351 / 493
へっぽこ魔術師の女の子編
魔力の低さ 技術の高さ その2
しおりを挟む
いつもしていること、いつも見ていること。
いわゆる日常ってやつだ。
それらを自分から遠ざけて、普段しないこと、見たことのないことを体験するってのは、いい気分転換になることもある。
ところがだ。
誰かにとって普段しないことや見たことがないことが、別の誰かにとっての日常ってことはよくあることだ。
ラッカルにはいい気分転換みたいなんだが、俺には日常の一部。要するに……。
「おにぎりの店で販売してるおにぎりが作られるまで、こんなふうにお米を集めてたんですね。一粒一粒観察するなんて、ほんとに丁寧に仕事されるんですね……」
感心されるのはいいけどよ。
腰かがめたり、時として長時間同じ体勢のまま米一粒一粒を見極めて選ぶ作業は、毎日することとは言え、辛いもんは辛いんだ。
「でも、田んぼで採れる米を精米するとこがあるのに、ススキモドキから米を採る人がいるとは思いませんでした」
あぁそうかい。
「……お前さんとこもこの米食ってんのか」
「はい。稲は育てるのが難しいですからね。その技術を持ってる人、あたしの村にはいなくて。ススキモドキは、ほったらかしても成長しますから」
あれ?
ススキモドキがあるんなら、ススキもあるよな?
まぁススキを求めてさ迷い歩いたこたぁなかったから、ススキを見てねぇのも当たり前か?
どうなんだろうな。
「でも、手伝いに来る人もたくさんいるんですね」
「んー? あぁ。身寄りのない連中ばかりでな。少しでも人生をランクアップさせるため、ってか、俺の仕事がいくらかでも楽にしてもらうために雇ってる」
「……あたしにも、手伝えとか……」
「手伝ってくれるなら、それに越したこたぁねぇけど……手当は出ねぇぞ?」
「えー?」
いや、えーじゃねぇだろ。
お前はここに気分転換に来てんだから。
気分転換しに来て、手当てもらうって何だよそれ。
「見るだけじゃなく、今までやったことのない作業とか動作を体験するのも、何かを閃く要因だったりするぞ? 感情と行動のバランスがどうのとが閃くコツとか何とかって話を聞いたことがあるが……」
「そう……なんですか……。あ、じゃああたしも米の選別を」
ほう?
「……やってみるか?」
「いいんですか?!」
「完璧にできるならな」
「はいっ! やってみますっ!」
……このラッカルって奴も……天然じゃねぇの?
「……違いが分かりません……」
泣きそうに声震わせるほど落ち込むような話じゃねぇだろ。
単に、残念な頭だっただけの話じゃねぇか。
「あのな、んなことで、しゃがんで俯いて、しくしく泣くってどうよ? 見た目まんまの年齢だったらまだ可愛げがあるけどよ。十八だろ」
「あぅ……」
……でも、もっと若い頃から親元離れて、誰かに甘えたくても甘えられず、その感情を消化しきれなきゃそんなこともあるか?
……ま、人の成長についてどうこう考えてもしょーがねぇか。
そういうふうになっちまったんだからな。こいつも俺も、そして手伝いに来た奴らも、あいつらも……。
「……あれ? アラタさん、この川、お魚いるんですね」
泣いてんのか周りを観察してんのかどっちだよ。
「そりゃいるだろうよ。あ、捕まえんなよ? 川下で釣りをしてる奴もいるからよ。あぁ、ほら、手伝いに来てる奴何人か水遊びしてるだろ? それくらいなら構わねぇよ。お前も着てる物が濡れても構わないんなら、あまりはしゃがなきゃ水遊びしててもいいぞ?」
「川の水遊びではしゃぐような年じゃないですっ! ……でもそうなんですね……」
「ん?」
「ここでお魚捕まえられそうでも、川下にいる人達の事……」
「あのな、ここは川上だから、川下の事考えるのは当然だろ。ドーセンとこの料理の食材にもなったりするんだしよ」
「えっと、ドーセン……さんって、どなたです?」
え?
