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第十九話 クラス分け
しおりを挟む起きた私は朝の鍛錬を行い、体を綺麗にしてから制服に着替えた。
制服に着替えた私はアルクーバ家の屋敷に行き、エリーゼのことを向かいに行ったのだ。
アルクーバ家の屋敷に到着した私はエリーゼと一緒に馬車に乗り込み、貴族学院に向かった。
貴族学院に到着すると私はエリーゼのことをエスコートして、貴族学院の中に入ったのだ。
今日はクラス分けが貼られているので、まずはそれを見ることにした。
クラス分けの紙の周りには沢山の人で溢れていたのだ。
私は少し離れた所から私とエリーゼのクラスを確認することにした。
貴族学院は五クラスある。
1番上はAクラスで、1番下はEクラスだ。
そして、貴族学院は前期と後期に分かれている。
前期は4ヶ月で、後期は3ヶ月で、前期と後期の間の長期休みは2ヶ月で、後期の後の長期休みは3ヶ月ある。
そして、1週間のうち、2日間は授業が無い。
その日は休みになる。
私達のクラスはAクラスだった。
そのことをエリーゼに伝えた。
「えっと、レイグはクラス分けの紙、見えるの?」
「うん、見えるよ」
「じゃあ、僕の友達のクラスとか見える?」
エリーゼの友人の名前は事前に知っていたので、友人達のクラスを確認することにした。
エリーゼの友人達は私達と同じAクラスだった。
「エリーゼの友人達はエリーゼと同じAクラスだよ」
「ありがと、レイグ。じゃあ、行こか」
そう言い、エリーゼは私の手を引いたのだ。
私はエリーゼの手を掴み、エリーゼのことをエスコートして、Aクラスの教室に向かった。
エリーゼは手を捕まれて、少し照れていたのだ。
私達がAクラスに到着すると大体のクラスメイト達が集まっていた。
その中には主人公に他のヒロインのセリカ、アリゼル、フェリスも同じクラスだった。
まぁ、これはゲーム通りだな。
エリーゼは友人達に挨拶してくると言い、私から離れて友人達の所に向かった。
私は特にやることも無かったので席に座り、朝礼が始まるのを待つしたのだ。
その時に、主人公は直接私に絡んでくることは無かったがこちらを睨んでいた。
5分ぐらいすると先生がやって来て、朝礼を始めたのだ。
エリーゼは私の隣の席に座った。
今日は説明と教科の希望を出すだけなので、1時間ぐらいで終わったのだ。
私はエリーゼと帰ろうとしたが、エリーゼが先生に呼ばれた。
呼ばれたエリーゼは先生の所に行き、何の用か聞いて来たのだ。
話し終えると私の所まで来て、学院長に呼ばれていると話してくれた。
私はエリーゼにここで待っていることを伝え、学院長の所に行ってもらうことにしたのだ。
エリーゼと一旦別れた私は配られた資料などを読み、頭の中に入れることにした。
20分ぐらい経つと、怒っているエリーゼが教室の中に入って来た。
「ど、どうしたの?エリーゼ」
「僕に勇者パーティーに入れて、学院長が言って来たの。僕はレイグのことを悪役と罵る人と一緒のパーティーなんかには入りたくないよ」
その言葉を聞いて、シナリオからもうずれていると思った。
でも、シナリオからずれていても大丈夫のように鍛錬してきたから何も問題ないだろう。
まぁ、エリーゼからしたら、自分の婚約者を悪く言った人がいるパーティーなんかには入りたくは無いよな。
「エリーゼ、今日は帰りに甘い物を食べてから帰ろっか」
それを聞いたエリーゼは喜びの表情を浮かべた。
「本当?じゃあ、前から気になっていたあの店に行きたいな。早く、行こ、レイグ」
そう言い、エリーゼは私の手を取ったのだ。
直ぐ帰るように荷物はまとめていたので、荷物を持って、教室を出た。
馬車に乗り込み、エリーゼが気になっていた店に到着したのだ。
店の中に入り、甘い物を食べた。
甘い物を食べいるエリーゼはすっかり怒りも収まり、美味しそうに甘い物を食べていたのだ。
甘い物を食べ終わったら、エリーゼをアルクーバ家の屋敷に送り、私も屋敷に帰った。
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