77 / 115
最果ての森・成長編
74. 新しい朝
しおりを挟む
朝、眠りから覚める。
あー、ふわふわが気持ちいいなあとぼんやりした頭で考える。もうちょっと、このふわふわを堪能したい。
···ああ、このふわふわは、僕に二度寝をさせようとしているのか。そうか、ならば仕方ない。ふわふわに逆らうなんて、できっこないのだ。
「ウィルくーん、朝だよー」
あれ?ファムの声だ。
「ウィルって朝弱いのか?よく半目になるしよ!ブハハ!」
失礼な。僕のは結果として半目になってしまうだけで、半目にしようとしてるんじゃないのだ。
テムとファムの明るい声で、ようやく目を覚ます。
そういえば、二人は昨日お泊りしたんだった。
「おあおう~」
「あ、ウィルくんやっと起きたー。おはよー!」
「ブハハ!やっぱり半目だぜ!」
むう。寝起きは仕方ないんだ。僕はちょっと拗ねて、二度寝の原因となったふわふわをぎゅっとする。
···あ、そういえば!このふわふわ!新しい家族!
「てぃあ」
僕が呼ぶと、ティアは「キャウッ」と鳴いて尻尾をフリフリする。···ああ、可愛い。
『ご主人、ご主人!昨日は助けてもらえて嬉しかったぞ!これからよろしくなのだ!』
え?
「···てぃあ?」
「あれ、ウィルくんどうしたのー?」
ティアを見ながら首を傾げている僕に、ファムが訊ねる。
「てぃあの、こえ」
「こいつの声?オレには聞こえなかったぞ?」
「ぼくにもー」
あれ?気のせい?
それにしてははっきりと聞こえたと思うのだが。
『ご主人!ワレの声が聞こえるのか?ワレは嬉しいぞ!』
ティアが尻尾をブンブン振ってこちらを見つめる。
やっぱり気のせいじゃなかった!
ご主人って、僕のことでいいんだよね?
「ぼくも、うれしい」
僕はティアを撫でる。ああ、このふわふわ、やっぱり最高だ。
···あ、思わず堪能してしまった。ティアの声は、僕にしか聞こえていないようだ。
「ウィルくんには聞こえるの?うーん、あ、そうだ!ライに聞いてみよー!」
それはいい考えだ。ライなら何か知っていそうだ。
「ジルー!ライー!おはよー!」
ファムの声が響く。
そういえば、ファムの声は思念を魔力で届けていると言っていたな。
ガチャリと部屋のドアが開き、ジルが入って来た。
「おはよう」
「おあおう!」
「疲れは取れたか?」
「あう!」
元気に返事をすると、ジルが僕の頭を優しく撫でてくれる。
「あれ、ライはいないのー?」
ファムは二人を呼んだのにジルだけ来たので疑問に思ったようだ。
「ああ、昨日あの後すぐに帰った。仕事があるんじゃないか?」
「そっかー」
「忙しいんなら仕方ねーな!」
もしかして旅行していた期間分の仕事が溜まっちゃっているのだろうか。ライ、頑張れ。
「ライに用事でもあるのか?」
「うん、あのねー、ティアの声が、ウィルくんにだけ聞こえるんだってー。ライならなんでか分かるかなーと思って」
「···そうなのか?」
「あう」
ジルが僕に確認するので、コクリと頷く。
『ご主人、ご主人!ワレもこの黒いバケモノみたいに強くなりたいのだ!』
え、黒いバケモノってジルのこと?ちょっと笑ってしまいそうになる。
「···こいつが何か言っているのか?」
こういう時、ジルは鋭い。
その察知力をリーナさんに対しても発揮したらいいのにと、ちょっとだけ思ってしまった。
「あうあう」
コクコクと頷く。
「てぃあ、ちゅよく、なりたい」
「えーっと、ティアは強くなりたいって言ってたのー?」
「あう」
「···ほう」
ジルの視線がティアを捉えると、ティアが「キャウッ」と鳴いて僕の前に出る。
『黒いバケモノめ!ワレは今はまだ弱いが、いつの日にかお前を超えてやるのだ!覚悟しておくのだ!』
ジルを魔王か何かだと思っているのかな?まあ、昨日威圧されちゃったみたいだしね。
ティアの非常に勇敢な言葉とは裏腹に、尻尾は下がり、前足はプルプル震えている。
一生懸命なティアには申し訳ないが、めちゃくちゃ可愛い。
よしよし。よしよし。
ティア、可愛いねえ。
「···あまり甘やかすなよ」
ジルが不満気な声で言う。
だってティアはこんなに可愛いんだよ?
