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番外編 この世界で唯一前世の記憶を持つダークエルフ編
前世と来世の間に
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目が覚めた。
どこかの部屋でもなく、地面の上でもない。
まっ平な床の上に仰向けになっていた。
ここがどこだか分からないほど真っ暗な場所。
ただ、高い高い位置から、一筋の光が照らされ、あたしの体を照らしていた。
「……えっと……ここ……」
ゆっくりと上体を起こした。
そこで気付く。
体が動く。
声も普通に出せる。
ただ、体は冷えたまま。
けどなぜか、寒いとは感じなかった。
『目が覚めたか』
突然聞こえてきた声は、おそらく光を照らしているその遥か高い場所からだと思う。
けど、近くにいるような。
でも遠くにいるのかもしれない。
男なのか女なのかも分からない。
「えっと……ここは……」
どこを向いても真っ暗闇。
しかし考えてみれば、ここがどこか分かったとしても、何をどうすればいいのか分からない。
多分暗闇のせいだろう。。
『ここは、生と死の間の部屋だ』
「え?」
セイトシ?
何それ?
『私は生命を流れを司る者。汝らの世界で言うところの、神、に当たる者か』
神……神?!
じゃ、じゃあ……
「か、神って……勇者の宣託の……」
『否。戦の神が、勇者の力を司っている。我は言うなれば、転生の神だな』
転……生?
『さて、汝は勇者としての功績を十分に見せてくれた。だがその後の余生では、あまりにも報われない日々を送ってきた』
えっと……。
そうか。
生と死の間……そして、転生……。
別の誰かに生まれ変わるまでの間、ここにいる……ってことか。
でも……。
もう、あんな目には遭いたくはない……。
勇者になってもやめても、あんな辛い思いを毎日しなきゃならないなら……。
自分という存在自体消してほしい……。
全て、楽に……
『そこで、このような計らい……下界に干渉することは、本来あり得ないのだが……汝が望むことがあるなら、それに適った一生を過ごす人生を用意してあげよう』
え?
えっと……。
「あの……望み通りの人生を送る……という、こと、ですか……?」
『うむ。だが下界の状況には少々疎い。汝が言うそのままの通りに進む一生しか用意できない。含みを持たせるような言い方は控えるように』
「え……えぇっと……あの……ずっと苦しい思いをし続けてきました。だから、転生して新しい人生を送ると言われても……また苦しい思いをし続けなきゃならないのか、って……。それなら……もう……この場で……消え……」
『それはできん。我の関知するところではない上に、神同士の干渉もないのだからな。我が汝にできることは、汝の願う通りの生を用意することだけだ。考える時間は十分にある。よく考えて、汝一人で決め、我に告げよ。もう一度言う。来世において、汝の願うすべてのことに適った生を用意しよう』
何も考えたくない。
このまま消え去りたい、という願いは無駄なのか……。
……あれ?
でも、願うこと全て、って言ってた。
ということは、その数は際限がないってこと?
……でも……。
そうか。
考える時間はたくさんあるって言ってた。
こんな一生だったらよかったのにな。
こんな毎日だったらよかったのにな。
そんなことをまず考えればいいのかな。
※※※※※ ※※※※※
尽きることのないお金……金運に恵まれた人生がいいか。
誰からも奪われることのない権力の持ち主ってのもいい。
でも……。
含みを持たせるようなことは控えた方がいい、と言ってた。
お金持ちになっても、お金で買える品物がどこにもなければ、いくらお金を持ってても無駄な事。
国の王になっても、国民が数えるくらいしかいなかったり、財産になる者が何もない国なら意味がない。
……どんなことがうれしかった?
……どんなことが安心できた?
でも……だめだ。
今回の一生の記憶が、どんどん薄らいでいく。
だから、それを参考にしようとしても……。
思い出せないことがどんどん増えていく。
でも、悲しい思い出はなかなか消えない。
辛い思い出が消えてくれない。
そうか。
じゃあ、その逆を願えばいいんだ。
何が辛かった?
