伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

第45話 婚約者達に説明

 フェリスが婚約者になった翌日には、テレスとアリアに報告しようと思い、2人に貴族学院が終わったら、1時間後に僕の屋敷に来て欲しいと頼んだ。

 2人は、わかったと答えてくれた。

 僕は、貴族学院が終わったら、直ぐに瞬足を使って、領地に向かい、フェリスをお姫様抱っこして、王都の屋敷に帰ってきた。

 テレスとアリア来るまでは、2人で打ち合わせをした。

 屋敷に帰ってきて、45分ぐらい経つと、執事が僕がいる部屋を訪れ、2人を案内してくれた。

 2人は、ソファに座っているフェリスを見て、びっくりしていた。そんな2人に、まずは座ってと言い、座らせた。

 2人が座ったのを確認し、「彼女は、フェリス、ヨルダン魔法国の第3王女だよ」と、2人に言った。

 2人は、またまたびっくりした。

 「えっと、何で王女様がアレクくんの屋敷にいるの？」と、テレスが聞いてきた。

 「会ったのは、1年前ぐらいなんだけど、1ヶ月前にヨルダン魔法国の国王陛下が僕の領地のリゾートホテルに訪れて、その時に国王陛下からフェリスが王女だったことを聞いたよ。それまでは、僕の領地の水関係の施設に使う水を魔法で出して貰ってた」と、答えた。

 その言葉を聞いた2人は、唖然の表情を浮かべた。

 「私のこと、フェリス、でいい、同じ、婚約者、同士、だから」と、フェリスが言った。

 「え、どういうことですか？ア、アレクくん、説明して下さい」と、アリアが言ってきた。

 「ヨルダン魔法国の国王陛下が1ヶ月前に来たと言ったでしょ、娘を任せられるか1ヶ月間監視生活を送っていたんだ。そしたら、国王陛下からフェリスを婚約者にしてくれと打診を受けたんだ。あ、あと、セシリーの約束も了承してくれているから、4人目の婚約者になるね」と、答えた。

 「えっと、フェリス、アレクくんの何処が好きなの？」と、テレスがフェリスに聞いた。

 「アレクは、優しくて、カッコイイ、ところが、好き」と、少し頬を赤くしながら答えた。

 「うん、ありがとう。アレクくんが好きだということがわかったから、私はフェリスがアレクくんの婚約者になるのは問題ないよ。アリアも大丈夫?」と、テレスがアリアに聞いた。

 「はい、最初はびっくりしましたけど、私も大丈夫です。これからよろしくね、フェリスちゃん」と、答えた。

 「うん、よろしく」と、2人に返した。

 その後は、4人で話をして、1ヶ月後に長期休みに入るので、ヨルダン魔法国に行くことになった。もちろん、挨拶と観光をしに行くために。