「あはは!ジル、かわいいねー!」
「んあ?ジル?ウィルとティアじゃなくてか?」
テムの疑問に僕も同感···しそうになってはっと気づいた。
「あう~」
ジルの方に腕を伸ばす。するとすぐにジルが抱っこしてくれた。
「じる、だいしゅき。いちゅも、あいあと」
僕はそう言ってジルにぎゅっとしがみつく。
「···そうか」
ジルの声が途端に柔らかくなる。
「あはは!ウィルくん、なかなかやるねー!」
僕とジルを見て、ファムが笑い出す。
何のことかな?という顔で僕はジルからのナデナデを堪能する。
『ご主人!ワレも強く大きくなったらご主人を撫でるぞ!ワレの方が、黒いバケモノよりフワフワだぞ!』
な、なんですと···!
大きなモフモフを想像する。ああ、そこが天国か···!
「···ウィル?」
一人幸せな妄想に浸ってニヤニヤしている僕を、ジルが訝しげに見る。
あ、ジルの腕も安心感があって幸せだよ?ほんとだよ?
ちょっとね、幸せが渋滞してて困るくらいなんだよ。
「あはは!ティアも、面白そうな子だねー!」
「こいつが喋ってるの、オレらも聞こえたらいいのによー」
「···念話を習得させるか」
「あ、それいいねー!ぼくが教えるよー!」
念話って、ファムがやってるやつ?
え、ファムが教えるの?
『念話か!それが出来れば、ワレの決意を知らしめることができるのだな!』
ティアがやる気に満ちている。
「あのねー、言いたいことを、届けーって思ったらいいんだよー」
『···何を言っておるのだ?』
うんうん、僕も分からないよ。
ライ、早く来て。
あー、ふわふわが気持ちいいなあとぼんやりした頭で考える。もうちょっと、このふわふわを堪能したい。
···ああ、このふわふわは、僕に二度寝をさせようとしているのか。そうか、ならば仕方ない。ふわふわに逆らうなんて、できっこないのだ。
「ウィルくーん、朝だよー」
あれ?ファムの声だ。
「ウィルって朝弱いのか?よく半目になるしよ!ブハハ!」
失礼な。僕のは結果として半目になってしまうだけで、半目にしようとしてるんじゃないのだ。
テムとファムの明るい声で、ようやく目を覚ます。
そういえば、二人は昨日お泊りしたんだった。
「おあおう~」
「あ、ウィルくんやっと起きたー。おはよー!」
「ブハハ!やっぱり半目だぜ!」
むう。寝起きは仕方ないんだ。僕はちょっと拗ねて、二度寝の原因となったふわふわをぎゅっとする。
···あ、そういえば!このふわふわ!新しい家族!
「てぃあ」
僕が呼ぶと、ティアは「キャウッ」と鳴いて尻尾をフリフリする。···ああ、可愛い。
『ご主人、ご主人!昨日は助けてもらえて嬉しかったぞ!これからよろしくなのだ!』
え?
「···てぃあ?」
「あれ、ウィルくんどうしたのー?」
ティアを見ながら首を傾げている僕に、ファムが訊ねる。
「てぃあの、こえ」
「こいつの声?オレには聞こえなかったぞ?」
「ぼくにもー」
あれ?気のせい?
それにしてははっきりと聞こえたと思うのだが。
『ご主人!ワレの声が聞こえるのか?ワレは嬉しいぞ!』
ティアが尻尾をブンブン振ってこちらを見つめる。
やっぱり気のせいじゃなかった!
ご主人って、僕のことでいいんだよね?
「ぼくも、うれしい」
僕はティアを撫でる。ああ、このふわふわ、やっぱり最高だ。
···あ、思わず堪能してしまった。ティアの声は、僕にしか聞こえていないようだ。
「ウィルくんには聞こえるの?うーん、あ、そうだ!ライに聞いてみよー!」
それはいい考えだ。ライなら何か知っていそうだ。
「ジルー!ライー!おはよー!」
ファムの声が響く。
そういえば、ファムの声は思念を魔力で届けていると言っていたな。
ガチャリと部屋のドアが開き、ジルが入って来た。
「おはよう」
「おあおう!」
「疲れは取れたか?」
「あう!」
元気に返事をすると、ジルが僕の頭を優しく撫でてくれる。
「あれ、ライはいないのー?」
ファムは二人を呼んだのにジルだけ来たので疑問に思ったようだ。
「ああ、昨日あの後すぐに帰った。仕事があるんじゃないか?」
「そっかー」
「忙しいんなら仕方ねーな!」
もしかして旅行していた期間分の仕事が溜まっちゃっているのだろうか。ライ、頑張れ。
「ライに用事でもあるのか?」
「うん、あのねー、ティアの声が、ウィルくんにだけ聞こえるんだってー。ライならなんでか分かるかなーと思って」
「···そうなのか?」
「あう」
ジルが僕に確認するので、コクリと頷く。
『ご主人、ご主人!ワレもこの黒いバケモノみたいに強くなりたいのだ!』
え、黒いバケモノってジルのこと?ちょっと笑ってしまいそうになる。
「···こいつが何か言っているのか?」
こういう時、ジルは鋭い。
その察知力をリーナさんに対しても発揮したらいいのにと、ちょっとだけ思ってしまった。
「あうあう」
コクコクと頷く。
「てぃあ、ちゅよく、なりたい」
「えーっと、ティアは強くなりたいって言ってたのー?」
「あう」
「···ほう」
ジルの視線がティアを捉えると、ティアが「キャウッ」と鳴いて僕の前に出る。
『黒いバケモノめ!ワレは今はまだ弱いが、いつの日にかお前を超えてやるのだ!覚悟しておくのだ!』
ジルを魔王か何かだと思っているのかな?まあ、昨日威圧されちゃったみたいだしね。
ティアの非常に勇敢な言葉とは裏腹に、尻尾は下がり、前足はプルプル震えている。
一生懸命なティアには申し訳ないが、めちゃくちゃ可愛い。
よしよし。よしよし。
ティア、可愛いねえ。
「···あまり甘やかすなよ」
ジルが不満気な声で言う。
だってティアはこんなに可愛いんだよ?
「あはは!ジル、かわいいねー!」
「んあ?ジル?ウィルとティアじゃなくてか?」
テムの疑問に僕も同感···しそうになってはっと気づいた。
「あう~」
ジルの方に腕を伸ばす。するとすぐにジルが抱っこしてくれた。
「じる、だいしゅき。いちゅも、あいあと」
僕はそう言ってジルにぎゅっとしがみつく。
「···そうか」
ジルの声が途端に柔らかくなる。
「あはは!ウィルくん、なかなかやるねー!」
僕とジルを見て、ファムが笑い出す。
何のことかな?という顔で僕はジルからのナデナデを堪能する。
『ご主人!ワレも強く大きくなったらご主人を撫でるぞ!ワレの方が、黒いバケモノよりフワフワだぞ!』
な、なんですと···!
大きなモフモフを想像する。ああ、そこが天国か···!
「···ウィル?」
一人幸せな妄想に浸ってニヤニヤしている僕を、ジルが訝しげに見る。
あ、ジルの腕も安心感があって幸せだよ?ほんとだよ?
ちょっとね、幸せが渋滞してて困るくらいなんだよ。
「あはは!ティアも、面白そうな子だねー!」
「こいつが喋ってるの、オレらも聞こえたらいいのによー」
「···念話を習得させるか」
「あ、それいいねー!ぼくが教えるよー!」
念話って、ファムがやってるやつ?
え、ファムが教えるの?