何が悲しかった?
気持ちを、静めながら、落ち着いて……。
「……あの……決めました」
『申してみよ』
「はい……」
まず一つ。
どんなことがあっても、自分から消えることがなく、周りが持っていない能力がほしい。
その能力は、使えば使うほど性能が高まるものがいい。
どんな状況になっても、不自由な体になっても使える能力であってほしい。
苦しい場面や困った場面になったら、その力で切り抜けられる力であってほしい。
二つ目。
苦しいことが起きたら、辛い目に遭ったら、いつでも助けに来てくれる存在と、強い縁で結ばれたい。
そのそばにいることで、それが自分のそばにいると、いつもそれと自分は安心できて、楽しい時間を過ごせる存在であってほしい。
そしてそれ自身も自分も、周囲の者達にも平穏な日々をもたらしてくれる縁であってほしい。
三つ目は、食べ物がなくて困るようなことがない毎日であってほしい。
うん。
そうしよう。
※※※※※ ※※※※※
『ふむ。それでよいのだな?』
「はい。あ、あともう一つお願いしたいことが」
『何でも申してみよ』
「はい。今回の一生……、つまり、転生したら前世の一生の記憶をそのまま残してほしいです」
何かを呼びかけると、いつでもすぐに返事が来た。
けどこの呼びかけには、しばらくの時間が空いた。
暗闇に静寂が訪れた。
ひょっとして、自分の声が届かなかったのだろうか? と不安になった。
けど、その返事は突然やってきた。
『そのようなことは絶対にしないのだが……理由はあるのか?』
理由なら、ある。
「はい。この度の一生の記憶があれば、次の一生の日々の中で、どんな辛いことが起きても、前世よりはまし、と思えるから。多分」
再び暗闇のこの場所に静寂に包まれた。
けど、この声は届かないかもしれない、という不安はなかった。
『……いいだろう。それと、聞き忘れたことが一つ。そして伝えねばならんことが一つある』
「何でしょうか?」
『次の生の性別だ。我にとってはどうでもいい、取るに足らないことだが一応な。それと、一つ目の願いを聞き届けるとしたら、人間では難しい』
人間じゃない?
別の物になってしまうんだろうか?
……椅子とか?
『そうだな……。エルフ……はどうかな。体つきも生活も、人とさほど変わらない。そして人にはない力……汝の願う力を授けやすい』
人とそんなに変わらない、そして人より優れた力を持ちやすい。
そういうことであるならば。
それと……性別、か。
「女がいいです。男だったから、あんなに殴られたりしたんじゃないかって。余計な辛い思いはしたくないから……」
女の方が楽かと言えば、分からない。
男が知らない辛さがあるかもしれないし、女の方が男と比べ物にならないくらい辛いかもしれない。
けど、同じ辛い目には遭いたくはない。
考えるだけでも、毎日重い気分で生活しなきゃならない。
だって、前世の記憶を持ったまま来世の一生を過ごすんだから。
『よかろう。……だが、さっきも言ったように、考える時間は十分にある。付け加えたり、考え直すようなことはないか?』
念押しされると、何となく怖い。
取り返しのつかない失敗をしてしまってるんじゃないだろうか? と不安になる。
でもそんな不安は……。
きっと、来世に願った、縁を持つまだ見ぬ仲間達と一緒に乗り越えられると思う。
「あ、一つ付け加えたいんですが」
『構わぬ。申してみよ』
「二つ目の願いですが、勇者時代の仲間のように、自分の期待にすぐに応えてもらえるような存在であってほしいです。声をかけてもすぐには応えてくれないような存在だとちょっと遠慮したいです」
『……そこまでは分からぬ』
あれ?
