207 / 493
店の日常編
閑話休題:フィールド端会議
しおりを挟む
人の口に戸は立てられない。
ここに、いろんな珍しい種類の魔物がいる、という話が飛び交うようになった。
もっとも村人たちの間では、娯楽か暇つぶしにいいらしいって程度のレベル。
俺の店に来ても、実利を得ることはほとんどないからな。
ただ、こっちの仕事の邪魔になるようなら考えものだ。
おにぎりの注文と会計を待つ客が並んでる中、買い物をしない奴らから話しかけられてもうっとうしいだけだし、仕事の手が遅くなったり止まったりする。
「そんなの無視すればいいじゃん。一々相手にするなんてバカじゃないの?」
「そうは言うけどね、コーティちゃん。その相手はそこにいる限りずっと付きまとったりするってことがあるのよ」
しょーもな、と言わんばかりの呆れ顔のコーティに、ヨウミが状況とこっち側の心境を説明する。
夜盗討伐では単独行動でも大活躍してくれた。
けど、人間社会や風習にはまだまだ疎い。
物の言い方がきついが、それはなぜか俺だけなんだよな。
デレがないからツンデレは当てはまらない。
でも店の手伝いもしてくれるから、好意はあるとは思うんだが。
ま、ほかに住む場所がなきゃ、手伝ってくれる限りはいてもらっても構わないけどな。
「買い物客の冒険者ばかりだったのが、目的がそれだけじゃない客が増えましたからねぇ」
「買い物以外はあ、客じゃないと思うんだけどお」
確かに客じゃない。
遊びに来たって感じだよな。
動物園に来たって感じの来訪者もいる。
「入場料とかとってもいいんじゃねぇだろうか?」
わりと多くの人に娯楽を提供してるんだ。
それくらいのことをしても、バチ、当たらねぇんじゃねぇの?
「来る人が何の目的か、事前に分かれば反対はしないけどね」
「そこまでぁ、流石のアラタのあんちゃんでも分かるめぇよ。無茶言いなさんなや、マッキーよぉ」
「デスヨネー」
入場料と言い出したのは、もちろん店の収入アップにもなるんだが、それだけじゃない。
来訪者達に、場を弁えろと言いたいってのもある。
それと、先日自警団の村人達が謝礼を伝えに来た。
村の非常事態に対処してくれたから、ということでな。
だが、村に協力するのが非常事態のみ、というのもどんなもんなんだろうな? とな。
通常時でも村の力になれることがあるだろうか? と考えたりした。
というのも、夜盗の一網打尽の件を、村人のほとんどが知らないままなんだよな。
まぁ俺らが口止めを頼んだからなんだが。、
だって「村の危機をあの連中が救ってくれたんだ」なんて噂が流れたとする。
もちろん感謝はされるだろうよ。
でも一部始終を知らない人が知らないままだったら、何事もない毎日が続いてたように感じるだろ?
そこにいきなり、実は村が危険な状況だったんだって話を聞かされても、いきなり変な話でっちあげられてもって思いやしないか?
