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第41話 王命

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王宮には結果として全員連れて行った。遠くからなにやら拝んでいる人がチラホラいる。
たぶんスライムだろう。
でもやめて‼︎恥ずかしい‼︎

「よく来たな、エアリア」
アルバート伯父様は相変わらずのイケメンだ。
「ごきげんよう、エアリア・フェリアまいりました」
マリーのおままごとマナーで私の対外マナーは完璧になっていた。
もふもふしてただけじゃ無いからね‼︎

「エアリア、アクアは水神様のの化身だ水神様を祀っているヴィンデに行くといい。」
「ゔぃんで?」
「ここ王都より西にある我が国一番の水の都だ神獣のことをエアリア自身から報告せよ」
「かしこまりました」

レインソート皇国は王都を中心に様々な町や市がある。
ヴィンデを統率しているのはハルア伯爵家。
この国の貿易王だ。
要はアクアの報告へ行けと言うこと。

「一応、護衛を付ける、いるかわからんが、エアリア自身が選んでくれ、軍の鍛錬場には連絡してある」
「ありがとうございます」
護衛さん。ごめんね。王命だから。
「あにのアルフレッドにいさまのどうこうをおゆるしください」
アルフレッド兄様は水魔法の使い手。
絶対行きたがる。学校サボっても。
ならば先に先手を打って置こう。
「よかろう、アルフレッドと共に護衛を選び次第出発せよ」
「はい、しつれいします」

兄様と旅行‼︎
初めて王都を出る。
ヴィンデ、どんなとこかなぁ、
とりあえず護衛さんを見つけなきゃ。

頑張ろう。
アクアにもふもふしながらそう思った。
願わくば兄様が納得する護衛をと。


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