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第57話 職人アサバ

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おはようございます。エアリアです。
私は床で目覚めました。
どうやら落ちた様です。実家の、ベッドは大きいから久しぶりの床起床。
みんなまだねてる。
そりゃあれだけ食べればね。
本当に、ソルリアが大きさ変えられる神獣で助かった。

さぁ、アサバさんどんな人かなぁ。
そんなのどかな朝。

一応ヤバガラさんの紹介ということで、4人と召喚獣と歩く。
なんかだいぶ街中から外れて人がいない所だなぁ。
なんて呑気に思っていたら。

ドカーン‼︎

なんか、一軒家が吹っ飛んだ。
な、なに?襲撃⁈
思わずソルリアに抱きつく。

「大丈夫です、いつもの事です。」
「???」

「また失敗したわ‼︎こりゃいかん、合わんな貴様に売る武器は無い‼︎立ち去れ‼︎」
なんか怒号が聞こえる。

「またか…」
ヤガバラさんは頭を抱えている。

「まさか彼の方が」
兄様が立ち去る冒険者を呆然と見ながら。
「アサバだ」

煙が去ればリーゼントの似合うファンキーなおじいちゃんがいた。

この人が最高の武器職人⁈

「はじめまして、エアリア・フェリアでしゅ」
「兄のアルフレッド・フェリアです。」
「エアリア様の騎士・ハルバです」

「おう、ヤガバラこいつらか昨日言ってたのは」
「ああ、そうだ」
「で、そっちの兄ちゃんかい?それとも騎士様か?」
「わたしでしゅ」

「…嬢ちゃんが?武器を?」
流石のアサバさんも面食らった様だ。

「せいかくにはわたしのしょうかんじゅう、にひきのぶきでしゅ、かれらをまもるぶきをつくってくだしゃい。おねがいしましゅ」
「倒す武器じゃなくて良いのかい?」
「かれらのいのちをまもるためのぶきでしゅ」

「めぇめぇ」
「めぇめぇ」
リリとレレも頭を下げる。

「ほういい目だ。だがわしの武器を扱えるかはこいつら次第だぞ」
「かならずつかいこなしましゅ、しんじてましゅから、このこたちも、あなたも」

「で、どんな武器を所望だ?」
「リリは剣をレレは杖を」
「武器は持ったことはない様ですが」

「杖かぁ、さっきの爆発で魔石最後だったんだよ、時間掛かるぞ」
「ませきならありましゅ」
魔石、モンスターの骨、皮、あらゆる部位を出す
「わたしのはたけにきたまものをこのこたちがたおしえたものでしゅ」
「ほう、いい素材じゃねえか、久しぶりに腕がなるぜ、なんせ若い奴らは最高、最高ばっかで飽き飽きしてたからな、依頼がしっかりしてる奴は久しぶりだ」
成る程、それで渋い顔してたのか。

アサバさんは本当にこの職に誇りを持っているんだ。

「リリ、レレれんしゅうのせいかみせましょう‼︎」

「「めぇー」」
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