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ここに居ます!
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いつまでも落ち込んではいられない。
時間が経てば経つほど、帰ってから人魚さん達に助力を請わねばならない可能性が爆上りになる。
それだけは絶対に駄目だ! 死んでも阻止せねば! あんな乱こ…いや、サバトへの生贄…じゃない犠牲し…でもない、希望者を騙しまくって募るのなんて、もう当分は遠慮したいからな。
「それじゃ、3人を起こすぞ?」
最終確認の意味も込めて、俺は全員に向かって宣言した。
誰からも文句は無いね? ダンジョンマスターズも、小さく頷いてるな。
俺は水晶の前に進み出た。
え~っと…これって、さっきまでの嫁ーずとかダンジョンマスターズの態度から考えるに、重要な儀式っぽいよな。
ってことは、何かそれっぽいことをした方が良いのかな?
うん、全員の注目を集めてるんだから、何か言いながらやった方が良かんべ!
ってことで、こんな時の台詞は格好良くなくっちゃなあ。
「我、汝等を虚無の時よりこの世に誘いし者なり。太陽と月と大地の神の名を与えられし者よ…漆黒の闇より覚醒するが良い。水と生命を統べし、聖なる女神ネスの眷属たる我が、汝らに光と魂を授ける。目覚めよ、神の子らよ!」
グダグダセリフを述べ乍ら、俺は水晶に手をかざしてエネルギーを注入。
何か、水晶と共に3人の身体も光り始めたけど…爆発とかしないよね?
嫁ーずとドワーフメイド衆は、何故か膝まづいて祈りをささげてた。
サラとリリアさんとナディアは…アレは絶対に笑いをこらえてるな?
そして肝心要のダンジョンマスターズだけど…お口をぽかーんと開けてこっち見てるな…どったの?
「伯爵様…そのセリフは…ちょっと…」
五月蠅いぞ、ユズキ! 雰囲気っちゅーか、ムードっちゅーか、空気感っちゅーか、そういうのが有るんだよ!
この場では期待されてんだよ、そういうのが!
「厨二病乙! って感じだよねえ」
ユズカは、ストレートに言うな!
もちょっとオブラートに包め! 現代っ子だったユズユズは、もしかしてオブラートって知らないかな?
『大河さん大河さん! 起動の段取りとか、事前に説明しちゃってますから、セリフに驚いたんじゃないですか?』
あ、サラが教えちゃったんだ。
『いいえ、私が起動までの段取りを説明しました』
リリアさんが? って事は、ナディアにも説明したのかな、笑ってるけど…?
『私はそんな事してませんが?』
んじゃ誰が?
『えっと…マスター? 申し訳ありませんが…思考を覗いてました…』
うえっ!? ナディアか! どっから覗いてたんだよ!
『何かそれっぽいことをした方が良いのかな? って所からです』
ほぼ最初っからじゃねーか!
俺は、許可無く除く様な覗き魔に、ナディアを育てた覚えはないぞ!
『いえ…育ててもらっては居ませんが…』
んじゃ、生み出してでもいいや!
『覗いてたというか何というか…』『大河さん、心の声がメッチャ駄々漏れでした』『貴方様は、隠す気がない様ですね』
…そんなに駄々漏れだった?
『『『はいっ!』』』
マジっすか…。
『ま、そこはホレ、もう神の世界という名の沼に、片足どころかほぼ胸まで浸かっちゃってますんで、しょうが無いかと』
どういう意味?
『神にプライベートなんてありませんから、エッヘン!』
何でだよ! 神様にだって、プライベートぐらいあったって良いだろうがよ!
『まあ、サラの言う事にも一理あるかと』
無いよ! リリアさんまで、そんな事言い出すのかよ!
『でもマスター…神となられるのでしたら、それぐらいは当然かと。むしろ、考えなんて全部見せてやる…ぐらいの気概で、どーんと大きく構えておられれば良いかと…』
もしもし、ナディアさん? 心の声が駄々漏れの神様なんて、どこかに居ましたか?
『『『ここに居ます!』』』
うがーーーー! 俺はまだ神様なんかじゃねーーーー!
『『『もうすでに手遅れかと』』』
ちくそーーー!
心の中でそんなやり取りをしていると、俺が手をかざしていた水晶が、『ビキッ!』っと、嫌な音を立てた。
すぐさま、かざしていた手を引っ込めて、エネルギー注入はストップ。
眩い程の輝きを放つ水晶であったが、俺が手を引っ込めると、段々と光が弱まってゆく。
水晶が乗せられている台座から伸びるビニールパイプみたいな物が、気付くと光り輝いていた。
もしろんそれが繋がっているホムンクルス的な奴に掛かっている、薄いシーツの下、多分パイプの繋がっている部分も、若干光っている様だった。
そして、ぽかーんと開けていたダンジョンマスターズの誰かだと思うけど、「あっ!」と声をあげた。
時間が経てば経つほど、帰ってから人魚さん達に助力を請わねばならない可能性が爆上りになる。
それだけは絶対に駄目だ! 死んでも阻止せねば! あんな乱こ…いや、サバトへの生贄…じゃない犠牲し…でもない、希望者を騙しまくって募るのなんて、もう当分は遠慮したいからな。
「それじゃ、3人を起こすぞ?」
最終確認の意味も込めて、俺は全員に向かって宣言した。
誰からも文句は無いね? ダンジョンマスターズも、小さく頷いてるな。
俺は水晶の前に進み出た。
え~っと…これって、さっきまでの嫁ーずとかダンジョンマスターズの態度から考えるに、重要な儀式っぽいよな。
ってことは、何かそれっぽいことをした方が良いのかな?
うん、全員の注目を集めてるんだから、何か言いながらやった方が良かんべ!
ってことで、こんな時の台詞は格好良くなくっちゃなあ。
「我、汝等を虚無の時よりこの世に誘いし者なり。太陽と月と大地の神の名を与えられし者よ…漆黒の闇より覚醒するが良い。水と生命を統べし、聖なる女神ネスの眷属たる我が、汝らに光と魂を授ける。目覚めよ、神の子らよ!」
グダグダセリフを述べ乍ら、俺は水晶に手をかざしてエネルギーを注入。
何か、水晶と共に3人の身体も光り始めたけど…爆発とかしないよね?
嫁ーずとドワーフメイド衆は、何故か膝まづいて祈りをささげてた。
サラとリリアさんとナディアは…アレは絶対に笑いをこらえてるな?
そして肝心要のダンジョンマスターズだけど…お口をぽかーんと開けてこっち見てるな…どったの?
「伯爵様…そのセリフは…ちょっと…」
五月蠅いぞ、ユズキ! 雰囲気っちゅーか、ムードっちゅーか、空気感っちゅーか、そういうのが有るんだよ!
この場では期待されてんだよ、そういうのが!
「厨二病乙! って感じだよねえ」
ユズカは、ストレートに言うな!
もちょっとオブラートに包め! 現代っ子だったユズユズは、もしかしてオブラートって知らないかな?
『大河さん大河さん! 起動の段取りとか、事前に説明しちゃってますから、セリフに驚いたんじゃないですか?』
あ、サラが教えちゃったんだ。
『いいえ、私が起動までの段取りを説明しました』
リリアさんが? って事は、ナディアにも説明したのかな、笑ってるけど…?
『私はそんな事してませんが?』
んじゃ誰が?
『えっと…マスター? 申し訳ありませんが…思考を覗いてました…』
うえっ!? ナディアか! どっから覗いてたんだよ!
『何かそれっぽいことをした方が良いのかな? って所からです』
ほぼ最初っからじゃねーか!
俺は、許可無く除く様な覗き魔に、ナディアを育てた覚えはないぞ!
『いえ…育ててもらっては居ませんが…』
んじゃ、生み出してでもいいや!
『覗いてたというか何というか…』『大河さん、心の声がメッチャ駄々漏れでした』『貴方様は、隠す気がない様ですね』
…そんなに駄々漏れだった?
『『『はいっ!』』』
マジっすか…。
『ま、そこはホレ、もう神の世界という名の沼に、片足どころかほぼ胸まで浸かっちゃってますんで、しょうが無いかと』
どういう意味?
『神にプライベートなんてありませんから、エッヘン!』
何でだよ! 神様にだって、プライベートぐらいあったって良いだろうがよ!
『まあ、サラの言う事にも一理あるかと』
無いよ! リリアさんまで、そんな事言い出すのかよ!
『でもマスター…神となられるのでしたら、それぐらいは当然かと。むしろ、考えなんて全部見せてやる…ぐらいの気概で、どーんと大きく構えておられれば良いかと…』
もしもし、ナディアさん? 心の声が駄々漏れの神様なんて、どこかに居ましたか?
『『『ここに居ます!』』』
うがーーーー! 俺はまだ神様なんかじゃねーーーー!
『『『もうすでに手遅れかと』』』
ちくそーーー!
心の中でそんなやり取りをしていると、俺が手をかざしていた水晶が、『ビキッ!』っと、嫌な音を立てた。
すぐさま、かざしていた手を引っ込めて、エネルギー注入はストップ。
眩い程の輝きを放つ水晶であったが、俺が手を引っ込めると、段々と光が弱まってゆく。
水晶が乗せられている台座から伸びるビニールパイプみたいな物が、気付くと光り輝いていた。
もしろんそれが繋がっているホムンクルス的な奴に掛かっている、薄いシーツの下、多分パイプの繋がっている部分も、若干光っている様だった。
そして、ぽかーんと開けていたダンジョンマスターズの誰かだと思うけど、「あっ!」と声をあげた。
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