445 / 493
シアンの婚約者編
婚約者の候補って その3
しおりを挟む
フレイミーは食事をしながら、仲間達と会話で盛り上がっていて、なかなか楽しそうだ。
ちなみにシアンの親衛隊達は、シアンの後ろで車座になって飯を食っている。
シアンはというと……。
「突然、すまなかったな」
粗方食事を済ませたようで、こっそりとフレイミーの傍から抜け出して、ヨウミと反対側の俺の隣に座った。
シアンがいなくなったのに気づかないくらい、フレイミーは仲間達と話をはずませている。
「飯代を自分で払ってくれりゃ、ご覧の通り場所には困ることないし、特に迷惑とも思っちゃいねぇよ」
「そう言ってくれると、こっちも気が楽になる。有り難う」
初対面で馴れ馴れしいのは腹が立つ。
が、距離感が縮まった相手から畏まられるのも、あまりいい気分はしない。
こっちまで堅苦しい態度を取らなきゃならんような気がしてな。
「ところで、花嫁候補って言うならまだ分かるんだが、婚約相手の候補ってどういうことよ?」
「うん、あたしもそれ、聞きたかった」
「あぁ、それについては詳しく説明しなきゃならないと思っていた」
何か事情があるようだ。
「我が王家はこの国において、覇権争いで勝ち残った一族、という話は……」
「あぁ。何度か聞いたような気がする」
日本大王国。
そう名乗る前には、実力者同士の争いがあったとか。
政権争いみたいなイメージを持ってるが、実際はどうなのかは分からない。
が、血で血を洗う争いがずっと展開されていたんだろう。
「我が一族も覇権争いに加わった一つ。だが、支えてくれた者達もいた。そのおかげで、こんなにも長きにわたる争いの中で勝ち抜き、生き残り、そしてこの国を統べることができた。その支援者達を厚遇し、貴族という地位にいる、というわけだ」
「確か、フレイミーを紹介する時、十二貴族、とか言ってたわよね」
「あぁ。その十二の貴族のそれぞれの始祖が彼ら、ということだ」
王家ともども、そんな長い歴史を持つ十二の一族、ってことか。
「財に富む者、多くの人材を有する者、広い土地を納める者、能力に長けた者と、様々な面で優れた者達に支えられ、こうして国民達の生活を守っている、というわけだな」
「で……花嫁候補ってんなら何となく分かるんだが、婚約者候補ってどういうことよ?」
「花嫁候補って言うと、どうしてもこう……悪い印象しか浮かばんのでな。何人も花嫁候補がいる、なんて聞いたら、女たらしのように聞こえないか?」
まぁ……うん。
否定はしない。
「花嫁から婚約者に言葉を変えただけではあるが、花嫁候補って言うとどうしてもな……。花婿候補、というのも同様だが、異性を目の前にずらっと並べて、その中で一番いいのを選ぶ、というのは……何となく傲慢な感じがするんだよ」
カタログで一覧を見て、一番良さそうなのを選ぶ感じか?
たしかに、生涯の伴侶を選ぶのって、そういうのとは違うだろうし、そんな相手を物扱いみたいにしてるような気がしないでもない。
ふむ。
「花嫁候補から外された者の立場も考えるとな。婚約者なら、花嫁の立場よりは、と思ったりするのだが……どうだろう?」
「どうだろう? ……ってお前なぁ……」
俺に意見を求めるな。
「まぁ、シアンの主義主張はおいといとさ、フレイミーさんはその筆頭って訳?」
「ん? あぁ。まぁそんなところでな。で、私の普段の付き合いのある者達とも良き友としての縁を築いてもらいたい、とな」
「俺より仲間達の方がいい関係持ちそうな気がしないでもないんだがな」
まぁ俺はそれでもいいけどさ。
「……アラタを蔑ろにしてるような気がしないでもないんだけど……あたしにはそれがちょっとなぁ……」
ヨウミが不満そうに頬を膨らませた。
変なプライド持つと、何でもないことでも恥をかかせられた、なんて事態も起きることもあるんだがな。
「いいんじゃねぇの? 仮にこのまま順調に進んで結婚したとしても、彼女と俺に特別な関係になるなんてことは有り得ねぇしな。ならこんな疎遠な関係だって、何の文句もねぇよ」
「でも……なんか、みんなと仲良すぎない?」
