389 / 493
薬師の依頼の謎編
その男は、雪が降り始めた日にやってきた その1
しおりを挟む
ライムの雪玉騒動は、その後に起きてきたモーナーが解決してくれた。
端の方から力任せに殴りつけ、少しずつ雪玉を削ってライムを取り出す。
あとは細かくなるまで割って、遠くに投げつけてくれた。
ライムはライムで、心行くまで雪遊びができたのは生まれて初めてだったらしい。
俺と知り合うまでは、魔物の世界でも弱肉強食は成り立ってたらしいから。
そんな遊びに夢中になってたら、間違いなく他の魔物の餌になってしまうとか。
もっともこいつの年齢は不詳だがな。
「朝から元気だなあ、ライムう」
「まったくよね」
モーナーとマッキーもあきれ顔。
ま、元気なのはいいことだ。
それはさておき。
「けんどよお、集団戦は一旦止めといた方がいくねぇかぁ?」
「オレモ、ミアーノニサンセイ」
朝ご飯の時だった。
この二人から集団戦の休止の意見が出た。
ここから奥のフィールドは、ほんのわずかだが山に近い。
山の木々が生い茂ってるから雪崩の心配はないが、降り積もる雪で視界が遮られる。
雪の上での集団戦ってのは貴重な体験だろうが、そんな特異な状況での戦闘を、冒険者らが自ら望むことはほとんどない。
あるとしたら、魔物と出くわしたときくらい。
普通は撤退するものらしい。
「確かに寒さで凍えて、体が動けなくなったら……」
「戦闘どころじゃないわよね。冒険者になるためにいろいろ修行とかもするんだろうけど、根本的にはあたし達と同じ人間だもんね」
君子危うきには近寄らず、という話はこの世界でも当てはまるらしい。
まぁそれはいいとして。
「いきなり中止って知らせるのも、どうかと思ったりする」
「どうして?」
「ようやく順番の日が来た、って喜んでる奴らに、これからずっと中止ですってのもな」
半月くらい待ちに待って、ようやくこの日がやってきた、と楽しみにしてた連中だ。
反乱が起きるんじゃねぇか?
「それはないと思いますよ?」
「何でよ?」
「中止じゃなくて、いわば延長でしょう? あなた達だけ訓練させません、って言うんじゃないんですから」
まぁ……それもそうか。
そいつらだけ後回しにするってわけでもないし、春になったら再開するってんなら問題はないか。
「魔物はともかく、自然の驚異なら冒険者なら誰だって知ってるわよ。それで納得できない冒険者達が特訓の申し合いに来るなら、自然の驚異に成り代わって、あたし達がその実体験をさせてあげるわよ」
コーティ、怖いよ。
本気でやろうとしてるな?
まぁ俺らの制止を振り切ってまでやろうとするなら、コーティの言うこともやぶさかではなく……。
「じゃあ今日からお休みってわけね? でも助かったー。指先がかじかむから、弓の扱いもちょっと雑になるのよね」
それはそれでどうかと思うぞ? マッキー。
※※※※※ ※※※※※
おにぎりの店の開店時間。
ちらほらと雪が舞う以外、いつもと変わらない店の前の様子。
朝飯での決定事項をここで通達。
「……まぁそうなるとは思ってたよ」
「そんなぁ……。ずっと待ってたのに……」
「さらにひどくなりゃ、特訓どころじゃねぇからなぁ」
いろんな声が聞こえてきた。
不満を漏らす者達は、決まって新人。
願わざる現実を目の当たりにしても、それを黙って飲む熟練達。
まぁ予想通りだが、予想以上のことは起きなかった。
特定の冒険者チームだけが不遇になるんじゃなく、申し込み者全員の予定を先送りすることになったわけだから、不公平はどこにもない分、思ったよりも穏やかに混乱は落ち着いた。
「でもよ、ダンジョンとかフィールドでのアイテム探索はしてもいいんだろ?」
ふむ。
そんなことを聞かれてもな。
「俺は、その土地の管理者じゃねぇよ。温泉とかは、作ったのは俺らだけどな」
結果として、な。
作りたくて作ったわけじゃない。
できてしまったその結果、水の流れだけじゃどうしようもなかったし、どうせ流れるなら、ということでな。
ダンジョンは……どうだろうな。
モーナーが掘ってた場所だったからな。