知らねぇのか。
メイスがコーティに用事があった時……いや、その前からここに来てんだろうに。
……それだけ周りが見えてなかったんだろうな。
煮詰まり過ぎだ。
※※※※※ ※※※※※
「……タさん、アラタさんっ」
「あぁ? うるせぇな!」
「ひゃっ! あ、すいません。でも、ヨウミさんが来てますよ」
「あ?」
「仕事中は、ほんとに集中力高いんですね、アラタさん」
いや、この作業が俺の店の命綱だからな。
ここでミスしたら、笑ってどうにかなる問題じゃねぇし。
ってヨウミ来てるの?
「こっちに向かって来てますよ」
「へ?」
ラッカルが指差した方を見ると……気配を感じ取るまでもない。
「アラターっ。いるー? ドーセンさんがあー、お米の選別大至急お願いだってー」
遠くから呼びかけてくる声はヨウミのだ。
でも今まで、ヨウミが俺を呼び出しに来ることは全然なかったよな。
「あいよー。ところでお前、店空けてて大丈夫なのかー?」
「客、みんな捌いたしお手伝いもいるからー。……あ、ここにいたのか。お? そっちの作業も終わりそうだね」
草むらをかき分けてヨウミが姿を現した。
「わざわざお疲れ。でも通話機で呼び出せばよかったんじゃねぇの?」
「あ、忘れてた」
お前な……。ま、いいけどさ。
「けど、なんか火急の用って感じだな。ドーセンとこの選別は、確か一昨日やったばかりだと思ったんだが……」
「とにかく行ってみたら? 袋運ぶの、あたしも手伝うから」
「あ、あたしも手伝いますっ」
「あ、ラッカルちゃんいたんだっけ。じゃ、一緒に運ぼ? みんなも手伝って―」
なんでヨウミがいきなりこの場を仕切ってんだ。
まぁぼちぼち終わる頃だからいいけどさ。
「……アラタ。あんた何やってんのよ」
「何……って……運ぶのは手伝う連中全員の仕事で、俺の仕事じゃねぇよ」
「一人でも多くの手が必要でしょうに! ほら、さっさと動く!」
俺の手が増えたところで、急に何か変わるわけでもあるめぇによ!
いてっ!
ケツ、蹴飛ばすな!
「ヨ、ヨウミさん……、流石にそれは」
「え? あ、いいのよラッカルちゃん。これくらいなら平気平気」
お前が平気ゆーな!
※※※※※ ※※※※※
結局ヨウミも俺も、米運びにはほとんど何の力にもなれん。
つか、進行方向の指示出さなきゃ動きようもない。
「たく、ヨウミ、お前まで脳味噌が筋肉になったか?」
「お前までって何よ」
「通話機使う発想は出ねぇわ、米袋運びの先導役が必要なこと思いつかねぇわ」
「うっさいっ」
って、ラッカルが何やらニタニタしてやがる。
気持ち悪ぃ。
「随分二人とも、仲がいいんですね」
「あ?」
仲がいい、などと口にするほどのこっちゃねぇだろうが。
「仲がいい奴のケツを蹴っ飛ばす奴がどこの世界に」
「キャッ!」
川の辺の草むらに続く林を抜けそうなところでヨウミが尻もちをついた。
草むらと違って、足元は見えるとこなんだが。
「何に引っかかってんだよ。ちゃんと地面見て歩け」
「引っかかってるって、急に足が滑って……え? 何でこんなとこに氷があるのよ」
「氷? 氷なんてあるわきゃ……あ……」
「これ、今朝のあたしの魔法の、ですね」
確か、一日氷が続くって言ってたような。
つかさぁ……。
「え?ラッカルちゃんの魔法なの? これ」
「あぁ。こいつの能力の確認でな。……ラッカルよぉ、目的は果たしたんだから、解除しろよ」
「あの……解除も、できなくて……。溶けるか壊すかしないと……」
狙ったところに放つ魔法の正確さをもってて、解除する技術は持ってねぇの?!
何その不器用さ!
そんなことができるなら、これくらいのことで来て当然! と思われることができない。
それじゃあ雇いたいと思ってくれる奴は少なくなるわな。
固い氷の球が二十個欲しいって奴には有り難い存在かもしれんが、そんな限定された状況、そうそうあるわきゃねぇだろうし。
「……とりあえず、とっとと立て。さっさと運んで、ドーセンのとこに行かねぇと」
「あ、ありがと……。よいしょっと。もう氷はないわよね?」
「ねぇよ。氷結魔法使ったのは一回きりだったしな」
つか、周り見ながら歩けっての。
よそ見してんじゃねぇよ。
て……ん?
「何考えごとしてんの? 早くドーセンとこに行きなよ。こっからはあたし達だけでやるから。でもラッカルちゃん、意外と力あるわね。もう少しでお店だから」
「え? でもあたし……」
む?
いかん。
使えるからっつーことで、つい手伝ってもらってたが。
「今日は、こいつはずっと俺について回る予定だったな。お前はこっち。ということで、ヨウミ、頼むわ」
「えー? ……まあいっか。気つけてねー」
……何か、閃きそうだったんだが……。
とりあえず今は、ドーセンとこで仕事だな。
いわゆる日常ってやつだ。
それらを自分から遠ざけて、普段しないこと、見たことのないことを体験するってのは、いい気分転換になることもある。
ところがだ。
誰かにとって普段しないことや見たことがないことが、別の誰かにとっての日常ってことはよくあることだ。
ラッカルにはいい気分転換みたいなんだが、俺には日常の一部。要するに……。
「おにぎりの店で販売してるおにぎりが作られるまで、こんなふうにお米を集めてたんですね。一粒一粒観察するなんて、ほんとに丁寧に仕事されるんですね……」
感心されるのはいいけどよ。
腰かがめたり、時として長時間同じ体勢のまま米一粒一粒を見極めて選ぶ作業は、毎日することとは言え、辛いもんは辛いんだ。
「でも、田んぼで採れる米を精米するとこがあるのに、ススキモドキから米を採る人がいるとは思いませんでした」
あぁそうかい。
「……お前さんとこもこの米食ってんのか」
「はい。稲は育てるのが難しいですからね。その技術を持ってる人、あたしの村にはいなくて。ススキモドキは、ほったらかしても成長しますから」
あれ?
ススキモドキがあるんなら、ススキもあるよな?
まぁススキを求めてさ迷い歩いたこたぁなかったから、ススキを見てねぇのも当たり前か?
どうなんだろうな。
「でも、手伝いに来る人もたくさんいるんですね」
「んー? あぁ。身寄りのない連中ばかりでな。少しでも人生をランクアップさせるため、ってか、俺の仕事がいくらかでも楽にしてもらうために雇ってる」
「……あたしにも、手伝えとか……」
「手伝ってくれるなら、それに越したこたぁねぇけど……手当は出ねぇぞ?」
「えー?」
いや、えーじゃねぇだろ。
お前はここに気分転換に来てんだから。
気分転換しに来て、手当てもらうって何だよそれ。
「見るだけじゃなく、今までやったことのない作業とか動作を体験するのも、何かを閃く要因だったりするぞ? 感情と行動のバランスがどうのとが閃くコツとか何とかって話を聞いたことがあるが……」
「そう……なんですか……。あ、じゃああたしも米の選別を」
ほう?
「……やってみるか?」
「いいんですか?!」
「完璧にできるならな」
「はいっ! やってみますっ!」
……このラッカルって奴も……天然じゃねぇの?
「……違いが分かりません……」
泣きそうに声震わせるほど落ち込むような話じゃねぇだろ。
単に、残念な頭だっただけの話じゃねぇか。
「あのな、んなことで、しゃがんで俯いて、しくしく泣くってどうよ? 見た目まんまの年齢だったらまだ可愛げがあるけどよ。十八だろ」
「あぅ……」
……でも、もっと若い頃から親元離れて、誰かに甘えたくても甘えられず、その感情を消化しきれなきゃそんなこともあるか?
……ま、人の成長についてどうこう考えてもしょーがねぇか。
そういうふうになっちまったんだからな。こいつも俺も、そして手伝いに来た奴らも、あいつらも……。
「……あれ? アラタさん、この川、お魚いるんですね」
泣いてんのか周りを観察してんのかどっちだよ。
「そりゃいるだろうよ。あ、捕まえんなよ? 川下で釣りをしてる奴もいるからよ。あぁ、ほら、手伝いに来てる奴何人か水遊びしてるだろ? それくらいなら構わねぇよ。お前も着てる物が濡れても構わないんなら、あまりはしゃがなきゃ水遊びしててもいいぞ?」
「川の水遊びではしゃぐような年じゃないですっ! ……でもそうなんですね……」
「ん?」
「ここでお魚捕まえられそうでも、川下にいる人達の事……」
「あのな、ここは川上だから、川下の事考えるのは当然だろ。ドーセンとこの料理の食材にもなったりするんだしよ」
「えっと、ドーセン……さんって、どなたです?」
え?
知らねぇのか。
メイスがコーティに用事があった時……いや、その前からここに来てんだろうに。
……それだけ周りが見えてなかったんだろうな。
煮詰まり過ぎだ。
※※※※※ ※※※※※
「……タさん、アラタさんっ」
「あぁ? うるせぇな!」
「ひゃっ! あ、すいません。でも、ヨウミさんが来てますよ」
「あ?」
「仕事中は、ほんとに集中力高いんですね、アラタさん」
いや、この作業が俺の店の命綱だからな。
ここでミスしたら、笑ってどうにかなる問題じゃねぇし。
ってヨウミ来てるの?
「こっちに向かって来てますよ」
「へ?」
ラッカルが指差した方を見ると……気配を感じ取るまでもない。
「アラターっ。いるー? ドーセンさんがあー、お米の選別大至急お願いだってー」
遠くから呼びかけてくる声はヨウミのだ。
でも今まで、ヨウミが俺を呼び出しに来ることは全然なかったよな。
「あいよー。ところでお前、店空けてて大丈夫なのかー?」
「客、みんな捌いたしお手伝いもいるからー。……あ、ここにいたのか。お? そっちの作業も終わりそうだね」
草むらをかき分けてヨウミが姿を現した。
「わざわざお疲れ。でも通話機で呼び出せばよかったんじゃねぇの?」
「あ、忘れてた」
お前な……。ま、いいけどさ。
「けど、なんか火急の用って感じだな。ドーセンとこの選別は、確か一昨日やったばかりだと思ったんだが……」
「とにかく行ってみたら? 袋運ぶの、あたしも手伝うから」
「あ、あたしも手伝いますっ」
「あ、ラッカルちゃんいたんだっけ。じゃ、一緒に運ぼ? みんなも手伝って―」
なんでヨウミがいきなりこの場を仕切ってんだ。
まぁぼちぼち終わる頃だからいいけどさ。
「……アラタ。あんた何やってんのよ」
「何……って……運ぶのは手伝う連中全員の仕事で、俺の仕事じゃねぇよ」
「一人でも多くの手が必要でしょうに! ほら、さっさと動く!」
俺の手が増えたところで、急に何か変わるわけでもあるめぇによ!
いてっ!
ケツ、蹴飛ばすな!
「ヨ、ヨウミさん……、流石にそれは」
「え? あ、いいのよラッカルちゃん。これくらいなら平気平気」
お前が平気ゆーな!
※※※※※ ※※※※※
結局ヨウミも俺も、米運びにはほとんど何の力にもなれん。
つか、進行方向の指示出さなきゃ動きようもない。
「たく、ヨウミ、お前まで脳味噌が筋肉になったか?」
「お前までって何よ」
「通話機使う発想は出ねぇわ、米袋運びの先導役が必要なこと思いつかねぇわ」
「うっさいっ」
って、ラッカルが何やらニタニタしてやがる。
気持ち悪ぃ。
「随分二人とも、仲がいいんですね」
「あ?」
仲がいい、などと口にするほどのこっちゃねぇだろうが。
「仲がいい奴のケツを蹴っ飛ばす奴がどこの世界に」
「キャッ!」
川の辺の草むらに続く林を抜けそうなところでヨウミが尻もちをついた。
草むらと違って、足元は見えるとこなんだが。
「何に引っかかってんだよ。ちゃんと地面見て歩け」
「引っかかってるって、急に足が滑って……え? 何でこんなとこに氷があるのよ」
「氷? 氷なんてあるわきゃ……あ……」
「これ、今朝のあたしの魔法の、ですね」
確か、一日氷が続くって言ってたような。
つかさぁ……。
「え?ラッカルちゃんの魔法なの? これ」
「あぁ。こいつの能力の確認でな。……ラッカルよぉ、目的は果たしたんだから、解除しろよ」
「あの……解除も、できなくて……。溶けるか壊すかしないと……」
狙ったところに放つ魔法の正確さをもってて、解除する技術は持ってねぇの?!
何その不器用さ!
そんなことができるなら、これくらいのことで来て当然! と思われることができない。
それじゃあ雇いたいと思ってくれる奴は少なくなるわな。
固い氷の球が二十個欲しいって奴には有り難い存在かもしれんが、そんな限定された状況、そうそうあるわきゃねぇだろうし。
「……とりあえず、とっとと立て。さっさと運んで、ドーセンのとこに行かねぇと」
「あ、ありがと……。よいしょっと。もう氷はないわよね?」
「ねぇよ。氷結魔法使ったのは一回きりだったしな」
つか、周り見ながら歩けっての。
よそ見してんじゃねぇよ。
て……ん?
「何考えごとしてんの? 早くドーセンとこに行きなよ。こっからはあたし達だけでやるから。でもラッカルちゃん、意外と力あるわね。もう少しでお店だから」
「え? でもあたし……」
む?
いかん。
使えるからっつーことで、つい手伝ってもらってたが。
「今日は、こいつはずっと俺について回る予定だったな。お前はこっち。ということで、ヨウミ、頼むわ」
「えー? ……まあいっか。気つけてねー」
……何か、閃きそうだったんだが……。
とりあえず今は、ドーセンとこで仕事だな。
0
お気に入りに追加
1,587
あなたにおすすめの小説


念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜
ばふぉりん
ファンタジー
こんなスキルあったらなぁ〜?
あれ?このスキルって・・・えい〜できた
スキル授与の列で一つのスキルをもらったけど、列はまだ長いのでさいしょのすきるで後方の列に並び直したらそのまま・・・もう一個もらっちゃったよ。
いいの?

社畜の俺の部屋にダンジョンの入り口が現れた!? ダンジョン配信で稼ぐのでブラック企業は辞めさせていただきます
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
地上最強ヤンキーの転生先は底辺魔力の下級貴族だった件
フランジュ
ファンタジー
地区最強のヤンキー・北条慎吾は死後、不思議な力で転生する。
だが転生先は底辺魔力の下級貴族だった!?
体も弱く、魔力も低いアルフィス・ハートルとして生まれ変わった北条慎吾は気合と根性で魔力差をひっくり返し、この世界で最強と言われる"火の王"に挑むため成長を遂げていく。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~
黒色の猫
ファンタジー
孤児院出身の僕は10歳になり、教会でスキル授与の儀式を受けた。
僕が授かったスキルは『眠る』という、意味不明なスキルただ1つだけだった。
そんな僕でも、仲間にいれてくれた、幼馴染みたちとパーティーを組み僕たちは、冒険者になった。
それから、5年近くがたった。
5年の間に、覚醒したスキルを使ってパーティーに、貢献したつもりだったのだが、そんな僕に、仲間たちから言い渡されたのは、パーティーからの追放宣言だった。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる