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遠のくスローライフ
グランドオープンまでカウントダウン9
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ゴロゴロタイム中 ユキナ達にクロウの話て聞かせたが3人はいい話だと嬉しそうに納得してるみたい。確かに クロウ以上の良い話は無いだろう、それは分かる。貴族側からの申し入れだ、コチラでの条件はほぼ飲んでくれるだろう。
でも、私のスローライフの夢が遠のく思いと共にあの家にも帰りたいと強く思う。
妖精や精霊達にも会いたい。所謂、ホームシック状態な感じだ。
「私はやりたく無い。賛成するならアオトでもユキナでもコウキでも、やりたい人がやればいいじゃない」
「私達の誰が代表なんて出来ませんよ。登録には全てミホの名前になってますからね。私達が言われも無い中傷から始まり最後には冤罪で捕まりますよ」
「商会を立ち上げてミホが代表を務めるしかない。そうなれば我も当然力になる、1度じっくり考えてみてはどうだ?」
「同御者もミホが手がける旅館の料金設定が他の所より高い設定だからこそ 今は受け入れてるけどさ、繁盛し始めたら明らかに何かしら勘違いを起こして張りあって来るならまだ可愛いけど嫌がらせが始まったら溜まったまんじゃ無いよねぇ。それにこの家とミホの家を繋ぐんだし直ぐに帰れるよ」
不安を煽る3人。もし商会を立ち上げたら私が代表だと言ってくるユキナに、手伝ってくれると言ってくれるアオトに、家に帰れるって事を最後に強調してくるコウキの連係ってなんだろう。
顔を顰めてたのが行けないのか、更に言葉を足してくるユキナ。
「ミホの名前で商会を立ち上げて 実質的には私達が動いても雇われてるからだと言えば動けますから、経ちあげても そんなに負担になる事はないと思われますよ」
不慣れな事が多く出てくるのは確かだと思うのよね。そうなれば私達だけでは対処出来なくなるわよ?
「立ち上げても大まかな部分はクロウ達に任せても大丈夫ってこと?」
「・・・そうですねぇ~。不慣れだからと 言えば・・・何とかなるかも知れませんね」
「ふーん・・・はぁー、権利なんて持ってなければこんな事に悩まなくても 済んだのかも、今日のところは寝ましょう。おやすみ」
もぉ、なんだか 考えるのに疲れた。
ゆらゆら
ゆらゆら
気持ちよさそうにハンモックに揺られてる私
「うふふふっ、どう?周りは貴方に商会を立ち上げて欲しいって言ってるでしょう」
私が私に知ってる事を質問するってのも変な感じね。
「やりたい。とは、思えない。でも、やらないとせっかく 手がけたお店がすぐに潰れるのも分かった」
「ふふっ、貴方が手がけたお店を狙ってる人は大勢居るのよ。グランドオープン迄9日。クロウ様達がすぐに手続きをしてくれるけど、タイムリミット迄 後3日しかないわ。多少は忙しくなるけど、それはそれで楽しいから」
「楽しいからって、貴方はココでのんびりしてるからそれが言えるのよ」
「私はココから動けないから。私は貴方。貴方は私なの。ねぇ、大丈夫 貴方なら出来るから。みんな貴方を信じて、投資をして新たに夢を持って最出発したの。裏切っては駄目よ」
分かってるわよ。
でも、ゆっくりしたいと言ってるけど、正直に告白すれば不安もある。
私の不安を知ってるのか、ハンモックから立ち上がり側にくると私を抱きしめた。
「変なの、私が私を慰めてくれるの?」
「そうよ。変かしら?」
「私に聞かないでよ」
「うふふ、この子達も貴方に頑張れって言ってるわ」
竜、ペガサス、仔犬が私の足の周りをちょこまかと駆け回る。
「皇輝、雪凪、碧士、そしてアソコに居るのが亀蔵よ」
島の端にずっとあったのは石ではなく亀だったんだ。
でも、なんで4聖獣がココに?
夢の中の私はなんなのか?
ゆらゆら
ゆらゆら
気になったところで 朝だ。
いつもの様に朝食はいつもより静かだと思うのは、私がウダウダと悩みすぎてるせいね。
「昨日の続きだけど、ゆっくりしたいって気持ちも確かにある。でも、1番気になるのが私が商会を立ち上げても上手く運営出来るかって事も有るのよ」
「不安に思うことは無い」
「僕達も居るよ」
「経営するに当たって、クロウ達が人選もある程度決まってる様ですね。後はミホの心一つです」
正直に心の内を話したらあっさりした答えにユキナの驚き発言だ。
「そっ・・・うなんだ。私の商会立ち上げてもまだ決まってないのに人選されてたんだ」
「ええ、御三方が推薦する人物ですので間違いは無いでしょう」
「そっか、そこまでしてくれてるんだ。仕方ないか、スローライフはもう少しお預けか」
私の事をそこまで高くかってくれてるなら、もう少し頑張ってみるのも悪くない。
本当は心の隅にまだ不安は有るけど、私の事を信じてくれてる人達にも悪いし、やってもない内からあきらめるのもどうかと思う。もしも失敗したら全責任は私が負う覚悟で挑まないとね。
やってみますか!
