57 / 493
三波新、放浪編
動揺、逆上、激情 その7
しおりを挟む
三日間も眠りっぱなしだったか。
なら勘だのなんだのも鈍ってたんだろうな。
車庫の外に誰かがいるというなら、しかも俺のことを待っているというならなおさらだ。
普通ならその気配に気づいていたはずだ。
客のことより、そっち方面のリハビリの方が気にかかる。
「えっと……、アラタ、大丈夫?」
「大丈夫じゃないな。まだいつもの俺じゃない。調子が戻ってきてないようだ。まずそれが気にかかる。その次にテンちゃんとライム。お前、その次な」
……何のツッコミも来ない。
どうした?
またそういうことを言う、とか何とか言い返してくるだろ、いつものヨウミなら。
「悪い。お前も調子戻ってきてないのか?」
「……えっと、そういうことじゃなくてね?」
「何だよ」
「アラタ……この方のこと見てないでしょ」
「見たことのない人よりも、お前ら全員の体調の方が大事だからな。見たことのない客がこの世界からいなくなっても、俺の生活はそんなに変わらないだろうし」
「こ、こらっ」
なんか、妙に焦ってんな、こいつ。
どうしたんだ?
「私がこの世界からいなくなっても、アラタさんの生活は変わらない、ですか。そうなるには、ちょっと時期尚早かもしれません」
「へ?」
って、今まで気にしなかったけど……何と言うか、やたらと着飾ってるこのおば……。
いや、見た目での年齢と俺の年の差を考えれば……お姉さん、でいいか?
四十代っぽいよな。
十才違いってことはないだろ。
つか、こんな綺麗な服に藁がくっついたら……クリーニングが手間だろうなー。
……考えてみりゃ、ずっとこいつを放置しっぱなしなのに、俺に向かって不快感とか全く持ってない……な。
むしろ、いくらでも待つという……謙虚さ?
違う。
気品ってやつか?
ヘリくだりもなく、驕るでもない。
それに後ろの男二人も、武装していながら敵意とか害意とか、全くないってのが……。
「アラタ。この方、王妃様。ミツアルカンヌ王妃」
はい?
なにその苗字と名前の区別がつかなそうな名前。
って……。
「オウ……ヒ?」
「そう、王妃様。国王の后」
……えーと。
「なんか、今日、耳が日曜日みたい」
「バカな事言わないの。この方」
「ニセモノ?」
「うん……まぁ……信じられないのも無理はないけど……」
そっくりさんとか影武者とかあるじゃん。
とくに高貴な身分の人になら。
「装飾品とか、後ろの親衛隊の人の装備品とかに王家の紋章入ってるでしょ?」
「いや、知らねぇし」
「そんなわけないでしょ? 旗手の人達が持ってた武器防具とかにもついてたはずだよ?」
「見てる余裕があったと思うか?」
「……う……。まぁ、分からなかったら分からないでいいけど」
大体俺が住んでた世界の日本民国じゃ、陛下とかが町中のホテルに誰かに会いに行くなんてことまったく考えられないんだが?
それと同じ次元だろこれ。
そっくりさんを連れて来たってことじゃねぇの?
残念ながら大外しだぜ。
なんせ俺は、この国の王家の人間の顔も名前も分からない。
そういう意味では常識知らず比べじゃ無敵だぜ!
「本物だとして、どこぞの町の宿にずっと泊まってるってのもおかしいだろ」
「だから親衛隊の人が護衛してるんじゃない」
警護もそうだろうが、変な噂が立たないようににらみを利かせるってこと?
だが仮に俺が王妃の顔も名前も知ってたとしてもだ。
目の前にいる人物は本物か偽物かの区別はつかんぞ?