『念話か!それが出来れば、ワレの決意を知らしめることができるのだな!』
ティアがやる気に満ちている。
「あのねー、言いたいことを、届けーって思ったらいいんだよー」
『···何を言っておるのだ?』
うんうん、僕も分からないよ。
ライ、早く来て。
31
お気に入りに追加
5,827
あなたにおすすめの小説
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
茶番には付き合っていられません
わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。
婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。
これではまるで私の方が邪魔者だ。
苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。
どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。
彼が何をしたいのかさっぱり分からない。
もうこんな茶番に付き合っていられない。
そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺(紗子)
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
中イキできないって悲観してたら触手が現れた
AIM
恋愛
ムラムラして辛い! 中イキしたい! と思ってついに大人のおもちゃを買った。なのに、何度試してもうまくいかない。恋人いない歴=年齢なのが原因? もしかして死ぬまで中イキできない? なんて悲観していたら、突然触手が現れて、夜な夜な淫らな動きで身体を弄ってくる。そして、ついに念願の中イキができて余韻に浸っていたら、見知らぬ世界に転移させられていた。「これからはずーっと気持ちいいことしてあげる♥」え、あなた誰ですか?
粘着質な触手魔人が、快楽に弱々なチョロインを遠隔開発して転移させて溺愛するお話。アホっぽいエロと重たい愛で構成されています。
今日で都合の良い嫁は辞めます!後は家族で仲良くしてください!
ユウ
恋愛
三年前、夫の願いにより義両親との同居を求められた私はは悩みながらも同意した。
苦労すると周りから止められながらも受け入れたけれど、待っていたのは我慢を強いられる日々だった。
それでもなんとななれ始めたのだが、
目下の悩みは子供がなかなか授からない事だった。
そんなある日、義姉が里帰りをするようになり、生活は一変した。
義姉は子供を私に預け、育児を丸投げをするようになった。
仕事と家事と育児すべてをこなすのが困難になった夫に助けを求めるも。
「子供一人ぐらい楽勝だろ」
夫はリサに残酷な事を言葉を投げ。
「家族なんだから助けてあげないと」
「家族なんだから助けあうべきだ」
夫のみならず、義両親までもリサの味方をすることなく行動はエスカレートする。
「仕事を少し休んでくれる?娘が旅行にいきたいそうだから」
「あの子は大変なんだ」
「母親ならできて当然よ」
シンパシー家は私が黙っていることをいいことに育児をすべて丸投げさせ、義姉を大事にするあまり家族の団欒から外され、我慢できなくなり夫と口論となる。
その末に。
「母性がなさすぎるよ!家族なんだから協力すべきだろ」
この言葉でもう無理だと思った私は決断をした。
今世ではあなたと結婚なんてお断りです!
水川サキ
恋愛
私は夫に殺された。
正確には、夫とその愛人である私の親友に。
夫である王太子殿下に剣で身体を貫かれ、死んだと思ったら1年前に戻っていた。
もう二度とあんな目に遭いたくない。
今度はあなたと結婚なんて、絶対にしませんから。
あなたの人生なんて知ったことではないけれど、
破滅するまで見守ってさしあげますわ!
転生令嬢、シスコンになる ~お姉様を悪役令嬢になんかさせません!~
浅海 景
恋愛
物心ついた時から前世の記憶を持つ平民の子供、アネットは平凡な生活を送っていた。だが侯爵家に引き取られ母親違いの姉クロエと出会いアネットの人生は一変する。
(え、天使?!妖精?!もしかしてこの超絶美少女が私のお姉様に?!)
その容姿や雰囲気にクロエを「推し」認定したアネットは、クロエの冷たい態度も意に介さず推しへの好意を隠さない。やがてクロエの背景を知ったアネットは、悪役令嬢のような振る舞いのクロエを素敵な令嬢として育て上げようとアネットは心に誓う。
お姉様至上主義の転生令嬢、そんな妹に絆されたクーデレ完璧令嬢の成長物語。
恋愛要素は後半あたりから出てきます。
お祭 ~エロが常識な世界の人気の祭~
そうな
BL
ある人気のお祭に行った「俺」がとことん「楽しみ」つくす。
備品/見世物扱いされる男性たちと、それを楽しむ客たちの話。
(乳首責め/異物挿入/失禁etc.)
※常識が通じないです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる