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三波新、定住編
アラタの店の、アラタな問題 その4
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現在ダンジョン内にいると思われている者は、潜った初級冒険者六人、そして案内役のテンちゃんとモーナー。
そして今、地上に出てきた者達が数名。
肉眼でも確認できないが、おそらく初級冒険者達だろう。
一人や二人じゃない。
おそらく全員無事に上がってきたと思う。
でなければ、今感じ取れる気配の移動速度は出ない。
そして、いつも感じ慣れているテンちゃんとモーナーの気配はない。
最悪の事態は免れたか。
「タさあーーん! アラタさあああん!」
俺を名を叫ぶ声がいくつも聞こえる。
やはり冒険者達だけが退避できたようだ。
「お前らー、無事かーっ! 怪我してないかー!」
「アラタさあああん! 助けてええぇ!」
まさかの助けを求める声。
ゴーレムが地上に出て来たと言うのか?!
いや、それはない。
地下から感じ取れる魔物の気配の数は……二つ?
一つはどうした?
地上には……出てきていない。
状況が全く掴めない。
一体何が起こってる?
「はあ……はあ……アラタさん、助けてっ!」
「……落ち着いて報告しろ。どんな状況でも、物事を正確に誰かに伝えられるようじゃなきゃ、他の冒険者と連携は取れないぞ」
「一人……一人残ってるのっ。それと、テンちゃんが動けないの! モーナーさんは外に出られないの!」
はい?
テンちゃんが動けず、モーナーも移動ができない……。
いや、それともう一人……って……。
いない。
逃げてきた冒険者数は五人。
一人足りない!
「状況……動けない理由を言え! 魔物はどうなってる!」
「ロックゴーレムだよ! 残り二体なんだけど、一体動けなくなりそうなの!」
一体は倒したってことか。
「でも、天井からおっきな岩が落ちてきて、もう一体が潰されて、多分終わる」
落盤事故かよ!
だが落ちてきた岩の下敷きになって、残り一体。
「けど、テンちゃんさんもそれに足が挟まって」
「なっ……!」
モーナーよりでかいゴーレムが潰れるほどのでかい岩盤落下。
テンちゃんが巻き沿いを食らって動けない……。
魔物がいなけりゃ岩盤を壊せば済むだけの話なんだが。
「その岩盤が倒れ掛かって、通路の隅にななめになってぇ!」
ってことは板状の岩ってことか。
「ダンジョンの壁と岩の間にモーナーともう一人があ」
「挟まったのか?!」
「あいつは無事みたいだけど、出られる隙間がないの! ゴーレムがその岩を殴ってた!」
「その岩の下には、テンちゃんが足を挟めてて動けないってんだな?」
「そう!」
俺の問いには全員から同時に返事が来た。
事態は分かった。
だが……。
「モーナーさん岩盤押し返せなかったけど、あたし達に逃げろって」
「逃げられる人は逃げてって、テンちゃんさんもお!」
いや、押し返したら、逆にテンちゃんが潰れるんじゃねぇか?
かと言ってそのまま放置したら……。
「ゴーレムが岩盤殴ってるって言ってたわよね」
「あ、そうか。岩盤が崩れたら動けるんじゃない?」
確かに岩盤の重さが減れば何とかなるかもしれん。
が……。
「どこが崩れればいい?」
「え? 上の方……」
「上が崩れたら、モーナーともう一人の方に倒れ掛かる。もしくは瓦礫が落ちていく。モーナーなら耐えられるだろう。だが子供は……」
冒険者達の涙が止まらない。
まさに死が少しずつそばに近寄っている。
そんな仲間を想像して、耐えられないのだろう。
「じゃあ下の方は」
「だるま落としみたいに岩盤は崩れる。テンちゃんの足、最悪体を切断しながらな」
「うっ……」
ヨウミが手で口を抑えた。
岩盤の手前側にも奥にも仲間がいる。
マッキーの弓矢なら、ひょっとしたらテンちゃんの足が挟まったあたりに穴を空ければ抜け出すことができるかもしれない。
しかし岩盤の前にゴーレムがいる。
「そんな……。そうだ! モーナーが壁を掘れば……」
「どのみちテンちゃんの足が犠牲になる。壁の方が脆ければ、モーナーが潰れかねない。その子は助かるかもしれんが……」
「じゃあ何もせずにここで手をこまねいてろっての?!」
俺だってすぐにも動きたい。
しかし全員を救い出す方法がないまま現場に突っ込んでいったって、助けるどころか助けを求める側になっちまう。
「理想を言えば、ゴーレムとやらをあいつらから引き離す。あわよくば倒れてくれれば。岩盤に対しては、崩れないまま重量を減らしていく。倒れ掛かっても誰も被害を受けないようにな」
「どうやってそんな岩盤の重さを減らすのよ! 崩すにしても上も下もだめなんでしょ!」
そう。
上も下もだめ。
ならば……縦方向とか、表面を削り取るとか……
削る?
「……ライムがいた」
「そりゃライムはいるわよ! それがどうしたのよ!」
「マッキー、うるせえ。……そうか。できるじゃないか! 地下十一階だったな?!」
「う、うん。だけどアラタさんは……」
「ライム、久々に一緒に行くぞ!」
「ちょっとアラタ! 一緒にって……たしかあのとき、あの後寝込んで」
間に合えば全員生還だ。
それと引き換えなら何日寝込んでも釣りがくる!
「ガキの頃、ちらっと夢見た変身ヒーロー、夢が叶った気分でちっとばっかりテンション高ぇわ! そんな気分に水差すなっての! ライム! 来いっ!」
俺の頭の上にライムが飛び乗る。
その虹色の体は、俺の体のラインに沿って包んでいく。
そして全身を包み込み……。
「な、何すんの? ヨウミ、何これ? どういう状況?」
「アラタ! 無茶しちゃダメだからね!」
「ここで無茶しねぇでいつ無茶すんだよ! お茶ならまだ在庫はあるけどな!」
「バカ言わないの! 体にダメージ」
「俺はな、みんなから仲間にしてくれって頼まれたリーダーなんだよ! そのリーダーが尻込みしてどうすんだ! マッキー! お前もついてこい。メインは救助活動だ! ライム! 全力で進めえ!」
「アラタあ!」
ライムに不満が一つある。
それは、俺に飛行能力を持たせないこと。
次にこれやるまで何とかしろよな!
そして今、地上に出てきた者達が数名。
肉眼でも確認できないが、おそらく初級冒険者達だろう。
一人や二人じゃない。
おそらく全員無事に上がってきたと思う。
でなければ、今感じ取れる気配の移動速度は出ない。
そして、いつも感じ慣れているテンちゃんとモーナーの気配はない。
最悪の事態は免れたか。
「タさあーーん! アラタさあああん!」
俺を名を叫ぶ声がいくつも聞こえる。
やはり冒険者達だけが退避できたようだ。
「お前らー、無事かーっ! 怪我してないかー!」
「アラタさあああん! 助けてええぇ!」
まさかの助けを求める声。
ゴーレムが地上に出て来たと言うのか?!
いや、それはない。
地下から感じ取れる魔物の気配の数は……二つ?
一つはどうした?
地上には……出てきていない。
状況が全く掴めない。
一体何が起こってる?
「はあ……はあ……アラタさん、助けてっ!」
「……落ち着いて報告しろ。どんな状況でも、物事を正確に誰かに伝えられるようじゃなきゃ、他の冒険者と連携は取れないぞ」
「一人……一人残ってるのっ。それと、テンちゃんが動けないの! モーナーさんは外に出られないの!」
はい?
テンちゃんが動けず、モーナーも移動ができない……。
いや、それともう一人……って……。
いない。
逃げてきた冒険者数は五人。
一人足りない!
「状況……動けない理由を言え! 魔物はどうなってる!」
「ロックゴーレムだよ! 残り二体なんだけど、一体動けなくなりそうなの!」
一体は倒したってことか。
「でも、天井からおっきな岩が落ちてきて、もう一体が潰されて、多分終わる」
落盤事故かよ!
