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準備開始!
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アレの創造は、実に簡単だった。
何せ、サラが輪廻転生局勤務時代に、その物と類似した物を持ってたからだ。
そりゃイメージも簡単だよ。具体的に説明も聞いたからな。
そして、アレに恐怖の大王をアレする為の、補助的な物も創っておいた。
うん、コレでほぼ対策は万全だ。
植物に転生してるらしいので、戦闘らしい戦闘にはならない気がする。
ま、実物を拝んだわけじゃ無いので、直接恐怖の大王を見てみない事には何とも言えないんだが。
『アレとかコレとか、読者には何の事かわかりませんよ?』
読者って何だよ! いいんだ、まだ内緒にしておくから。
『いえ、勘のいい読者ならば気付くかもしれません』
だから読者って何だよ! 良いんだ、気付かれたって。
『それで、恐怖の大王の駆除には、いつ行きますか?』
ん~~~~。どのぐらい移動してる?
『まだ…数十メートルってとこですね』
よし! それならまず陛下に許可を取ろう。
『陛下?』
ああ。国外での事なんだから、当然出国の許可と、カズムの居る国への入国許可もいる。
ましてや戦闘行為に及ぶ可能性もあるんだから、きちんと許可を取らないとな。
事情説明を長々と入国時にするのも面倒だし、その辺りに関しても一筆欲しい所だ。
ついでに、真アーテリオス神聖国の推薦状とかもあればベターかな。
『なるほど…簡単に空飛んで行けば良いってもんじゃないって事ですね』
うむ。これが大人の対応なのだよ。
『いや、大河さんはまだまだ子供でしょう。大人の階段上ってないんだから。DT卒業してから言ってください』
そ、それとこれとは別だ! エロ行為をしたから大人ってのは違うと思う…よ?
『はいはい。たけのこ、たけのこ』
う…うっせい! もうすぐ、きのこになるわい!
よし! んじゃ次は、全員食堂に集合!
「と言う事で、ネス様よりお告げがありました」
食堂には、婚約者~ず、天鬼族3人娘、ユズ&ユズ夫婦、サラ、ドワーフロリメイドさん3人衆、ブレンダー、クイーンとファクトリーの蜂達いっぱいが勢ぞろい。
「はいっ!」
なぜか元気良く挙手をしたメリル。
「はい、メリルさん」
「もちろん、我々も戦いの場に同行してよろしいのですよね?」
めっちゃやる気満々じゃん…駄目って言ったら、暴れそうだよなあ。
「ああ…だが、俺の指示に絶対に従う事。それが出来ないようならば連れて行かない」
全員、真剣な顔で頷いた。
「父さん達も連れて行く。ただし、ブレンダーはこの屋敷に、クイーンは父さんの屋敷でファクトリーと留守を守ってもらう。モフリーナがダンジョンの結界を展開してくれるので、まず安全だとは思うが、極力リスクは減らしたい。悪意を持って侵入してきた者は、無力化して捕縛しろ。殺さなければ、手足の1、2本無くなっててもかまわん」
ブレンダーとクイーンも諒承してくれた…気がする、うん。
「我が街もネス様が結界で守ってくださるが、何があるか分からんので、当面は街を封鎖して出入り禁止とする」
結界って、俺が創ったシールド発生装置なんだけどさ。
いや~、ダンジョンの天辺に設置した発生装置を動かす日が来るとは、夢にも思わなかったなあ…
「って事で、マチルダ。街とトンネルの封鎖について、俺とネス様の名前を使って触れを出してくれ。封鎖は4日後の朝から。移動する人は3日後の夕方までに街を出る様にと。封鎖期間は、俺が解除宣言するまで。早ければ1週間ってとこかな…こればっかりは戦ってみないと何とも言えないが…」
「わかりました。すぐに布告します」
「よし、では出発は4日後の朝。父さん達をピックアップして、王都と真アーテリオス神聖国を周り、恐怖の大王の元に行く。各自準備よろしく」
『はい!!』
『そうか、とうとう恐怖の大王が出現したと、ネス様よりお告げがあったのか』
通信の呪法具の向こうからは、さして驚いても居ない国王陛下の声が聞こえた。
『ええ。場所は遥か遠く他国の地です。つきましては、陛下に越境の許可と、当該国への事情説明などを書にしたためて頂きたく、お願い申し上げる次第です…』
『あい分かった。すぐにでも書は用意しよう。ただ、この通信だけでは、どの国が該当するのかが分からぬ。卿が来城した時に、宛先を記すとするが、よいな?』
おお、すぐに動いてくれるとは。
『は、もちろんでございます、陛下』
『して、いつ来る予定なのじゃ?』
どうすべ…
『準備もございますれば、近々としか…』
『うむ、ではその時を待っておるぞ』
『は! では失礼いたします…』
ふう…疲れた。
次は、真アーテリオス神聖国のべダム首長に通信しなきゃ…。
あっ! 父さんのとこ忘れてた! そっちも連絡しなきゃなあ。
何せ、サラが輪廻転生局勤務時代に、その物と類似した物を持ってたからだ。
そりゃイメージも簡単だよ。具体的に説明も聞いたからな。
そして、アレに恐怖の大王をアレする為の、補助的な物も創っておいた。
うん、コレでほぼ対策は万全だ。
植物に転生してるらしいので、戦闘らしい戦闘にはならない気がする。
ま、実物を拝んだわけじゃ無いので、直接恐怖の大王を見てみない事には何とも言えないんだが。
『アレとかコレとか、読者には何の事かわかりませんよ?』
読者って何だよ! いいんだ、まだ内緒にしておくから。
『いえ、勘のいい読者ならば気付くかもしれません』
だから読者って何だよ! 良いんだ、気付かれたって。
『それで、恐怖の大王の駆除には、いつ行きますか?』
ん~~~~。どのぐらい移動してる?
