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第37話 嫌な目線
しおりを挟む国王陛下と一緒に僕とテレスとアリアは、エレナカ王国の謁見の間に通された。
その王座には、エレナカ王国の王様と王妃と王子が3人いた。もちろんウィンリー王子もいた。
国王陛下とエレナカ王国の王が挨拶を行い。
「では、フレック伯爵自己紹介を頼む」と、国王陛下から言われた。
「お初にお目にかかります、私は、アレク・フレックと申します。以後、お見知り置きを」と、挨拶した。
「フレック伯爵は、今年いくつになられたのだ?」と、エレナカ王国の王が聞いてきた。
「1か月前に、14になったばかりです」と、答えた。
「ほぉ、その年でその武勲素晴らしい」と、褒めてくださった。
「ありがとうございます」と、返した。
「そちらの美しい御令嬢達が、フレック伯爵の婚約者か」と、聞いてきた。
「はい、そうでございます」と、答えた。
「テレス・アングーレと申します」と、テレスは礼をした。
「アリア・グレークと申します」と、アリアが礼をした。
「ぜひ、我が国を堪能してくれ」と、僕たちに行ってきた。
僕たちは、ありがとうございますと返した。
そして、謁見が進む中で、テレスとアリアに欲しいという欲望の目線を向けられていることに気がついた。その目線を向けていたのは、ウィンリー王子だった。
謁見が終わり、僕たちが退室するまで、2人に目線を向けていた。
僕たちは、謁見が終わり、客間でゆっくりしていた。
「テレス、アリア、2人共王宮内では1人きりにならないで」と、2人に言った。
「えっと、なんで?」と、テレスが聞いてきた。
「謁見中にウィンリー王子が2人のことを欲しいという欲望の目線で見ていたから」と、答えた。
2人共、驚いたが、納得してくれた。
その後は、2人は僕がいるときは一緒に行動し、僕がいない時は、必ずメイドといるようにした。
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