現実味がないって言うか。
実感ない人から感謝されるのもな。
それに、そんなときばかり英雄気取りって思われるのもやなんだよな。
そこで、入場料を設けて、その料金の収入はすべて村役場に寄付するとかってのを考えた。
「入場料? いいんじゃないの? あたしらの収入になるなら、それはちょっとどうかなあって思うけど。あたし達とおしゃべりする目的で来た人が払うんでしょ?」
「サーマルさんとこで寝そべってたりするだけでバイト料受け取ってるお前から言われてもな」
「あたしのお給料は干し草だけだもーん」
ごもっとも。
「でも会話だけでお金取るってのもどうよ」
「だから、仕事の邪魔をしてるんだから、その損害賠償を入場料で事前に賄うってことだよ。実害はないからそこまですることもないかとも思うんだがな?」
コーティは、お金を取るならそれなりの労働をしろってことを言いたいらしい。
けど、問題点の話題からちとずれてるような気がしないでもない。
「そう言えば、買い物客以外の人達の層が変わってるのよねぇ」
「え? そうなの?」
「ヨウミは気付かなかった? まぁサミーの姿が変わったことと、ライムが少しずつ小さくなってるの。って言ってもライムのことはあたしが絡んでるんだけど」
「マッキーが?」
夜盗の返り討ちの時がきっかけだったな。
ライムの体の僅か一部を矢の先に括り付けて放つ。
そのことで、かなり攻撃力が増したとか。
それ以来二人の時間が空くと、射手の特訓をしてるんだと。
そのたびにライムの体を少しずつもらってるから、次第にライムが小さくなってきている。
俺が最初に出会ったころと比べれば、まだまだ大きい。
けど、小さくなっていくごとに、可愛いという声が多くなってきてるとか。
サミーは、モフモフの獣が好きな人から好かれてた。
だがあの件以来、そんな人達は離れていった。
それもそうだ。
毛がどこにもなく、モフモフのしようがないんだから。
そして、体毛を通して感じる体温も感じられなくなった。
だが、カブトムシとかの甲虫や、カニなどの外殻骨格の生き物が好きって人からの人気が高まってきた。
体も大きくなってきて力もついてきたから、小さい子供なら上に乗せても歩けるらしい。
あの日以降も遊びに来る双子を相手に、一人ずつだが、そんな遊びをしてるのを何度か見てるし。
けど、仲良しの相手以外に乗せようという気はないようだ。
そうそう、素早さも高まりつつあり、本気で逃げるなら俺も捕まえるまでちょっと手こずるんだよな。
それにしても、マッキーは来客……というか、来訪者か。よく見てるな。
「デモ、ソンナオカネトルトシタラ、カイモノキャクハ、サラニカネヲトラレル」
お金の話にはあまり興味なさそうなのは、ミアーノとンーゴ。
ずっとこのフィールドにいて、ほとんどここから離れることがないから、お金を受け取っても使いどころに困るんだと。
「そこは、俺らがちと負担がかかるんだが」
「負担?」
「あぁ。入場料分を減らした値段にするんだ。一日の集計で、売り上げの個数分、本来の料金になるように入場料から減らす。残ったお金が純粋な入場料になるから、それを村に寄付」
「あたし達の作業が増えるだけじゃない、それ」
ヨウミの訴えももっともだ。
だが、その分の人件費も入場料から減らせばどうだろうかね?
「ま、好きにすればいいんじゃねぇの? おりゃあアラタのあんちゃんのおにぎり食えりゃ文句はねぇし。おまけにさらにいろんな飯食わせてもらえてるしな。アラタのあんちゃんの提案に異議はねぇし、むしろ賛成ってことだなや」
「オレモ、ドウイ」
「あたしも言いたいことはあるけど、アラタの言うことも分からなくはないからね。頭ごなしに反対する気はないわ」
コーティ、お前は頭ごなしにきつい言い方するけどな。
「……まぁ……保留にしとくか。もう少し案を練ってからかな」
「実行するなら早い方がいいんじゃない? 村が喜んでくれると思うから」
やや思い付きの提案だったから、ヨウミの言うようにすぐにってわけにはいかねぇな。
正当な理由を見つけて、それが理に適ったものじゃないとなぁ。
けど、絶対反対って意見がなかっただけ、実行までの道のりは楽かもしれんな。
早めに始めた方がいいってのは、俺もそう思う。
だってさぁ……。
こんな夜のフィールドに、遠巻きに誰かこっちを見てるんだもん。
幽霊とかってんじゃなく、おそらく人間だな。
人間が一人、林のどこかからこっちを伺ってる。
危害を加える気は全くなさそうだけど、気になるってば気になる。
けどこいつらに何か影響を及ぼすことじゃないから、こいつらに報せる必要、ないだろうな、うん。
