411 / 493
番外編 この世界で唯一前世の記憶を持つダークエルフ編
来世はエルフと言われたが、ダークエルフなんて聞いてねぇ! その4
しおりを挟む
その日も行動範囲に制限付きとはいえ、あたしたち子供にとってはいつもの毎日と変わらなかった。
みんなと森の中に行き、虫を捕まえたり追いかけっこをしたり、そして弓矢を使った遊びで盛り上がっていた。
けど、そこからは、あたしにとってはその後の生きる道が大きく変わるその第一歩を踏み出すこととなった。、
※※※※※ ※※※※※
「なあみんな。そろそろお腹減ってこない?」
「もうそろそろお昼かも」
「んじゃまずは一旦帰ろっか」
昼ご飯を食べると、またみんなで森で遊ぶ。
これもいつもと同じ行動。
けれどこの日はいつもと違った。
「あれ? リーモちゃんがいないな」
「どこに行ったのかしら?」
リーモはあたしと同い年の、普通のエルフの女の子。
あたしの家の隣に住んでいて家族同士で仲良かったせいか、あたしとリーモも特に仲が良かった。
なのに、いつの間にかどこかに行ったようだった。
「一人で先に帰るってことはないと思うから……」
「みんなで一緒に探そっか」
手分けして探すと、見つかるまでそんなに時間はかからない。
けど、見つけたことを仲間達に報せるまでに時間がかかる。
それはそれで面倒なので、一緒に遊んでいた、あたし含めて八人はまとまって、リーモを探すことにした。
今日遊んだところをくまなく探した。
一か所に留まることはなかったから、みんなが集まって森に入ってから……と、記憶をたどりながら移動して、みんなが散らばって遊んだところは特に念入りに探し回った。
森での活動はみんな得意。
けど、幹が太い樹木がたくさんある所は、当然死角も多い。
そんな場所を探すのは手間取った。
が、どこにもいない。
「なぁ……まさか、立ち入っちゃダメって言われた所に行ったんじゃ……」
「行ったとしても、普段だったら普通に遊んでた場所だよ? 迷子にはならないと思うけど」
「まさか……ドラゴンに食べられちゃったんじゃ……」
誰かのその言葉に、みんなが震えあがった。
でもそれは有り得ない。
「だったら、そのドラゴンがそばにいるって、だれにでもわかるよね?」
とあたしは思ったことを口にすると、みんなは「それもそうか」と納得してくれた。
けれど、くまなく探して見つからないのだとしたら、制限されている場所にも探しに行くしかない。
山に登る道はそこにはない。
が、崖がそびえ立っている場所ならある。
そこから登山は絶対無理。
けれど、倒れた樹木だったり巨大な岩だったり、そんな物が上からその場所に落ちてくることはある。
ちょっとした広場にもなっているから、そこもかけっこして遊べる絶好の場所。
けれど、制限されてからは来ることができなかった。
そんな場所は、森を抜けた先にある、という感じ。
そこを目指して森の中を進んだあたし達。
その途中であたしは、リーモがそこにいることを何となく感じ取った。
そのことをみんなに告げると、みんなは安心して、急いでその場所に向かった。
「あ、ホントだ。リーモがいるみたい。おーい、リーモ―。探したぞ……」
森を抜けた最初の子がそこまで言うと、突然立ち止まり、その場で固まってしまった。
「何やってんだよ。おま……え……」
二番目に森を抜けた子も、言葉が途中で止まって体も固まった。
そうして次々とその広場に出た子達は、言葉を失うと同時に何もできなくなってしまったように見えた。
最後にあたしがそこに出ると……そうなるのも仕方がなかった。
あたし達よりも崖に近い位置で、リーモが地面にへたり込み、高くそびえる崖の上を見ていた。
「ど……ドラ……ゴン……だ……」
崖の上ではドラゴンが仰向けになっている。
見たところ全身に傷を負っている。
山の更に高い所から落ちてきて、全身を強かに打ったようだった。
それでもドラゴンは首だけ起こして、リーモの方を睨んでいた。
「ひ……ひいっ!」
「に……逃げろっ!」
「た、助け……し、報せなきゃ!」
みんなはすぐに森の中に駆け込んだ。
けどあたしもリーモと同じく、怖くてそこから動けなかった。
「ま……マッキー……助けて……動けない……」
リーモはあたしの方を見た。
腰が抜けて立てないでいるようだった。
ドラゴンを倒すのは、大人でも無理。
たとえドラゴンが怪我で動けずにいても。
けれど子供のあたしには、ドラゴンの見た目で怖く感じても、友達を助けなきゃ、という気持ちも強いままだった。
前世の記憶があっても、怖いもの知らずの年齢。
(ドラゴンをたおしちゃえばいいんだ)
我ながらつくづく無茶な発想をしたものだ。
ところが、そこで一大事。
父さんに作ってもらった弓矢をなくしてしまっていた。
リーモを探すことに夢中で、いつの間にか腰に下げていた弓と矢をどこかに落としてしまったらしい。
リーモを見ると、彼女は弓を携えていた。
けど、弓矢は持ち主の体に合わせたもの。
あたしに使えるわけがない。
ただでさえ、弓矢の腕は誰よりも劣っていた。
なのに、なぜか、あたしは弓矢を構えることしか頭になかった。
ところがドラゴンが、傷だらけの体を起こした。
おそらく空腹と疲労が重なって、動くのも精一杯のはず。
それでも動いたのは、リーモとあたしを食べて、少しでも力を蓄えるつもりだったのだろう。
「ヒッ……」
リーモは怯えて、心も体も限界に近かった。
もちろんあたしもそうだった。
けど、あたしの握り拳が突然光る。
いつも必ず魔力が暴発すル、その前触れだ。
リーモはドラゴンを見て怯え、あたしは自分の拳を見て怯えていた。
暴発は、あたしへの被害はない。
けれど、意識もせずに突然魔力が手に集中して光り出すのは初めてのこと。
あたしの体に、こんな時に限って何かの変化が起きる。
誰かに縋りたくても、その相手がいない。
あたしの気持ちも極限に近かった。
けれど、そこから先はいつもと違った。
拳を包み込むような光は、李義理拳の左右に伸びた。
その光の形は、見覚えがある。
「ひ……、あ……これ……」
弓の形だ。
そう理解した瞬間、今度は、その光が握り拳の真ん中から前後に伸びる。
頭の中で、どこからか声が聞こえてきた。
「これでドラゴンを倒すには?」
と。
即座にあたしは頭の中で答える。
「く、くびをおとすっ! あたしたちをたべようとする、そのあたまをぜんぶおとすっ!」
発想が貧困な子供なだけある。
真っ先に思いついた答えも、物騒なことこの上ない。
けど、実際問題、その口がなければ食べられることはないし、頭と体を切り離せば、暴れようとしても体を動かせるはずもない。
あたしの手元の光は、弓の形は見慣れたものだが、矢じりは横に広がり、薄く平らになっている。
その幅は、ドラゴンの首の太さを越えていた。
まさかこんな矢を、と疑う気持ちもあったが、これがドラゴンの首を貫通したら、あたしもリーモも無事で済む。
それで助かると思ったら、そこからはもうためらいはなかった。
「ねらいをさだめて……」
ドラゴンの首の方向に対し、垂直になるように矢じりを合わせる。
光の矢を引っ張るのに、そんなに力を込める必要はなかった。
むしろ、引っ張る手ごたえはあまり感じられなかった。
それが逆に、矢が飛んでくれるかどうか不安にさせた。
それでも、普通に矢を射る要領で、光の矢を飛ばす。
ドラゴンの最期はあっけなかった。
狙い通りにドラゴンの首に当たり、貫通して、はるか先で光は消えた。
それと同時に、手元で光っていた光の弓も消えた。
矢がドラゴンの首を貫通した跡は断面となり、首は崖から落ちてきた。
幸い、リーモとあたしの衣類力離れたところに落ちて転がり、ドラゴンの血が地面に流れる。
その時あたしが感じたことは
初めて、矢が、目標に当たった。
という一点のみ。
そしてその瞬間、あたしは気を失った。
みんなと森の中に行き、虫を捕まえたり追いかけっこをしたり、そして弓矢を使った遊びで盛り上がっていた。
けど、そこからは、あたしにとってはその後の生きる道が大きく変わるその第一歩を踏み出すこととなった。、
※※※※※ ※※※※※
「なあみんな。そろそろお腹減ってこない?」
「もうそろそろお昼かも」
「んじゃまずは一旦帰ろっか」
昼ご飯を食べると、またみんなで森で遊ぶ。
これもいつもと同じ行動。
けれどこの日はいつもと違った。
「あれ? リーモちゃんがいないな」
「どこに行ったのかしら?」
リーモはあたしと同い年の、普通のエルフの女の子。
あたしの家の隣に住んでいて家族同士で仲良かったせいか、あたしとリーモも特に仲が良かった。
なのに、いつの間にかどこかに行ったようだった。
「一人で先に帰るってことはないと思うから……」
「みんなで一緒に探そっか」
手分けして探すと、見つかるまでそんなに時間はかからない。
けど、見つけたことを仲間達に報せるまでに時間がかかる。
それはそれで面倒なので、一緒に遊んでいた、あたし含めて八人はまとまって、リーモを探すことにした。
今日遊んだところをくまなく探した。
一か所に留まることはなかったから、みんなが集まって森に入ってから……と、記憶をたどりながら移動して、みんなが散らばって遊んだところは特に念入りに探し回った。
森での活動はみんな得意。
けど、幹が太い樹木がたくさんある所は、当然死角も多い。
そんな場所を探すのは手間取った。
が、どこにもいない。
「なぁ……まさか、立ち入っちゃダメって言われた所に行ったんじゃ……」
「行ったとしても、普段だったら普通に遊んでた場所だよ? 迷子にはならないと思うけど」
「まさか……ドラゴンに食べられちゃったんじゃ……」
誰かのその言葉に、みんなが震えあがった。
でもそれは有り得ない。
「だったら、そのドラゴンがそばにいるって、だれにでもわかるよね?」
とあたしは思ったことを口にすると、みんなは「それもそうか」と納得してくれた。
けれど、くまなく探して見つからないのだとしたら、制限されている場所にも探しに行くしかない。
山に登る道はそこにはない。
が、崖がそびえ立っている場所ならある。
そこから登山は絶対無理。
けれど、倒れた樹木だったり巨大な岩だったり、そんな物が上からその場所に落ちてくることはある。
ちょっとした広場にもなっているから、そこもかけっこして遊べる絶好の場所。
けれど、制限されてからは来ることができなかった。
そんな場所は、森を抜けた先にある、という感じ。
そこを目指して森の中を進んだあたし達。
その途中であたしは、リーモがそこにいることを何となく感じ取った。
そのことをみんなに告げると、みんなは安心して、急いでその場所に向かった。
「あ、ホントだ。リーモがいるみたい。おーい、リーモ―。探したぞ……」
森を抜けた最初の子がそこまで言うと、突然立ち止まり、その場で固まってしまった。
「何やってんだよ。おま……え……」
二番目に森を抜けた子も、言葉が途中で止まって体も固まった。
そうして次々とその広場に出た子達は、言葉を失うと同時に何もできなくなってしまったように見えた。
最後にあたしがそこに出ると……そうなるのも仕方がなかった。
あたし達よりも崖に近い位置で、リーモが地面にへたり込み、高くそびえる崖の上を見ていた。
「ど……ドラ……ゴン……だ……」
崖の上ではドラゴンが仰向けになっている。
見たところ全身に傷を負っている。
山の更に高い所から落ちてきて、全身を強かに打ったようだった。
それでもドラゴンは首だけ起こして、リーモの方を睨んでいた。
「ひ……ひいっ!」
「に……逃げろっ!」
「た、助け……し、報せなきゃ!」
みんなはすぐに森の中に駆け込んだ。
けどあたしもリーモと同じく、怖くてそこから動けなかった。
「ま……マッキー……助けて……動けない……」
リーモはあたしの方を見た。
腰が抜けて立てないでいるようだった。
ドラゴンを倒すのは、大人でも無理。
たとえドラゴンが怪我で動けずにいても。
けれど子供のあたしには、ドラゴンの見た目で怖く感じても、友達を助けなきゃ、という気持ちも強いままだった。
前世の記憶があっても、怖いもの知らずの年齢。
(ドラゴンをたおしちゃえばいいんだ)
我ながらつくづく無茶な発想をしたものだ。
ところが、そこで一大事。
父さんに作ってもらった弓矢をなくしてしまっていた。
リーモを探すことに夢中で、いつの間にか腰に下げていた弓と矢をどこかに落としてしまったらしい。
リーモを見ると、彼女は弓を携えていた。
けど、弓矢は持ち主の体に合わせたもの。
あたしに使えるわけがない。
ただでさえ、弓矢の腕は誰よりも劣っていた。
なのに、なぜか、あたしは弓矢を構えることしか頭になかった。
ところがドラゴンが、傷だらけの体を起こした。
おそらく空腹と疲労が重なって、動くのも精一杯のはず。
それでも動いたのは、リーモとあたしを食べて、少しでも力を蓄えるつもりだったのだろう。
「ヒッ……」
リーモは怯えて、心も体も限界に近かった。
もちろんあたしもそうだった。
けど、あたしの握り拳が突然光る。
いつも必ず魔力が暴発すル、その前触れだ。
リーモはドラゴンを見て怯え、あたしは自分の拳を見て怯えていた。
暴発は、あたしへの被害はない。
けれど、意識もせずに突然魔力が手に集中して光り出すのは初めてのこと。
あたしの体に、こんな時に限って何かの変化が起きる。
誰かに縋りたくても、その相手がいない。
あたしの気持ちも極限に近かった。
けれど、そこから先はいつもと違った。
拳を包み込むような光は、李義理拳の左右に伸びた。
その光の形は、見覚えがある。