『まだ…数十メートルってとこですね』
よし! それならまず陛下に許可を取ろう。
『陛下?』
ああ。国外での事なんだから、当然出国の許可と、カズムの居る国への入国許可もいる。
ましてや戦闘行為に及ぶ可能性もあるんだから、きちんと許可を取らないとな。
事情説明を長々と入国時にするのも面倒だし、その辺りに関しても一筆欲しい所だ。
ついでに、真アーテリオス神聖国の推薦状とかもあればベターかな。
『なるほど…簡単に空飛んで行けば良いってもんじゃないって事ですね』
うむ。これが大人の対応なのだよ。
『いや、大河さんはまだまだ子供でしょう。大人の階段上ってないんだから。DT卒業してから言ってください』
そ、それとこれとは別だ! エロ行為をしたから大人ってのは違うと思う…よ?
『はいはい。たけのこ、たけのこ』
う…うっせい! もうすぐ、きのこになるわい!
よし! んじゃ次は、全員食堂に集合!
「と言う事で、ネス様よりお告げがありました」
食堂には、婚約者~ず、天鬼族3人娘、ユズ&ユズ夫婦、サラ、ドワーフロリメイドさん3人衆、ブレンダー、クイーンとファクトリーの蜂達いっぱいが勢ぞろい。
「はいっ!」
なぜか元気良く挙手をしたメリル。
「はい、メリルさん」
「もちろん、我々も戦いの場に同行してよろしいのですよね?」
めっちゃやる気満々じゃん…駄目って言ったら、暴れそうだよなあ。
「ああ…だが、俺の指示に絶対に従う事。それが出来ないようならば連れて行かない」
全員、真剣な顔で頷いた。
「父さん達も連れて行く。ただし、ブレンダーはこの屋敷に、クイーンは父さんの屋敷でファクトリーと留守を守ってもらう。モフリーナがダンジョンの結界を展開してくれるので、まず安全だとは思うが、極力リスクは減らしたい。悪意を持って侵入してきた者は、無力化して捕縛しろ。殺さなければ、手足の1、2本無くなっててもかまわん」
ブレンダーとクイーンも諒承してくれた…気がする、うん。
「我が街もネス様が結界で守ってくださるが、何があるか分からんので、当面は街を封鎖して出入り禁止とする」
結界って、俺が創ったシールド発生装置なんだけどさ。
いや~、ダンジョンの天辺に設置した発生装置を動かす日が来るとは、夢にも思わなかったなあ…
「って事で、マチルダ。街とトンネルの封鎖について、俺とネス様の名前を使って触れを出してくれ。封鎖は4日後の朝から。移動する人は3日後の夕方までに街を出る様にと。封鎖期間は、俺が解除宣言するまで。早ければ1週間ってとこかな…こればっかりは戦ってみないと何とも言えないが…」
「わかりました。すぐに布告します」
「よし、では出発は4日後の朝。父さん達をピックアップして、王都と真アーテリオス神聖国を周り、恐怖の大王の元に行く。各自準備よろしく」
『はい!!』
『そうか、とうとう恐怖の大王が出現したと、ネス様よりお告げがあったのか』
通信の呪法具の向こうからは、さして驚いても居ない国王陛下の声が聞こえた。
『ええ。場所は遥か遠く他国の地です。つきましては、陛下に越境の許可と、当該国への事情説明などを書にしたためて頂きたく、お願い申し上げる次第です…』
『あい分かった。すぐにでも書は用意しよう。ただ、この通信だけでは、どの国が該当するのかが分からぬ。卿が来城した時に、宛先を記すとするが、よいな?』
おお、すぐに動いてくれるとは。
『は、もちろんでございます、陛下』
『して、いつ来る予定なのじゃ?』
どうすべ…
『準備もございますれば、近々としか…』
『うむ、ではその時を待っておるぞ』
『は! では失礼いたします…』
ふう…疲れた。
次は、真アーテリオス神聖国のべダム首長に通信しなきゃ…。
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