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設定変更…?
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石油問題は一旦保留という事で、とにかく目の前の問題を片付けよう。
朝一番にモフリーナに連絡をし、あのヒルコとかいう巨大なスライムを肉眼で確認出来る場所に、シールド発生装置をダンジョンから運んできた貰った。
この発生装置の設定を変えて、精霊さんとか酸素とか二酸化炭素とか諸々が、シールドを通過出来る様にするのだが、
「なあ、サラ…設定ってどうやって変えるんだ?」
巨大なこの樹なんの樹気になる樹型のシールド発生装置の前で、サラに訊ねた。
「幹に手を添えて、イメージを流し込む感じ?」
何故に疑問形?
ちなみに、家族は樹の周りをぐるぐると樹を見上げながら周っていた。
あんまり樹の周りをぐるぐる周ってたら、バターになっちゃうぞ?
「…それって、地球では人種差別問題で出版社が自主規制したという、伝説の童話のお話では?」
「えっ? 俺、それ…知らんぞ?」
そんな事になってたのか、さんぼは!?
「ええ…サンボという黒人の男のこの名前なんですが、アメリカでは黒人の蔑称として使われてたとか。その他にも子供の両親の名前が問題視されたり、トラがアフリカには本当は居ないとか、色々と問題があったそうですよ」
そ、そんな…1980年代の子供達には、とっても有名なお話だったのに…。
虎がぐるぐると樹の周りを周って、溶けてバターになって、それでお母さんがホットケーキ作ってくれたとか…問題になるのかぁ。
「まあ、何度も復刻されては絶版になりを繰り返してますから、あまり一般の人は知らないんじゃないですか?」
「なるほどなあ…って、何の話だっけ?」
何で人種問題とかに話がシフトしたんだっけ?
「……シールドの設定の話では?」
「あ! そうだよ、設定だよ! サラが変な事言いだすから、話がややこしくなったんだよ!」
まったく、真面目な話をしてるってのに! プンプン!
「いえ、樹の周りをグルグル周ってたら、バターになるとか言い出したのは、どなたです?」
ぐっ…それを言われる…と? あれ???
「いや、俺は口に出してないぞ! サラが勝手に俺の思考を読んだんだろうが!」
「ぴゅ~ぷぅ~ひゅ~」
こいつ…
「吹けない口笛吹いて誤魔化すな! もういいよ!」
サラの事は放っといて、さっさと設定を変えるとするか。
えっと、設定はイメージだったよな…まずは、発生装置に手を付いてっと。
俺は両目をそっと閉じて、両手をシールド発生装置に伸ばした。
うん? 気になる樹型に創ったはずだから、もっと樹皮の様にゴツゴツしているのかと思ったが、案外柔らかいんだな。
デコボコも特になく、なだらかに伸びている樹だが…何だか布を触っている様な感じが…いや、コレ布だよな?
「ぁん…もっと優しく触ってください…大河さん…」
このお馬鹿な声は、間違いなく…目を開くと、俺の両手の先に、幹に背を預けたサラが居た。
俺の両手は、真っ平らなサラの胸部へと伸びている。
「んが! お前、何してやがんだ!」
俺が手を引っ込め様とすると、サラがガッチリと掴み、その胸に手を押し付ける。
「何を逃げてるんですか! さ、もっとサラちゃんの自慢の胸を堪能して下さい! さあ、さあさあ!」
びっしぃぃぃぃぃーーーーーーーー!
「んぎゃ!」
サラは、弾かれたように俺の手を放し、胸に両手を抱えた。
「まったく、貴女は何をしているんですか…やはり矯正する必要があるようですね、私のこの手で」
俺を助けてくれたのは、ビシッバシッ! と、鞭を撓らせ先端で地面を撃つリリアさんだった。
あの鞭でサラの手だけを撃ったのか、恐るべき神業だ…。
「貴女の所業は、全員で見てましたよ? まさか、真面目な伯爵様に悪戯をするとは…同僚として嘆かわしい」
リリアさんの言葉に、ハッとして振り返ると、家族全員がそこには居た。
両親とコルネちゃんは、俺を憐れんだ目で見ているが、嫁達は…あれ? 怒って無いっぽい。
「さあ、皆様方。この駄メイドの躾を行いますので、どうかご協力をお願いいたします」
リリアさんが言葉を投げかけたのは、誰あろう、俺の嫁達であった。
「ええ、そうですわね。皆さん、この悪戯好きな駄メイドには、どんなお仕置きがいいかしら?」
メリルが、可愛らしく唇に人差し指を当てながら小首をかしげて嫁達を見ると、ミルシェがすかさず、
「そうでうねえ…石抱き?」
ミレーラが、
「火炙り…でしょうか…」
マチルダが、
「水責めが一推しです」
イネスが、
「ん~サラだけに…鉄の処女?」
「「「「それだ!」」」」
無事、イネスの案が採用された様です。
「そ、それだけは…いやーーーーーーー! たーーすーーけーーてーー!」
うん、頑張って凌いでくれ、サラよ。
首にリリアさんの鞭を掛けられたサラは、嫁達に周囲をガッチリと囲まれて、ホワイト・オルター号に、ドナドナされていった。
「トールよ…アレ、いいのか?」
ちょっと心配そうな父さんに、
「ほっとけばいいよ。メリル達だって、そんな酷い事はしない…と思う…」
しないよね、奥様達?
「いいのよ! 真面目に頑張ってるお兄ちゃんに悪戯しようとするなんて、拷問されて当然よ! ね、ユリアちゃん」
「うん…ゆりあも、そうおもうの…」
おぉ! コルネちゃんとユリアちゃんは、俺が悪戯されて怒ってるのか!
やはり2人はお兄ちゃんを愛してるんだな!
うんうん、お兄ちゃんは2人に愛されてるなんて、とっても嬉しいよ。
さあ、お兄ちゃんが抱きしめてやろう! この胸に飛び込んでおいで!
「トールちゃん、おかしな事を考えてないかしら? 黒いオーラが出てるわよ?」
ぐっ…母さん、何を?
「マスター…お顔がだらしないです…」
ナディアまで!?
「キモい!」「ウザい!」「グロい!」
アーデ、アーム、アーフェン! お前ら何を言い出すんだ…って、グロいってアーフェンか!? どこがだ!
「えっと…とにかく、作業を進めて頂きたいのですが…」
最初からずっと傍にいたモフリーナに、暗にさっさと設定をしろと言われました。
「はい…ごめんなさい…すぐにしますね…」
ちなみにユズキとユズカは、飛行船で家事をしてたそうです。
あいつらまでいたら、きっと俺のメンタルもボッコボコにされてたんだろうな…不幸中の幸い…って、
何で俺のメンタルが削られなきゃならんのだーーー!
朝一番にモフリーナに連絡をし、あのヒルコとかいう巨大なスライムを肉眼で確認出来る場所に、シールド発生装置をダンジョンから運んできた貰った。
この発生装置の設定を変えて、精霊さんとか酸素とか二酸化炭素とか諸々が、シールドを通過出来る様にするのだが、
「なあ、サラ…設定ってどうやって変えるんだ?」
巨大なこの樹なんの樹気になる樹型のシールド発生装置の前で、サラに訊ねた。
「幹に手を添えて、イメージを流し込む感じ?」
何故に疑問形?
ちなみに、家族は樹の周りをぐるぐると樹を見上げながら周っていた。
あんまり樹の周りをぐるぐる周ってたら、バターになっちゃうぞ?
「…それって、地球では人種差別問題で出版社が自主規制したという、伝説の童話のお話では?」
「えっ? 俺、それ…知らんぞ?」
そんな事になってたのか、さんぼは!?
「ええ…サンボという黒人の男のこの名前なんですが、アメリカでは黒人の蔑称として使われてたとか。その他にも子供の両親の名前が問題視されたり、トラがアフリカには本当は居ないとか、色々と問題があったそうですよ」
そ、そんな…1980年代の子供達には、とっても有名なお話だったのに…。
虎がぐるぐると樹の周りを周って、溶けてバターになって、それでお母さんがホットケーキ作ってくれたとか…問題になるのかぁ。
「まあ、何度も復刻されては絶版になりを繰り返してますから、あまり一般の人は知らないんじゃないですか?」
「なるほどなあ…って、何の話だっけ?」
何で人種問題とかに話がシフトしたんだっけ?
「……シールドの設定の話では?」
「あ! そうだよ、設定だよ! サラが変な事言いだすから、話がややこしくなったんだよ!」
まったく、真面目な話をしてるってのに! プンプン!
「いえ、樹の周りをグルグル周ってたら、バターになるとか言い出したのは、どなたです?」
ぐっ…それを言われる…と? あれ???
「いや、俺は口に出してないぞ! サラが勝手に俺の思考を読んだんだろうが!」
「ぴゅ~ぷぅ~ひゅ~」
こいつ…
「吹けない口笛吹いて誤魔化すな! もういいよ!」
サラの事は放っといて、さっさと設定を変えるとするか。
えっと、設定はイメージだったよな…まずは、発生装置に手を付いてっと。
俺は両目をそっと閉じて、両手をシールド発生装置に伸ばした。
うん? 気になる樹型に創ったはずだから、もっと樹皮の様にゴツゴツしているのかと思ったが、案外柔らかいんだな。
デコボコも特になく、なだらかに伸びている樹だが…何だか布を触っている様な感じが…いや、コレ布だよな?
「ぁん…もっと優しく触ってください…大河さん…」
このお馬鹿な声は、間違いなく…目を開くと、俺の両手の先に、幹に背を預けたサラが居た。
俺の両手は、真っ平らなサラの胸部へと伸びている。
「んが! お前、何してやがんだ!」
俺が手を引っ込め様とすると、サラがガッチリと掴み、その胸に手を押し付ける。
「何を逃げてるんですか! さ、もっとサラちゃんの自慢の胸を堪能して下さい! さあ、さあさあ!」
びっしぃぃぃぃぃーーーーーーーー!
「んぎゃ!」
サラは、弾かれたように俺の手を放し、胸に両手を抱えた。
「まったく、貴女は何をしているんですか…やはり矯正する必要があるようですね、私のこの手で」
俺を助けてくれたのは、ビシッバシッ! と、鞭を撓らせ先端で地面を撃つリリアさんだった。
あの鞭でサラの手だけを撃ったのか、恐るべき神業だ…。
「貴女の所業は、全員で見てましたよ? まさか、真面目な伯爵様に悪戯をするとは…同僚として嘆かわしい」
リリアさんの言葉に、ハッとして振り返ると、家族全員がそこには居た。
両親とコルネちゃんは、俺を憐れんだ目で見ているが、嫁達は…あれ? 怒って無いっぽい。
「さあ、皆様方。この駄メイドの躾を行いますので、どうかご協力をお願いいたします」
リリアさんが言葉を投げかけたのは、誰あろう、俺の嫁達であった。
「ええ、そうですわね。皆さん、この悪戯好きな駄メイドには、どんなお仕置きがいいかしら?」
メリルが、可愛らしく唇に人差し指を当てながら小首をかしげて嫁達を見ると、ミルシェがすかさず、
「そうでうねえ…石抱き?」
ミレーラが、
「火炙り…でしょうか…」
マチルダが、
「水責めが一推しです」
イネスが、
「ん~サラだけに…鉄の処女?」
「「「「それだ!」」」」
無事、イネスの案が採用された様です。
「そ、それだけは…いやーーーーーーー! たーーすーーけーーてーー!」
うん、頑張って凌いでくれ、サラよ。
首にリリアさんの鞭を掛けられたサラは、嫁達に周囲をガッチリと囲まれて、ホワイト・オルター号に、ドナドナされていった。
「トールよ…アレ、いいのか?」
ちょっと心配そうな父さんに、
「ほっとけばいいよ。メリル達だって、そんな酷い事はしない…と思う…」
しないよね、奥様達?
「いいのよ! 真面目に頑張ってるお兄ちゃんに悪戯しようとするなんて、拷問されて当然よ! ね、ユリアちゃん」
「うん…ゆりあも、そうおもうの…」
おぉ! コルネちゃんとユリアちゃんは、俺が悪戯されて怒ってるのか!
やはり2人はお兄ちゃんを愛してるんだな!
うんうん、お兄ちゃんは2人に愛されてるなんて、とっても嬉しいよ。
さあ、お兄ちゃんが抱きしめてやろう! この胸に飛び込んでおいで!
「トールちゃん、おかしな事を考えてないかしら? 黒いオーラが出てるわよ?」
ぐっ…母さん、何を?
「マスター…お顔がだらしないです…」
ナディアまで!?
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アーデ、アーム、アーフェン! お前ら何を言い出すんだ…って、グロいってアーフェンか!? どこがだ!
「えっと…とにかく、作業を進めて頂きたいのですが…」
最初からずっと傍にいたモフリーナに、暗にさっさと設定をしろと言われました。
「はい…ごめんなさい…すぐにしますね…」
ちなみにユズキとユズカは、飛行船で家事をしてたそうです。
あいつらまでいたら、きっと俺のメンタルもボッコボコにされてたんだろうな…不幸中の幸い…って、
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