「交友関係が広がるのは悪くはないことだと思う。つくづくここに来てよかったと思うよ。本当に感謝する、アラタ」
感極まったのか、俺の肩をポンと叩く。
意外と力あるんだな。
けど俺はそれが、あんまり気に食わない。
「おい、余計な事すんなよ。体の調子が崩れそうな気がして嫌なんだよ」
「あ、済まない。うれしくてつい」
人から触られるとき、予想外の強さで体に干渉されるのは好きじゃない。
何か、必要以上の耐久力を無理やりあげなきゃならんような気がしてな。
ただ触る程度なら気にしなくはないが……。
「ま、気を付けてくれりゃこっちだって気には士ねぇよ」
「う、うむ。気を付けよう」
仲間らはフレイムと楽しく会話している。
が、おしゃべりばかりしてるわけではなくて、食事しながらだから料理の皿も空が大分増えてきた。
中央のおにぎりも食べ始めてる奴もいる。
だが、なんか……フレイムの様子が……。
「ねぇ、アラタ」
「ん?」
「彼女、時々アラタの方、睨んでるわよね。気付いてた?」
ヨウミに言われるまでもない。
俺がシアンに、不快な感情を見せた後から、そんな気配がビンビンに感じ取れてる。
……そりゃ一国の王、国内の最高権力者にそんな嫌な顔を向けたら、その支持者は俺にはいい顔はしないだろう。
……と、この時はそう思ってた。
それだったら、口先だけでも「ごめんなさい」の一言を言えばそれで済む問題だったんだが……。
まさか、雪のほかに荒らしまで持ち込まれるとは、この時には夢にも思わなかった。
ちなみにシアンの親衛隊達は、シアンの後ろで車座になって飯を食っている。
シアンはというと……。
「突然、すまなかったな」
粗方食事を済ませたようで、こっそりとフレイミーの傍から抜け出して、ヨウミと反対側の俺の隣に座った。
シアンがいなくなったのに気づかないくらい、フレイミーは仲間達と話をはずませている。
「飯代を自分で払ってくれりゃ、ご覧の通り場所には困ることないし、特に迷惑とも思っちゃいねぇよ」
「そう言ってくれると、こっちも気が楽になる。有り難う」
初対面で馴れ馴れしいのは腹が立つ。
が、距離感が縮まった相手から畏まられるのも、あまりいい気分はしない。
こっちまで堅苦しい態度を取らなきゃならんような気がしてな。
「ところで、花嫁候補って言うならまだ分かるんだが、婚約相手の候補ってどういうことよ?」
「うん、あたしもそれ、聞きたかった」
「あぁ、それについては詳しく説明しなきゃならないと思っていた」
何か事情があるようだ。
「我が王家はこの国において、覇権争いで勝ち残った一族、という話は……」
「あぁ。何度か聞いたような気がする」
日本大王国。
そう名乗る前には、実力者同士の争いがあったとか。
政権争いみたいなイメージを持ってるが、実際はどうなのかは分からない。
が、血で血を洗う争いがずっと展開されていたんだろう。
「我が一族も覇権争いに加わった一つ。だが、支えてくれた者達もいた。そのおかげで、こんなにも長きにわたる争いの中で勝ち抜き、生き残り、そしてこの国を統べることができた。その支援者達を厚遇し、貴族という地位にいる、というわけだ」
「確か、フレイミーを紹介する時、十二貴族、とか言ってたわよね」
「あぁ。その十二の貴族のそれぞれの始祖が彼ら、ということだ」
王家ともども、そんな長い歴史を持つ十二の一族、ってことか。
「財に富む者、多くの人材を有する者、広い土地を納める者、能力に長けた者と、様々な面で優れた者達に支えられ、こうして国民達の生活を守っている、というわけだな」
「で……花嫁候補ってんなら何となく分かるんだが、婚約者候補ってどういうことよ?」
「花嫁候補って言うと、どうしてもこう……悪い印象しか浮かばんのでな。何人も花嫁候補がいる、なんて聞いたら、女たらしのように聞こえないか?」
まぁ……うん。
否定はしない。
「花嫁から婚約者に言葉を変えただけではあるが、花嫁候補って言うとどうしてもな……。花婿候補、というのも同様だが、異性を目の前にずらっと並べて、その中で一番いいのを選ぶ、というのは……何となく傲慢な感じがするんだよ」
カタログで一覧を見て、一番良さそうなのを選ぶ感じか?
たしかに、生涯の伴侶を選ぶのって、そういうのとは違うだろうし、そんな相手を物扱いみたいにしてるような気がしないでもない。
ふむ。
「花嫁候補から外された者の立場も考えるとな。婚約者なら、花嫁の立場よりは、と思ったりするのだが……どうだろう?」
「どうだろう? ……ってお前なぁ……」
俺に意見を求めるな。
「まぁ、シアンの主義主張はおいといとさ、フレイミーさんはその筆頭って訳?」
「ん? あぁ。まぁそんなところでな。で、私の普段の付き合いのある者達とも良き友としての縁を築いてもらいたい、とな」
「俺より仲間達の方がいい関係持ちそうな気がしないでもないんだがな」
まぁ俺はそれでもいいけどさ。
「……アラタを蔑ろにしてるような気がしないでもないんだけど……あたしにはそれがちょっとなぁ……」
ヨウミが不満そうに頬を膨らませた。
変なプライド持つと、何でもないことでも恥をかかせられた、なんて事態も起きることもあるんだがな。
「いいんじゃねぇの? 仮にこのまま順調に進んで結婚したとしても、彼女と俺に特別な関係になるなんてことは有り得ねぇしな。ならこんな疎遠な関係だって、何の文句もねぇよ」
「でも……なんか、みんなと仲良すぎない?」
「交友関係が広がるのは悪くはないことだと思う。つくづくここに来てよかったと思うよ。本当に感謝する、アラタ」
感極まったのか、俺の肩をポンと叩く。
意外と力あるんだな。
けど俺はそれが、あんまり気に食わない。
「おい、余計な事すんなよ。体の調子が崩れそうな気がして嫌なんだよ」
「あ、済まない。うれしくてつい」
人から触られるとき、予想外の強さで体に干渉されるのは好きじゃない。
何か、必要以上の耐久力を無理やりあげなきゃならんような気がしてな。
ただ触る程度なら気にしなくはないが……。
「ま、気を付けてくれりゃこっちだって気には士ねぇよ」
「う、うむ。気を付けよう」
仲間らはフレイムと楽しく会話している。
が、おしゃべりばかりしてるわけではなくて、食事しながらだから料理の皿も空が大分増えてきた。
中央のおにぎりも食べ始めてる奴もいる。
だが、なんか……フレイムの様子が……。
「ねぇ、アラタ」
「ん?」
「彼女、時々アラタの方、睨んでるわよね。気付いてた?」
ヨウミに言われるまでもない。
俺がシアンに、不快な感情を見せた後から、そんな気配がビンビンに感じ取れてる。
……そりゃ一国の王、国内の最高権力者にそんな嫌な顔を向けたら、その支持者は俺にはいい顔はしないだろう。
……と、この時はそう思ってた。
それだったら、口先だけでも「ごめんなさい」の一言を言えばそれで済む問題だったんだが……。
まさか、雪のほかに荒らしまで持ち込まれるとは、この時には夢にも思わなかった。
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
付与効果スキル職人の離島生活 ~超ブラックな職場環境から解放された俺は小さな島でドラゴン少女&もふもふ妖狐と一緒に工房を開く~
鈴木竜一
ファンタジー
傭兵を派遣する商会で十年以上武器づくりを担当するジャック。貴重な付与効果スキルを持つ彼は逃げ場のない環境で強制労働させられていたが、新しく商会の代表に就任した無能な二代目に難癖をつけられ、解雇を言い渡される。
だが、それは彼にとってまさに天使の囁きに等しかった。
実はジャックには前世の記憶がよみがえっており、自分の持つ付与効果スキルを存分に発揮してアイテムづくりに没頭しつつ、夢の異世界のんびり生活を叶えようとしていたからだ。
思わぬ形で念願叶い、自由の身となったジャックはひょんなことから小さな離島へと移住し、そこで工房を開くことに。ドラゴン少女やもふもふ妖狐や病弱令嬢やらと出会いつつ、夢だった平穏な物づくりライフを満喫していくのであった。
一方、ジャックの去った商会は経営が大きく傾き、その原因がジャックの持つ優秀な付与効果スキルにあると気づくのだった。
俺がいなくなったら商会の経営が傾いた?
……そう(無関心)
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!
にのまえ
ファンタジー
目が覚めたら、女性が土下座をしていた。
その女性に話を聞くと、自分を女神だと言った。そしてこの女神のミス(くしゃみ)で、俺、鈴村凛太郎(27)は勇者召喚に巻き込まれたらしい。
俺は女神のミスで巻き込まれで、勇者ではないとして勇者特有のスキルを持たないし、元の世界には帰れないようだ。
「……すみません」
巻き込みのお詫びとして、女神は異世界で生きていくためのスキルと、自分で選んだスキルをくれた。
これは趣味の食べ歩きを、異世界でするしかない、
俺、凛太郎の異世界での生活が始まった。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍2巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる