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最果ての森・成長編
106. 日常という幸せ
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森の奥でアーダンとセラ姉に会った翌日。
お昼寝から目覚めた僕は、遊びに来たテムとファムと一緒にリビングでのんびりと過ごしていた。ちなみに、ティアはまだぐっすりと眠っている。
よく食べてよく寝るティアは、日に日に大きくなっている。最初は僕もかろうじて抱っこできていたのに、今ではガシッとハグする感じになってしまう。
もう抱えられないのは寂しいけど、いつか背中に乗せてもらうんだ。その楽しみがあるから、ティアの成長が嬉しい。
「これ、ウィルが作ったんだろ?なかなかやるじゃねーか!」
テムが言う『これ』とは、昨日ジルと一緒に作ったお菓子のコロコロのことだ。
結構小さめに作ったのだが、テムが持つと相対的にお饅頭くらいの大きさに見える。
それをテムは大きく口を開けてパクパクと食べている。テムも体の大きさの割に、たくさん食べるんだよなあ。
「美味しいねー!ぼくも一緒に作りたかったなー」
ファムがポヨポヨしながら、こちらも次々とコロコロを食べている。ファムはテム以上に大食らいだ。その小さな体のどこに入っているのだろうかといつも思う。
僕も二人と一緒にコロコロを食べる。
僕は生地を丸めただけなんだけど、自分が手伝ったものを美味しいと言ってもらえるのはすごく嬉しい。
早く他のお菓子や料理もお手伝いできるようになりたい。そして自分で作れるようになれば、なお良し。
ジルみたいに手際よく格好よく作るんだ、と将来の自分を想像してニマニマしていると、玄関が開いた。
「やあ、みんな。一昨日ぶりだね。元気だったかい?···ティアは昼寝をしているのかな?」
ライだ!
昨日キャラの濃い二人に会ったせいか、ライの爽やかな笑顔を見ると、なんだかホッとする。
···眩しいイケメンにホッとするなんて、どうやら僕の目は相当肥えてしまったらしい。
「ライ、これ食うか?美味いぜ!」
「ウィルくんが作ったんだよー」
テムとファムが、モグモグしながらお皿を指差す。
「へえ、それはさぞかし美味しいんだろうね。···ところで私には見えないんだけど、どこにあるのかな?」
ライに言われてハッとお皿を見ると、そこにたくさんあったはずのコロコロは、一欠片も残っていなかった。
「あ、あれー?さっきまであったのに、おかしいなー?」
「オレ、そんなに食べたっけか?オカシイなー」
「···ふふふ、いいんだよ。早く城を出なかった私が悪いんだ。ウィル君の手作りのお菓子が一つも残っていないのは悲しいけどね、全然おかしいことじゃないよ。ああ、きっと初めてジルと作ったんだろうなあ。それはそれは美味しかったんだろうなあ。ふふふ、残念だけど、もうないなら仕方ないよね」
笑顔のはずだが、圧力がものすごい。
ライの笑顔にエフェクトがあるとするなら、デフォルトはもちろんキラキラだ。それが今は吹雪に変更されている。
それほど食べたいと思ってくれたのは嬉しいことだが、あまりに悲しそうなので、なんだか申し訳なくなってしまう。
「ライ、そんなに落ち込むな。まだある」
ズーンと重い空気を背負っていたライに、ジルがお皿を差し出した。そこには、もうないと思っていたコロコロが!
