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第九章
9-3 嘘吐きと依頼
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「よっ、お疲れさんっ」
そう言って、ヴィーさんが僕の肩をぽんっと叩く。
ふーっと大きく息を吐き出した。でもあれだけ走ったのに、息は全く乱れてはいない。
「あそこが今日の目的の町だ。ラウルも走るのにだいぶ慣れたようだな」
ジャウマさんが僕の方を振り返りながら言う。
「ラウル、お疲れさまっ」
セリオンさんの腕に抱えられたアリアちゃんも、僕に微笑みながら言った。
獣人たちは己の足で移動する者が多い為、『獣人の国』には、乗り合い馬車が殆ど走っていないのだそうだ。
国境沿いの各方向にある6つの大きな町から中央にある大森林に向かって街道が走り、それは大森林の縁にある3つの町へと繋がっている。この国の乗り合い馬車は、その街道にしか走っておらず、しかもそれぞれ3日に1本のみなのだそうだ。
そして大森林の中に入ると、そこからは馬車すら走らない。
僕たちも当然のように自分の足で走ることとなった。この一行は、見た目は走るのが得意な獣の獣人ばかりだし、ヴィーさんに至っては鳥人だ。
こんな一行が馬車を使っていると、その方が逆に不自然に見えてしまうんだそうだ。
* * *
この町に入る時の検問は無かった。こんなことは今まで初めてだ。
ジャウマさんが言うには、『獣人の国』は入国してしまえば、それ以上の検問はまずないのだそうだ。確かに鳥人などはどんな高い塀でも飛んで越えてしまうだろうし、飛べない獣人でも跳び越えてしまえるような者は多いだろう。
町中の光景は、住民が獣人ばかりなこと以外は『人間の国』とほぼかわらない。そして、この町にも冒険者ギルドがあるのだそうだ。
まずはそこに向かうことになった。
冒険者ギルドの雰囲気も今までとさほど変わらないと、ヴィーさんから聞いて安心していたのに。ギルドに入った途端にジャウマさんがおじさんに掴みかかられたのを見て、途端に身を竦めてしまった。
「あんたたち、旅の冒険者か!?」
ジャウマさんの両腕に手を掛けているおじさんは、どうやら山羊かなにかの獣人らしく、頭から少し曲がった角が2本生えている。自分よりずっと背の高いジャウマさんに向けて、やけに必死な様子で話しかける。
「ああ、そうだが。それがどうかしたのか??」
「頼む、俺の依頼を受けてくれないか!?」
男性はそう言って、壁際に据えられた依頼掲示板を指差す。掲示板を見ていた他の獣人冒険者たちが、おじさんの大声を聞いて迷惑そうな顔をこちらに向けた。
「といっても、まだここに来たばかりなんだが」
「頼む! 後生だから!」
ジャウマさんが穏やかな口調で諫めようとしても、おじさんの様子は変わらない。
ぐいぐいとおじさんに引っ張られていくジャウマさんを追って、依頼掲示板の前まで移動する。
おじさんが指差す依頼票だけ、他の依頼票に比べて汚れているようだ。すこし少しへたっているようにも見える。ずっとここに貼られているんだろう。
内容はある村への手紙の配達。場所はこの大森林の中らしい。そんなに難しい依頼ではない。むしろ、この3人には役不足だろう。
「失礼します」
横から女性の声がした。声の方を見ると、制服を着た狐獣人のおねえさんが立っている。
「初めて当ギルドに来られた方は、まず受付をお願いします。こちらへどうぞ」
お姉さんの言葉で、ようやくおじさんがジャウマさんから手を離した。その隙におじさんから逃れ、おねえさんの後を追うようにその場を離れた。
先ほどの言葉が示す通り、おねえさんはこの冒険者ギルドの受付嬢だった。
僕らを受付の一番端にある広めの仕切り席に案内すると、席に着くように促し、自分も担当者の席に着いた。
「助かったよ。ありがとう」
ジャウマさんが礼を言うと、その受付嬢は表情を変えずに「いいえ」と返した。
「あの方、ヘンリーさんと言うのですが、いつもああして冒険者に迷惑を掛けているんです」
「毎度のことなのか。なんか依頼を受けて欲しいとか言ってたが」
ヴィーさんが挟んだ言葉にも、涼しい顔で応える。
「ええ。でもあの人が出している依頼の内容も嘘なんです。あの人の話す場所には村なんかありません」
「昔はあった村が、今は無くなったということか?」
セリオンさんが尋ねると、彼の方を見た受付嬢の目が少し見開かれる。それから、ちょっと柔らかい表情と声になって答えた。
「いいえ、昔にも村があった記録はないんです」
おねえさんの様子を見たヴィーさんが、面白くなさそうに表情を歪めた。
確かに大森林内は木々に遮られて見通しが悪いため、町ならともかく、小さな村や集落は見落とされ易く、記録に載りにくいことは否定できない。しかし、旅人の噂にすら上らない村と言うのは流石に考えにくいのだそうだ。
「冒険者ギルドでは規約がありますので、掲載料を払った依頼を一方的に取り下げることはできないんです。それに依頼が失敗しても、最低限の出向料は支払われているので、冒険者に損をさせているわけでもないですし。だからあの依頼票は掲示し続けるしかないんです。でも、
嘘吐きヘンリーさんにまともに付き合っていたら、身がもたないですよ」
そう言って、受付嬢はやれやれと言うようにため息を吐いた。
「嘘吐きって。でもあの依頼のことだけなんだろう? 彼は嘘吐きというには、随分と真面目な様子だが」
「ずっとあんなことばかり言っているんで、ここじゃ有名なんです。この町の人には相手をしてもらえないので、旅の冒険者を捕まえてるんですよ。あと、自分は本当は金持ちなんだとか、故郷の村にある大神殿に仕える神官の息子なんだとか言っていますし」
「神殿?」
「ええ。でも中央都市以外に大神殿なんてあるわけないですのにね」
そう言いながら、受付嬢は書類を取り出し、ジャウマさんにサインをするように求めた。受付手続きがあるというのは本当だったらしい。
手続きが終わって席を立つ。受付からずっと離れた辺りで、セリオンさんが口元に手をあてて言った。
「神殿のことは気になりますね」
「ああ、一度あの男の話を聞いてみても損はないだろう」
ジャウマさんの言葉に、皆でヘンリーさんの方を見る。
こちらの様子をずっと見ていたんだろう。視線が合ったヘンリーさんがガタリと立ち上がった。
そう言って、ヴィーさんが僕の肩をぽんっと叩く。
ふーっと大きく息を吐き出した。でもあれだけ走ったのに、息は全く乱れてはいない。
「あそこが今日の目的の町だ。ラウルも走るのにだいぶ慣れたようだな」
ジャウマさんが僕の方を振り返りながら言う。
「ラウル、お疲れさまっ」
セリオンさんの腕に抱えられたアリアちゃんも、僕に微笑みながら言った。
獣人たちは己の足で移動する者が多い為、『獣人の国』には、乗り合い馬車が殆ど走っていないのだそうだ。
国境沿いの各方向にある6つの大きな町から中央にある大森林に向かって街道が走り、それは大森林の縁にある3つの町へと繋がっている。この国の乗り合い馬車は、その街道にしか走っておらず、しかもそれぞれ3日に1本のみなのだそうだ。
そして大森林の中に入ると、そこからは馬車すら走らない。
僕たちも当然のように自分の足で走ることとなった。この一行は、見た目は走るのが得意な獣の獣人ばかりだし、ヴィーさんに至っては鳥人だ。
こんな一行が馬車を使っていると、その方が逆に不自然に見えてしまうんだそうだ。
* * *
この町に入る時の検問は無かった。こんなことは今まで初めてだ。
ジャウマさんが言うには、『獣人の国』は入国してしまえば、それ以上の検問はまずないのだそうだ。確かに鳥人などはどんな高い塀でも飛んで越えてしまうだろうし、飛べない獣人でも跳び越えてしまえるような者は多いだろう。
町中の光景は、住民が獣人ばかりなこと以外は『人間の国』とほぼかわらない。そして、この町にも冒険者ギルドがあるのだそうだ。
まずはそこに向かうことになった。
冒険者ギルドの雰囲気も今までとさほど変わらないと、ヴィーさんから聞いて安心していたのに。ギルドに入った途端にジャウマさんがおじさんに掴みかかられたのを見て、途端に身を竦めてしまった。
「あんたたち、旅の冒険者か!?」
ジャウマさんの両腕に手を掛けているおじさんは、どうやら山羊かなにかの獣人らしく、頭から少し曲がった角が2本生えている。自分よりずっと背の高いジャウマさんに向けて、やけに必死な様子で話しかける。
「ああ、そうだが。それがどうかしたのか??」
「頼む、俺の依頼を受けてくれないか!?」
男性はそう言って、壁際に据えられた依頼掲示板を指差す。掲示板を見ていた他の獣人冒険者たちが、おじさんの大声を聞いて迷惑そうな顔をこちらに向けた。
「といっても、まだここに来たばかりなんだが」
「頼む! 後生だから!」
ジャウマさんが穏やかな口調で諫めようとしても、おじさんの様子は変わらない。
ぐいぐいとおじさんに引っ張られていくジャウマさんを追って、依頼掲示板の前まで移動する。
おじさんが指差す依頼票だけ、他の依頼票に比べて汚れているようだ。すこし少しへたっているようにも見える。ずっとここに貼られているんだろう。
内容はある村への手紙の配達。場所はこの大森林の中らしい。そんなに難しい依頼ではない。むしろ、この3人には役不足だろう。
「失礼します」
横から女性の声がした。声の方を見ると、制服を着た狐獣人のおねえさんが立っている。
「初めて当ギルドに来られた方は、まず受付をお願いします。こちらへどうぞ」
お姉さんの言葉で、ようやくおじさんがジャウマさんから手を離した。その隙におじさんから逃れ、おねえさんの後を追うようにその場を離れた。
先ほどの言葉が示す通り、おねえさんはこの冒険者ギルドの受付嬢だった。
僕らを受付の一番端にある広めの仕切り席に案内すると、席に着くように促し、自分も担当者の席に着いた。
「助かったよ。ありがとう」
ジャウマさんが礼を言うと、その受付嬢は表情を変えずに「いいえ」と返した。
「あの方、ヘンリーさんと言うのですが、いつもああして冒険者に迷惑を掛けているんです」
「毎度のことなのか。なんか依頼を受けて欲しいとか言ってたが」
ヴィーさんが挟んだ言葉にも、涼しい顔で応える。
「ええ。でもあの人が出している依頼の内容も嘘なんです。あの人の話す場所には村なんかありません」
「昔はあった村が、今は無くなったということか?」
セリオンさんが尋ねると、彼の方を見た受付嬢の目が少し見開かれる。それから、ちょっと柔らかい表情と声になって答えた。
「いいえ、昔にも村があった記録はないんです」
おねえさんの様子を見たヴィーさんが、面白くなさそうに表情を歪めた。
確かに大森林内は木々に遮られて見通しが悪いため、町ならともかく、小さな村や集落は見落とされ易く、記録に載りにくいことは否定できない。しかし、旅人の噂にすら上らない村と言うのは流石に考えにくいのだそうだ。
「冒険者ギルドでは規約がありますので、掲載料を払った依頼を一方的に取り下げることはできないんです。それに依頼が失敗しても、最低限の出向料は支払われているので、冒険者に損をさせているわけでもないですし。だからあの依頼票は掲示し続けるしかないんです。でも、
嘘吐きヘンリーさんにまともに付き合っていたら、身がもたないですよ」
そう言って、受付嬢はやれやれと言うようにため息を吐いた。
「嘘吐きって。でもあの依頼のことだけなんだろう? 彼は嘘吐きというには、随分と真面目な様子だが」
「ずっとあんなことばかり言っているんで、ここじゃ有名なんです。この町の人には相手をしてもらえないので、旅の冒険者を捕まえてるんですよ。あと、自分は本当は金持ちなんだとか、故郷の村にある大神殿に仕える神官の息子なんだとか言っていますし」
「神殿?」
「ええ。でも中央都市以外に大神殿なんてあるわけないですのにね」
そう言いながら、受付嬢は書類を取り出し、ジャウマさんにサインをするように求めた。受付手続きがあるというのは本当だったらしい。
手続きが終わって席を立つ。受付からずっと離れた辺りで、セリオンさんが口元に手をあてて言った。
「神殿のことは気になりますね」
「ああ、一度あの男の話を聞いてみても損はないだろう」
ジャウマさんの言葉に、皆でヘンリーさんの方を見る。
こちらの様子をずっと見ていたんだろう。視線が合ったヘンリーさんがガタリと立ち上がった。
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