まぁ……いいか。
「じゃあ……お願いします」
『よかろう。今回の生では、前世の労苦が報われるよう……干渉はできんが、願っておるぞ』
※※※※※ ※※※※※
こうして、あたしの前世は終わりを告げ、新たな一生の始まりを迎えることになった。
どこかの部屋でもなく、地面の上でもない。
まっ平な床の上に仰向けになっていた。
ここがどこだか分からないほど真っ暗な場所。
ただ、高い高い位置から、一筋の光が照らされ、あたしの体を照らしていた。
「……えっと……ここ……」
ゆっくりと上体を起こした。
そこで気付く。
体が動く。
声も普通に出せる。
ただ、体は冷えたまま。
けどなぜか、寒いとは感じなかった。
『目が覚めたか』
突然聞こえてきた声は、おそらく光を照らしているその遥か高い場所からだと思う。
けど、近くにいるような。
でも遠くにいるのかもしれない。
男なのか女なのかも分からない。
「えっと……ここは……」
どこを向いても真っ暗闇。
しかし考えてみれば、ここがどこか分かったとしても、何をどうすればいいのか分からない。
多分暗闇のせいだろう。。
『ここは、生と死の間の部屋だ』
「え?」
セイトシ?
何それ?
『私は生命を流れを司る者。汝らの世界で言うところの、神、に当たる者か』
神……神?!
じゃ、じゃあ……
「か、神って……勇者の宣託の……」
『否。戦の神が、勇者の力を司っている。我は言うなれば、転生の神だな』
転……生?
『さて、汝は勇者としての功績を十分に見せてくれた。だがその後の余生では、あまりにも報われない日々を送ってきた』
えっと……。
そうか。
生と死の間……そして、転生……。
別の誰かに生まれ変わるまでの間、ここにいる……ってことか。
でも……。
もう、あんな目には遭いたくはない……。
勇者になってもやめても、あんな辛い思いを毎日しなきゃならないなら……。
自分という存在自体消してほしい……。
全て、楽に……
『そこで、このような計らい……下界に干渉することは、本来あり得ないのだが……汝が望むことがあるなら、それに適った一生を過ごす人生を用意してあげよう』
え?
えっと……。
「あの……望み通りの人生を送る……という、こと、ですか……?」
『うむ。だが下界の状況には少々疎い。汝が言うそのままの通りに進む一生しか用意できない。含みを持たせるような言い方は控えるように』
「え……えぇっと……あの……ずっと苦しい思いをし続けてきました。だから、転生して新しい人生を送ると言われても……また苦しい思いをし続けなきゃならないのか、って……。それなら……もう……この場で……消え……」
『それはできん。我の関知するところではない上に、神同士の干渉もないのだからな。我が汝にできることは、汝の願う通りの生を用意することだけだ。考える時間は十分にある。よく考えて、汝一人で決め、我に告げよ。もう一度言う。来世において、汝の願うすべてのことに適った生を用意しよう』
何も考えたくない。
このまま消え去りたい、という願いは無駄なのか……。
……あれ?
でも、願うこと全て、って言ってた。
ということは、その数は際限がないってこと?
……でも……。
そうか。
考える時間はたくさんあるって言ってた。
こんな一生だったらよかったのにな。
こんな毎日だったらよかったのにな。
そんなことをまず考えればいいのかな。
※※※※※ ※※※※※
尽きることのないお金……金運に恵まれた人生がいいか。
誰からも奪われることのない権力の持ち主ってのもいい。
でも……。
含みを持たせるようなことは控えた方がいい、と言ってた。
お金持ちになっても、お金で買える品物がどこにもなければ、いくらお金を持ってても無駄な事。
国の王になっても、国民が数えるくらいしかいなかったり、財産になる者が何もない国なら意味がない。
……どんなことがうれしかった?
……どんなことが安心できた?
でも……だめだ。
今回の一生の記憶が、どんどん薄らいでいく。
だから、それを参考にしようとしても……。
思い出せないことがどんどん増えていく。
でも、悲しい思い出はなかなか消えない。
辛い思い出が消えてくれない。
そうか。
じゃあ、その逆を願えばいいんだ。
何が辛かった?
