106 / 333
新しい生活
52 彼女との距離/デニス(1)
しおりを挟む
◆登場人物紹介(既出のみ)
・リリアン…主人公。前世の記憶を持つ、黒毛の狼獣人の少女。灰狼族と言う銀毛の人狼の一族の出身。
・デニス…王都シルディスの西の冒険者ギルドに所属する、Aランクの先輩冒険者。リリアンに好意を抱いている。
・ラーシュ…獅子獣人の冒険者仲間。『獣使い』スキルの取得方法をデニスに教えた。
====================
アランから「もう大丈夫」のお墨付きが出たのだから、リリアンを家まで送る必要はもう無い。今日リリアンとこうして夜道を歩いているのは、一緒にリリアンの家に向かっているのは別の理由だ。
いや大丈夫と言われていても、女性が一人で夜道を歩くのが危険なのは変わらないだろう。だから守ってやればいいんだ。用心していた頃のように、彼女の肩を抱いて歩くのは、守ろうとしているからであって…… 下心とか、そんな気持ちがあるからじゃない…… はずだ……
俺に肩を抱かれたリリアンは、別になんて事も無い様にいつも通りの彼女で。今日の『樫の木亭』のおススメメニューが美味しかっただとか、そんな話を俺にしている。
初めてなんだろう?
変な緊張をしているのは俺だけか?
獣人は、あまりそういう事を気にしないのか?
それとも…… 普通の顔をしてみせているだけなのか?
かつて幽霊屋敷だったリリアンの新居の扉をくぐる。あのゴーレムは居ないのか、居ても奥に控えているのか、家の中はしんと静まり返っていた。
正面に伸びる廊下に目をやると、あの時キスをしていたゴーレムとリリアンの姿が、そしてその後のリリアンの唇の感触が思い出されて、胸の奥で何かが跳ねた。
リリアンは足を止めた俺に気づくと、振り返って「どうぞ」と廊下の先の居間へと誘った。あの日にちらと見た居間の家具はそのままで使っているようだが、ファブリックだけは変えたようで雰囲気は大分違って見える。
勧められてソファーに腰掛けると、リリアンも俺のすぐ隣に腰を掛けた。彼女が体を少しこちらに向けると、短いキュロットから覗くその素足が俺の足に触れる。
……それだけで、もう目の前のリリアンの事しか考えられなくなった。
俺の膝に手をつき、彼女が体を寄せてくる。もう片方の手に俺の手が取られ、そのまま彼女の方に引き寄せられる。彼女はそっと目を瞑って……
ああ、そのまま…… あの日の様に唇を……
夢中で彼女の唇を追おうとしていた俺の視界の端に、何かの光が差し込んだ。驚いて視線を向けると、俺の手をとったリリアンの手が光を放って、すうと俺の手の方に消えていった。
「……リリアン…… 今のは?」
リリアンはそれには答えずに、何かを確認するように俺の顔をじーっと見てから、顔を綻ばせた。
「はい、これで終わりました。ちゃんと『獣使い』スキルついています」
「……へ?」
「どうかしたんですか?」
「……『獣使い』ってそんな簡単に取得できるのか?」
「ああ、ええと……正式にはもうちょっと複雑な儀式をするんですけれど、私は本当の巫女じゃないのでそこまでは知らないんですよねー」
リリアンは気まずそうにそう言ったが、それは俺の思った事とは違う。
「儀式って何の事だ?」
リリアンはきょとんとした顔で首を傾げた。
「その事じゃないんですか?」
「ラーシュはお前を……」
いや、
「……お前とつがいになれば『獣使い』スキルを取得できるからって……」
少しの間があり、リリアンの顔が赤くなっていき、耳と眉がへにゃりと垂れていくのがわかった。
「……つまり…… 私と……?」
そう言いながら、両の手で頭を抑えて項垂れるリリアンの姿を見て、しっかりと自分が間違っていた事を認識した。一人で空回りしていた事が、申し訳なくて、やけに恥ずかしい。
この様子じゃあ、下心があったとは思っていなかったのだろう。せめて嫌われていないだろうかと不安で、でも声も掛けられずにいると、リリアンがぽつりと話し始めた。
「言ったのは……ラーシュさんなんですよね…… 金獅子族は力主義な種族です。他の種族に比べると巫女の存在意義が低いのでしょう。なので巫女に『獣使い』を付与する力があると知らなかったのかもしれません。だから、つがいになって……それで取得するしか無いと思ったのかもですが……」
「違ったんだな……」
あいつめ…… 知らなかったとはいえ、危うく大変な事をしでかすところだった。
「金獅子族は一夫多妻制なんです。だから、特に男性側はつがいになる相手にそこまで深い条件を求めないのでしょう。自分に益のある相手と認めればつがいの相手に成り得るし、それは一人に限らないと。ラーシュさんもそのくらいのつもりでデニスさんに言ったんでしょうね……」
「……ええと、つまりどういう意味だ?」
リリアンの顔の赤みは話すうちに落ち着いたようで、言い難そうに渋い顔で俺を見てから、また視線を逸らせた。
「……つまり、今『獣使い』を取得する為に私とつがいになっても、別に良い人が出来たらその人ともつがいになればいいのだからと、そのくらいの意味合いだと思います」
「いや! 俺はそんなつもりは……」
「わかっていますよ。デニスさんはそういう人じゃないと思いますし。それにそんな事をしなくても、もう『獣使い』は付与できましたから大丈夫ですよ」
リリアンが何故か申し訳なさげに微笑んでみせながら大丈夫と言う姿に、なんとか嫌われずには済んだかと思えて少し安心した。
だがラーシュめ…… 重ね重ねなんて事を…… 大きなため息をついて、今度は俺が頭を抱えた。
「……獣人って、皆そうなのか?」
「いいえ、種族によって違います。それと、いくら金獅子族が一夫多妻制だとしてもここは人間の国です。獣人の国での勝手とは違うという事も、ラーシュさんは理解しているはずです。ただ今回は相手が……私が人間でなくて獣人だったので、そういう事を言ったんでしょうね」
「……リリアンの一族もそうなのか?」
「まさかー、うちの一族は『普通』ですよ」
その『普通』がわからんのだが…… 困惑してリリアンの顔を見ると、彼女は少し首を傾げた。
====================
(メモ)
『獣使い』(#23)
金獅子族(#20、#21)
・リリアン…主人公。前世の記憶を持つ、黒毛の狼獣人の少女。灰狼族と言う銀毛の人狼の一族の出身。
・デニス…王都シルディスの西の冒険者ギルドに所属する、Aランクの先輩冒険者。リリアンに好意を抱いている。
・ラーシュ…獅子獣人の冒険者仲間。『獣使い』スキルの取得方法をデニスに教えた。
====================
アランから「もう大丈夫」のお墨付きが出たのだから、リリアンを家まで送る必要はもう無い。今日リリアンとこうして夜道を歩いているのは、一緒にリリアンの家に向かっているのは別の理由だ。
いや大丈夫と言われていても、女性が一人で夜道を歩くのが危険なのは変わらないだろう。だから守ってやればいいんだ。用心していた頃のように、彼女の肩を抱いて歩くのは、守ろうとしているからであって…… 下心とか、そんな気持ちがあるからじゃない…… はずだ……
俺に肩を抱かれたリリアンは、別になんて事も無い様にいつも通りの彼女で。今日の『樫の木亭』のおススメメニューが美味しかっただとか、そんな話を俺にしている。
初めてなんだろう?
変な緊張をしているのは俺だけか?
獣人は、あまりそういう事を気にしないのか?
それとも…… 普通の顔をしてみせているだけなのか?
かつて幽霊屋敷だったリリアンの新居の扉をくぐる。あのゴーレムは居ないのか、居ても奥に控えているのか、家の中はしんと静まり返っていた。
正面に伸びる廊下に目をやると、あの時キスをしていたゴーレムとリリアンの姿が、そしてその後のリリアンの唇の感触が思い出されて、胸の奥で何かが跳ねた。
リリアンは足を止めた俺に気づくと、振り返って「どうぞ」と廊下の先の居間へと誘った。あの日にちらと見た居間の家具はそのままで使っているようだが、ファブリックだけは変えたようで雰囲気は大分違って見える。
勧められてソファーに腰掛けると、リリアンも俺のすぐ隣に腰を掛けた。彼女が体を少しこちらに向けると、短いキュロットから覗くその素足が俺の足に触れる。
……それだけで、もう目の前のリリアンの事しか考えられなくなった。
俺の膝に手をつき、彼女が体を寄せてくる。もう片方の手に俺の手が取られ、そのまま彼女の方に引き寄せられる。彼女はそっと目を瞑って……
ああ、そのまま…… あの日の様に唇を……
夢中で彼女の唇を追おうとしていた俺の視界の端に、何かの光が差し込んだ。驚いて視線を向けると、俺の手をとったリリアンの手が光を放って、すうと俺の手の方に消えていった。
「……リリアン…… 今のは?」
リリアンはそれには答えずに、何かを確認するように俺の顔をじーっと見てから、顔を綻ばせた。
「はい、これで終わりました。ちゃんと『獣使い』スキルついています」
「……へ?」
「どうかしたんですか?」
「……『獣使い』ってそんな簡単に取得できるのか?」
「ああ、ええと……正式にはもうちょっと複雑な儀式をするんですけれど、私は本当の巫女じゃないのでそこまでは知らないんですよねー」
リリアンは気まずそうにそう言ったが、それは俺の思った事とは違う。
「儀式って何の事だ?」
リリアンはきょとんとした顔で首を傾げた。
「その事じゃないんですか?」
「ラーシュはお前を……」
いや、
「……お前とつがいになれば『獣使い』スキルを取得できるからって……」
少しの間があり、リリアンの顔が赤くなっていき、耳と眉がへにゃりと垂れていくのがわかった。
「……つまり…… 私と……?」
そう言いながら、両の手で頭を抑えて項垂れるリリアンの姿を見て、しっかりと自分が間違っていた事を認識した。一人で空回りしていた事が、申し訳なくて、やけに恥ずかしい。
この様子じゃあ、下心があったとは思っていなかったのだろう。せめて嫌われていないだろうかと不安で、でも声も掛けられずにいると、リリアンがぽつりと話し始めた。
「言ったのは……ラーシュさんなんですよね…… 金獅子族は力主義な種族です。他の種族に比べると巫女の存在意義が低いのでしょう。なので巫女に『獣使い』を付与する力があると知らなかったのかもしれません。だから、つがいになって……それで取得するしか無いと思ったのかもですが……」
「違ったんだな……」
あいつめ…… 知らなかったとはいえ、危うく大変な事をしでかすところだった。
「金獅子族は一夫多妻制なんです。だから、特に男性側はつがいになる相手にそこまで深い条件を求めないのでしょう。自分に益のある相手と認めればつがいの相手に成り得るし、それは一人に限らないと。ラーシュさんもそのくらいのつもりでデニスさんに言ったんでしょうね……」
「……ええと、つまりどういう意味だ?」
リリアンの顔の赤みは話すうちに落ち着いたようで、言い難そうに渋い顔で俺を見てから、また視線を逸らせた。
「……つまり、今『獣使い』を取得する為に私とつがいになっても、別に良い人が出来たらその人ともつがいになればいいのだからと、そのくらいの意味合いだと思います」
「いや! 俺はそんなつもりは……」
「わかっていますよ。デニスさんはそういう人じゃないと思いますし。それにそんな事をしなくても、もう『獣使い』は付与できましたから大丈夫ですよ」
リリアンが何故か申し訳なさげに微笑んでみせながら大丈夫と言う姿に、なんとか嫌われずには済んだかと思えて少し安心した。
だがラーシュめ…… 重ね重ねなんて事を…… 大きなため息をついて、今度は俺が頭を抱えた。
「……獣人って、皆そうなのか?」
「いいえ、種族によって違います。それと、いくら金獅子族が一夫多妻制だとしてもここは人間の国です。獣人の国での勝手とは違うという事も、ラーシュさんは理解しているはずです。ただ今回は相手が……私が人間でなくて獣人だったので、そういう事を言ったんでしょうね」
「……リリアンの一族もそうなのか?」
「まさかー、うちの一族は『普通』ですよ」
その『普通』がわからんのだが…… 困惑してリリアンの顔を見ると、彼女は少し首を傾げた。
====================
(メモ)
『獣使い』(#23)
金獅子族(#20、#21)
0
お気に入りに追加
129
あなたにおすすめの小説
異世界転移~治癒師の日常
コリモ
ファンタジー
ある日看護師の真琴は仕事場からの帰り道、地面が陥没する事故に巻き込まれた。しかし、いつまでたっても衝撃が来ない。それどころか自分の下に草の感触が…
こちらでは初投稿です。誤字脱字のご指摘ご感想お願いします
なるだけ1日1話UP以上を目指していますが、用事がある時は間に合わないこともありますご了承ください(2017/12/18)
すいません少し並びを変えております。(2017/12/25)
カリエの過去編を削除して別なお話にしました(2018/01/15)
エドとの話は「気が付いたら異世界領主〜ドラゴンが降り立つ平原を管理なんてムリだよ」にて掲載させてもらっています。(2018/08/19)
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
異世界召喚されましたが私…勇者ではありませんが?
お団子
ファンタジー
21歳OL趣味は料理
そんな私がある日突然召喚された。
勇者様?いえ、人違いです。
私勇者様ではありません。
なんだそのゴミスキルはって
スキルってなんだよ!!
さっさと元の世界に戻せーーー!!
え?帰れない?
ふざけんなーーーーー!!!
こうなったら大好きな料理をしながら
便利スキルで快適に過ごしてやる!!
****************
自由すぎる感じで書いている為
色々と説明不足です
なのでゆる~く見て貰えればと思います
宜しくお願いします_(。_。)_
デジタル・リボルト~ディストピアからへの英雄譚~
あかつきp dash
ファンタジー
西暦何年ともおぼつかない未来、AIの進化により大半の仕事が代行され、人類は大いなる余暇を手にすることになった。一方で東京から子供たちによって大人たちは追い出される。
それから10年。片岡里奈は、12歳になるとプレイ資格が与えられるARゲーム「東京迷宮」に参加する。しかし、18歳の誕生日と同時にプレイ資格を剥奪されるという制約があった。東京23区がダンジョンに変貌し、子供たちは魔物と戦いながら生きていく。
失意の中にあった里奈はひょんなことから古輪久遠と出会う。それは新たな世界の開花であった。彼女は仲間たちと東方旅団というクランを立ちあげて大きく変貌した東京の街を生き抜くために模索をはじめた。
※あらすじはチャットGPTで作ったものを変更しています。
※更新日について
月~金曜日の朝6:00に更新します。土日の更新はお休みとします。
※いまのところ無期限で連日投稿とします。
※更新日について
月~金曜日の朝6:00に更新します。土日の更新はお休みとします。
※いまのところ無期限で連日投稿とします。
※小説家になろうにても連載中です。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
クラス転移した俺のスキルが【マスター◯―ション】だった件 (新版)
スイーツ阿修羅
ファンタジー
「オ◯ニーのフィニッシュ後、10分間のあいだ。ステータス上昇し、賢者となる」
こんな恥ずかしいスキルを持ってるだなんて、誰にも知られる訳にはいけない!
クラスメイトがボスと戦ってる最中に、オ○ニーなんて恥ずかしくてできない!
主人公ーー万波行宗は、羞恥心のあまり、クラスメイトに自分のスキルを隠そうとするが……
クラスメイトがピンチに陥り、彼はついに恥を捨て戦う決意をする。
恋愛✕ギャグ✕下ネタ✕異世界✕伏線✕バトル✕冒険✕衝撃展開✕シリアス展開
★★★★★
カクヨム、ハーメルンにて旧版を配信中!
これはアルファポリスの小説賞用に書き直した(新版)です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる