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第四十話 クメリの実力

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 「な、なにこれ?」と、クメリが、驚きながら、聞いて来た。

 「これが、銃だよ」と、答えた。

 「念の為、聞くけど、これは、魔法とかじゃないよね?」と、クメリが、聞いて来た。

 「違うね。これは、魔法では無く、科学の武器だね」と、答えた。

 クメリが、「うーん、科学は、よく分からないけど、異世界の武器ということは、よく理解出来たよ」

 クメリは、銃の威力を理解してくれたため、ボス部屋て銃を使えることになった。

 俺は、素材を集めながら、クメリと銃の運用方法について話し合った。

 話し合った結果、銃の運用方法が、決まった。

 ボス部屋の中に入ったら、フルオートで撃てる銃で、射撃する。

 次に、クメリが、近距離で攻撃している時は、正確に狙いをつけられる銃で、攻撃する。

 もし、クメリが、一旦距離を取るようなら、フルオートで撃てる銃で、援護する。

 俺が、近距離攻撃しないのは、ナイフ術が低いのと、格闘術が、対人間用だからだ。

 元の世界には、この世界の魔物ような存在は、いなかった。

 だから、対人間用の格闘術しか、身に付けることが出来なかった。

 まぁ、対人間だったら、大きな武器になるがな。

 道中は、ナイフの投擲とナイフでの近距離攻撃と格闘術で対応する。

 ボスが、極端に大きいので、対人間用の格闘術で、対応出来なかったが、道中の魔物は、そこまで大きくないので、対人間用の格闘術で、対応できる。

 取り敢えず、俺達は、28階層を出て、ボス部屋に向かった。

 ボス部屋に着いたら、ドアを開けた。

 中には、ウッドマンがいた。

 ウッドマンは、俺達に気付き、両手を上げながら、突撃して来た。

 俺は、MP5K-PDWをダブル・ドラムマガジンが挿入された状態で出した。

 俺は、突撃してくるウッドマンの両足に狙いを定め、撃った。

 撃っているMP5K-PDWの排莢口からは、薬莢が排出され、銃口から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。

 100発の銃弾は、ウッドマンの両足に吸い込まれ、両足を吹き飛ばした。

 ウッドマンは、地面に倒れた。

 そして、ウッドマンに、大きな隙が出来た。

 クメリは、そんな大きな隙を見逃すはずも無く、ウッドマンの頭を拳で、粉砕した。

 次は、31階層に行き、道中の敵を倒して、ボス部屋に向かった。

 ボス部屋の中には、デザートワームがいた。

 俺は、ステンMK-IIをマガジンが挿入された状態で出した。

 潜ったデザートワームに狙いを定め、撃った。

 撃っているステンMK-IIの排莢口からは、薬莢が排出され、銃口からは、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。

 デザートワームは、体から、緑色の血を流しながら、地面から出て来た。

 デザートワームは、俺に向かって、突撃して来た。

 冷静じゃないデザートワームは、上から拳を振り下ろそうとしているクメリには、気が付いていなかった。

 クメリは、そのまま、デザートワームに拳を振り下ろして、デザートワームを倒した。

 最後は、36階層に行き、道中の敵を倒してボス部屋に向かった。

 ボス部屋の中には、メタルトータスがいた。

 トンプソン・サブマシンガンをドラムマガジンが挿入された状態で、出した。

 撃っているトンプソン・サブマシンガンの排莢口からは、薬莢が排出され、銃口からは、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。

 メタルトータスは、甲羅に篭って、弾丸をやり過ごした。

 クメリは、メタルトータスの甲羅に正拳突きで、攻撃した。

 メタルトータスは、痛さのあまり、甲羅から出て来た。

 トンプソン・サブマシンガンを地面に捨て、ホルスターから、改造したS&M M19を出し、頭に狙いを定め、撃った。

 改造したS&M M19の銃口からは、白い煙を出し、硝煙の匂いが嗅ぐことが出来た。

 メタルトータスは、頭を撃ち抜かれて、そのまま倒れ、素材を残して、消えた。

 今日の狩りを終えて、思ったことは、効率が断然良くなっている。

 銃には、弾薬の数決まっているため、どうしても連続して攻撃は難しい。

 だが、クメリが、居てくれれば、その連続攻撃が、可能になる。

 さらに、道中の魔物を倒す効率を上げることができ、周回の回数を増やすことが出来る。

 クメリとパーティーを組めて、本当に良かったと心の底から思った。

 

 
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