440 / 493
番外編 この世界で唯一前世の記憶を持つダークエルフ編
放浪中にて その2
しおりを挟む
ということで、あたしのお遊びは始まった。
もちろん行商人を襲撃して積み荷を略奪しようなんてハラはさらさらない。
行商人をちょいと脅かして、魔物がいると思われる場所から遠ざけてみようかなってね。
でもあたしの本命は、たくさんの冒険者達が退治しようとしてる魔物。
だから、気配を隠すアイテムの使用は、その本命に取り掛かる時だけ。
だって、行商人たちはあたしの命を付け狙うようなことまではしないから。
でも魔物は、退治しに来る冒険者達ばかりじゃなく、無関係な人間にもエルフにも襲いかかってくるからね。
その結果、さらに面倒なことになってしまった……。
「最近、行商人を襲う何者かが神出鬼没してるって話聞いたんだが、あんた、何か知らねぇか?」
行商人を襲った覚えはない。
魔物がいる周辺から追い払った覚えならある。
つまり、その襲撃犯はあたしじゃないし、他の誰かの仕業だろうなー。
そして、襲撃犯は神出鬼没という。
そんなことを言われても、襲撃犯の話は聞いたことがないあたしにはさっぱり心当たりはない。
「さあ? 他当たって。あたしはのんびり晩ご飯を食べたいの」
この時も、あたしは名前を覚える気はない村の酒場で晩ご飯を食べようと、ナイフとフォークを手にしていた時だった。
その瞬間、あたしの前のテーブルが、その冒険者の両の拳によって大きな音とともにわずかにゆがむ。
そして、あたしが食べようとしている料理の皿全てが一瞬浮いた。
当然皿の上の料理の一部が、テーブルの上にこぼれた。
「なぁ……。その襲撃を受けた商人たちのほとんどが、黒い肌したエルフがいたって話をしてるんだよ」
「顔近づけないでよ。これからご飯ってときに、臭い息吹きかけられたら食欲も何もあったもんじゃないわ。それに、こぼれた料理どうしてくれんのよ」
「テメェ! ふざけぐあっ!」
食事の前に暴れるのも暴れられるのも嫌なんだけど、この場合は仕方ないよね。
座ったまま片足を振り上げて、その冒険者の股間に一撃。
多分急所専用の防具とかつけてるはずだろうから、その形が変わらんばかりの力を込めて。
よく言うじゃない。
その気持ちを形に表せ、とか何とか。
この場合、形じゃなくて力になっちゃったけど。
でも、だからといって、テーブルの上にこぼれた料理が、皿の上に戻るわけでもなし。
いくら何も言えないくらい大人しくなられてもねぇ……。
「その行商人たちとやらは、そんな風に苦しみながら話してたの? もしそうならあたしじゃないわね。荷車も荷物もすべて無事のまま元気にその場から急いで立ち去る所しか見たことないから。もし普通に会話できてたのならお気の毒様。平然とした相手の話を聞いて、心当たりを問い詰めたら、こんなひどい目に遭ったってだけの話だから」
気分が悪い。
もう食事を楽しもうという気にはなれなくなった。
「ま、このままならあんたもここに何しに来たんだか分かんないままってことになるだろうから、この料理、全部あなたが食べていいわよ? あ、料金の支払いはまだだから、そっちの方もよろしくね」
心のうちは、とげとげしい気分、なんてかわいいもんじゃない。
けどそれは、あくまでも胸の内に秘めて。
態度は優雅に、この店に何の悪意もないように。
「あー……ちょっと、あんた……」
「マスター、騒がせて済まなかったわね。この人がお詫びに支払ってくれるって言うから。じゃ」
そして、何も気にしていないふうに装い、さっそうと店を出る。
それにしても……。
この半年、十日に一度くらいの間隔で外食を楽しんでるんだけど、そのうち、二回に一度、こんな風に邪魔される。
しかも、この時に絡んできたのは一人だけだったけど、五、六人から絡まれたり、冒険者チーム三つくらいから絡まれたりもされた。
安全なところに誘導してあげたんだから、そんなに目くじら立てる必要ないじゃないのよ。
※※※※※ ※※※※※
そんな食生活の中、またあの四人と出会ってしまった。
「やあ、久しぶりだね」
「探してたのよ。……珍しく冒険者はいないみたいね」
「一般職の人達だけしかいない酒場ってのも珍しいわよね」
えーと、サルトとレナードとショーンとチャール、だっけ?
……って、こいつらも食事の邪魔しに来たのかしら?
「マスター、すまん、俺らもこのエルフと同じメニュー頼む。四人分なー。……実は、重要な話があるんだが」
久しぶりに出会って早々、深刻そうな顔をしてこられてもね。
しかも、当たり前のように同席されてもさぁ……。
「マッキーさん。君、賞金首になってるよ」
「え?」
話が突然すぎる。
賞金首?
「商人ギルドから賞金がかかった。なるべく怪我をさせずに連行すること。謝礼は二十万円」
……どう判断したらいいのかしら?
て言うか、何であたしの首に賞金がかかってるのよ。
「行商人を襲ったとか何とかって話、あちこちで広まってるのよね」
「ダークエルフがこっちに向けて弓を構えて、みたいな話な」
そこは間違っちゃいないけど。
「けどな、死傷者がいないんだ。なのに賞金首ってどういうことだ? って不思議がる奴もいるし、依頼よりも安全で実入りもいいっつーことで、意気盛んになってる奴もいる」
「あたし達は、そんなの、まともに取り組むつもりもないし、会ったとしてもそのことを伝えるくらいしかしないけどね」
たしかに敵対する気はなさそうだけども。
でも、まさかそんなことになるとはねぇ。
「ついでに飯時だから、一緒に飯食えたらいいなーって。ほら、マッキーも綺麗な顔立ちだから、夕げが華やかでいい感じに……」
「レナード……あんたねぇ……」
茶番かなぁ。
そんなに気を張らずに、気楽に睡眠薬か何かを料理の中に放り込むことだってできなくもないんだろうけど。
今のところ、そんな怪しい素振りはない。
警戒はしとこうかな。
「あっそ。でもあたしは一人でご飯食べたいの。もし一緒に食べるつもりでいるなら、下心あり、と疑われても仕方がない状況よ? 賞金首になってるって情報は初耳だから、有り難く受け取っとくけど」
「いや、疑われても仕方がないとは思うけど、何かしようって気は全くないから」
「一人で食べたいの。なのに押しかけられた方の立場になってみなさいよ。何か怪しいって思われても仕方がないわよ? それに、あなた達と一緒じゃなくても、こうして元気でいられるもの。あなた達が来なかったら、こないだであった時のことを思い出すこともなかったわ」
一人がいいの。
というか、一人じゃなきゃいけないの。
光の弓矢を使った後の隙をつけ狙う目的なら、賞金目当てよりもヤバくなる。
「飯を一緒に食うだけだよ。何かしようなんて……」
「賞金首の情報を提供して恩を着せようと?」
「そんな了見の狭いような事言わないよ」
「じゃあ、付きまとわれて迷惑、と言った方が分かってもらえやすいかしら?」
その情報の話云々がなかったなら……いや、あっても、本当にしつこい。
そもそも冒険者なら誰しも、我が身可愛さってもんがあるんでしょうに。
我が身よりもあたしのことを大切にしてくれる人を探してるのに、外れくじを押し付けられても……迷惑としか言いようがないわよ。
「……分かった。みんな、テーブル移動しようぜ。とにかくマッキーさん。君を捕まえようとする連中が次第に増えてるってことは念頭に置いといて。じゃ、縁があったらまたいずれ」
「お気遣いありがと。あぁそうそう。ほとんどの料理に手を付けてないから、みんなでどうぞ?」
万が一のことを考えて、これは口にしない方がいいわよね。
いつの間にか薬を盛られたかも分からないから。
「え? これから晩ご飯ってところじゃないの?」
「……あたしが知らなかった、あたしに賞金がかかってるって情報を持ってきてくれたお礼よ。もっともそれじゃあまりに足りないから、そちらの食事代も引き受けるつもりでいるんだけど?」
「いや、いやいやいや、そこまでされる義理はないよ。でもそれに手を付けずに出るって……」
おかしいと思われたかな?
