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第33話 準備

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本日も庭でみんなで遊ぼうと思っていたら、何故か
「こちらの髪飾りが」
「靴はこちらで」
「ドレスの色は」
何故か着飾られています。
「どこにいくにょ?」
「王宮でございます」
マリーの言葉に固まる。
「なんで?」
私は2歳にして何かしたか?

「皇王、リディオル様の兄上様がエアリア様にお会いしたいと」
へー、皇王が、皇王⁈なんで?
「さほうしらないにょ」
「以前私とおままごとしましたのは覚えていますか」
「もちりょん!」
「あれは作法の訓練でした」
「?」
「エアリア様が神獣を召喚契約されてからいつお呼びがかかっても良いように準備しておりました」
マリー凄い‼︎マナーなんて難しいと思っていたが遊びで身についていたなんて。
元庶民の私には助かるわ。
「ありあと、マリー」
にっこり。
マリー以下使用人はプルプルしていた。
?なんだ?

と、言うわけで髪は青のバレッタ服は白とポイントに水色のドレスで準備満タン。
何故か私の召喚獣勢揃いで。
「おかーしゃま」
不安で母様を見てしまう。
「大丈夫ですよ、兄様はエアの召喚獣が見たいだけですから」
え、そうなの、それだけ?
「父様もいますから大丈夫です」
あ、そうか、父様は王宮で仕事してるんだった。
…逃げて無いよね?

「大丈夫だ、主何かあれば我が対処する」
「だめ」
ソルリアが暴れたら国滅ぶよ‼︎

「何故だ⁈」
何故かショックを受けている。
もふもふしながら
「ソルリアはしょばにいてくれるだけでうれしい。きけんなことはしにゃいで、やくそくよ」
「主が言うなら」
不満そうにソルリアが言う。
他のみんなも不満そう。

なんで?何かあるの?

疑問に思いながらも馬車は進む。
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