何が悲しかった?
気持ちを、静めながら、落ち着いて……。
「……あの……決めました」
『申してみよ』
「はい……」
まず一つ。
どんなことがあっても、自分から消えることがなく、周りが持っていない能力がほしい。
その能力は、使えば使うほど性能が高まるものがいい。
どんな状況になっても、不自由な体になっても使える能力であってほしい。
苦しい場面や困った場面になったら、その力で切り抜けられる力であってほしい。
二つ目。
苦しいことが起きたら、辛い目に遭ったら、いつでも助けに来てくれる存在と、強い縁で結ばれたい。
そのそばにいることで、それが自分のそばにいると、いつもそれと自分は安心できて、楽しい時間を過ごせる存在であってほしい。
そしてそれ自身も自分も、周囲の者達にも平穏な日々をもたらしてくれる縁であってほしい。
三つ目は、食べ物がなくて困るようなことがない毎日であってほしい。
うん。
そうしよう。
※※※※※ ※※※※※
『ふむ。それでよいのだな?』
「はい。あ、あともう一つお願いしたいことが」
『何でも申してみよ』
「はい。今回の一生……、つまり、転生したら前世の一生の記憶をそのまま残してほしいです」
何かを呼びかけると、いつでもすぐに返事が来た。
けどこの呼びかけには、しばらくの時間が空いた。
暗闇に静寂が訪れた。
ひょっとして、自分の声が届かなかったのだろうか? と不安になった。
けど、その返事は突然やってきた。
『そのようなことは絶対にしないのだが……理由はあるのか?』
理由なら、ある。
「はい。この度の一生の記憶があれば、次の一生の日々の中で、どんな辛いことが起きても、前世よりはまし、と思えるから。多分」
再び暗闇のこの場所に静寂に包まれた。
けど、この声は届かないかもしれない、という不安はなかった。
『……いいだろう。それと、聞き忘れたことが一つ。そして伝えねばならんことが一つある』
「何でしょうか?」
『次の生の性別だ。我にとってはどうでもいい、取るに足らないことだが一応な。それと、一つ目の願いを聞き届けるとしたら、人間では難しい』
人間じゃない?
別の物になってしまうんだろうか?
……椅子とか?
『そうだな……。エルフ……はどうかな。体つきも生活も、人とさほど変わらない。そして人にはない力……汝の願う力を授けやすい』
人とそんなに変わらない、そして人より優れた力を持ちやすい。
そういうことであるならば。
それと……性別、か。
「女がいいです。男だったから、あんなに殴られたりしたんじゃないかって。余計な辛い思いはしたくないから……」
女の方が楽かと言えば、分からない。
男が知らない辛さがあるかもしれないし、女の方が男と比べ物にならないくらい辛いかもしれない。
けど、同じ辛い目には遭いたくはない。
考えるだけでも、毎日重い気分で生活しなきゃならない。
だって、前世の記憶を持ったまま来世の一生を過ごすんだから。
『よかろう。……だが、さっきも言ったように、考える時間は十分にある。付け加えたり、考え直すようなことはないか?』
念押しされると、何となく怖い。
取り返しのつかない失敗をしてしまってるんじゃないだろうか? と不安になる。
でもそんな不安は……。
きっと、来世に願った、縁を持つまだ見ぬ仲間達と一緒に乗り越えられると思う。
「あ、一つ付け加えたいんですが」
『構わぬ。申してみよ』
「二つ目の願いですが、勇者時代の仲間のように、自分の期待にすぐに応えてもらえるような存在であってほしいです。声をかけてもすぐには応えてくれないような存在だとちょっと遠慮したいです」
『……そこまでは分からぬ』
あれ?
まぁ……いいか。
「じゃあ……お願いします」
『よかろう。今回の生では、前世の労苦が報われるよう……干渉はできんが、願っておるぞ』
※※※※※ ※※※※※
こうして、あたしの前世は終わりを告げ、新たな一生の始まりを迎えることになった。
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