何かをしてただけで、責任者でも管理人でもないし、ましてや所有者ってんじゃないんだが……。
「自己責任ってことならな。何かあっても救助しにいけねぇし、手段もそういうことをする連中の連絡先も知らない。だから助けを俺に求められても困る」
前にもそんな説明したことあったような気がするが……。
まぁ初めてそんな話を聞いたってやつの方が多いだろうな。
「あたしらも、助けに行けるかもしれないけど、助けてもらえなかったっていう人達もいるかもしれないしね」
「フコウヘイ、アッチャ、マズイモンネ」
その通り。
そういうのもトラブル発生の原因の一つ。
相手側の逆恨みだの思い込みだのが原因だったりすることもあるが、それはこっちが根本的な理由じゃない。
少なくとも、そんな落ち度だけはないようにしないと、だ。
「分かってるよ。つまり、集団戦だけが中止……いや、休止か。あとはこれまで通りだな? ま、置くに行けば行くほど危険なのは、雪が降ろうが積もろうが、暖かくなろうが暑かろうがおんなじことだからな。俺らの行動範囲が狭くなるか広くなるか。用心すべきはそれぐらいだしよ」
そういうことで春先まで、店の前に並ぶ客数は減ることになるだろう。
が、おにぎりを買い求める客は極端には減らなかった。
冬でもお構いなしに現われる魔物もいるようで、その魔物の体の一部だの、所有しているアイテムだのを求める冒険者達は途切れることはない。
稀だが、一般人も買い求めに来たりする。
まぁ冬でなくても、これまでもそんな客は途切れ途切れにやって来ていたが。
そんな一日のスタート。
仲間達の仕事は集団戦の相手から、それが始まる前のように、冒険者達に彼らの目的に沿った場所までの案内役のような仕事に戻った。
俺の仕事も、若干内容が変わる。
ススキモドキから質のいい米が穫れづらくなった。
植物自体は枯れてそうには見えないが、おそらく寒さが原因だろう。
村の農場も、全ての田んぼで稲刈りが終了している。
ゆっくりできる時間が増えるのは有り難いが、おにぎりを販売する店はここだけじゃない。
日本大王国のあちこち……二十か所以上に店がある。
そのすべての店で販売されているおにぎりは、すべてここで作られる。
ストックも山ほどあり、一か月や二か月なら余裕で普通に販売できる在庫数。
しかし、春になるまで、となるといささか不安だ。
ま、穫れる米なら、おそらく毎日二百くらいはある。
それくらいあれば何とかなるだろう、とは思うが……マッキーじゃないが指先がなぁ。
まぁそれほど深刻になる問題じゃない。
とりあえず、のんびりできる時間が増えたことなら、これは歓迎すべきことだろう。
ということで、のんびりしていたんだが、そこに奇妙な客がやってきた。
「えー、アラタさんのお店、ってここ……でいいんですね?」
看板を見ながら声をかけられること自体珍しい。
客はみんな、ここを目的にしてやってきてたから。
「あぁ。そうだが……。何かお買い求めで?」
「あ、いえ。依頼しに来たんですが」
その客の姿は、俺の世界での薬剤師を連想するような、白を基調としたコートを着ていた。
少なくとも、冒険者には見えない。
集団戦の休止は、あの日以来、店の前に張り紙をしてある。
仲間集めをしたい新人どものために設置した掲示板にも。
もっとも、魔物の集団戦の噂を聞いた者達なら、その休止の噂まで耳に届いているかどうか。
聞いてないだろうからここにやってくる羽目になったんだろうが……。
「すいませんね。集団戦は、雪解け……春になるまでお休みすることにしたんですよ。申し込みもお休みすることにしましてね」
「あ、あぁ。いえ、そのことではなく……ある植物の採集のお願いをしようと思いまして」
「はい?」
街中の酒場で見る、冒険者への仕事の依頼みたいなものか?
何でうちに来る?
「……来る場所、間違えてますね。酒場なら、そっちにまっすぐ行った先にありますよ。ドーセンって人が経営してますが……」
あれ?
ドーセンとこで、冒険者の依頼とか引き受けてたっけかな?
「あ、いえ。ここにお願いしようかと」
なんだこいつ。
賢そうな顔していながら、話が全く通じない相手に見えてきたぞ?
端の方から力任せに殴りつけ、少しずつ雪玉を削ってライムを取り出す。
あとは細かくなるまで割って、遠くに投げつけてくれた。
ライムはライムで、心行くまで雪遊びができたのは生まれて初めてだったらしい。
俺と知り合うまでは、魔物の世界でも弱肉強食は成り立ってたらしいから。
そんな遊びに夢中になってたら、間違いなく他の魔物の餌になってしまうとか。
もっともこいつの年齢は不詳だがな。
「朝から元気だなあ、ライムう」
「まったくよね」
モーナーとマッキーもあきれ顔。
ま、元気なのはいいことだ。
それはさておき。
「けんどよお、集団戦は一旦止めといた方がいくねぇかぁ?」
「オレモ、ミアーノニサンセイ」
朝ご飯の時だった。
この二人から集団戦の休止の意見が出た。
ここから奥のフィールドは、ほんのわずかだが山に近い。
山の木々が生い茂ってるから雪崩の心配はないが、降り積もる雪で視界が遮られる。
雪の上での集団戦ってのは貴重な体験だろうが、そんな特異な状況での戦闘を、冒険者らが自ら望むことはほとんどない。
あるとしたら、魔物と出くわしたときくらい。
普通は撤退するものらしい。
「確かに寒さで凍えて、体が動けなくなったら……」
「戦闘どころじゃないわよね。冒険者になるためにいろいろ修行とかもするんだろうけど、根本的にはあたし達と同じ人間だもんね」
君子危うきには近寄らず、という話はこの世界でも当てはまるらしい。
まぁそれはいいとして。
「いきなり中止って知らせるのも、どうかと思ったりする」
「どうして?」
「ようやく順番の日が来た、って喜んでる奴らに、これからずっと中止ですってのもな」
半月くらい待ちに待って、ようやくこの日がやってきた、と楽しみにしてた連中だ。
反乱が起きるんじゃねぇか?
「それはないと思いますよ?」
「何でよ?」
「中止じゃなくて、いわば延長でしょう? あなた達だけ訓練させません、って言うんじゃないんですから」
まぁ……それもそうか。
そいつらだけ後回しにするってわけでもないし、春になったら再開するってんなら問題はないか。
「魔物はともかく、自然の驚異なら冒険者なら誰だって知ってるわよ。それで納得できない冒険者達が特訓の申し合いに来るなら、自然の驚異に成り代わって、あたし達がその実体験をさせてあげるわよ」
コーティ、怖いよ。
本気でやろうとしてるな?
まぁ俺らの制止を振り切ってまでやろうとするなら、コーティの言うこともやぶさかではなく……。
「じゃあ今日からお休みってわけね? でも助かったー。指先がかじかむから、弓の扱いもちょっと雑になるのよね」
それはそれでどうかと思うぞ? マッキー。
※※※※※ ※※※※※
おにぎりの店の開店時間。
ちらほらと雪が舞う以外、いつもと変わらない店の前の様子。
朝飯での決定事項をここで通達。
「……まぁそうなるとは思ってたよ」
「そんなぁ……。ずっと待ってたのに……」
「さらにひどくなりゃ、特訓どころじゃねぇからなぁ」
いろんな声が聞こえてきた。
不満を漏らす者達は、決まって新人。
願わざる現実を目の当たりにしても、それを黙って飲む熟練達。
まぁ予想通りだが、予想以上のことは起きなかった。
特定の冒険者チームだけが不遇になるんじゃなく、申し込み者全員の予定を先送りすることになったわけだから、不公平はどこにもない分、思ったよりも穏やかに混乱は落ち着いた。
「でもよ、ダンジョンとかフィールドでのアイテム探索はしてもいいんだろ?」
ふむ。
そんなことを聞かれてもな。
「俺は、その土地の管理者じゃねぇよ。温泉とかは、作ったのは俺らだけどな」
結果として、な。
作りたくて作ったわけじゃない。
できてしまったその結果、水の流れだけじゃどうしようもなかったし、どうせ流れるなら、ということでな。
ダンジョンは……どうだろうな。
モーナーが掘ってた場所だったからな。
何かをしてただけで、責任者でも管理人でもないし、ましてや所有者ってんじゃないんだが……。
「自己責任ってことならな。何かあっても救助しにいけねぇし、手段もそういうことをする連中の連絡先も知らない。だから助けを俺に求められても困る」
前にもそんな説明したことあったような気がするが……。
まぁ初めてそんな話を聞いたってやつの方が多いだろうな。
「あたしらも、助けに行けるかもしれないけど、助けてもらえなかったっていう人達もいるかもしれないしね」
「フコウヘイ、アッチャ、マズイモンネ」
その通り。
そういうのもトラブル発生の原因の一つ。
相手側の逆恨みだの思い込みだのが原因だったりすることもあるが、それはこっちが根本的な理由じゃない。
少なくとも、そんな落ち度だけはないようにしないと、だ。
「分かってるよ。つまり、集団戦だけが中止……いや、休止か。あとはこれまで通りだな? ま、置くに行けば行くほど危険なのは、雪が降ろうが積もろうが、暖かくなろうが暑かろうがおんなじことだからな。俺らの行動範囲が狭くなるか広くなるか。用心すべきはそれぐらいだしよ」
そういうことで春先まで、店の前に並ぶ客数は減ることになるだろう。
が、おにぎりを買い求める客は極端には減らなかった。
冬でもお構いなしに現われる魔物もいるようで、その魔物の体の一部だの、所有しているアイテムだのを求める冒険者達は途切れることはない。
稀だが、一般人も買い求めに来たりする。
まぁ冬でなくても、これまでもそんな客は途切れ途切れにやって来ていたが。
そんな一日のスタート。
仲間達の仕事は集団戦の相手から、それが始まる前のように、冒険者達に彼らの目的に沿った場所までの案内役のような仕事に戻った。
俺の仕事も、若干内容が変わる。
ススキモドキから質のいい米が穫れづらくなった。
植物自体は枯れてそうには見えないが、おそらく寒さが原因だろう。
村の農場も、全ての田んぼで稲刈りが終了している。
ゆっくりできる時間が増えるのは有り難いが、おにぎりを販売する店はここだけじゃない。
日本大王国のあちこち……二十か所以上に店がある。
そのすべての店で販売されているおにぎりは、すべてここで作られる。
ストックも山ほどあり、一か月や二か月なら余裕で普通に販売できる在庫数。
しかし、春になるまで、となるといささか不安だ。
ま、穫れる米なら、おそらく毎日二百くらいはある。
それくらいあれば何とかなるだろう、とは思うが……マッキーじゃないが指先がなぁ。
まぁそれほど深刻になる問題じゃない。
とりあえず、のんびりできる時間が増えたことなら、これは歓迎すべきことだろう。
ということで、のんびりしていたんだが、そこに奇妙な客がやってきた。
「えー、アラタさんのお店、ってここ……でいいんですね?」
看板を見ながら声をかけられること自体珍しい。
客はみんな、ここを目的にしてやってきてたから。
「あぁ。そうだが……。何かお買い求めで?」
「あ、いえ。依頼しに来たんですが」
その客の姿は、俺の世界での薬剤師を連想するような、白を基調としたコートを着ていた。
少なくとも、冒険者には見えない。
集団戦の休止は、あの日以来、店の前に張り紙をしてある。
仲間集めをしたい新人どものために設置した掲示板にも。
もっとも、魔物の集団戦の噂を聞いた者達なら、その休止の噂まで耳に届いているかどうか。
聞いてないだろうからここにやってくる羽目になったんだろうが……。
「すいませんね。集団戦は、雪解け……春になるまでお休みすることにしたんですよ。申し込みもお休みすることにしましてね」
「あ、あぁ。いえ、そのことではなく……ある植物の採集のお願いをしようと思いまして」
「はい?」
街中の酒場で見る、冒険者への仕事の依頼みたいなものか?
何でうちに来る?
「……来る場所、間違えてますね。酒場なら、そっちにまっすぐ行った先にありますよ。ドーセンって人が経営してますが……」
あれ?
ドーセンとこで、冒険者の依頼とか引き受けてたっけかな?
「あ、いえ。ここにお願いしようかと」
なんだこいつ。
賢そうな顔していながら、話が全く通じない相手に見えてきたぞ?
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!
にのまえ
ファンタジー
目が覚めたら、女性が土下座をしていた。
その女性に話を聞くと、自分を女神だと言った。そしてこの女神のミス(くしゃみ)で、俺、鈴村凛太郎(27)は勇者召喚に巻き込まれたらしい。
俺は女神のミスで巻き込まれで、勇者ではないとして勇者特有のスキルを持たないし、元の世界には帰れないようだ。
「……すみません」
巻き込みのお詫びとして、女神は異世界で生きていくためのスキルと、自分で選んだスキルをくれた。
これは趣味の食べ歩きを、異世界でするしかない、
俺、凛太郎の異世界での生活が始まった。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
フェンリル娘と異世界無双!!~ダメ神の誤算で生まれたデミゴッド~
華音 楓
ファンタジー
主人公、間宮陸人(42歳)は、世界に絶望していた。
そこそこ順風満帆な人生を送っていたが、あるミスが原因で仕事に追い込まれ、そのミスが連鎖反応を引き起こし、最終的にはビルの屋上に立つことになった。
そして一歩を踏み出して身を投げる。
しかし、陸人に訪れたのは死ではなかった。
眩しい光が目の前に現れ、周囲には白い神殿のような建物があり、他にも多くの人々が突如としてその場に現れる。
しばらくすると、神を名乗る人物が現れ、彼に言い渡したのは、異世界への転移。
陸人はこれから始まる異世界ライフに不安を抱えつつも、ある意味での人生の再スタートと捉え、新たな一歩を踏み出す決意を固めた……はずだった……
この物語は、間宮陸人が幸か不幸か、異世界での新たな人生を満喫する物語である……はずです。
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍2巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる