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第五章:王都
4※マックス
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その夜遅く旦那様とジネウラ様が戻られた。
ビスとムスタファには先に休んでもらい、俺は帰りを待っていた。
誰か1人交代で当たればいい。
適度に休憩しろというのが普段の指示だ。
部屋で薬の整理をしながら待っていると戸を叩かれた。
「マックス。」
姉の声に扉を開く。
「あなたが今晩の待機よね。寝室へ行ってちょうだい。奥様に心を落ち着かせるのと眠れる処方を出して差し上げて。」
「何かあったか。」
「今、旦那様がお慰めしてるわ。王宮で何かあったようなの。旦那様が安らぐものを出してほしいと。」
「診察は可能だな。」
「ええ、お願い。」
薬箱を担いで寝室へ向かう。
入室するとベッドにお二人は腰掛けておられる。
ジネウラ様は顔を両手で覆い肩を震わせ、それを旦那様が辛そうに抱き締めている。
「診察に参りました。」
ジネウラ様の足元に膝まずきお声をかける。
両手を離しポロポロ涙がこぼれるお顔を私に向ける。
「…マックス。遅くに、ごめんね。」
「私共はいつでも駆けてきますよ。」
姉との会話の途中でムスタファも飛び起きたのだ。
寝とけと言ったのに。
隣からはビスも。
なんで薬箱を持っていくんだと。
寝ろと怒って走った。
「何がありました。体の不調でしょうか。」
「…ちょっとね、疲れたの。…あのことを、聞かれるから。」
「…すまない。家族が。」
「いいえ、旦那様達は庇っていらした。マックス、旦那様を怒らないで。旦那様は悪くないの。お願い。」
はっとして自分の顔を触る。
睨み付けていたようだ。
「皆さんとの会話ではそうやって庇われて。晩餐後に殿方と別れて、王太子妃様方とお話をと誘われたけど、旦那様がお断りしたの。あまり、良くない感じもあったし、あなた達が、側にいないから。…それで、お見送りの時に王太子妃さまが私に。」
苦しげに眉を寄せて力なく首を振る。
「旦那様に、聞かれたくない。」
絞り出す声に胸が痛い。
頭を寄せて耳を傾ければ、子供の頃のように顔を俺の耳に寄せる。
「…王太子妃様が、私には手垢が、ついてる、と。ふっ、うう。ああっ。」
そのまま俺の肩に突っ伏して泣いた。
前のめりに倒れてくるのを支えてゆっくり床に座らせる。
旦那様にも聞こえたようだ。
あの、小さな微かなお声を。
あの夜に見た鬼の顔になっている。
「マックス、だから今の私にはお薬が必要なの。お願いできる?」
少し気持ちが落ち着かれて顔を上げると、俺から離れ隣に寄り添う旦那様の手を握って肩にもたれる。
「すぐご用意致します。」
寝室のテーブルで用意してる間、お二人が言葉を交わす。
「ジニー、すまなかった。…明日は領地に帰らないか。俺も一緒だ。」
「…明日、考えます。今は休みたい。ジジ、側にいて。お願い。」
「うん。ずっといる。」
「…今度拐われたら、爪で刻んでやるの。邪魔だけど爪を伸ばした。」
「うん。」
やり返してやると強気が出てきた。
お薬をのみ、旦那様がジネウラ様の装いをほどく。
そこにいる必要はないのでお休みくださいと声をかけて退室する。
部屋に戻るとムスタファとビスが同じベッドで寝ていた。
服は着ているようだ。
薬箱を机に置くと二人がムクッと起きて何があったのか聞いてくる。
奥様から聞くべきか悩んだが、俺達三人で専属だ。
共有すべきと判断し、二人に出来るだけ簡潔に伝える。
それでも冷静さを忘れそうだ。
「今は怒り狂わないでくださいよ。」
「分かってる。」
「…王太子妃ねぇ。どういうつもりだろう。今日のことも。目の敵にしてるね。…やっぱり針を刺してやればよかった。」
「そいつらじゃない。もとは王太子妃様だ。」
「そんな奴に様付けか。」
「今はな。」
「俺達しかいない。」
「だからだ。心の中で変えればいい。」
くそ女。
下衆。
性悪。
何とでも呼んでやる。
「恐らく、旦那様は俺達を付き添わせるぞ。」
「ムスタファ、だが明日には領地に戻るかもしれません。旦那様はそのつもりです。」
「あのジネウラ様が大人しく引き下がるか。去年も社交界に出てないんだ。今年は大事な時期だ。旦那様の悪漢退治で社交界は盛り上がってる今がな。それに箝口令を無視して噂を広めるぞ。そうやって追い込むのが貴族のやり方だ。食らいつかなきゃならん。」
「軍での経験ですか。」
「そうだ。それで俺も追いやられた。」
「ビスの考えはありますか。」
「…旦那様とジネウラ様に従う。…本音は針鼠にしてやりたい。」
二人のめらめら燃える目に同意する。
瞳に写る俺も同じ顔をしてる。
「明日、お二人の決定に従いましょう。」
3人同室のまま寝ようとするので声をかけた。
「俺は隣に行きましょうか。」
「見張ってないと俺達乗り込むぞ。」
「ムスタファが止めたんじゃん。行こうよ。」
「違う、俺はマックスを追いかけようとするお前を押さえてたんだ。」
「じゃあ、もう寝ましょう。ムスタファ、ビス。お互いに押さえてくださいよ。」
二人まとめて見張った方が楽だ。
朝起きてどちらかいないなんてのはごめんだ。
決定は明日。
まずは寝ようと蝋燭を消してさっさと横になる。
朝からお二人のもとは3人で行く。
寝室の訪問は失礼だが、許可を頂いて3人で入る。
「おはよう、昨日はありがとう。マックス。おかげでよく眠れた。」
少し疲れた様子があるが、穏やかに微笑む。
髪を下ろし、薄い夜着にガウンを羽織ってひとり掛けのソファーに座りくつろがれた。
旦那様は追いかけて肘掛けに腰を下ろして背もたれに手を添える。
側には姉と、別邸からの信用の置ける複数のメイドが控えていた。
「答えは皆が揃ってからと言っていたね。どうするか決めたかい。」
「ええ、旦那様。」
挑戦的な目付き。
方向性は決まったようだ。
「私と旦那様の、結婚して初めての社交界ですもの。難癖つけられたまま終われないと思いましたの。」
「俺は無理させたくないかな。泣いたのを見てつらかった。」
「あら、旦那様は守ってくださらないのかしら。」
「守るさ。だけどやられた。」
歯噛みして悔しがる。
「女同士戦いですもの。殿方には分が悪うございます。」
「ああ。どうすれば守れるかな。」
「ふふ。もう充分守られております。」
旦那様の手を引いて頬に当てる。
「私ったらバカね。こんなに愛されてますのに。つまらないことに泣いてしまいました。」
「ああ、愛してるよ。」
「ええ、旦那様。リザリーもマックスも、ムスタファとビスも。屋敷の皆が必死で私を取り返しましたの。私はリトグリ公爵家1番の宝でございましょう。」
「ああ、俺の宝だ。」
「その私が1番の私がメソメソ泣くなんて。皆もそう思わない?」
強い眼差しに口許が緩む。
「はい、ジネウラ様。」
ビスが楽しそうに笑う。
「宝ですもの。手垢の1つもつきますし、盗難もあるでしょうね。」
「ふっ。」
ムスタファは笑いを堪えて口許を隠す。
姉も側でにぃと口の端をあげてジネウラ様の心意気を喜んでいる。
「私、旦那様が磨いた宝を見せびらかして帰りたいの。皆も手伝ってくれる?」
「もちろんでございます。奥様を美しく装うのは私共にお任せ下さいませ。」
姉に続き、側に控えていたメイド達も恭しく頭を下げた。
「旦那様、私に側でお守りするお役目を頂きとうございます。」
「私も同じ気持ちです。」
頭を下げるとムスタファの同意が聞こえ、ビスも同様に頭を下げる気配を感じた。
「ジネウラ、君は女王様だね。」
「そうかしら。宝物でしょう。でも、私は飾りじゃないの。ね、旦那様。」
「爪を研いで不埒ものを成敗するんだろう。」
「ふふ、爪は役に立ちそうにないわ。女同士の戦いはどれだけ愛されてるかで決まるの。私はこんなにも愛されてるもの。領地の皆もいるわ。ね、リザリー。」
「はい、奥様。こんなに愛されてる方はそうそうおられませんよ。」
「リザリー、大好き。」
姉にハグをされて、メイドにも一人一人声をかけて抱き締めた。
私達3人に頬にキスをされて。
「旦那様は特別。えと、あとは、夜に。」
旦那様にも抱きついたが、先程の威勢はどこに行ったのか。
耳まで赤らめて恥ずかしがる。
「特別のキスして。」
「み、皆の前は。」
「して。」
自ら抱きついてがっちり羽交い締めにされて逃げられない。
ふるふる震えながら全身真っ赤にして唇にキスをされた。
喜んだ旦那様がベッドに雪崩れ込んでいくので皆は急いで部屋を出る。
全員出たら慌てて扉を閉めて、皆で笑った。
姉もメイドも。
ムスタファもビスも。
中からジネウラ様のバカだとすけべだの叫ぶ声が聞こえたが、喜びの声も聞こえて皆で愛情深い旦那様だと皆で口にした。
ビスとムスタファには先に休んでもらい、俺は帰りを待っていた。
誰か1人交代で当たればいい。
適度に休憩しろというのが普段の指示だ。
部屋で薬の整理をしながら待っていると戸を叩かれた。
「マックス。」
姉の声に扉を開く。
「あなたが今晩の待機よね。寝室へ行ってちょうだい。奥様に心を落ち着かせるのと眠れる処方を出して差し上げて。」
「何かあったか。」
「今、旦那様がお慰めしてるわ。王宮で何かあったようなの。旦那様が安らぐものを出してほしいと。」
「診察は可能だな。」
「ええ、お願い。」
薬箱を担いで寝室へ向かう。
入室するとベッドにお二人は腰掛けておられる。
ジネウラ様は顔を両手で覆い肩を震わせ、それを旦那様が辛そうに抱き締めている。
「診察に参りました。」
ジネウラ様の足元に膝まずきお声をかける。
両手を離しポロポロ涙がこぼれるお顔を私に向ける。
「…マックス。遅くに、ごめんね。」
「私共はいつでも駆けてきますよ。」
姉との会話の途中でムスタファも飛び起きたのだ。
寝とけと言ったのに。
隣からはビスも。
なんで薬箱を持っていくんだと。
寝ろと怒って走った。
「何がありました。体の不調でしょうか。」
「…ちょっとね、疲れたの。…あのことを、聞かれるから。」
「…すまない。家族が。」
「いいえ、旦那様達は庇っていらした。マックス、旦那様を怒らないで。旦那様は悪くないの。お願い。」
はっとして自分の顔を触る。
睨み付けていたようだ。
「皆さんとの会話ではそうやって庇われて。晩餐後に殿方と別れて、王太子妃様方とお話をと誘われたけど、旦那様がお断りしたの。あまり、良くない感じもあったし、あなた達が、側にいないから。…それで、お見送りの時に王太子妃さまが私に。」
苦しげに眉を寄せて力なく首を振る。
「旦那様に、聞かれたくない。」
絞り出す声に胸が痛い。
頭を寄せて耳を傾ければ、子供の頃のように顔を俺の耳に寄せる。
「…王太子妃様が、私には手垢が、ついてる、と。ふっ、うう。ああっ。」
そのまま俺の肩に突っ伏して泣いた。
前のめりに倒れてくるのを支えてゆっくり床に座らせる。
旦那様にも聞こえたようだ。
あの、小さな微かなお声を。
あの夜に見た鬼の顔になっている。
「マックス、だから今の私にはお薬が必要なの。お願いできる?」
少し気持ちが落ち着かれて顔を上げると、俺から離れ隣に寄り添う旦那様の手を握って肩にもたれる。
「すぐご用意致します。」
寝室のテーブルで用意してる間、お二人が言葉を交わす。
「ジニー、すまなかった。…明日は領地に帰らないか。俺も一緒だ。」
「…明日、考えます。今は休みたい。ジジ、側にいて。お願い。」
「うん。ずっといる。」
「…今度拐われたら、爪で刻んでやるの。邪魔だけど爪を伸ばした。」
「うん。」
やり返してやると強気が出てきた。
お薬をのみ、旦那様がジネウラ様の装いをほどく。
そこにいる必要はないのでお休みくださいと声をかけて退室する。
部屋に戻るとムスタファとビスが同じベッドで寝ていた。
服は着ているようだ。
薬箱を机に置くと二人がムクッと起きて何があったのか聞いてくる。
奥様から聞くべきか悩んだが、俺達三人で専属だ。
共有すべきと判断し、二人に出来るだけ簡潔に伝える。
それでも冷静さを忘れそうだ。
「今は怒り狂わないでくださいよ。」
「分かってる。」
「…王太子妃ねぇ。どういうつもりだろう。今日のことも。目の敵にしてるね。…やっぱり針を刺してやればよかった。」
「そいつらじゃない。もとは王太子妃様だ。」
「そんな奴に様付けか。」
「今はな。」
「俺達しかいない。」
「だからだ。心の中で変えればいい。」
くそ女。
下衆。
性悪。
何とでも呼んでやる。
「恐らく、旦那様は俺達を付き添わせるぞ。」
「ムスタファ、だが明日には領地に戻るかもしれません。旦那様はそのつもりです。」
「あのジネウラ様が大人しく引き下がるか。去年も社交界に出てないんだ。今年は大事な時期だ。旦那様の悪漢退治で社交界は盛り上がってる今がな。それに箝口令を無視して噂を広めるぞ。そうやって追い込むのが貴族のやり方だ。食らいつかなきゃならん。」
「軍での経験ですか。」
「そうだ。それで俺も追いやられた。」
「ビスの考えはありますか。」
「…旦那様とジネウラ様に従う。…本音は針鼠にしてやりたい。」
二人のめらめら燃える目に同意する。
瞳に写る俺も同じ顔をしてる。
「明日、お二人の決定に従いましょう。」
3人同室のまま寝ようとするので声をかけた。
「俺は隣に行きましょうか。」
「見張ってないと俺達乗り込むぞ。」
「ムスタファが止めたんじゃん。行こうよ。」
「違う、俺はマックスを追いかけようとするお前を押さえてたんだ。」
「じゃあ、もう寝ましょう。ムスタファ、ビス。お互いに押さえてくださいよ。」
二人まとめて見張った方が楽だ。
朝起きてどちらかいないなんてのはごめんだ。
決定は明日。
まずは寝ようと蝋燭を消してさっさと横になる。
朝からお二人のもとは3人で行く。
寝室の訪問は失礼だが、許可を頂いて3人で入る。
「おはよう、昨日はありがとう。マックス。おかげでよく眠れた。」
少し疲れた様子があるが、穏やかに微笑む。
髪を下ろし、薄い夜着にガウンを羽織ってひとり掛けのソファーに座りくつろがれた。
旦那様は追いかけて肘掛けに腰を下ろして背もたれに手を添える。
側には姉と、別邸からの信用の置ける複数のメイドが控えていた。
「答えは皆が揃ってからと言っていたね。どうするか決めたかい。」
「ええ、旦那様。」
挑戦的な目付き。
方向性は決まったようだ。
「私と旦那様の、結婚して初めての社交界ですもの。難癖つけられたまま終われないと思いましたの。」
「俺は無理させたくないかな。泣いたのを見てつらかった。」
「あら、旦那様は守ってくださらないのかしら。」
「守るさ。だけどやられた。」
歯噛みして悔しがる。
「女同士戦いですもの。殿方には分が悪うございます。」
「ああ。どうすれば守れるかな。」
「ふふ。もう充分守られております。」
旦那様の手を引いて頬に当てる。
「私ったらバカね。こんなに愛されてますのに。つまらないことに泣いてしまいました。」
「ああ、愛してるよ。」
「ええ、旦那様。リザリーもマックスも、ムスタファとビスも。屋敷の皆が必死で私を取り返しましたの。私はリトグリ公爵家1番の宝でございましょう。」
「ああ、俺の宝だ。」
「その私が1番の私がメソメソ泣くなんて。皆もそう思わない?」
強い眼差しに口許が緩む。
「はい、ジネウラ様。」
ビスが楽しそうに笑う。
「宝ですもの。手垢の1つもつきますし、盗難もあるでしょうね。」
「ふっ。」
ムスタファは笑いを堪えて口許を隠す。
姉も側でにぃと口の端をあげてジネウラ様の心意気を喜んでいる。
「私、旦那様が磨いた宝を見せびらかして帰りたいの。皆も手伝ってくれる?」
「もちろんでございます。奥様を美しく装うのは私共にお任せ下さいませ。」
姉に続き、側に控えていたメイド達も恭しく頭を下げた。
「旦那様、私に側でお守りするお役目を頂きとうございます。」
「私も同じ気持ちです。」
頭を下げるとムスタファの同意が聞こえ、ビスも同様に頭を下げる気配を感じた。
「ジネウラ、君は女王様だね。」
「そうかしら。宝物でしょう。でも、私は飾りじゃないの。ね、旦那様。」
「爪を研いで不埒ものを成敗するんだろう。」
「ふふ、爪は役に立ちそうにないわ。女同士の戦いはどれだけ愛されてるかで決まるの。私はこんなにも愛されてるもの。領地の皆もいるわ。ね、リザリー。」
「はい、奥様。こんなに愛されてる方はそうそうおられませんよ。」
「リザリー、大好き。」
姉にハグをされて、メイドにも一人一人声をかけて抱き締めた。
私達3人に頬にキスをされて。
「旦那様は特別。えと、あとは、夜に。」
旦那様にも抱きついたが、先程の威勢はどこに行ったのか。
耳まで赤らめて恥ずかしがる。
「特別のキスして。」
「み、皆の前は。」
「して。」
自ら抱きついてがっちり羽交い締めにされて逃げられない。
ふるふる震えながら全身真っ赤にして唇にキスをされた。
喜んだ旦那様がベッドに雪崩れ込んでいくので皆は急いで部屋を出る。
全員出たら慌てて扉を閉めて、皆で笑った。
姉もメイドも。
ムスタファもビスも。
中からジネウラ様のバカだとすけべだの叫ぶ声が聞こえたが、喜びの声も聞こえて皆で愛情深い旦那様だと皆で口にした。
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