でも問題ない。
「賞金がかかってるって言うなら、一か所にのんびりと滞在するわけにはいかないでしょ。食べてる最中に誰かから襲われないとも限らないし」
「……それも……そうね」
「あ、ならみんな、テーブルの移動もしなくてもいいってことよね。じゃ、みなさん、ごゆっくり」
そそくさと立ち去るに限る
残された四人は、あたしをどう思ってるかは知らないけど、不自然なところはないわよね。
あたしの中では、信頼できる人ってば、御者のワッキャムさんくらい。
でも、もう二度と会うことはない人だけど。
にしても、まさか追われる身になるとはねぇ。
もちろん行商人を襲撃して積み荷を略奪しようなんてハラはさらさらない。
行商人をちょいと脅かして、魔物がいると思われる場所から遠ざけてみようかなってね。
でもあたしの本命は、たくさんの冒険者達が退治しようとしてる魔物。
だから、気配を隠すアイテムの使用は、その本命に取り掛かる時だけ。
だって、行商人たちはあたしの命を付け狙うようなことまではしないから。
でも魔物は、退治しに来る冒険者達ばかりじゃなく、無関係な人間にもエルフにも襲いかかってくるからね。
その結果、さらに面倒なことになってしまった……。
「最近、行商人を襲う何者かが神出鬼没してるって話聞いたんだが、あんた、何か知らねぇか?」
行商人を襲った覚えはない。
魔物がいる周辺から追い払った覚えならある。
つまり、その襲撃犯はあたしじゃないし、他の誰かの仕業だろうなー。
そして、襲撃犯は神出鬼没という。
そんなことを言われても、襲撃犯の話は聞いたことがないあたしにはさっぱり心当たりはない。
「さあ? 他当たって。あたしはのんびり晩ご飯を食べたいの」
この時も、あたしは名前を覚える気はない村の酒場で晩ご飯を食べようと、ナイフとフォークを手にしていた時だった。
その瞬間、あたしの前のテーブルが、その冒険者の両の拳によって大きな音とともにわずかにゆがむ。
そして、あたしが食べようとしている料理の皿全てが一瞬浮いた。
当然皿の上の料理の一部が、テーブルの上にこぼれた。
「なぁ……。その襲撃を受けた商人たちのほとんどが、黒い肌したエルフがいたって話をしてるんだよ」
「顔近づけないでよ。これからご飯ってときに、臭い息吹きかけられたら食欲も何もあったもんじゃないわ。それに、こぼれた料理どうしてくれんのよ」
「テメェ! ふざけぐあっ!」
食事の前に暴れるのも暴れられるのも嫌なんだけど、この場合は仕方ないよね。
座ったまま片足を振り上げて、その冒険者の股間に一撃。
多分急所専用の防具とかつけてるはずだろうから、その形が変わらんばかりの力を込めて。
よく言うじゃない。
その気持ちを形に表せ、とか何とか。
この場合、形じゃなくて力になっちゃったけど。
でも、だからといって、テーブルの上にこぼれた料理が、皿の上に戻るわけでもなし。
いくら何も言えないくらい大人しくなられてもねぇ……。
「その行商人たちとやらは、そんな風に苦しみながら話してたの? もしそうならあたしじゃないわね。荷車も荷物もすべて無事のまま元気にその場から急いで立ち去る所しか見たことないから。もし普通に会話できてたのならお気の毒様。平然とした相手の話を聞いて、心当たりを問い詰めたら、こんなひどい目に遭ったってだけの話だから」
気分が悪い。
もう食事を楽しもうという気にはなれなくなった。
「ま、このままならあんたもここに何しに来たんだか分かんないままってことになるだろうから、この料理、全部あなたが食べていいわよ? あ、料金の支払いはまだだから、そっちの方もよろしくね」
心のうちは、とげとげしい気分、なんてかわいいもんじゃない。
けどそれは、あくまでも胸の内に秘めて。
態度は優雅に、この店に何の悪意もないように。
「あー……ちょっと、あんた……」
「マスター、騒がせて済まなかったわね。この人がお詫びに支払ってくれるって言うから。じゃ」
そして、何も気にしていないふうに装い、さっそうと店を出る。
それにしても……。
この半年、十日に一度くらいの間隔で外食を楽しんでるんだけど、そのうち、二回に一度、こんな風に邪魔される。
しかも、この時に絡んできたのは一人だけだったけど、五、六人から絡まれたり、冒険者チーム三つくらいから絡まれたりもされた。
安全なところに誘導してあげたんだから、そんなに目くじら立てる必要ないじゃないのよ。
※※※※※ ※※※※※
そんな食生活の中、またあの四人と出会ってしまった。
「やあ、久しぶりだね」
「探してたのよ。……珍しく冒険者はいないみたいね」
「一般職の人達だけしかいない酒場ってのも珍しいわよね」
えーと、サルトとレナードとショーンとチャール、だっけ?
