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生首の絵
しおりを挟むうちの、ばあちゃんちの敷地内に倉庫的なものがある。
倉庫というか、蔵?って感じ。
ともかく、古いものをずっとしまい込んでいる建物がある。
でも、ばあちゃんが亡くなって住む人がいなくなって、ばあちゃんちのあった広大な土地を更地にすることになった。更地に来て売りに出すんだって。
そのため、蔵の中を親戚総出で片付けた。
なんだかたくさんのガラクタが出てきた。
その中で1番多かったのが、絵巻物ってやつ。
禿げてたりちょんまげだったりする男たちの絵がたくさん出て来た。
どれも、5人くらいずつが、背中に黒い板みたいなのを担いでいた。
同じような絵ばかり。
親戚のみんな気味悪がった。
どういう意味合いの絵なのかはわからない。
そして、一つだけ、異様な絵があった。
禿げの多分、男の生首の絵。
男の首が絵の真ん中に5つ並んでいた。
首の下からは、血が流れ落ち、絵の下半分は、全て赤い色で染められていた。
全部、気持ちが悪い絵ではあったけれど、生首の絵が1番気持ち悪かったな。
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