つまり、こいつは本物偽物の論争は不毛ってことだ。
ということは、その点について議論するだけ時間の無駄だ。
となると……本物と仮定して、だ。
「なんで俺達の居場所が分かった?」
「それはあたしが説明したでしょ?」
今度はテンちゃんか。
何か言って……あ……。
天馬とそれに乗った何者かの全身が虹色になって、それが目立って、目撃者が多くいる……と……。
「荷車を牽く天馬。色彩が違うから別物って言い張っても、しらを切りとおすの、難しくてね」
旗手相手に白々しい芝居を打てるようになったヨウミでも、王族相手は流石にガマの油状態か。
「危篤状態です、とか言って追い出せばよかったじゃねぇか」
「……アラタ、ちょっと聞いてくれる?」
「何だよ、改まって」
ヨウミは俺の正面にぺたりと座って俺の目を覗き込んできた。
「考えたんだけど、アラタのことを嫌う人達って、意外と少ないのよね」
「何だいきなり」
「だって、まず同業者の人達とは店を始める場所ってかち合わないでしょ?」
「来そうな時にはこっちから譲るからな。それにやって来る行商人は一人や二人じゃねぇ。四つも五つも来る。場合によっちゃその倍とかな」
俺一人で、補給を求める冒険者達の要望に応えられるわけがない。
売値は俺の店よりどこも高いはずだ。
だが品数、種類は間違いなく向こうが多い。
俺の店の品が安くて効果があるっつっても、それはおにぎりと飲み物だけの評価。
アクセサリーなんて扱ってないし、使い捨ての武器や防具、道具なんてなおさらだ。
そんな俺の店と同業の店、どっちがあったら便利かは一目瞭然。
店の場所を譲るというより、客になる冒険者のニーズのため、ということもあるかな。
「お客さんからの評判も、悪口とか愚痴とか聞かないし」
「あったら転職してるよ」
「ってことを考えると、今まであたしたちが警戒してたのって、大きな枠の意味で王家の人達と慈勇教、商人ギルドの三種しかないわけでしょ?」
……まぁ、そうなるな。
人数はともかく、所属の団体となると大雑把に数えるとそうなる。
「そのうちの一つの王家がお詫びしたいって噂はあちこちから聞いてるよね」
「あぁ。俺は別にどうでもいいけどよ」
「でも王家の人達からすれば、詫びを入れることで一区切りつけられると思うのよ」
「自分の気持ちを落ち着かせるために俺に頭を下げるってのは、自分の利を大きくするために人をダシにするってことだろ?」
「そうだとしても、その三種の中の一種がなくなるわけじゃない?」
まぁ言われてみれば確かにそうだ。
「今まであたし達のことを追い回す王家の人達の数って、どれくらいいるか数えきれないほどよ?」
警備隊だっけ?
衛兵か?
それに……この女の人の後ろにいる親衛隊?
命令すればこいつらも追いかけてくるってわけか。
「それに、慈勇教がらみだけど旗手の人達もそうでしょ? 追い回すのを辞めるかもしれないと思うと、こっちの負担もかなり楽になると思うんだけど」
「王妃に頭を下げさせるなんて不届きなヤロウだっつって追いかけてくる輩も出てくるかもよ?」
「それはそうかもしれないけど、それは置いといて」
都合が悪くなると話題を逸らすなんて、それは議論としてはどうかと思うぞ?
「お詫びしたくても、王族の人に会いに行かなかったわけじゃない?」
「招待状も何もないしな。謝られに来ましたーって言いながら王宮に入ったら、即叩き出されるだろ」
「けど今、こうしてお詫びをしに来たのよ。受ける受けないはアラタの判断に任せる。けど、足を向こうから運ぶほど、アラタと会うことを切望してるってことよね」
まぁ……この国の権力のトップの団体が一個人の為にこうして動いてるってのは……レアだよな。
「普通なら、公的に、しかも大掛かりな舞台でアラタに頭を下げるべきなのよ。けど、手配書とかがあちこちにまわっても、それに反応した人ってごくわずかじゃない? ……あたしのお祖父さんみたいに」
手のひら返し様は覚えてるぞ。
気にしないけどな。
「でもどの宿でも、どの酒場でもあの張り紙に反応した人っていなかった」
まぁそうだな。
「だから、お詫びをしなきゃいけない場所は、公共の場所じゃなくてもいいかなって」
「……詫び自体してもらわなくても構わんと思うんだが」
「それはアラタがお詫びしてもらってからの判断でいいんじゃない? あたしもアラタから王宮とかに出向くのは筋が違うと思ってた。でもこうして向こうから足を運んできたのよ? 住所不定のあたし達の居場所をわざわざ探してね」
言われてみれば、ヨウミの言うことも一理ある。
なら勘だのなんだのも鈍ってたんだろうな。
車庫の外に誰かがいるというなら、しかも俺のことを待っているというならなおさらだ。
普通ならその気配に気づいていたはずだ。
客のことより、そっち方面のリハビリの方が気にかかる。
「えっと……、アラタ、大丈夫?」
「大丈夫じゃないな。まだいつもの俺じゃない。調子が戻ってきてないようだ。まずそれが気にかかる。その次にテンちゃんとライム。お前、その次な」
……何のツッコミも来ない。
どうした?