……って、こいつらも食事の邪魔しに来たのかしら?
「マスター、すまん、俺らもこのエルフと同じメニュー頼む。四人分なー。……実は、重要な話があるんだが」
久しぶりに出会って早々、深刻そうな顔をしてこられてもね。
しかも、当たり前のように同席されてもさぁ……。
「マッキーさん。君、賞金首になってるよ」
「え?」
話が突然すぎる。
賞金首?
「商人ギルドから賞金がかかった。なるべく怪我をさせずに連行すること。謝礼は二十万円」
……どう判断したらいいのかしら?
て言うか、何であたしの首に賞金がかかってるのよ。
「行商人を襲ったとか何とかって話、あちこちで広まってるのよね」
「ダークエルフがこっちに向けて弓を構えて、みたいな話な」
そこは間違っちゃいないけど。
「けどな、死傷者がいないんだ。なのに賞金首ってどういうことだ? って不思議がる奴もいるし、依頼よりも安全で実入りもいいっつーことで、意気盛んになってる奴もいる」
「あたし達は、そんなの、まともに取り組むつもりもないし、会ったとしてもそのことを伝えるくらいしかしないけどね」
たしかに敵対する気はなさそうだけども。
でも、まさかそんなことになるとはねぇ。
「ついでに飯時だから、一緒に飯食えたらいいなーって。ほら、マッキーも綺麗な顔立ちだから、夕げが華やかでいい感じに……」
「レナード……あんたねぇ……」
茶番かなぁ。
そんなに気を張らずに、気楽に睡眠薬か何かを料理の中に放り込むことだってできなくもないんだろうけど。
今のところ、そんな怪しい素振りはない。
警戒はしとこうかな。
「あっそ。でもあたしは一人でご飯食べたいの。もし一緒に食べるつもりでいるなら、下心あり、と疑われても仕方がない状況よ? 賞金首になってるって情報は初耳だから、有り難く受け取っとくけど」
「いや、疑われても仕方がないとは思うけど、何かしようって気は全くないから」
「一人で食べたいの。なのに押しかけられた方の立場になってみなさいよ。何か怪しいって思われても仕方がないわよ? それに、あなた達と一緒じゃなくても、こうして元気でいられるもの。あなた達が来なかったら、こないだであった時のことを思い出すこともなかったわ」
一人がいいの。
というか、一人じゃなきゃいけないの。
光の弓矢を使った後の隙をつけ狙う目的なら、賞金目当てよりもヤバくなる。
「飯を一緒に食うだけだよ。何かしようなんて……」
「賞金首の情報を提供して恩を着せようと?」
「そんな了見の狭いような事言わないよ」
「じゃあ、付きまとわれて迷惑、と言った方が分かってもらえやすいかしら?」
その情報の話云々がなかったなら……いや、あっても、本当にしつこい。
そもそも冒険者なら誰しも、我が身可愛さってもんがあるんでしょうに。
我が身よりもあたしのことを大切にしてくれる人を探してるのに、外れくじを押し付けられても……迷惑としか言いようがないわよ。
「……分かった。みんな、テーブル移動しようぜ。とにかくマッキーさん。君を捕まえようとする連中が次第に増えてるってことは念頭に置いといて。じゃ、縁があったらまたいずれ」
「お気遣いありがと。あぁそうそう。ほとんどの料理に手を付けてないから、みんなでどうぞ?」
万が一のことを考えて、これは口にしない方がいいわよね。
いつの間にか薬を盛られたかも分からないから。
「え? これから晩ご飯ってところじゃないの?」
「……あたしが知らなかった、あたしに賞金がかかってるって情報を持ってきてくれたお礼よ。もっともそれじゃあまりに足りないから、そちらの食事代も引き受けるつもりでいるんだけど?」
「いや、いやいやいや、そこまでされる義理はないよ。でもそれに手を付けずに出るって……」
おかしいと思われたかな?
でも問題ない。
「賞金がかかってるって言うなら、一か所にのんびりと滞在するわけにはいかないでしょ。食べてる最中に誰かから襲われないとも限らないし」
「……それも……そうね」
「あ、ならみんな、テーブルの移動もしなくてもいいってことよね。じゃ、みなさん、ごゆっくり」
そそくさと立ち去るに限る
残された四人は、あたしをどう思ってるかは知らないけど、不自然なところはないわよね。
あたしの中では、信頼できる人ってば、御者のワッキャムさんくらい。
でも、もう二度と会うことはない人だけど。
にしても、まさか追われる身になるとはねぇ。
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
付与効果スキル職人の離島生活 ~超ブラックな職場環境から解放された俺は小さな島でドラゴン少女&もふもふ妖狐と一緒に工房を開く~
鈴木竜一
ファンタジー
傭兵を派遣する商会で十年以上武器づくりを担当するジャック。貴重な付与効果スキルを持つ彼は逃げ場のない環境で強制労働させられていたが、新しく商会の代表に就任した無能な二代目に難癖をつけられ、解雇を言い渡される。
だが、それは彼にとってまさに天使の囁きに等しかった。
実はジャックには前世の記憶がよみがえっており、自分の持つ付与効果スキルを存分に発揮してアイテムづくりに没頭しつつ、夢の異世界のんびり生活を叶えようとしていたからだ。
思わぬ形で念願叶い、自由の身となったジャックはひょんなことから小さな離島へと移住し、そこで工房を開くことに。ドラゴン少女やもふもふ妖狐や病弱令嬢やらと出会いつつ、夢だった平穏な物づくりライフを満喫していくのであった。
一方、ジャックの去った商会は経営が大きく傾き、その原因がジャックの持つ優秀な付与効果スキルにあると気づくのだった。
俺がいなくなったら商会の経営が傾いた?
……そう(無関心)
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!
にのまえ
ファンタジー
目が覚めたら、女性が土下座をしていた。
その女性に話を聞くと、自分を女神だと言った。そしてこの女神のミス(くしゃみ)で、俺、鈴村凛太郎(27)は勇者召喚に巻き込まれたらしい。
俺は女神のミスで巻き込まれで、勇者ではないとして勇者特有のスキルを持たないし、元の世界には帰れないようだ。
「……すみません」
巻き込みのお詫びとして、女神は異世界で生きていくためのスキルと、自分で選んだスキルをくれた。
これは趣味の食べ歩きを、異世界でするしかない、
俺、凛太郎の異世界での生活が始まった。
美女エルフの異世界道具屋で宝石職人してます
網野ホウ
ファンタジー
小説家になろうで先行投稿してます。
異世界から飛ばされてきた美しいエルフのセレナ=ミッフィール。彼女がその先で出会った人物は、石の力を見分けることが出来る宝石職人。
宝石職人でありながら法具店の店主の役職に就いている彼の力を借りて、一緒に故郷へ帰還できた彼女は彼と一緒に自分の店を思いつく。
セレナや冒険者である客達に振り回されながらも、その力を大いに発揮して宝石職人として活躍していく物語。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍2巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる