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第105話 先に来たお願いは
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妖精の事で悩んでいたが、解決しない。
もう、あれだ、誰しも一度は論議する、ニワトリが先か卵が先かだ。あれこれ意見を出して、まぁ、卵も鶏肉も美味しいからどっちが先かなんていっかで終わる奴だ。
悩んでもしょうがない。なるなようになれだ。
しかし、ユティアルはきっと戦い疲れているに違いない。
そんな所に妖精や精霊の種族間戦争などに巻き込んでは申し訳ないなぁ、願わくば卵が先に片付くと有難いんだけどなぁ…
なんて考えたのが良くなかった。
キャメルから連絡が来た。
あああああっ、レイアの間抜けが移ったのか⁉︎
召喚獣と中庭にて待っていると
巨大な魔法陣が現れキャメルと共に一人の人間がいた。
「おまたせー、いやー、ダルエットは二度と行きたくないね‼︎」
開口一番戦神はお茶目に言った。
あぁ、ダルエット終わった…
「はじめまして、俺はユティアルと言います。戦神キャメル様のお導きで出会えた事嬉しく思います、よろしくお願い致します」
丁寧な挨拶をしてくれたのがお願いされたユティアルだった。
綺麗な銀髪で漆黒の瞳家の人間と同じくらいイケメンだ。
「はじめまして、レインソート皇国、公爵家次女のエアリアです、
こちらは私の召喚獣です」
「貴方様が、愛し子様?」
「一応周りからはそう言われていますがただの小娘です我が家でゆっくりとなさって下さい」
そう言うとソルリアが
「ただの小娘は神を蹴ったりせぬわ」
とツッコミ。
「確かにねー」
とキャメル。
失礼だな‼︎事実だけど。
「とにかく任せたよ、じゃぁねエアリア」
「キャメルもね」
キャメルは軽ーく帰って行った。
「エアリア様、私に敬語は必要ありません、英雄など好きでなった訳ではないので」
「わかりました。」
こうしてユティアルの滞在が始まった。
その夜、夕食の後のティータイムにてユティアルは生い立ちについて話してくれた
「ダルエット国では魔法属性を調べる時にもう一つ調べられるのです」
「魔力量ですか?」
「いいえ、スキル持ちかです」
「スキル?」
家族は???となっているが
私は、スキルってゲームにあるアレ?ポイント不足であぁぁ、ってなるアレ?
「いわゆる個人特殊能力です、まれにスキル持ちがいるので、俺はそれで断裂のスキルを持っていました」
「断裂?」
「このスキルは相手の魔法強化を打ち消し、万物を切る能力で、ダルエットの先の英雄も所持してました」
「はー、魔法補助を消してなんでも切れる、凄まじいですね」
「えぇ、しかし私は国などどうでも良かった、だけどこのスキルの所為で戦場の最前線に立たされました」
「はた迷惑ですねぇ」
家族はうんうんと
私はそれを聞いて
「ユティアルはただ自分が死にたくなかった、だから敵を斬った、そしていつの間にか英雄になっていたと、言う所でしょうか?」
「…はい、流石ですねエアリア様、おっしゃる通りです」
ユティアルは力無く笑った
「良いではないですか、死にたくないのは誰だって持っている感情です、それを悪用した国の豚共が悪いのです気にする事などありません、それにキャメルの加護を失った国など亡びます」
「貴方方は軽蔑されないのですか?」
「当たり前でしょう、やられたらやり返すそれだけです」
ユティアルはようやく力を抜いた安心したのだろう。
しかし、スキルねえ稀に現れる…
私も欲しいな、迷わないスキル‼︎
次の朝ダルエット国は亡びた。
もう、あれだ、誰しも一度は論議する、ニワトリが先か卵が先かだ。あれこれ意見を出して、まぁ、卵も鶏肉も美味しいからどっちが先かなんていっかで終わる奴だ。
悩んでもしょうがない。なるなようになれだ。
しかし、ユティアルはきっと戦い疲れているに違いない。
そんな所に妖精や精霊の種族間戦争などに巻き込んでは申し訳ないなぁ、願わくば卵が先に片付くと有難いんだけどなぁ…
なんて考えたのが良くなかった。
キャメルから連絡が来た。
あああああっ、レイアの間抜けが移ったのか⁉︎
召喚獣と中庭にて待っていると
巨大な魔法陣が現れキャメルと共に一人の人間がいた。
「おまたせー、いやー、ダルエットは二度と行きたくないね‼︎」
開口一番戦神はお茶目に言った。
あぁ、ダルエット終わった…
「はじめまして、俺はユティアルと言います。戦神キャメル様のお導きで出会えた事嬉しく思います、よろしくお願い致します」
丁寧な挨拶をしてくれたのがお願いされたユティアルだった。
綺麗な銀髪で漆黒の瞳家の人間と同じくらいイケメンだ。
「はじめまして、レインソート皇国、公爵家次女のエアリアです、
こちらは私の召喚獣です」
「貴方様が、愛し子様?」
「一応周りからはそう言われていますがただの小娘です我が家でゆっくりとなさって下さい」
そう言うとソルリアが
「ただの小娘は神を蹴ったりせぬわ」
とツッコミ。
「確かにねー」
とキャメル。
失礼だな‼︎事実だけど。
「とにかく任せたよ、じゃぁねエアリア」
「キャメルもね」
キャメルは軽ーく帰って行った。
「エアリア様、私に敬語は必要ありません、英雄など好きでなった訳ではないので」
「わかりました。」
こうしてユティアルの滞在が始まった。
その夜、夕食の後のティータイムにてユティアルは生い立ちについて話してくれた
「ダルエット国では魔法属性を調べる時にもう一つ調べられるのです」
「魔力量ですか?」
「いいえ、スキル持ちかです」
「スキル?」
家族は???となっているが
私は、スキルってゲームにあるアレ?ポイント不足であぁぁ、ってなるアレ?
「いわゆる個人特殊能力です、まれにスキル持ちがいるので、俺はそれで断裂のスキルを持っていました」
「断裂?」
「このスキルは相手の魔法強化を打ち消し、万物を切る能力で、ダルエットの先の英雄も所持してました」
「はー、魔法補助を消してなんでも切れる、凄まじいですね」
「えぇ、しかし私は国などどうでも良かった、だけどこのスキルの所為で戦場の最前線に立たされました」
「はた迷惑ですねぇ」
家族はうんうんと
私はそれを聞いて
「ユティアルはただ自分が死にたくなかった、だから敵を斬った、そしていつの間にか英雄になっていたと、言う所でしょうか?」
「…はい、流石ですねエアリア様、おっしゃる通りです」
ユティアルは力無く笑った
「良いではないですか、死にたくないのは誰だって持っている感情です、それを悪用した国の豚共が悪いのです気にする事などありません、それにキャメルの加護を失った国など亡びます」
「貴方方は軽蔑されないのですか?」
「当たり前でしょう、やられたらやり返すそれだけです」
ユティアルはようやく力を抜いた安心したのだろう。
しかし、スキルねえ稀に現れる…
私も欲しいな、迷わないスキル‼︎
次の朝ダルエット国は亡びた。
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