ここに、いろんな珍しい種類の魔物がいる、という話が飛び交うようになった。
もっとも村人たちの間では、娯楽か暇つぶしにいいらしいって程度のレベル。
俺の店に来ても、実利を得ることはほとんどないからな。
ただ、こっちの仕事の邪魔になるようなら考えものだ。
おにぎりの注文と会計を待つ客が並んでる中、買い物をしない奴らから話しかけられてもうっとうしいだけだし、仕事の手が遅くなったり止まったりする。
「そんなの無視すればいいじゃん。一々相手にするなんてバカじゃないの?」
「そうは言うけどね、コーティちゃん。その相手はそこにいる限りずっと付きまとったりするってことがあるのよ」
しょーもな、と言わんばかりの呆れ顔のコーティに、ヨウミが状況とこっち側の心境を説明する。
夜盗討伐では単独行動でも大活躍してくれた。
けど、人間社会や風習にはまだまだ疎い。
物の言い方がきついが、それはなぜか俺だけなんだよな。
デレがないからツンデレは当てはまらない。
でも店の手伝いもしてくれるから、好意はあるとは思うんだが。
ま、ほかに住む場所がなきゃ、手伝ってくれる限りはいてもらっても構わないけどな。
「買い物客の冒険者ばかりだったのが、目的がそれだけじゃない客が増えましたからねぇ」
「買い物以外はあ、客じゃないと思うんだけどお」
確かに客じゃない。
遊びに来たって感じだよな。
動物園に来たって感じの来訪者もいる。
「入場料とかとってもいいんじゃねぇだろうか?」
わりと多くの人に娯楽を提供してるんだ。
それくらいのことをしても、バチ、当たらねぇんじゃねぇの?
「来る人が何の目的か、事前に分かれば反対はしないけどね」
「そこまでぁ、流石のアラタのあんちゃんでも分かるめぇよ。無茶言いなさんなや、マッキーよぉ」
「デスヨネー」
入場料と言い出したのは、もちろん店の収入アップにもなるんだが、それだけじゃない。
来訪者達に、場を弁えろと言いたいってのもある。
それと、先日自警団の村人達が謝礼を伝えに来た。
村の非常事態に対処してくれたから、ということでな。
だが、村に協力するのが非常事態のみ、というのもどんなもんなんだろうな? とな。
通常時でも村の力になれることがあるだろうか? と考えたりした。
というのも、夜盗の一網打尽の件を、村人のほとんどが知らないままなんだよな。
まぁ俺らが口止めを頼んだからなんだが。、
だって「村の危機をあの連中が救ってくれたんだ」なんて噂が流れたとする。
もちろん感謝はされるだろうよ。
でも一部始終を知らない人が知らないままだったら、何事もない毎日が続いてたように感じるだろ?
そこにいきなり、実は村が危険な状況だったんだって話を聞かされても、いきなり変な話でっちあげられてもって思いやしないか?
現実味がないって言うか。
実感ない人から感謝されるのもな。
それに、そんなときばかり英雄気取りって思われるのもやなんだよな。
そこで、入場料を設けて、その料金の収入はすべて村役場に寄付するとかってのを考えた。
「入場料? いいんじゃないの? あたしらの収入になるなら、それはちょっとどうかなあって思うけど。あたし達とおしゃべりする目的で来た人が払うんでしょ?」
「サーマルさんとこで寝そべってたりするだけでバイト料受け取ってるお前から言われてもな」
「あたしのお給料は干し草だけだもーん」
ごもっとも。
「でも会話だけでお金取るってのもどうよ」
「だから、仕事の邪魔をしてるんだから、その損害賠償を入場料で事前に賄うってことだよ。実害はないからそこまですることもないかとも思うんだがな?」
コーティは、お金を取るならそれなりの労働をしろってことを言いたいらしい。
けど、問題点の話題からちとずれてるような気がしないでもない。
「そう言えば、買い物客以外の人達の層が変わってるのよねぇ」
「え? そうなの?」
「ヨウミは気付かなかった? まぁサミーの姿が変わったことと、ライムが少しずつ小さくなってるの。って言ってもライムのことはあたしが絡んでるんだけど」
「マッキーが?」
夜盗の返り討ちの時がきっかけだったな。
ライムの体の僅か一部を矢の先に括り付けて放つ。
そのことで、かなり攻撃力が増したとか。
それ以来二人の時間が空くと、射手の特訓をしてるんだと。
そのたびにライムの体を少しずつもらってるから、次第にライムが小さくなってきている。
俺が最初に出会ったころと比べれば、まだまだ大きい。
けど、小さくなっていくごとに、可愛いという声が多くなってきてるとか。
サミーは、モフモフの獣が好きな人から好かれてた。
だがあの件以来、そんな人達は離れていった。
それもそうだ。
毛がどこにもなく、モフモフのしようがないんだから。
そして、体毛を通して感じる体温も感じられなくなった。
だが、カブトムシとかの甲虫や、カニなどの外殻骨格の生き物が好きって人からの人気が高まってきた。
体も大きくなってきて力もついてきたから、小さい子供なら上に乗せても歩けるらしい。
あの日以降も遊びに来る双子を相手に、一人ずつだが、そんな遊びをしてるのを何度か見てるし。
けど、仲良しの相手以外に乗せようという気はないようだ。
そうそう、素早さも高まりつつあり、本気で逃げるなら俺も捕まえるまでちょっと手こずるんだよな。
それにしても、マッキーは来客……というか、来訪者か。よく見てるな。
「デモ、ソンナオカネトルトシタラ、カイモノキャクハ、サラニカネヲトラレル」
お金の話にはあまり興味なさそうなのは、ミアーノとンーゴ。
ずっとこのフィールドにいて、ほとんどここから離れることがないから、お金を受け取っても使いどころに困るんだと。
「そこは、俺らがちと負担がかかるんだが」
「負担?」
「あぁ。入場料分を減らした値段にするんだ。一日の集計で、売り上げの個数分、本来の料金になるように入場料から減らす。残ったお金が純粋な入場料になるから、それを村に寄付」
「あたし達の作業が増えるだけじゃない、それ」
ヨウミの訴えももっともだ。
だが、その分の人件費も入場料から減らせばどうだろうかね?
「ま、好きにすればいいんじゃねぇの? おりゃあアラタのあんちゃんのおにぎり食えりゃ文句はねぇし。おまけにさらにいろんな飯食わせてもらえてるしな。アラタのあんちゃんの提案に異議はねぇし、むしろ賛成ってことだなや」
「オレモ、ドウイ」
「あたしも言いたいことはあるけど、アラタの言うことも分からなくはないからね。頭ごなしに反対する気はないわ」
コーティ、お前は頭ごなしにきつい言い方するけどな。
「……まぁ……保留にしとくか。もう少し案を練ってからかな」
「実行するなら早い方がいいんじゃない? 村が喜んでくれると思うから」
やや思い付きの提案だったから、ヨウミの言うようにすぐにってわけにはいかねぇな。
正当な理由を見つけて、それが理に適ったものじゃないとなぁ。
けど、絶対反対って意見がなかっただけ、実行までの道のりは楽かもしれんな。
早めに始めた方がいいってのは、俺もそう思う。
だってさぁ……。
こんな夜のフィールドに、遠巻きに誰かこっちを見てるんだもん。
幽霊とかってんじゃなく、おそらく人間だな。
人間が一人、林のどこかからこっちを伺ってる。
危害を加える気は全くなさそうだけど、気になるってば気になる。
けどこいつらに何か影響を及ぼすことじゃないから、こいつらに報せる必要、ないだろうな、うん。
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢のRe.START
鮨海
ファンタジー
絶大な権力を持ち社交界を牛耳ってきたアドネス公爵家。その一人娘であるフェリシア公爵令嬢は第二王子であるライオルと婚約を結んでいたが、あるとき異世界からの聖女の登場により、フェリシアの生活は一変してしまう。
自分より聖女を優先する家族に婚約者、フェリシアは聖女に嫉妬し傷つきながらも懸命にどうにかこの状況を打破しようとするが、あるとき王子の婚約破棄を聞き、フェリシアは公爵家を出ることを決意した。
捕まってしまわないようにするため、途中王城の宝物庫に入ったフェリシアは運命を変える出会いをする。
契約を交わしたフェリシアによる第二の人生が幕を開ける。
※ファンタジーがメインの作品です
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします
吉野屋
ファンタジー
竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。
魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。
次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。
【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺わかば
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる