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ご相談が有ります
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さてさて、慌ただしく登場し、サラを現在蹂躙している(と思われる)最中のリリアさんであるが、じっくりと見たわけではないので何とも言い難い所もあるのだが、一言で表現するならばアダルティーな超美人でナイスなバディーの持ち主。
ぱっと見た感じだと…ちょっと身長は足りないが、あのバイ〇ハザードのミラ・ジョヴォヴィッチに似た感じかな。
トランジスター・グラマーって奴かな? いや、ちょっと違うし、古いか(笑)。
少しだけ冷たい目をした研究員とか、女スパイとかが似合いそう。
それはそれとして、彼女はサラとの念話中、いきなり何の前触れも無く…いや、微かに空間がブレてた気はするが、とにかく目の前に現れたんだ。
しかも、どこからともなくカンペを出して、すぐに俺に向けた。
ってことは、俺の事…っていうか、俺の事情は知ってるって事になる。
管理局さんよ…個人情報保護法って言葉は知らんのか?
念話での会話を聞いた限りでは、ユズカが転移者だって事も、すぐに見抜いたみたいだし。
いや、これももしかしたら知ってたかもしれないな。
兎に角、あのリリアさんは、いきなりここに現れた。
つまり、何らかの方法で彼女は転移(ユズカやユズキとは違う意味で)が出来るという事か。
空間か次元を超えて、管理局からここまでやって来たって事になるのか…興味深い。
物質だけじゃなく、人の転送まで出来るとは…
そうすると、最初持ってなかったカンペを何処からともなく出して来たところを見るに、次元の壁を突破するタイプかな? その技術の一端でも実現できれば、もの凄い利権と金が…
うへへへへへへ……はっ! よだれよだれ…
まあ、簡単に理解出来るとも実現できるとも思えんけどな。
何たって、正確な時間と座標を指定出来る技術なんて、多分…全星での全方位無線測位システムを搭載した複数の人口衛星からの3次元測位しなければならないわけだし、それの正確なシステムだって、俺…知らんもん。
そもそも知ってたからって、実現できるかって言うと、ほぼ不可能。
これで測定できる座標と時間なんて、あくまでも3次元でのもの。
地球でだって次元の先までは計測も観察も出来てないんだから、俺のイメージがついていかん。
ドラ〇もんの便利道具みたいに、ゆる~い感じのイメージでよければ創造出来るかもしれんけど…安心して使えないよな、そんなもんは。
あ~あ、アイテムボックスとかストレージとか再現したかったなあ。
し~んと静まり返った執務室には、俺のペン先がカリカリと紙を引掻く音だけが流れていた。
いや、規則正しい呼吸音が3つ…ブレンダーとクイーンとノワールが、ちょっと日当たりが良い窓辺のソファーの陰で昼寝中。
書類仕事の手を暫し休めて、窓の外を見る。
雲一つない青空から降り注ぐ陽光が、波一つ無いネス湖にキラキラと反射していた。ネス湖の遥か対岸では、湖畔まで続くなだらかな斜面の緑色の牧草地帯に、カラフルな色彩の羊たちが、のんびりと草を食んでいるのが見える。
なんとゆったりとした午後だろう。
う~~~ん…と一つ伸びをした俺は、もうひと踏ん張りするかと再び机に向かう。
平和っていいなあ。
『何を締まらない顔で太平楽な事言ってるんですかー! 可愛い可愛いサラちゃんが、悪魔の手によって凌辱されてるってのに! 何で助けに来ないんですかー!』
いや、その悪魔がお前を連れて行ってくれたから、俺がのんびり出来るんだが? 何故に助ける必要が?
『鬼や…大河はん、あんたは、鬼や!』
大阪の十一の金融屋みたいに言うな!
『もう…お嫁に行けません…』
そうか、それは良かったな。
『どこがですか! もう清い心と体では無くなってしまったのです…ぐすん…』
いや、元々清くなかったぞ、お前の心は。
『…そんな事はありません! 元は心も身体も清い美少女ですよ、サラちゃんは!』
お前、最初の出会いを忘れたわけじゃ無かろう? 俺のトイレを思いっきりガン見してたよな?
『…そんな遠い昔の事は忘れました』
俺の着換えとか風呂とかトイレとかを、俺の視覚に侵入して同調して覗き見してたよな?
『…記憶にございません…』
そんなお前を、何故に俺が助けにゃならんのだ?
『ラノベの主人公は、美少女のピンチには即座に駆けつけて助けるのがデフォなんです! そしてフラグをたてるのです!』
それなら俺は正しい行動だったな。何せ美少女など居ないのだから。
『こーこーにーいーまーすー!』
自称、美少女。
『………』
『歓談中に失礼しますね、先ほどは有難うございました』
おっと、これはリリアさんでしたね、いえいえどう致しまして。
『先程の御礼と、今後の事について、少々お時間を頂きたいのですが』
ええ、構いませんよ。もうサラを弄るのは終わりですか?
『それも含めて、ご相談が有ります』
了解です…では、先ほどお会いした執務室までお越し頂けますか?
『はい。ところで、壁際で鼻血を流しながら悶絶している転移者の少女は、どうしましょうか?』
あ~ユズカかな? ほっといてもらってOKです。
『分かりました…では、すぐにお伺いします』
『ぎゃーー! 歩くからーー! 自分で歩くからーー! 引きずらないでーー!』
さ~お茶の用意でもしようかな~。るんるん♪
ぱっと見た感じだと…ちょっと身長は足りないが、あのバイ〇ハザードのミラ・ジョヴォヴィッチに似た感じかな。
トランジスター・グラマーって奴かな? いや、ちょっと違うし、古いか(笑)。
少しだけ冷たい目をした研究員とか、女スパイとかが似合いそう。
それはそれとして、彼女はサラとの念話中、いきなり何の前触れも無く…いや、微かに空間がブレてた気はするが、とにかく目の前に現れたんだ。
しかも、どこからともなくカンペを出して、すぐに俺に向けた。
ってことは、俺の事…っていうか、俺の事情は知ってるって事になる。
管理局さんよ…個人情報保護法って言葉は知らんのか?
念話での会話を聞いた限りでは、ユズカが転移者だって事も、すぐに見抜いたみたいだし。
いや、これももしかしたら知ってたかもしれないな。
兎に角、あのリリアさんは、いきなりここに現れた。
つまり、何らかの方法で彼女は転移(ユズカやユズキとは違う意味で)が出来るという事か。
空間か次元を超えて、管理局からここまでやって来たって事になるのか…興味深い。
物質だけじゃなく、人の転送まで出来るとは…
そうすると、最初持ってなかったカンペを何処からともなく出して来たところを見るに、次元の壁を突破するタイプかな? その技術の一端でも実現できれば、もの凄い利権と金が…
うへへへへへへ……はっ! よだれよだれ…
まあ、簡単に理解出来るとも実現できるとも思えんけどな。
何たって、正確な時間と座標を指定出来る技術なんて、多分…全星での全方位無線測位システムを搭載した複数の人口衛星からの3次元測位しなければならないわけだし、それの正確なシステムだって、俺…知らんもん。
そもそも知ってたからって、実現できるかって言うと、ほぼ不可能。
これで測定できる座標と時間なんて、あくまでも3次元でのもの。
地球でだって次元の先までは計測も観察も出来てないんだから、俺のイメージがついていかん。
ドラ〇もんの便利道具みたいに、ゆる~い感じのイメージでよければ創造出来るかもしれんけど…安心して使えないよな、そんなもんは。
あ~あ、アイテムボックスとかストレージとか再現したかったなあ。
し~んと静まり返った執務室には、俺のペン先がカリカリと紙を引掻く音だけが流れていた。
いや、規則正しい呼吸音が3つ…ブレンダーとクイーンとノワールが、ちょっと日当たりが良い窓辺のソファーの陰で昼寝中。
書類仕事の手を暫し休めて、窓の外を見る。
雲一つない青空から降り注ぐ陽光が、波一つ無いネス湖にキラキラと反射していた。ネス湖の遥か対岸では、湖畔まで続くなだらかな斜面の緑色の牧草地帯に、カラフルな色彩の羊たちが、のんびりと草を食んでいるのが見える。
なんとゆったりとした午後だろう。
う~~~ん…と一つ伸びをした俺は、もうひと踏ん張りするかと再び机に向かう。
平和っていいなあ。
『何を締まらない顔で太平楽な事言ってるんですかー! 可愛い可愛いサラちゃんが、悪魔の手によって凌辱されてるってのに! 何で助けに来ないんですかー!』
いや、その悪魔がお前を連れて行ってくれたから、俺がのんびり出来るんだが? 何故に助ける必要が?
『鬼や…大河はん、あんたは、鬼や!』
大阪の十一の金融屋みたいに言うな!
『もう…お嫁に行けません…』
そうか、それは良かったな。
『どこがですか! もう清い心と体では無くなってしまったのです…ぐすん…』
いや、元々清くなかったぞ、お前の心は。
『…そんな事はありません! 元は心も身体も清い美少女ですよ、サラちゃんは!』
お前、最初の出会いを忘れたわけじゃ無かろう? 俺のトイレを思いっきりガン見してたよな?
『…そんな遠い昔の事は忘れました』
俺の着換えとか風呂とかトイレとかを、俺の視覚に侵入して同調して覗き見してたよな?
『…記憶にございません…』
そんなお前を、何故に俺が助けにゃならんのだ?
『ラノベの主人公は、美少女のピンチには即座に駆けつけて助けるのがデフォなんです! そしてフラグをたてるのです!』
それなら俺は正しい行動だったな。何せ美少女など居ないのだから。
『こーこーにーいーまーすー!』
自称、美少女。
『………』
『歓談中に失礼しますね、先ほどは有難うございました』
おっと、これはリリアさんでしたね、いえいえどう致しまして。
『先程の御礼と、今後の事について、少々お時間を頂きたいのですが』
ええ、構いませんよ。もうサラを弄るのは終わりですか?
『それも含めて、ご相談が有ります』
了解です…では、先ほどお会いした執務室までお越し頂けますか?
『はい。ところで、壁際で鼻血を流しながら悶絶している転移者の少女は、どうしましょうか?』
あ~ユズカかな? ほっといてもらってOKです。
『分かりました…では、すぐにお伺いします』
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