61 / 115
旅行編
59. 思い出
しおりを挟む
宿の部屋でのんびり過ごしていると、コンコン、とドアをノックする音がした。
「ウィルくーん、ジルー、ごはん行こー」
ファムの声が聞こえる。ジルがドアを開けると、ファムを抱えたライがいた。あれ、テムは?
「ふふ、テムもいるよ。見えないけどね」
「ちゃんといるぞ!」
声だけ聞こえた。そっか、恥ずかしがり屋さんだもんね。
「ウィル君とジル、もう出て大丈夫かい?」
「あう!」
寝てのんびりして、体力充実だよ!ついでに食欲も回復したよ!とお腹をさすって空腹アピールをする。
「ふふ、それじゃあ行こうか」
宿の外に出て、ファーティスの街とはまた違った街並みだということに気づく。ファーティスでは木造の建物が多かった気がするが、ここでは石や土を使った建物の方が多い。
「ファージュルム王国から川を渡った西側は小国が乱立している地域なんだ。この辺りはまだ治安がいいんだけど、さらに西に行くと、いつもどこかで争いが起きているんだ」
ライが説明をしてくれる。
「雨が少ない地域でね、あまり作物が育たないんだ。だから少しの水をめぐって、たくさんの血が流れる。···悲しい話だよね」
それは···なんとも悲しい話だ。僕はそういった争いのない国に生まれたから、想像しかできない。でもきっと、現実はその何倍も厳しくてつらいものなのだろう。
「それが嫌でソルツァンテなど他の地域に渡った人も多いよ。でも、そこで生まれ育った人は、争いしか知らないんだ。他に生きる道があることを知らない。···生きていくためには人の死を踏み台にしていくしかないと思っている人が、残念ながら多いんだ」
水があれば、作物が育てば、食料が採れれば、そんな争いを避けることができるのだろうか。僕に出来ることは、あるのだろうか。
「ふふ、ウィル君は、頼もしいね。私はただ、世界は平和な場所だけではないと知って欲しかったんだ。ウィル君がもといた世界は、どうだったのかな?ウィル君の知識で、変えられることはあるのかな?」
僕の頭に手を乗せたライの表情が切なくて、僕はなんだか泣きそうになる。
僕は···分からない。まだ分からないけど、もし、僕に出来ることがあるのなら、全力で協力する。
「あう!」
ライの手をぎゅっと握る。
「ふふ、ありがとう。長く生きているとね、色んな人と出会うんだ。···そして、色んな別れもあるんだよ」
遠くを見つめるライは、今、どんな気持ちなのだろうか。僕は満足に推し量ることもできず、もどかしい思いをする。
「ライ、一人で出来ることなど限られている。お前が全てを背負う必要はない」
「ふふ、そうだね。ありがとう、ジル」
ジルは、ライの悲しみの原因を知っているのかもしれない。いつか、ライが僕にも話してくれる時が来るだろうか。
「ウィル君も、ごめんね。この辺りに来ると、どうしても思い出しちゃうんだ。···よし、それじゃあ、お店を探さなくちゃね」
ライにしては珍しく下手な笑顔でそう言った。
その後は軽い会話を交わしながら、お店を探した。個室のあるお店は少なかったけど、テムが自分で見つけていた。さすが、必死度が違うなと思った。
ここでも、注文はライに丸投げだ。
「うーん、スパイスの効いた料理が多いかな。お米や豆を使った料理も多いよ。あとは、川魚のメニューも色々あるね」
ほうほう。料理って地域ごとに結構違うから面白いんだよね。使われている食材や調理の仕方でその地域の食文化について考察してみるのも、一興だ。···なんて格好つけてみたけど、本音は、美味しければ良し!
お肉は濃いめの味付けでちょっとしか食べられなかったけど、魚はすごく美味しかった!焼き魚にほんのり塩を振ったシンプルな料理だけど、だからこそ素材の味が物を言うよね。身がぷりっぷりで、脂がのっているけどしつこさはなくて、僕はパクパクと食べてしまった。
お米はソルツァンテのものとは品種が違うのか、形状が縦長で、風味とか食感とかが違って感じられた。スープに浸して食べたが、ピラフにしても美味しそうな感じだ。
他にも、名物料理とか郷土料理とか、あるのだろう。またいつか来て、スパイスたっぷりのお肉や他の色んな料理を食べてみたい。
「ファーティスとは違った感じで面白いねー。ここの料理も美味しかったー!」
「だな!ピリッとした辛さがクセになるぜ!」
そう言いながら、テムは甘いジュースをごくごくと飲んでいた。
「それじゃあ、暗くなる前に宿に戻ろうか。治安がいいと言っても、夜もそうだとは限らないからね」
薄暗くなって人通りが少なくなった街には、どこか寂しさを感じる。僕達は足早に宿へ戻った。
「明日の朝食はどうする?」
みんなジルと僕の部屋に集合して話をする。
「そうだな···。屋台で買うのもいいんじゃないか?」
「そうだね、ウィル君も、それでいいかい?」
「あう」
ライが僕にも訊ねる。こうやって僕にも聞いてくれるのが嬉しい。まあ、分からないから賛成するしかないのだけど。
「それじゃあ、屋台で朝食を買って、食べ終わったらまたテムに転移をお願いしようか。確か、あと二回転移したら、ソルツァンテに着くんだよね?」
「おう!そうだぜ!」
「そうか、助かる」
「ブハハ!オレに任せとけ!」
テムが頼もしい。ちなみに、今は姿を見せている。
「それじゃあ、私達も部屋に戻ろうか。ウィル君、ジル、おやすみ。また明日ね」
「おやすみー!」
「また明日な!」
「ああ、おやすみ」
「おあしゅみ!」
それぞれ挨拶をして、僕はライ達を見送った。
「まだ少し早いが···今日は疲れただろう。もう寝るか?」
ジルが僕をぽすっとベッドに降ろしてそう訊ねた。確かに、新しいことだらけの一日だったから、多少の気疲れはあるのかもしれない。でもお昼寝はたっぷりできたし、今はまだ眠くない。
僕はバッグからライの本を取り出した。
「あうあう」
「···そうか。眠くなったら、寝るんだぞ」
僕の頭を撫でるジルの手が心地良い。気持ちが穏やかになって、安心するんだ。···はっ!ちょっと眠くなりかけていた。僕はキリッとした顔で本を開く。
そんな僕を見てジルは少し笑い、隣のベッドに移った。
僕が読書に集中できるように離れてくれたのだと思うが、今日ずっと近くにあった温もりがなくなって、寂しさを感じる。
「···じる」
ちょっと恥ずかしいが、甘えても、いいよね?
「どうした?」
「···こっち」
僕の隣をぽんぽんと叩く。
「ふっ、分かった」
ジルは笑って僕を抱え、あぐらをかいた足の上に降ろしてくれた。ちょっと遠慮して隣を叩いたが、この方がいい。やっぱりジルは、読心術が使えるのだと思った。
僕は少しの間本を読んでいたが、すぐに心地良い眠りに落ちていった。
「ウィルくーん、ジルー、ごはん行こー」
ファムの声が聞こえる。ジルがドアを開けると、ファムを抱えたライがいた。あれ、テムは?
「ふふ、テムもいるよ。見えないけどね」
「ちゃんといるぞ!」
声だけ聞こえた。そっか、恥ずかしがり屋さんだもんね。
「ウィル君とジル、もう出て大丈夫かい?」
「あう!」
寝てのんびりして、体力充実だよ!ついでに食欲も回復したよ!とお腹をさすって空腹アピールをする。
「ふふ、それじゃあ行こうか」
宿の外に出て、ファーティスの街とはまた違った街並みだということに気づく。ファーティスでは木造の建物が多かった気がするが、ここでは石や土を使った建物の方が多い。
「ファージュルム王国から川を渡った西側は小国が乱立している地域なんだ。この辺りはまだ治安がいいんだけど、さらに西に行くと、いつもどこかで争いが起きているんだ」
ライが説明をしてくれる。
「雨が少ない地域でね、あまり作物が育たないんだ。だから少しの水をめぐって、たくさんの血が流れる。···悲しい話だよね」
それは···なんとも悲しい話だ。僕はそういった争いのない国に生まれたから、想像しかできない。でもきっと、現実はその何倍も厳しくてつらいものなのだろう。
「それが嫌でソルツァンテなど他の地域に渡った人も多いよ。でも、そこで生まれ育った人は、争いしか知らないんだ。他に生きる道があることを知らない。···生きていくためには人の死を踏み台にしていくしかないと思っている人が、残念ながら多いんだ」
水があれば、作物が育てば、食料が採れれば、そんな争いを避けることができるのだろうか。僕に出来ることは、あるのだろうか。
「ふふ、ウィル君は、頼もしいね。私はただ、世界は平和な場所だけではないと知って欲しかったんだ。ウィル君がもといた世界は、どうだったのかな?ウィル君の知識で、変えられることはあるのかな?」
僕の頭に手を乗せたライの表情が切なくて、僕はなんだか泣きそうになる。
僕は···分からない。まだ分からないけど、もし、僕に出来ることがあるのなら、全力で協力する。
「あう!」
ライの手をぎゅっと握る。
「ふふ、ありがとう。長く生きているとね、色んな人と出会うんだ。···そして、色んな別れもあるんだよ」
遠くを見つめるライは、今、どんな気持ちなのだろうか。僕は満足に推し量ることもできず、もどかしい思いをする。
「ライ、一人で出来ることなど限られている。お前が全てを背負う必要はない」
「ふふ、そうだね。ありがとう、ジル」
ジルは、ライの悲しみの原因を知っているのかもしれない。いつか、ライが僕にも話してくれる時が来るだろうか。
「ウィル君も、ごめんね。この辺りに来ると、どうしても思い出しちゃうんだ。···よし、それじゃあ、お店を探さなくちゃね」
ライにしては珍しく下手な笑顔でそう言った。
その後は軽い会話を交わしながら、お店を探した。個室のあるお店は少なかったけど、テムが自分で見つけていた。さすが、必死度が違うなと思った。
ここでも、注文はライに丸投げだ。
「うーん、スパイスの効いた料理が多いかな。お米や豆を使った料理も多いよ。あとは、川魚のメニューも色々あるね」
ほうほう。料理って地域ごとに結構違うから面白いんだよね。使われている食材や調理の仕方でその地域の食文化について考察してみるのも、一興だ。···なんて格好つけてみたけど、本音は、美味しければ良し!
