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第60話 材料

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一通り作る物が決まって気づいた。
兄様だけ何も無い‼︎
そろーっと兄様を見ると地味に落ち込んでる。
「お、おにーしゃま?エアとおしょろいのあくせさりーつくってもりゃいましょう?」
や、やばい兄様のHPは0よ‼︎頑張れ‼︎エアリア‼︎
「そ、それはいいアイデアです、エアリア様‼︎」
ハルバも援護射撃してくれる。
「アサバしゃん、おねぇがいしましゅ。おにーしゃまとおしょろいのつくってくだしゃい」
アサバさんに頭を下げる。
なんでイケメンなのにこんなアホなの兄様は‼︎
「おう、構わんぞ、兄ちゃんなら魔法強化の付加がいいだろ」
「ありあとーごじゃいます」
「ありがとうごさいます‼︎」
兄様は90度お辞儀だ。そんな嬉しいのか。
よかった、よかった。

「まずは、そっちのメス達のを作るか、ほれサイズ測るから来い」
「ミミ、ネネいっておいで」
「この子達はまだ子供ですが、大丈夫ですか?」
「なに、魔物は人間と違う、一生同じ武器を使うやつが多い」
ほぇー流石だ。
「ふむ、こりゃ、普段からかなり鍛錬してるないい召喚獣だ」
「ありあとごじゃいます」
ミミとネネいつも畑の魔物を討伐してたからなぁ。 

※エアリアはミミとネネの特訓を知りません。

「こっちのナイフはかなり切れ味いいが」
「ネネは魔物の解体もしています」
「成る程な、解体用は別に作ってやる、それ使え」
「めぇー‼︎」
ネネは喜んでる。
解体、好きでしてたのか。

「ナイフにはバルトリングの骨と鉱石が良いな」
バルトリングは見た目二本足の豚。肉はかなり多い力自慢の魔物だ
「こうしぇき?」
「嬢ちゃん、見たことないかい?こういう石」
アサバさんが出したのは良く魔物が落とす石ころ。
「たくしゃんもってましゅ‼︎」
キラキラして綺麗だから集めていたのだ。これ鉱石だったのか‼︎
「もってんのか、全種類出してくれるか?」
「あい!」
なんと。
炭、赤銅、銅、銀、金、水晶、ローズ、アメジスト、アクアマリン、ダイヤモンド、トパーズなどなどそして、
「こりゃぁ、希少な白金石、久々に見たわ」
プラチナの石は超レアだった。
「ソルリアが狩った魔物が落としたものだろ、エア」
「あい、キラキラきれい‼︎」
まさかキラキラ集めが役に立つとは。
「その調子だと鉱石も沢山持ってるな、俺に売ってくれんか?」
びっくりする。
「エアリア、鉱石は貴重なんだ、神殿の水晶の時父様から話聞いたろう?」
そういえば、適正調べるハルアクリスタルも貴重だった。
「ぜんぶどうじょ‼︎」
私が持っててもしょうがない、使えるところにある方がいい。
「太っ腹だな、嬢ちゃん、必ずいい武器作るからな‼︎」

鉱石凄い‼︎
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