「ジル···!」
「これが最後だ」
おそらくジルはこうなることを予測して、ライの分を確保していたのだろう。
「ジル、君は本当にいい友人だよ!ありがとう!」
ライの笑顔がデフォルトに戻った。それはもう、キラッキラしている。
「ジル、お前やっぱ最強だな!命拾いしたぜ!」
「あはは、テム、大げさだよー。でも、ジルありがとー!ライも、ごめんねー?美味しくて、止まらなかったんだー」
「ふふ、私こそ、申し訳ない。こんなにショックが大きいなんて、自分でもびっくりだよ」
そう言ってライはコロコロを一つ口に入れる。
「ああ、すっごく美味しいね!止まらなくなるのはよく分かるよ。ジル、本当にありがとう!」
ジルのおかげで、一件落着だ。
それにしても、みんな優しい。
僕が手伝ったコロコロを美味しい美味しいと言いながらパクパク食べてくれたテムとファム。食べられなくて吹雪を背負うほどショックを受けたライ。それを見越して別のお皿に残しておいたジル。
それぞれの優しさがじんわりと僕の心に染み込む。大事にされている、愛されているという実感がある。改めて、みんなに出会えて幸せだ。
ライも加わりみんなでまたのんびりしていると、廊下からトトトッという足音が聞こえた。
「ライ!待っていたのだ!」
ティアが尻尾をブンブン振りながらライに駆け寄った。
実は、ティアは今朝からライが来るのを心待ちにしていたのだ。
「ふふ、ティアは元気いっぱいみたいだね。昼寝は十分にできたかい?」
ティアに待っていたと言われ、ライはとても嬉しそうだ。
「ああ、気持ちの良い目覚めだったのだ!それはそうと、ライ、聞いてくれ!すごい話があるのだ!」
「ふふ、なんだろう。それはぜひとも聞いてみたいな」
ティアは、待っていたライがようやく来た喜びのテンションそのままに、ぴょーんとライに飛び付いた。
「実はだな、昨日、ついにワレは魔法の発動に成功したのだ!」
「ええっ!そうなのかい!すごいじゃないかティア!」
腕の中に飛び込んできたティアを、ライが高く持ち上げる。まるで高い高いしているみたいだ。
ライが喜んでくれて、ティアも嬉しそうだ。
「ライが根気強く教えてくれたおかげなのだ!」
「ふふ、ティアが頑張ったからだよ」
ティアとライがお互いに褒め合っている。いつの間にかこの二人は、こっちが妬けちゃうくらい仲良しだ。
ティアが習得したてのクリーンの魔法をライに披露して、それを見たライがまたティアを高い高いしている。
「あはは、ティア、かわいいねー!」
「デカくなったら、カッコよくなると思うぜ!」
「楽しみだねー!」
テムとファムも、僕と同じようにティアの成長を楽しみにしているようだ。
僕も将来は格好よくなれるだろうか。ジルみたいにイケメンにというのは理想が高すぎると重々承知だが、それならばせめて、心くらいは超絶イケメンに成長したいものだ。
僕はチラチラとジルを見ながらキリッと居住まいを正す。すると、それを見たファムが笑い出した。
「あははは!ウィルくんなら、大丈夫だよー!」
···どうやらファムに心を読まれたらしい。
ちょっぴり恥ずかしい。
僕の内心を察したのかどうかは分からないが、ジルが僕の頭を撫でてくれた。
ファムがまた笑っていた。
たまに恥ずかしい思いをすることもあるけど、大好きなみんなと過ごすこんな日常が、たまらなく幸せだ。
あったかい気持ちでいっぱいになりながら、僕はみんなとのお喋りを楽しんだ。
お昼寝から目覚めた僕は、遊びに来たテムとファムと一緒にリビングでのんびりと過ごしていた。ちなみに、ティアはまだぐっすりと眠っている。
よく食べてよく寝るティアは、日に日に大きくなっている。最初は僕もかろうじて抱っこできていたのに、今ではガシッとハグする感じになってしまう。
もう抱えられないのは寂しいけど、いつか背中に乗せてもらうんだ。その楽しみがあるから、ティアの成長が嬉しい。
「これ、ウィルが作ったんだろ?なかなかやるじゃねーか!」
テムが言う『これ』とは、昨日ジルと一緒に作ったお菓子のコロコロのことだ。
結構小さめに作ったのだが、テムが持つと相対的にお饅頭くらいの大きさに見える。
それをテムは大きく口を開けてパクパクと食べている。テムも体の大きさの割に、たくさん食べるんだよなあ。
「美味しいねー!ぼくも一緒に作りたかったなー」
ファムがポヨポヨしながら、こちらも次々とコロコロを食べている。ファムはテム以上に大食らいだ。その小さな体のどこに入っているのだろうかといつも思う。
僕も二人と一緒にコロコロを食べる。
僕は生地を丸めただけなんだけど、自分が手伝ったものを美味しいと言ってもらえるのはすごく嬉しい。
早く他のお菓子や料理もお手伝いできるようになりたい。そして自分で作れるようになれば、なお良し。
ジルみたいに手際よく格好よく作るんだ、と将来の自分を想像してニマニマしていると、玄関が開いた。
「やあ、みんな。一昨日ぶりだね。元気だったかい?···ティアは昼寝をしているのかな?」
ライだ!
昨日キャラの濃い二人に会ったせいか、ライの爽やかな笑顔を見ると、なんだかホッとする。
···眩しいイケメンにホッとするなんて、どうやら僕の目は相当肥えてしまったらしい。
「ライ、これ食うか?美味いぜ!」
「ウィルくんが作ったんだよー」
テムとファムが、モグモグしながらお皿を指差す。
「へえ、それはさぞかし美味しいんだろうね。···ところで私には見えないんだけど、どこにあるのかな?」
ライに言われてハッとお皿を見ると、そこにたくさんあったはずのコロコロは、一欠片も残っていなかった。
「あ、あれー?さっきまであったのに、おかしいなー?」
「オレ、そんなに食べたっけか?オカシイなー」
「···ふふふ、いいんだよ。早く城を出なかった私が悪いんだ。ウィル君の手作りのお菓子が一つも残っていないのは悲しいけどね、全然おかしいことじゃないよ。ああ、きっと初めてジルと作ったんだろうなあ。それはそれは美味しかったんだろうなあ。ふふふ、残念だけど、もうないなら仕方ないよね」
笑顔のはずだが、圧力がものすごい。
ライの笑顔にエフェクトがあるとするなら、デフォルトはもちろんキラキラだ。それが今は吹雪に変更されている。
それほど食べたいと思ってくれたのは嬉しいことだが、あまりに悲しそうなので、なんだか申し訳なくなってしまう。
「ライ、そんなに落ち込むな。まだある」
ズーンと重い空気を背負っていたライに、ジルがお皿を差し出した。そこには、もうないと思っていたコロコロが!
「ジル···!」
「これが最後だ」
おそらくジルはこうなることを予測して、ライの分を確保していたのだろう。
「ジル、君は本当にいい友人だよ!ありがとう!」
ライの笑顔がデフォルトに戻った。それはもう、キラッキラしている。
「ジル、お前やっぱ最強だな!命拾いしたぜ!」
「あはは、テム、大げさだよー。でも、ジルありがとー!ライも、ごめんねー?美味しくて、止まらなかったんだー」
「ふふ、私こそ、申し訳ない。こんなにショックが大きいなんて、自分でもびっくりだよ」
そう言ってライはコロコロを一つ口に入れる。
「ああ、すっごく美味しいね!止まらなくなるのはよく分かるよ。ジル、本当にありがとう!」
ジルのおかげで、一件落着だ。
それにしても、みんな優しい。
僕が手伝ったコロコロを美味しい美味しいと言いながらパクパク食べてくれたテムとファム。食べられなくて吹雪を背負うほどショックを受けたライ。それを見越して別のお皿に残しておいたジル。
それぞれの優しさがじんわりと僕の心に染み込む。大事にされている、愛されているという実感がある。改めて、みんなに出会えて幸せだ。
ライも加わりみんなでまたのんびりしていると、廊下からトトトッという足音が聞こえた。
「ライ!待っていたのだ!」
ティアが尻尾をブンブン振りながらライに駆け寄った。
実は、ティアは今朝からライが来るのを心待ちにしていたのだ。
「ふふ、ティアは元気いっぱいみたいだね。昼寝は十分にできたかい?」
ティアに待っていたと言われ、ライはとても嬉しそうだ。
「ああ、気持ちの良い目覚めだったのだ!それはそうと、ライ、聞いてくれ!すごい話があるのだ!」
「ふふ、なんだろう。それはぜひとも聞いてみたいな」
ティアは、待っていたライがようやく来た喜びのテンションそのままに、ぴょーんとライに飛び付いた。
「実はだな、昨日、ついにワレは魔法の発動に成功したのだ!」
「ええっ!そうなのかい!すごいじゃないかティア!」
腕の中に飛び込んできたティアを、ライが高く持ち上げる。まるで高い高いしているみたいだ。
ライが喜んでくれて、ティアも嬉しそうだ。
「ライが根気強く教えてくれたおかげなのだ!」
「ふふ、ティアが頑張ったからだよ」
ティアとライがお互いに褒め合っている。いつの間にかこの二人は、こっちが妬けちゃうくらい仲良しだ。
ティアが習得したてのクリーンの魔法をライに披露して、それを見たライがまたティアを高い高いしている。
「あはは、ティア、かわいいねー!」
「デカくなったら、カッコよくなると思うぜ!」
「楽しみだねー!」
テムとファムも、僕と同じようにティアの成長を楽しみにしているようだ。
僕も将来は格好よくなれるだろうか。ジルみたいにイケメンにというのは理想が高すぎると重々承知だが、それならばせめて、心くらいは超絶イケメンに成長したいものだ。
僕はチラチラとジルを見ながらキリッと居住まいを正す。すると、それを見たファムが笑い出した。
「あははは!ウィルくんなら、大丈夫だよー!」
···どうやらファムに心を読まれたらしい。
ちょっぴり恥ずかしい。
僕の内心を察したのかどうかは分からないが、ジルが僕の頭を撫でてくれた。
ファムがまた笑っていた。
たまに恥ずかしい思いをすることもあるけど、大好きなみんなと過ごすこんな日常が、たまらなく幸せだ。
あったかい気持ちでいっぱいになりながら、僕はみんなとのお喋りを楽しんだ。
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