異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~

丹葉 菟ニ

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遠のくスローライフ

薄い味には

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物足りない、ボヤける、薄い、そして私の感想が何を混ぜればしっかりとした味になるか?だ。

出来上がった 粉ミルクとゴールドオイルを瓶に直して布の上に残った粉ミルクを掻き回した。

クリームパンは明日の朝にするつもりだったから明日の試食で駄目なら また考え直さいとだめになる。

「ここに居たんですか」

「粉ミルクと何が合うのかなぁ~って、この粉が薄くてサッパリ しすぎてるのよね」

「スの実と言う中が白い身がありますが 見てみますか?」

「すの実?何それ?」

「本当に酸っぱだけで使い道が無い実です」

「売ってるの?」

「売ってませんね。自分で取りに行かないとないけませんが、山でも森に入れば 比較的 取れますよ」

「売って無い実って食べれるの?」

「食べれますよ。ただ、誰も食べれないだけなんです」

「食べれるけど食べれない?なんか 面白そうね」

「明日 準備しときます。そろそろお風呂に入ってください」

「ありがとう。楽しみにしてる 」

お礼を言って お風呂に入ることにした。



お風呂はいいよねぇ~。1日の疲れが取れてる。

風と火を混ぜればドライヤーになりサッサっと髪を乾かし部屋に戻れば 3人がベッドの上で話し合ってた。

「ミホぉ~ スの実を使うって本当?あれは物凄く酸っぱくて 誰も食べようなんて思わないよ」

顔を顰めてるコウキの言葉にアオトがその通りだと頷く。

「何でも 試しにやってみようかな?なんて思って、水の実だって美味しオイルが取れたでしょ?酸っぱくても 工夫によって違うものが取れるかも知れないでしょ?試してみる価値はあると思わない」

「確かにそうだが、あの実は気を付けた方がいいぞ」

??

「そうなんだ?気を付けるよ?」

って、まだ見た事もないしねぇ~ 何に気を付けるべきか 分からいが 取り敢えず返事をしといた。

「接客マナーは順調に進みそうか?」

「そうね、フォーさんは立ち姿の基本が出来てるし、トパーズさんは接客をしてたからスマートに動けるのが嬉しいわね。リビリィの今まで実績があるし 少し直して行けば、すぐにでも対応できそうね」

「問題はリアでしょうか?17歳と1番歳が若いし、立ち姿も頭を下げるにしても ぎこちないですね」

「ハルスさんとリンさんは人を和ませ役にピッタリね。この2人もまだまだだけど すぐに対応できそうね」

ベッドの上での話し合いも自然な物になりつつある。
そして、左右から伸びて来る腕にも慣れて来てる。この腕に少し安心出来つつあった。




朝 起きるとユキナが居ない。

キッチンに行くが何処にも居ないのかもと思い、アオトを起こして聞くと 朝早くにスの実を取りに行ったと答えてくれた。

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