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第六十三話 追い出された元貴族の少女

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 俺は、お粥を作った。

 お粥を作り終えると、クメリが、キッチンにやって来た。

 俺は、クメリに、少女に、お粥を持っていくように頼んだ。

 クメリが、帰ってくるまでは、寝ることが出来ないので、食堂でクメリを待っていた。

 1時間ぐらいすると、クメリが、2階から降りて来た。

 「クメリ、彼女は?」と、聞いた。

 「今は、もう寝ちゃたよ。どうやら、疲れていたみたい」と、クメリが、答えてくれた。

 「それで、あの子を拾った経緯について、教えてくれる?」と、クメリが、聞いて来た。

 俺は、ランニングをしていたら、雨が降って来たので、裏路地を使って、家に帰っていたら、彼女を見つけたことを伝えた。

 クメリは、その説明で納得してくれた。

 「そういえば、なんで、クメリは、起きていたんだ?」と、聞いた。

 「うん?それは、爆発音で起きたんだ。そして、レオクのことを探して2階を回ってから、玄関に来たら、レオクがいたんだ」と、クメリが、答えてくれた。

 その時の時間は、朝の3時だったので、俺達は、そのまま起きることにした。

 クメリとお茶を飲みながら、朝になるのを待っていた。

 俺がいつも起きる時間から、15分後に、アリスとセレネが起きて来た。

 アリスとセレネは、クメリが、起きていることに驚いていた。

 俺とクメリは、アリスとセレネに、今日あったことを話した。

 2人は、驚きながら、納得してくれた。

 その後、俺達は、朝食を4人で作り、4人で朝食を食べた。

 俺とクメリは、昼ぐらいまで、少し寝ることにした。

 昼ぐらいに起きたけど、少女は、まだ起きていなかった。

 どうやら、相当疲れが溜まっていたらしい。

 昼過ぎから、俺は、アリスと一緒に、日用品や食料品を買いに行った。

 その時に、少女の服などをアリスが選んだ。

 基本的に、服は、アリスが選んでいる。

 クメリとセレネの服なども選んでいるから、センスが良いのだ。

 結構選んでいたりしていたので、夕方ぐらいに屋敷に帰った。

 屋敷に帰ると、クメリとセレネは、庭と1階には、いなかった。

 アリスに、2階に探して来て欲しいと頼んだ。

 アリスが2人を探してる間、買った物を整理した。

 整理していると、クメリが、やって来た。

 「レオク、少し、良いかな?」と、クメリが、聞いて来た。

 「大丈夫だよ」と、答えた。

 クメリから、少女が、俺達が街に出掛けてから、2時間後に起きたらしい。

 そして、自分から、事情を説明してくれたらしい。

 クメリは、少女の事情を説明してくれた。

 どうやら、少女は、元貴族のご令嬢で、何故か家から追い出しらしい。

 その理由は、少女自身には、分からないらしい。

 そして、男性が怖いらしい。

 一応、俺のことは、強く拒絶しないらしいが、触れられるのは、怖いらしい。

 俺は、少女の事情を大体理解できた。

 「そう言えば、その少女には、セレネのことを受け入れてくれた?」と、聞いた。

 「うん、受け入れてくれたよ。なんなら、凄く仲良くなっているよ」と、セレネが、答えてくれた。

 「あ、そうだ。レオクに、伝えないといけないことがあるんだよ。あのね、あの子、あんまり動くことが出来ないかも」と、クメリが、唐突に、言ってきた。

 「なんでそう思うんだ?」と、聞いた。

 「えっとね、あの子、激しい運動が、出来ないんだ。激しい運動をすると、咳き込んでしまうんだ。多分だけど、精神的な問題だと思うよ」と、クメリが、答えてくれた。

 それからは、あの少女についてクメリと一緒に話していた。

 

 

 
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