またそういうことを言う、とか何とか言い返してくるだろ、いつものヨウミなら。
「悪い。お前も調子戻ってきてないのか?」
「……えっと、そういうことじゃなくてね?」
「何だよ」
「アラタ……この方のこと見てないでしょ」
「見たことのない人よりも、お前ら全員の体調の方が大事だからな。見たことのない客がこの世界からいなくなっても、俺の生活はそんなに変わらないだろうし」
「こ、こらっ」
なんか、妙に焦ってんな、こいつ。
どうしたんだ?
「私がこの世界からいなくなっても、アラタさんの生活は変わらない、ですか。そうなるには、ちょっと時期尚早かもしれません」
「へ?」
って、今まで気にしなかったけど……何と言うか、やたらと着飾ってるこのおば……。
いや、見た目での年齢と俺の年の差を考えれば……お姉さん、でいいか?
四十代っぽいよな。
十才違いってことはないだろ。
つか、こんな綺麗な服に藁がくっついたら……クリーニングが手間だろうなー。
……考えてみりゃ、ずっとこいつを放置しっぱなしなのに、俺に向かって不快感とか全く持ってない……な。
むしろ、いくらでも待つという……謙虚さ?
違う。
気品ってやつか?
ヘリくだりもなく、驕るでもない。
それに後ろの男二人も、武装していながら敵意とか害意とか、全くないってのが……。
「アラタ。この方、王妃様。ミツアルカンヌ王妃」
はい?
なにその苗字と名前の区別がつかなそうな名前。
って……。
「オウ……ヒ?」
「そう、王妃様。国王の后」
……えーと。
「なんか、今日、耳が日曜日みたい」
「バカな事言わないの。この方」
「ニセモノ?」
「うん……まぁ……信じられないのも無理はないけど……」
そっくりさんとか影武者とかあるじゃん。
とくに高貴な身分の人になら。
「装飾品とか、後ろの親衛隊の人の装備品とかに王家の紋章入ってるでしょ?」
「いや、知らねぇし」
「そんなわけないでしょ? 旗手の人達が持ってた武器防具とかにもついてたはずだよ?」
「見てる余裕があったと思うか?」
「……う……。まぁ、分からなかったら分からないでいいけど」
大体俺が住んでた世界の日本民国じゃ、陛下とかが町中のホテルに誰かに会いに行くなんてことまったく考えられないんだが?
それと同じ次元だろこれ。
そっくりさんを連れて来たってことじゃねぇの?
残念ながら大外しだぜ。
なんせ俺は、この国の王家の人間の顔も名前も分からない。
そういう意味では常識知らず比べじゃ無敵だぜ!
「本物だとして、どこぞの町の宿にずっと泊まってるってのもおかしいだろ」
「だから親衛隊の人が護衛してるんじゃない」
警護もそうだろうが、変な噂が立たないようににらみを利かせるってこと?
だが仮に俺が王妃の顔も名前も知ってたとしてもだ。
目の前にいる人物は本物か偽物かの区別はつかんぞ?
つまり、こいつは本物偽物の論争は不毛ってことだ。
ということは、その点について議論するだけ時間の無駄だ。
となると……本物と仮定して、だ。
「なんで俺達の居場所が分かった?」
「それはあたしが説明したでしょ?」
今度はテンちゃんか。
何か言って……あ……。
天馬とそれに乗った何者かの全身が虹色になって、それが目立って、目撃者が多くいる……と……。
「荷車を牽く天馬。色彩が違うから別物って言い張っても、しらを切りとおすの、難しくてね」
旗手相手に白々しい芝居を打てるようになったヨウミでも、王族相手は流石にガマの油状態か。
「危篤状態です、とか言って追い出せばよかったじゃねぇか」
「……アラタ、ちょっと聞いてくれる?」
「何だよ、改まって」
ヨウミは俺の正面にぺたりと座って俺の目を覗き込んできた。
「考えたんだけど、アラタのことを嫌う人達って、意外と少ないのよね」
「何だいきなり」
「だって、まず同業者の人達とは店を始める場所ってかち合わないでしょ?」
「来そうな時にはこっちから譲るからな。それにやって来る行商人は一人や二人じゃねぇ。四つも五つも来る。場合によっちゃその倍とかな」
俺一人で、補給を求める冒険者達の要望に応えられるわけがない。
売値は俺の店よりどこも高いはずだ。
だが品数、種類は間違いなく向こうが多い。
俺の店の品が安くて効果があるっつっても、それはおにぎりと飲み物だけの評価。
アクセサリーなんて扱ってないし、使い捨ての武器や防具、道具なんてなおさらだ。
そんな俺の店と同業の店、どっちがあったら便利かは一目瞭然。
店の場所を譲るというより、客になる冒険者のニーズのため、ということもあるかな。
「お客さんからの評判も、悪口とか愚痴とか聞かないし」
「あったら転職してるよ」
「ってことを考えると、今まであたしたちが警戒してたのって、大きな枠の意味で王家の人達と慈勇教、商人ギルドの三種しかないわけでしょ?」
……まぁ、そうなるな。
人数はともかく、所属の団体となると大雑把に数えるとそうなる。
「そのうちの一つの王家がお詫びしたいって噂はあちこちから聞いてるよね」
「あぁ。俺は別にどうでもいいけどよ」
「でも王家の人達からすれば、詫びを入れることで一区切りつけられると思うのよ」
「自分の気持ちを落ち着かせるために俺に頭を下げるってのは、自分の利を大きくするために人をダシにするってことだろ?」
「そうだとしても、その三種の中の一種がなくなるわけじゃない?」
まぁ言われてみれば確かにそうだ。
「今まであたし達のことを追い回す王家の人達の数って、どれくらいいるか数えきれないほどよ?」
警備隊だっけ?
衛兵か?
それに……この女の人の後ろにいる親衛隊?
命令すればこいつらも追いかけてくるってわけか。
「それに、慈勇教がらみだけど旗手の人達もそうでしょ? 追い回すのを辞めるかもしれないと思うと、こっちの負担もかなり楽になると思うんだけど」
「王妃に頭を下げさせるなんて不届きなヤロウだっつって追いかけてくる輩も出てくるかもよ?」
「それはそうかもしれないけど、それは置いといて」
都合が悪くなると話題を逸らすなんて、それは議論としてはどうかと思うぞ?