「ひ……、あ……これ……」
弓の形だ。
そう理解した瞬間、今度は、その光が握り拳の真ん中から前後に伸びる。
頭の中で、どこからか声が聞こえてきた。
「これでドラゴンを倒すには?」
と。
即座にあたしは頭の中で答える。
「く、くびをおとすっ! あたしたちをたべようとする、そのあたまをぜんぶおとすっ!」
発想が貧困な子供なだけある。
真っ先に思いついた答えも、物騒なことこの上ない。
けど、実際問題、その口がなければ食べられることはないし、頭と体を切り離せば、暴れようとしても体を動かせるはずもない。
あたしの手元の光は、弓の形は見慣れたものだが、矢じりは横に広がり、薄く平らになっている。
その幅は、ドラゴンの首の太さを越えていた。
まさかこんな矢を、と疑う気持ちもあったが、これがドラゴンの首を貫通したら、あたしもリーモも無事で済む。
それで助かると思ったら、そこからはもうためらいはなかった。
「ねらいをさだめて……」
ドラゴンの首の方向に対し、垂直になるように矢じりを合わせる。
光の矢を引っ張るのに、そんなに力を込める必要はなかった。
むしろ、引っ張る手ごたえはあまり感じられなかった。
それが逆に、矢が飛んでくれるかどうか不安にさせた。
それでも、普通に矢を射る要領で、光の矢を飛ばす。
ドラゴンの最期はあっけなかった。
狙い通りにドラゴンの首に当たり、貫通して、はるか先で光は消えた。
それと同時に、手元で光っていた光の弓も消えた。
矢がドラゴンの首を貫通した跡は断面となり、首は崖から落ちてきた。
幸い、リーモとあたしの衣類力離れたところに落ちて転がり、ドラゴンの血が地面に流れる。
その時あたしが感じたことは
初めて、矢が、目標に当たった。
という一点のみ。
そしてその瞬間、あたしは気を失った。
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
皇国の守護神・青の一族 ~混族という蔑称で呼ばれる男から始まる伝説~
網野ホウ
ファンタジー
異世界で危機に陥ったある国にまつわる物語。
生まれながらにして嫌われ者となったギュールス=ボールド。
魔物の大軍と皇国の戦乱。冒険者となった彼もまた、その戦に駆り出される。
捨て石として扱われ続けるうちに、皇族の一人と戦場で知り合いいいように扱われていくが、戦功も上げ続けていく。
その大戦の行く末に彼に待ち受けたものは……。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
孤高のミグラトリー 〜正体不明の謎スキル《リーディング》で高レベルスキルを手に入れた狩人の少年は、意思を持つ変形武器と共に世界を巡る〜
びゃくし
ファンタジー
そこは神が実在するとされる世界。人類が危機に陥るたび神からの助けがあった。
神から人類に授けられた石版には魔物と戦う術が記され、瘴気獣と言う名の大敵が現れた時、天成器《意思持つ変形武器》が共に戦う力となった。
狩人の息子クライは禁忌の森の人類未踏域に迷い込む。灰色に染まった天成器を見つけ、その手を触れた瞬間……。
この物語は狩人クライが世界を旅して未知なるなにかに出会う物語。
使い手によって異なる複数の形態を有する『天成器』
必殺の威力をもつ切り札『闘技』
魔法に特定の軌道、特殊な特性を加え改良する『魔法因子』
そして、ステータスに表示される謎のスキル『リーディング』。
果たしてクライは変わりゆく世界にどう順応するのか。
お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!
にのまえ
ファンタジー
目が覚めたら、女性が土下座をしていた。
その女性に話を聞くと、自分を女神だと言った。そしてこの女神のミス(くしゃみ)で、俺、鈴村凛太郎(27)は勇者召喚に巻き込まれたらしい。
俺は女神のミスで巻き込まれで、勇者ではないとして勇者特有のスキルを持たないし、元の世界には帰れないようだ。
「……すみません」
巻き込みのお詫びとして、女神は異世界で生きていくためのスキルと、自分で選んだスキルをくれた。
これは趣味の食べ歩きを、異世界でするしかない、
俺、凛太郎の異世界での生活が始まった。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍2巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる