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 「勝さん…。いっちゃう…」


 昨日やっとの思い出アンの元にやってきた勝は、アンを抱きしめたままで寝ていた。アンもどうやら今の時間になるまで寝ていた様だ。
 
 起きて早々のモゾモゾと2人は、ベッドの中で絡みあっていた。

 しばらく会えていなかった寂しさを勝はアンにぶつけるように激しく腰を振る。

 疲労困憊のはずなのに性欲は衰えず、欲のままに行動していた。

 「アン…可愛いよ。」

 声をかけると、アンはキスをねだる様に顔を突き出す。

 勝はアンの柔らかい唇にキスを落とすと、繋がったままでアンを抱きしめた。
 
 一瞬だけ口を離してつぶやいた。

 「愛してるよ」

 強面な自分には似合わない臭いセリフを吐くと、可憐な少女の顔で頷いてくれる。そのあまりの可愛らしさに我慢ができずに果ててしまった。アンの中でビクンビクンと肉棒を痙攣させる。快感に身を委ね、体を脱力させてもう一度「愛してる」とささやいた。

 しばらくお互いにキスをねだり合い、舌を絡めた。甘い味がした。タバコを吸うよりも舌が痺れて気持ちが良い。ねっとりとした唾液をアンの口元に垂らしながら舌を絡め合う。そのうち、どちらの唾液なのかなんてわからなくなるだろう。
 目を瞑ることなく、お互いの目を見つめながらキスをし続けた。

 もう既に一度果てているにも関わらず、勝のそれはまだ固さを保ったままアンの中にあった。まだ足りないのだ。

 「キツくないか?」
尋ねると、こくりと頷いて返事をしてくれる。
 ゆっくり腰を動かし始める。痛くない様に動かす。大事にすると決めたから。

 右手でアンのクリトリスをゆっくり刺激する。指先でコリコリと動かすたびにアンの体がぴくりと跳ねる。逝ってしまった様だ。

 「気持ちいいか?」
 逝ってしまったアンを見て思わず尋ねる。

 「キモチイイ…」
おぼつかない口調で小さく答える。

 この一言でヒートアップしてしまった。


 腰の動きが早くなるのに連動して指先の動きも早くなる。

 アンの汁が勝の汁かわからないほど液が滴りグチュグチュと音を立てる。その音がアンの可愛らしい喘ぎ声と合わさり、さらに興奮を高めていくのであった。


 勝が逝くのにそんなに時間はかからなかった。


 「イク…」


 勝が、声を漏らしたと同時にアンも「私も…イク…」と声を漏らした。


 2人は同時に絶頂に達した。




 その後も、2人は愛の言葉を囁き合って、やがて眠りに導かれたのだった。




 
 
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