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第十七話 「セフレ」は禁句
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恵比寿と白金台の境を走る、首都高速二号線。
その袂にある雑居ビルの地下一階で、とあるレストランバーのレセプションパーティーが開かれていた。
薄暗い店内には騒音に近い音楽が鳴り響き、派手な衣装を纏った客が所狭しとひしめき合っていた。
その中でもひときわ派手な、キャバクラ嬢のような髪型をした女性が、人波を押しのけて歩いてくる。
「みんな久しぶりー! 元気だった?」
そこには、周囲から少し浮いた感じの、控えめな服装の女性の集団がいた。
そのうちの一人が、黒のノースリーブ・ワンピース姿の明日香だった。
「お久しぶりです、望月先輩。お招きありがとうございます」
望月は、明日香の大学時代のテニスサークルの先輩である。彼女の恋人がこの店を開くことになり、その記念パーティーに招待された。
とはいえ、明日香は彼女とそれほど親しくはない。
そのサークルは、実際は全くテニスをやらない飲みサーだった。明日香は幽霊部員だったが、何故か声がかかった。ここにいる他の女性たちも、同じようなものである。
要するに、彼女たちは数合わせの為に呼ばれたのである。
「来てくれてありがとー。楽しんでいってねー!」
社交辞令の挨拶だけして、嵐のように去っていく望月。
彼女の姿が見えなくなると、女性たちは一斉に喋り出した。
「望月先輩って、あんなノリの人だったっけ?」
「えー、あんまり覚えてない」
「あたしらの名前、絶対一人も覚えてないよ、あの調子だと」
「ってかさ、望月先輩の彼氏って、あの人?」
最後に口を開いた女性が、店の一番奥にあるソファ席を指差す。
デザイナーズチェアに腰かけた、色黒の髭面男。隣に座る女性と、談笑しながら酒を飲んでいる。その周囲には、取り巻きのような若い男女が集まっていた。
「隣に居るのって、もしかして暎子? 相変わらず男にくっつくの、早いよねー」
明日香の隣の女性が眉をひそめる。
大学に入って間もなく、明日香は暎子と一緒にこのサークルに入った。
明日香はサークルの軽いノリが嫌で、あまり参加しなくなったのだが、暎子は別の理由で来なくなった。
同期の子の彼氏を、寝取ったからだ。
そのせいで、サークル内、特に女性の間での暎子の評判はすこぶる悪い。
「明日香ちゃん、暎子とまだ連絡取ってるんだね。一緒に来たからビックリしちゃった」
「まぁ、ね……それよりさ、あの男の人、望月先輩より結構年上っぽいけど、いくつなんだろう?」
必死に話を逸らす明日香。
「四十って聞いたよ」
友人の答えに、明日香の瞼がピクリと動く。
「えー、超オジサンじゃん」
「そのぐらいじゃなきゃ、こんな場所にレストランなんてオープンできないっしょ」
「望月先輩って、あぁいう系好きなんだぁ」
「ってか、お金でしょ。お金以外にオッサンに魅力なんてある?」
彼女たちの会話を聞いて、明日香は人知れず溜息をついた。
やっぱりなぁ。四十っていったらオジサンだよね、普通。
あのオーナーの男。大輔さんと一つしか違わないけど、大輔さんのほうが大人に見える。というか、老けて見える。
「ちょっとごめんね」
明日香は疲れた顔をして化粧室に向かう。
明日は土曜日。大輔と会える日だ。
ここ最近、金曜は自宅に直帰して出来るだけ早く寝ている。土曜は早起きをして、部屋の掃除やら溜まった洗濯物を片付ける。土曜の夕方から日曜は丸々、大輔と過ごしたいからだ。
今回マイルールを犯してまでやってきたのは、レセプションパーティーという響きに惹かれたからである。会費を八千円も取るのだから、食事もそれなりに良いだろうと期待してきたのだ。
「みゃー」
化粧室に入ると、暎子が続けて入ってきた。
あれだけサークルの女連中に顰蹙を買っているのに、何食わぬ顔でやって来るとは、流石暎子だ。
用を済ませてからパウダールームに入ると、真っ白なロングソファに座って、暎子が化粧直しをしていた。
「暎子、望月先輩の彼氏と喋ってたでしょ。どうだった?」
「下らない男だよ」
「……辛辣だねぇ」
暎子はオレンジ色のバニティバッグから、パーティーチケットを取り出すと、半分に破いた。もう半分、更に半分。彼女はチケットを紙くずにすると、ダストボックスに投げ込んだ。
「みゃー、帰ろう。こんなとこ、さっさと出よう」
「どうしたの? なんかあった?」
エメラルドグリーンの鮮やかなドレス姿の暎子。
こういった場でも常に堂々としている彼女は、明日香にとって頼りになる存在だ。一人では気後れするようなことでも、彼女と一緒なら心強い。このパーティーも、暎子が行くと言わなければ、参加するつもりはなかった。
「あのオーナーの男。ホストのくせにゲストをもてなしもしないで、ソファにふんぞり返ってさ。周りで酒飲んでるのも、どう見ても高校生とかだし。なんかおかしいよ、このパーティー」
暎子は、何かを感じているようだった。
明日香が想像できないような経験を、数多く積んでいる彼女。その顔は怪訝そのものだった。
「あの男が座ってたソファ、『バルセロナチェア』なんて言ってたけど、思いっきりジェネリックだし。しかも、やっすいやつ」
吐き捨てるように言う彼女に、明日香が質問する。
「『ジェネリック』?」
「簡単に言えば、公認のコピー商品だよ。ライセンスが切れてるから、違法じゃないんだよね」
「よくわかるね」
「うちに正規品あるから」
「左様でございますか……」
暎子はバッグの口を閉じると、すっくと立ち上がった。
「出てきた料理も、何処の馬の骨が作ったんだか、怪しいモンばっかだし。胡散臭いよ。あの男も、このレストランも。あんな連中と、これ以上関わらない方がいい」
暎子は親友の手首を掴んで、化粧室を出ようとする。しかし明日香は、その手を大袈裟に大きく振った。
「ちょっと待ってよ。会費、八千円も取られたんだよ。元取らなきゃ、やってられない」
八千円もあったら、デートで着る服も新調出来たのに。
「だったら今度、パパの行きつけのお寿司屋さんで、奢ってあげるから」
「え?! ホント!?」
途端に色めき立つ。
元キャリア官僚、行きつけの寿司屋!?
八千円じゃ済まないでしょ!!
どう考えても、そっち取るでしょ!!
「パパのツケに出来るみたいだから、二人でたくさん食べちゃおう。だから、今日は帰ろうよ」
「うん、わかった。帰ろう」
真顔で即答する明日香。
「みゃーのそういう現金なトコ、大好き」
暎子はケタケタと笑った。
◆◆◆◆
階段を上がって地上に出ると、気持ちのいい風が吹いていた。
喧騒から解放された二人は、申し合わせたように溜息混じりの深呼吸をした。
「みゃー、ラーメンでも食べていかない?」
「ごめん、明日デートなんだ。早起きして部屋の掃除やらなんやら、片付けておきたいから。今日はこのまま帰るよ」
フフンと鼻を鳴らす暎子。
「もう、ラブラブじゃーん。みゃーをそこまで夢中にさせる男、この目で見てみたいな」
「ただのオジサンだよ」
照れ臭そうに応えると、暎子は腕を組んで口を尖らせた。
「みゃー。みゃーは彼のこと、オジサンだと思ってるの?」
「思ってないよ」
「だったら、彼のことそんなふうに言っちゃダメだよ。みゃーは照れ隠しで言ってるんだろうけどさ。そういうのって、相手に伝わるからね。彼はもともと年のこと気にしてるんだから、出来るだけ思い出させちゃダメだよ」
明日香が暎子と付き合いを続けているのは、彼女のこういうところが好きだからだ。
当たり障りのないことしか言わず、何かあっても知らん顔。そんな友達が多い中、彼女は耳の痛いこともズバズバ言ってくる。道を外すと、自分の腕を掴んで引き戻してくれる。それが今まで、どれほど自分を助けてくれただろうか。
「大丈夫、わかってるよ」
「それならいいけど。それとさ、【セフレ】って言葉も、ついでに禁句にしておいたほうが良いよ」
「言ってないけど、なんで?」
「男ってね、結構グレーが平気なんだよ。女はすぐに『私あなたの何なの』とか言って、白黒つけたがるけどさ。男はそうやって確認されると、面倒くさくなっちゃうんだよ。だから【セフレ】は金輪際、使用禁止。逆に彼のほうから言ってきたら、みゃーとの関係をハッキリさせたいと思ってるサインだから。その時が昇格のチャンスだよ」
夜風を肌寒く感じた明日香が、ジャケットを羽織ろうとする。すると暎子が気を利かせて、彼女に手を伸ばしてきた。
彼女にハンドバッグを預けて、袖に腕を通す明日香。
「暎子、恋愛のハウツー本でも書けば?」
「いいねぇ。書こうかな。世の迷える女性の為に」
「帯は私が書いてあげるよ。『彼女のおかげで人生が変わりました!』って」
「それ、ありがちー」
明日香と暎子は顔を見合わせて笑った。
その袂にある雑居ビルの地下一階で、とあるレストランバーのレセプションパーティーが開かれていた。
薄暗い店内には騒音に近い音楽が鳴り響き、派手な衣装を纏った客が所狭しとひしめき合っていた。
その中でもひときわ派手な、キャバクラ嬢のような髪型をした女性が、人波を押しのけて歩いてくる。
「みんな久しぶりー! 元気だった?」
そこには、周囲から少し浮いた感じの、控えめな服装の女性の集団がいた。
そのうちの一人が、黒のノースリーブ・ワンピース姿の明日香だった。
「お久しぶりです、望月先輩。お招きありがとうございます」
望月は、明日香の大学時代のテニスサークルの先輩である。彼女の恋人がこの店を開くことになり、その記念パーティーに招待された。
とはいえ、明日香は彼女とそれほど親しくはない。
そのサークルは、実際は全くテニスをやらない飲みサーだった。明日香は幽霊部員だったが、何故か声がかかった。ここにいる他の女性たちも、同じようなものである。
要するに、彼女たちは数合わせの為に呼ばれたのである。
「来てくれてありがとー。楽しんでいってねー!」
社交辞令の挨拶だけして、嵐のように去っていく望月。
彼女の姿が見えなくなると、女性たちは一斉に喋り出した。
「望月先輩って、あんなノリの人だったっけ?」
「えー、あんまり覚えてない」
「あたしらの名前、絶対一人も覚えてないよ、あの調子だと」
「ってかさ、望月先輩の彼氏って、あの人?」
最後に口を開いた女性が、店の一番奥にあるソファ席を指差す。
デザイナーズチェアに腰かけた、色黒の髭面男。隣に座る女性と、談笑しながら酒を飲んでいる。その周囲には、取り巻きのような若い男女が集まっていた。
「隣に居るのって、もしかして暎子? 相変わらず男にくっつくの、早いよねー」
明日香の隣の女性が眉をひそめる。
大学に入って間もなく、明日香は暎子と一緒にこのサークルに入った。
明日香はサークルの軽いノリが嫌で、あまり参加しなくなったのだが、暎子は別の理由で来なくなった。
同期の子の彼氏を、寝取ったからだ。
そのせいで、サークル内、特に女性の間での暎子の評判はすこぶる悪い。
「明日香ちゃん、暎子とまだ連絡取ってるんだね。一緒に来たからビックリしちゃった」
「まぁ、ね……それよりさ、あの男の人、望月先輩より結構年上っぽいけど、いくつなんだろう?」
必死に話を逸らす明日香。
「四十って聞いたよ」
友人の答えに、明日香の瞼がピクリと動く。
「えー、超オジサンじゃん」
「そのぐらいじゃなきゃ、こんな場所にレストランなんてオープンできないっしょ」
「望月先輩って、あぁいう系好きなんだぁ」
「ってか、お金でしょ。お金以外にオッサンに魅力なんてある?」
彼女たちの会話を聞いて、明日香は人知れず溜息をついた。
やっぱりなぁ。四十っていったらオジサンだよね、普通。
あのオーナーの男。大輔さんと一つしか違わないけど、大輔さんのほうが大人に見える。というか、老けて見える。
「ちょっとごめんね」
明日香は疲れた顔をして化粧室に向かう。
明日は土曜日。大輔と会える日だ。
ここ最近、金曜は自宅に直帰して出来るだけ早く寝ている。土曜は早起きをして、部屋の掃除やら溜まった洗濯物を片付ける。土曜の夕方から日曜は丸々、大輔と過ごしたいからだ。
今回マイルールを犯してまでやってきたのは、レセプションパーティーという響きに惹かれたからである。会費を八千円も取るのだから、食事もそれなりに良いだろうと期待してきたのだ。
「みゃー」
化粧室に入ると、暎子が続けて入ってきた。
あれだけサークルの女連中に顰蹙を買っているのに、何食わぬ顔でやって来るとは、流石暎子だ。
用を済ませてからパウダールームに入ると、真っ白なロングソファに座って、暎子が化粧直しをしていた。
「暎子、望月先輩の彼氏と喋ってたでしょ。どうだった?」
「下らない男だよ」
「……辛辣だねぇ」
暎子はオレンジ色のバニティバッグから、パーティーチケットを取り出すと、半分に破いた。もう半分、更に半分。彼女はチケットを紙くずにすると、ダストボックスに投げ込んだ。
「みゃー、帰ろう。こんなとこ、さっさと出よう」
「どうしたの? なんかあった?」
エメラルドグリーンの鮮やかなドレス姿の暎子。
こういった場でも常に堂々としている彼女は、明日香にとって頼りになる存在だ。一人では気後れするようなことでも、彼女と一緒なら心強い。このパーティーも、暎子が行くと言わなければ、参加するつもりはなかった。
「あのオーナーの男。ホストのくせにゲストをもてなしもしないで、ソファにふんぞり返ってさ。周りで酒飲んでるのも、どう見ても高校生とかだし。なんかおかしいよ、このパーティー」
暎子は、何かを感じているようだった。
明日香が想像できないような経験を、数多く積んでいる彼女。その顔は怪訝そのものだった。
「あの男が座ってたソファ、『バルセロナチェア』なんて言ってたけど、思いっきりジェネリックだし。しかも、やっすいやつ」
吐き捨てるように言う彼女に、明日香が質問する。
「『ジェネリック』?」
「簡単に言えば、公認のコピー商品だよ。ライセンスが切れてるから、違法じゃないんだよね」
「よくわかるね」
「うちに正規品あるから」
「左様でございますか……」
暎子はバッグの口を閉じると、すっくと立ち上がった。
「出てきた料理も、何処の馬の骨が作ったんだか、怪しいモンばっかだし。胡散臭いよ。あの男も、このレストランも。あんな連中と、これ以上関わらない方がいい」
暎子は親友の手首を掴んで、化粧室を出ようとする。しかし明日香は、その手を大袈裟に大きく振った。
「ちょっと待ってよ。会費、八千円も取られたんだよ。元取らなきゃ、やってられない」
八千円もあったら、デートで着る服も新調出来たのに。
「だったら今度、パパの行きつけのお寿司屋さんで、奢ってあげるから」
「え?! ホント!?」
途端に色めき立つ。
元キャリア官僚、行きつけの寿司屋!?
八千円じゃ済まないでしょ!!
どう考えても、そっち取るでしょ!!
「パパのツケに出来るみたいだから、二人でたくさん食べちゃおう。だから、今日は帰ろうよ」
「うん、わかった。帰ろう」
真顔で即答する明日香。
「みゃーのそういう現金なトコ、大好き」
暎子はケタケタと笑った。
◆◆◆◆
階段を上がって地上に出ると、気持ちのいい風が吹いていた。
喧騒から解放された二人は、申し合わせたように溜息混じりの深呼吸をした。
「みゃー、ラーメンでも食べていかない?」
「ごめん、明日デートなんだ。早起きして部屋の掃除やらなんやら、片付けておきたいから。今日はこのまま帰るよ」
フフンと鼻を鳴らす暎子。
「もう、ラブラブじゃーん。みゃーをそこまで夢中にさせる男、この目で見てみたいな」
「ただのオジサンだよ」
照れ臭そうに応えると、暎子は腕を組んで口を尖らせた。
「みゃー。みゃーは彼のこと、オジサンだと思ってるの?」
「思ってないよ」
「だったら、彼のことそんなふうに言っちゃダメだよ。みゃーは照れ隠しで言ってるんだろうけどさ。そういうのって、相手に伝わるからね。彼はもともと年のこと気にしてるんだから、出来るだけ思い出させちゃダメだよ」
明日香が暎子と付き合いを続けているのは、彼女のこういうところが好きだからだ。
当たり障りのないことしか言わず、何かあっても知らん顔。そんな友達が多い中、彼女は耳の痛いこともズバズバ言ってくる。道を外すと、自分の腕を掴んで引き戻してくれる。それが今まで、どれほど自分を助けてくれただろうか。
「大丈夫、わかってるよ」
「それならいいけど。それとさ、【セフレ】って言葉も、ついでに禁句にしておいたほうが良いよ」
「言ってないけど、なんで?」
「男ってね、結構グレーが平気なんだよ。女はすぐに『私あなたの何なの』とか言って、白黒つけたがるけどさ。男はそうやって確認されると、面倒くさくなっちゃうんだよ。だから【セフレ】は金輪際、使用禁止。逆に彼のほうから言ってきたら、みゃーとの関係をハッキリさせたいと思ってるサインだから。その時が昇格のチャンスだよ」
夜風を肌寒く感じた明日香が、ジャケットを羽織ろうとする。すると暎子が気を利かせて、彼女に手を伸ばしてきた。
彼女にハンドバッグを預けて、袖に腕を通す明日香。
「暎子、恋愛のハウツー本でも書けば?」
「いいねぇ。書こうかな。世の迷える女性の為に」
「帯は私が書いてあげるよ。『彼女のおかげで人生が変わりました!』って」
「それ、ありがちー」
明日香と暎子は顔を見合わせて笑った。
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