でも、私のスローライフの夢が遠のく思いと共にあの家にも帰りたいと強く思う。
妖精や精霊達にも会いたい。所謂、ホームシック状態な感じだ。
「私はやりたく無い。賛成するならアオトでもユキナでもコウキでも、やりたい人がやればいいじゃない」
「私達の誰が代表なんて出来ませんよ。登録には全てミホの名前になってますからね。私達が言われも無い中傷から始まり最後には冤罪で捕まりますよ」
「商会を立ち上げてミホが代表を務めるしかない。そうなれば我も当然力になる、1度じっくり考えてみてはどうだ?」
「同御者もミホが手がける旅館の料金設定が他の所より高い設定だからこそ 今は受け入れてるけどさ、繁盛し始めたら明らかに何かしら勘違いを起こして張りあって来るならまだ可愛いけど嫌がらせが始まったら溜まったまんじゃ無いよねぇ。それにこの家とミホの家を繋ぐんだし直ぐに帰れるよ」
不安を煽る3人。もし商会を立ち上げたら私が代表だと言ってくるユキナに、手伝ってくれると言ってくれるアオトに、家に帰れるって事を最後に強調してくるコウキの連係ってなんだろう。
顔を顰めてたのが行けないのか、更に言葉を足してくるユキナ。
「ミホの名前で商会を立ち上げて 実質的には私達が動いても雇われてるからだと言えば動けますから、経ちあげても そんなに負担になる事はないと思われますよ」
不慣れな事が多く出てくるのは確かだと思うのよね。そうなれば私達だけでは対処出来なくなるわよ?
「立ち上げても大まかな部分はクロウ達に任せても大丈夫ってこと?」
「・・・そうですねぇ~。不慣れだからと 言えば・・・何とかなるかも知れませんね」
「ふーん・・・はぁー、権利なんて持ってなければこんな事に悩まなくても 済んだのかも、今日のところは寝ましょう。おやすみ」
もぉ、なんだか 考えるのに疲れた。
ゆらゆら
ゆらゆら
気持ちよさそうにハンモックに揺られてる私
「うふふふっ、どう?周りは貴方に商会を立ち上げて欲しいって言ってるでしょう」
私が私に知ってる事を質問するってのも変な感じね。
「やりたい。とは、思えない。でも、やらないとせっかく 手がけたお店がすぐに潰れるのも分かった」
「ふふっ、貴方が手がけたお店を狙ってる人は大勢居るのよ。グランドオープン迄9日。クロウ様達がすぐに手続きをしてくれるけど、タイムリミット迄 後3日しかないわ。多少は忙しくなるけど、それはそれで楽しいから」
「楽しいからって、貴方はココでのんびりしてるからそれが言えるのよ」
「私はココから動けないから。私は貴方。貴方は私なの。ねぇ、大丈夫 貴方なら出来るから。みんな貴方を信じて、投資をして新たに夢を持って最出発したの。裏切っては駄目よ」
分かってるわよ。
でも、ゆっくりしたいと言ってるけど、正直に告白すれば不安もある。
私の不安を知ってるのか、ハンモックから立ち上がり側にくると私を抱きしめた。
「変なの、私が私を慰めてくれるの?」
「そうよ。変かしら?」
「私に聞かないでよ」
「うふふ、この子達も貴方に頑張れって言ってるわ」
竜、ペガサス、仔犬が私の足の周りをちょこまかと駆け回る。
「皇輝、雪凪、碧士、そしてアソコに居るのが亀蔵よ」
島の端にずっとあったのは石ではなく亀だったんだ。
でも、なんで4聖獣がココに?
夢の中の私はなんなのか?
ゆらゆら
ゆらゆら
気になったところで 朝だ。
いつもの様に朝食はいつもより静かだと思うのは、私がウダウダと悩みすぎてるせいね。
「昨日の続きだけど、ゆっくりしたいって気持ちも確かにある。でも、1番気になるのが私が商会を立ち上げても上手く運営出来るかって事も有るのよ」
「不安に思うことは無い」
「僕達も居るよ」
「経営するに当たって、クロウ達が人選もある程度決まってる様ですね。後はミホの心一つです」
正直に心の内を話したらあっさりした答えにユキナの驚き発言だ。
「そっ・・・うなんだ。私の商会立ち上げてもまだ決まってないのに人選されてたんだ」
「ええ、御三方が推薦する人物ですので間違いは無いでしょう」
「そっか、そこまでしてくれてるんだ。仕方ないか、スローライフはもう少しお預けか」
私の事をそこまで高くかってくれてるなら、もう少し頑張ってみるのも悪くない。
本当は心の隅にまだ不安は有るけど、私の事を信じてくれてる人達にも悪いし、やってもない内からあきらめるのもどうかと思う。もしも失敗したら全責任は私が負う覚悟で挑まないとね。
やってみますか!
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