だが落ちてきた岩の下敷きになって、残り一体。
「けど、テンちゃんさんもそれに足が挟まって」
「なっ……!」
モーナーよりでかいゴーレムが潰れるほどのでかい岩盤落下。
テンちゃんが巻き沿いを食らって動けない……。
魔物がいなけりゃ岩盤を壊せば済むだけの話なんだが。
「その岩盤が倒れ掛かって、通路の隅にななめになってぇ!」
ってことは板状の岩ってことか。
「ダンジョンの壁と岩の間にモーナーともう一人があ」
「挟まったのか?!」
「あいつは無事みたいだけど、出られる隙間がないの! ゴーレムがその岩を殴ってた!」
「その岩の下には、テンちゃんが足を挟めてて動けないってんだな?」
「そう!」
俺の問いには全員から同時に返事が来た。
事態は分かった。
だが……。
「モーナーさん岩盤押し返せなかったけど、あたし達に逃げろって」
「逃げられる人は逃げてって、テンちゃんさんもお!」
いや、押し返したら、逆にテンちゃんが潰れるんじゃねぇか?
かと言ってそのまま放置したら……。
「ゴーレムが岩盤殴ってるって言ってたわよね」
「あ、そうか。岩盤が崩れたら動けるんじゃない?」
確かに岩盤の重さが減れば何とかなるかもしれん。
が……。
「どこが崩れればいい?」
「え? 上の方……」
「上が崩れたら、モーナーともう一人の方に倒れ掛かる。もしくは瓦礫が落ちていく。モーナーなら耐えられるだろう。だが子供は……」
冒険者達の涙が止まらない。
まさに死が少しずつそばに近寄っている。
そんな仲間を想像して、耐えられないのだろう。
「じゃあ下の方は」
「だるま落としみたいに岩盤は崩れる。テンちゃんの足、最悪体を切断しながらな」
「うっ……」
ヨウミが手で口を抑えた。
岩盤の手前側にも奥にも仲間がいる。
マッキーの弓矢なら、ひょっとしたらテンちゃんの足が挟まったあたりに穴を空ければ抜け出すことができるかもしれない。
しかし岩盤の前にゴーレムがいる。
「そんな……。そうだ! モーナーが壁を掘れば……」
「どのみちテンちゃんの足が犠牲になる。壁の方が脆ければ、モーナーが潰れかねない。その子は助かるかもしれんが……」
「じゃあ何もせずにここで手をこまねいてろっての?!」
俺だってすぐにも動きたい。
しかし全員を救い出す方法がないまま現場に突っ込んでいったって、助けるどころか助けを求める側になっちまう。
「理想を言えば、ゴーレムとやらをあいつらから引き離す。あわよくば倒れてくれれば。岩盤に対しては、崩れないまま重量を減らしていく。倒れ掛かっても誰も被害を受けないようにな」
「どうやってそんな岩盤の重さを減らすのよ! 崩すにしても上も下もだめなんでしょ!」
そう。
上も下もだめ。
ならば……縦方向とか、表面を削り取るとか……
削る?
「……ライムがいた」
「そりゃライムはいるわよ! それがどうしたのよ!」
「マッキー、うるせえ。……そうか。できるじゃないか! 地下十一階だったな?!」
「う、うん。だけどアラタさんは……」
「ライム、久々に一緒に行くぞ!」
「ちょっとアラタ! 一緒にって……たしかあのとき、あの後寝込んで」
間に合えば全員生還だ。
それと引き換えなら何日寝込んでも釣りがくる!
「ガキの頃、ちらっと夢見た変身ヒーロー、夢が叶った気分でちっとばっかりテンション高ぇわ! そんな気分に水差すなっての! ライム! 来いっ!」
俺の頭の上にライムが飛び乗る。
その虹色の体は、俺の体のラインに沿って包んでいく。
そして全身を包み込み……。
「な、何すんの? ヨウミ、何これ? どういう状況?」
「アラタ! 無茶しちゃダメだからね!」
「ここで無茶しねぇでいつ無茶すんだよ! お茶ならまだ在庫はあるけどな!」
「バカ言わないの! 体にダメージ」
「俺はな、みんなから仲間にしてくれって頼まれたリーダーなんだよ! そのリーダーが尻込みしてどうすんだ! マッキー! お前もついてこい。メインは救助活動だ! ライム! 全力で進めえ!」
「アラタあ!」
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