「お詫びしたくても、王族の人に会いに行かなかったわけじゃない?」
「招待状も何もないしな。謝られに来ましたーって言いながら王宮に入ったら、即叩き出されるだろ」
「けど今、こうしてお詫びをしに来たのよ。受ける受けないはアラタの判断に任せる。けど、足を向こうから運ぶほど、アラタと会うことを切望してるってことよね」
まぁ……この国の権力のトップの団体が一個人の為にこうして動いてるってのは……レアだよな。
「普通なら、公的に、しかも大掛かりな舞台でアラタに頭を下げるべきなのよ。けど、手配書とかがあちこちにまわっても、それに反応した人ってごくわずかじゃない? ……あたしのお祖父さんみたいに」
手のひら返し様は覚えてるぞ。
気にしないけどな。
「でもどの宿でも、どの酒場でもあの張り紙に反応した人っていなかった」
まぁそうだな。
「だから、お詫びをしなきゃいけない場所は、公共の場所じゃなくてもいいかなって」
「……詫び自体してもらわなくても構わんと思うんだが」
「それはアラタがお詫びしてもらってからの判断でいいんじゃない? あたしもアラタから王宮とかに出向くのは筋が違うと思ってた。でもこうして向こうから足を運んできたのよ? 住所不定のあたし達の居場所をわざわざ探してね」
言われてみれば、ヨウミの言うことも一理ある。
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
バイクごと異世界に転移したので美人店主と宅配弁当屋はじめました
福山陽士
ファンタジー
弁当屋でバイトをしていた大鳳正義《おおほうまさよし》は、突然宅配バイクごと異世界に転移してしまった。
現代日本とは何もかも違う世界に途方に暮れていた、その時。
「君、どうしたの?」
親切な女性、カルディナに助けてもらう。
カルディナは立地が悪すぎて今にも潰れそうになっている、定食屋の店主だった。
正義は助けてもらったお礼に「宅配をすればどう?」と提案。
カルディナの親友、魔法使いのララーベリントと共に店の再建に励むこととなったのだった。
『温かい料理を運ぶ』という概念がない世界で、みんなに美味しい料理を届けていく話。
※のんびり進行です
W職業持ちの異世界スローライフ
Nowel
ファンタジー
仕事の帰り道、トラックに轢かれた鈴木健一。
目が覚めるとそこは魂の世界だった。
橋の神様に異世界に転生か転移することを選ばせてもらい、転移することに。
転移先は森の中、神様に貰った力を使いこの森の中でスローライフを目指す。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
孤高のミグラトリー 〜正体不明の謎スキル《リーディング》で高レベルスキルを手に入れた狩人の少年は、意思を持つ変形武器と共に世界を巡る〜
びゃくし
ファンタジー
そこは神が実在するとされる世界。人類が危機に陥るたび神からの助けがあった。
神から人類に授けられた石版には魔物と戦う術が記され、瘴気獣と言う名の大敵が現れた時、天成器《意思持つ変形武器》が共に戦う力となった。
狩人の息子クライは禁忌の森の人類未踏域に迷い込む。灰色に染まった天成器を見つけ、その手を触れた瞬間……。
この物語は狩人クライが世界を旅して未知なるなにかに出会う物語。
使い手によって異なる複数の形態を有する『天成器』
必殺の威力をもつ切り札『闘技』
魔法に特定の軌道、特殊な特性を加え改良する『魔法因子』
そして、ステータスに表示される謎のスキル『リーディング』。
果たしてクライは変わりゆく世界にどう順応するのか。
お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!
にのまえ
ファンタジー
目が覚めたら、女性が土下座をしていた。
その女性に話を聞くと、自分を女神だと言った。そしてこの女神のミス(くしゃみ)で、俺、鈴村凛太郎(27)は勇者召喚に巻き込まれたらしい。
俺は女神のミスで巻き込まれで、勇者ではないとして勇者特有のスキルを持たないし、元の世界には帰れないようだ。
「……すみません」
巻き込みのお詫びとして、女神は異世界で生きていくためのスキルと、自分で選んだスキルをくれた。
これは趣味の食べ歩きを、異世界でするしかない、
俺、凛太郎の異世界での生活が始まった。
美女エルフの異世界道具屋で宝石職人してます
網野ホウ
ファンタジー
小説家になろうで先行投稿してます。
異世界から飛ばされてきた美しいエルフのセレナ=ミッフィール。彼女がその先で出会った人物は、石の力を見分けることが出来る宝石職人。
宝石職人でありながら法具店の店主の役職に就いている彼の力を借りて、一緒に故郷へ帰還できた彼女は彼と一緒に自分の店を思いつく。
セレナや冒険者である客達に振り回されながらも、その力を大いに発揮して宝石職人として活躍していく物語。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる