3 / 13
王様・ドジっ子使用人@わざとじゃないんです
しおりを挟む王様_ルカ×使用人_ダイス
王様はダイスが好きすぎる故にちょっと嫉妬深い独占欲を孕んでるタイプです。野生感溢れる筋肉派な見た目。
ダイスはドジっ子なのに、自分ではしっかりしてるつもりのちょっとアホの子です。黒髪でおとなしそうな見た目。
まだ付き合ってないけど、両片思いな感じの関係です。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ルカ様っごめんなさい…わざとじゃないんです」
「あれがわざとだったら、もっとお仕置きをきつくしてるからなダイス」
手と肌がぶつかる音が王様の部屋に響く。
おこがましくも、僕はお尻だけを出して、四つん這いの格好で王様の寝具を占拠してしまっている。
パーン
「ヒーっ⁉︎だって…」
「言い訳かダイス、いい度胸だな」
パーン
「ちがっンッ」
「ほら、数えないといつまでも終わらないぞ、ほら1から」
「ルカ様…」
パーン
「…っ…いちっ」
パーン
………なんでまたこうなってしまったんだっけ
たしか…給仕の時にお茶を隣国の王太子様にこぼしてしまって、
それを拭こうと王太子様の太ももに触れた僕の手を、
なんか熱っぽい目で見てきた王太子様と目があって、
愛想笑いをえらく好意的にとられてしまったらしく、
僕を引き抜きたいとルカ様に言い出したらしい!!!
僕今回何にも悪くないじゃん!!
「お仕置き中に考え事か」
パーン
「違いまっ…あっ…はち!」
「ふーん」
パーン
「んっ…きゅう」
パーン
「んあっ…じゅう」
なんか最後だけちょっと強かった気がするんだけど!!
パーン
「んんっ!ルカ様一回多いです!」
「ダイスまだ元気そうじゃないか、お仕置きが足りなかったのか」
パーン
「っ…ルカ様!」
「まだ反抗的な目をしてるな。よその男に尻尾振る元気がなくなるくらいじゃないと」
顎を掴まれて、ルカ様と目線を合わせさせられて、そんなこと言われる。
「そういえば、ダイスは痛いお仕置きより、気持ちいいお仕置きの方がちゃんと反省できるんだよな」
「…」
まずいな、なんか話の流れが良くない方向に行ってる気がする。
「じゃあ、今日はダイス1人でしてるところ見せて」
ゆるく立ち上がり始めていたものを握られ、親指で先端に少し垂らしてしまっているものを塗り広げられる。
「んあっ…それだけ、それだけはいやっ」
そんな行為、人に見せるもんじゃないのに
「お仕置きだからだーめ」
耳元でそう言われ、その低音ボイスに腰砕けそうになるが、
この後のことを考えるとそれどころじゃない。絶対無理。
「ダイス、ごろんってして」
仰向けになれってことか。これ以上逆らってもいいことはなさそうなので、とりあえず従う。
「すごい格好だね。」
ワイシャツの裾にシミができてしまっていて、それら全てがまだ明るいこの部屋でルカ様に丸見えである。
「…あんまり見ないでください」
「今更隠しても、遅いよ。ほら手退けて」
裾を握って伸ばして隠そうとした手を振り払われて捲られる。
明らかに期待している反応を示しているそこを、まじまじと観察される。
「…ルカ様」
居た堪れなくて彼を呼んでも、「可愛いね」と揶揄われて終わるだけ。
「ほら、いつもみたいにして見せて」
手を取られ、一緒に僕のあれを握られて、少し上下に動かされる。
「んんっ…ルカ様っ」
「後は自分1人でできるね」
中途半端に与えられた快感のせいか、ルカ様の熱っぽい視線のせいか、
手を離されても、止まらなくなっていた。
「…っ」
だめだ、物足りない。体はもっと気持ちいいことを知ってる。
「ルカ様…イけない」
快感のせいか、絶望のせいか、視界は歪み、熱の解放を求める体がこの元凶に助けを求める。
「お仕置きだから、最後までちゃんと一人でして」
「や…むりっ…できなぃ」
「だーめ。ほら、ちゃんと頑張らないとずっとこのままだよ」
「ルカ様…」
だめだ。こういう時ルカ様はいじわるだ。目を閉じて行為に集中することにした。
それがなかなか良かったのか、すぐに絶頂感が込み上げてきた。
「あ…ルカ様…僕そろそろ…」
「いいよ、いつでも」
そんな許可に反応して、体はあっさり絶頂を迎えた、
「ンッ…っ…」
気持ちよさの波の後、じわっと脱力感が広がった。
目を開けると、バッチリと少し不機嫌そうなルカ様と目があった。
「ダイス随分気持ち良さそうにしてたけど、何想像してたの??」
答えれないでいると、
「俺以外でイっちゃダメだよ」
ルカ様はいつも、理不尽だ
そんな無茶な理由でお仕置きの続きが始まった…
3
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
潜入捜査でマフィアのドンの愛人になったのに、正体バレて溺愛監禁された話
あかさたな!
BL
潜入捜査官のユウジは
マフィアのボスの愛人まで潜入していた。
だがある日、それがボスにバレて、
執着監禁されちゃって、
幸せになっちゃう話
少し歪んだ愛だが、ルカという歳下に
メロメロに溺愛されちゃう。
そんなハッピー寄りなティーストです!
▶︎潜入捜査とかスパイとか設定がかなりゆるふわですが、
雰囲気だけ楽しんでいただけると幸いです!
_____
▶︎タイトルそのうち変えます
2022/05/16変更!
拘束(仮題名)→ 潜入捜査でマフィアのドンの愛人になったのに、正体バレて溺愛監禁された話
▶︎毎日18時更新頑張ります!一万字前後のお話に収める予定です
2022/05/24の更新は1日お休みします。すみません。
▶︎▶︎r18表現が含まれます※ ◀︎◀︎
_____
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
僕は社長の奴隷秘書♡
ビビアン
BL
性奴隷――それは、専門の養成機関で高度な教育を受けた、政府公認のセックスワーカー。
性奴隷養成学園男子部出身の青年、浅倉涼は、とある企業の社長秘書として働いている。名目上は秘書課所属だけれど、主な仕事はもちろんセックス。ご主人様である高宮社長を始めとして、会議室で応接室で、社員や取引先に誠心誠意えっちなご奉仕活動をする。それが浅倉の存在意義だ。
これは、母校の教材用に、性奴隷浅倉涼のとある一日をあらゆる角度から撮影した貴重な映像記録である――
※日本っぽい架空の国が舞台
※♡喘ぎ注意
※短編。ラストまで予約投稿済み
年上が敷かれるタイプの短編集
あかさたな!
BL
年下が責める系のお話が多めです。
予告なくr18な内容に入ってしまうので、取扱注意です!
全話独立したお話です!
【開放的なところでされるがままな先輩】【弟の寝込みを襲うが返り討ちにあう兄】【浮気を疑われ恋人にタジタジにされる先輩】【幼い主人に狩られるピュアな執事】【サービスが良すぎるエステティシャン】【部室で思い出づくり】【No.1の女王様を屈服させる】【吸血鬼を拾ったら】【人間とヴァンパイアの逆転主従関係】【幼馴染の力関係って決まっている】【拗ねている弟を甘やかす兄】【ドSな執着系執事】【やはり天才には勝てない秀才】
------------------
新しい短編集を出しました。
詳しくはプロフィールをご覧いただけると幸いです。
【BL-R18】魔王の性奴隷になった勇者
ぬお
BL
※ほぼ性的描写です。
魔王に敗北し、勇者の力を封印されて性奴隷にされてしまった勇者。しかし、勇者は魔王の討伐を諦めていなかった。そんな勇者の心を見透かしていた魔王は逆にそれを利用して、勇者を淫乱に調教する策を思いついたのだった。
※【BL-R18】敗北勇者への快楽調教 の続編という設定です。読まなくても問題ありませんが、読んでください。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/17913308/134446860/
※この話の続編はこちらです。
↓ ↓ ↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/17913308/974452211
いつもは我慢してるのにきもちよすぎて♡喘ぎしちゃう話
Laxia
BL
いつもはセックスの時声を我慢してる受けが、気持ち良すぎて♡喘ぎしちゃう話。こんな声だしたことなくて嫌われないかなって思いながらもめちゃくちゃ喘ぎます。
1話完結です。
よかったら、R-18のBL連載してますのでそちらも見てくださるととっても嬉しいです!
【R指定BL】下剋上な関係を集めた短編集
あかさたな!
BL
◆いきなりオトナな内容に入るのでご注意ください◆
全話独立してます!
年下攻めや下剋上な関係の短編集です
【生徒会長になってた幼馴染による唇攻め】【弟からの指による快感で服従してしまった兄】【sub/dom世界の勇者と魔王】【VRゲームが進化した先にスライムに負ける受けがいてもいい】【脳イキさせる大学の後輩】【両片思いが実った】【むしろ胸を開発されてしまう話】【嫉妬を抑えれない幼いご主人様】【悪魔に執着してしまう腹黒神父様】【ただただ甘々なオメガバース世界のお話】【キス魔な先生を堪能する双子】
2022/02/15をもって、こちらの短編集は完結とさせていただきます。
ありがとうございました。
ーーーーーーーーーーー
感想やリクエスト
いつもありがとうございます!
完結済みの短編集
【年下攻め/年上受け】
【溺愛攻め】
はプロフィールから読めます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる