……いいでしょ?」
「俺は寝ないが……?」
「はい?」
当惑したような顔で、柊一は俺を見る。
「もしかして、オマエはマリオネットの事をなんにも知らないのか?」
「なんにもってワケじゃないケド……。仕方ないじゃん、買ったのは初めてなんだから」
「マリオネットは人工生命体だから、人間とは違う。基本的に食事の必要はないし、睡眠もしない」
「でも先刻は野菜ジュース飲んだじゃん」
「それはオマエが勧めたからだ」
「だって、食べらンないっつったじゃん!」
「体内電池の寿命は半永久的だから、基本的に外部からエネルギーを摂取する必要はない。初期不良や万一のハングアップ時はメーカー保証で電池交換が可能だ」
「なんで食べられないのに飲めるのさ?」
「性交時に飲ませたいからだろ」
サラッと答えられてビックリしたけど、確かにそう言われてみればその通りだ。
「納得したか?」
「あんまり」
「どの辺が?」
「頭じゃ解るけど。どうもその~、気分的に納得出来ないンだよね」
俺は拗ねたガキみたいに口唇を尖らせて、不満たらたらの口調で不平を述べる。
すると、柊一はなんだかちょっと「おかあさん」みたいな顔で困ったように笑った。
「それじゃあ仕方がない、夜はご指定通りそこのソファで省エネルギーモードにしておくよ」
「寝るって言えよ………」
容姿も行動もここまで「人間らしい」モノを相手しているのに、そういう表現をされると調子が狂うって言うか。
俺は不満を拭いきれない顔をして見せたが、自分を「モノ」と自覚している柊一には理解出来ないらしい。
「横にならないから、寝るとは言えないだろ?」
「電車ン中で座ってるヤツだって、目を閉じてりゃ寝てると思われるんだから、寝るなの!」
三歩下がって、モノスゴ~ク冷静に考えると「マリオネット=モノ」相手に意固地になってる自分がアホみたいなんだけど、俺はナゼか全然譲れない気分で言い張った。
「どっちにしろ、横にはならないからベッドなんかいらない」
「じゃあ、ひと晩中そこに座ってるつもり?」
「動くなと言うんだから、他に仕方がないだろう?」
「だから、横たわればいいじゃないか」
「いちいち横たわる方が、起きあがる動作の分だけ無駄じゃないか」
確かに言われる通りだし、眠らない上に根本が合理的に出来ているマリオネットにしてみれば、無意味極まりない行為に他ならないだろう。
でも子供みたいに言い張ってるな…って思いつつも、どうしても「折れる」気になれない。
そして(俺は柊一に「御主人」と認められていないけど、それでも曲がりなりにも俺は人間で柊一はマリオネットだから)こんな風な「お願い」じゃなくてもっと断定的な「命令」をすれば柊一は従うかもしれない。
しかしどうしても、それだけはしたくなかった。
マツヲさん辺りに言わせれば、「マリオネットに折れてどーすんじゃ!」って事になるかも…だけど。
あまりにも柊一が「人間らし」すぎて、俺はどうしても「彼」を対等に感じてしまうのだ。
「夜、便所に行く時とかなにげに視界に入ったら、結構ホラーな感じがしそうだし」
モノスゴクなんか言い訳がましい上に、ますますなんだか子供みたいな台詞になってきたけど、もう他になんにも言葉が出てこなくて俺はジイッと柊一の顔を見つめた。
「解ったよ。ご所望通り寝るよ」
ふう~っとでっかい溜息を吐いて、柊一は諦めたみたいに頷いてみせる。
「よろしくお願いします」
「やれやれ、全く変わり者だなオマエは」
そういって、柊一は声を出して笑った。
なんとか己の我を通したけれど、会話が終わってみるとなんでこんな事にムキになったんだろう? とか、今更思ったりする。
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