お肉は濃いめの味付けでちょっとしか食べられなかったけど、魚はすごく美味しかった!焼き魚にほんのり塩を振ったシンプルな料理だけど、だからこそ素材の味が物を言うよね。身がぷりっぷりで、脂がのっているけどしつこさはなくて、僕はパクパクと食べてしまった。
お米はソルツァンテのものとは品種が違うのか、形状が縦長で、風味とか食感とかが違って感じられた。スープに浸して食べたが、ピラフにしても美味しそうな感じだ。
他にも、名物料理とか郷土料理とか、あるのだろう。またいつか来て、スパイスたっぷりのお肉や他の色んな料理を食べてみたい。
「ファーティスとは違った感じで面白いねー。ここの料理も美味しかったー!」
「だな!ピリッとした辛さがクセになるぜ!」
そう言いながら、テムは甘いジュースをごくごくと飲んでいた。
「それじゃあ、暗くなる前に宿に戻ろうか。治安がいいと言っても、夜もそうだとは限らないからね」
薄暗くなって人通りが少なくなった街には、どこか寂しさを感じる。僕達は足早に宿へ戻った。
「明日の朝食はどうする?」
みんなジルと僕の部屋に集合して話をする。
「そうだな···。屋台で買うのもいいんじゃないか?」
「そうだね、ウィル君も、それでいいかい?」
「あう」
ライが僕にも訊ねる。こうやって僕にも聞いてくれるのが嬉しい。まあ、分からないから賛成するしかないのだけど。
「それじゃあ、屋台で朝食を買って、食べ終わったらまたテムに転移をお願いしようか。確か、あと二回転移したら、ソルツァンテに着くんだよね?」
「おう!そうだぜ!」
「そうか、助かる」
「ブハハ!オレに任せとけ!」
テムが頼もしい。ちなみに、今は姿を見せている。
「それじゃあ、私達も部屋に戻ろうか。ウィル君、ジル、おやすみ。また明日ね」
「おやすみー!」
「また明日な!」
「ああ、おやすみ」
「おあしゅみ!」
それぞれ挨拶をして、僕はライ達を見送った。
「まだ少し早いが···今日は疲れただろう。もう寝るか?」
ジルが僕をぽすっとベッドに降ろしてそう訊ねた。確かに、新しいことだらけの一日だったから、多少の気疲れはあるのかもしれない。でもお昼寝はたっぷりできたし、今はまだ眠くない。
僕はバッグからライの本を取り出した。
「あうあう」
「···そうか。眠くなったら、寝るんだぞ」
僕の頭を撫でるジルの手が心地良い。気持ちが穏やかになって、安心するんだ。···はっ!ちょっと眠くなりかけていた。僕はキリッとした顔で本を開く。
そんな僕を見てジルは少し笑い、隣のベッドに移った。
僕が読書に集中できるように離れてくれたのだと思うが、今日ずっと近くにあった温もりがなくなって、寂しさを感じる。
「···じる」
ちょっと恥ずかしいが、甘えても、いいよね?
「どうした?」
「···こっち」
僕の隣をぽんぽんと叩く。
「ふっ、分かった」
ジルは笑って僕を抱え、あぐらをかいた足の上に降ろしてくれた。ちょっと遠慮して隣を叩いたが、この方がいい。やっぱりジルは、読心術が使えるのだと思った。
僕は少しの間本を読んでいたが、すぐに心地良い眠りに落ちていった。
41
お気に入りに追加
5,826
あなたにおすすめの小説
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
私を裏切った相手とは関わるつもりはありません
みちこ
ファンタジー
幼なじみに嵌められて処刑された主人公、気が付いたら8年前に戻っていた。
未来を変えるために行動をする
1度裏切った相手とは関わらないように過ごす
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる