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遠のくスローライフ
商業ギルドで
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商業ギルドで 接客マナーを教える為に一室を借りてる部屋にやって来て 早速 黒炭を見せて貰います。
黒炭の見た目は ゴム状の緩いコークス?にしか見えない。
鉛筆の様に持ち手がしっかりとしていて先を少しの丸まった物を ブスっと刺して グリグリ掻き回し そっと引き抜くと 粘りが強いのか納豆の様に伸びた。
それを先の方でクルクルと巻き取り 木の板にサラサラと [こんにちは]と 書き込んだ。
タップリ付けた 黒炭が書いた こんにちは は英語の筆記体に綴られている。
横から見れば 少し浮き上がって見える。
コレが乾いたあとは 板の上に刺繍した感じに仕上がるのだろう。
それに、文字が太い筆で書いた様に太い。
はぁ~、コレは 残念ね。使えない可能性の方が高そう。
でも、試さずに断言するのも失礼なので 持ってきた紙を取り出した。
ペラペラの紙を見た ドゥマンドの目は大きく見開かれてる。
「私の作った紙に書いて見たいので、黒炭を貸して頂けますか?」
「あぁ やってみてくれ」
私に黒炭の入ってるビンと 持っていた 鉛筆?を渡してくれたので、ドゥマンドやった様に黒炭に鉛筆を突っ込み掻き回し引き上げ 伸びる糸をクルクルっと 巻きとった。
紙にトンと鉛筆の先を当てる 同じ様に[こんにちは]と書こうとしたが、こん と2文字書いたが ペン先が太い。なりより紙と黒炭の相性が全くあってない。最初の1文字は太く真っ黒な色を付けて書けたが、2文字目が掠れて薄れて 掠れて書けた。
私にやらてせもらえないでしょうかと 名乗り出たのはロンディスだ。
どうぞ とやらせたが 結果は私と一緒だった。
「先が細い物では駄目なのか?」
私の持ってる バックから取り出す振りをして、イベントリから竹串を取り出した。
コレでやってみようと 試したが2文字かけたが書き終わる前に掠れて 3文字目は完全に掠れたものになった。
紙を持ち上げて見たが 最初に書いた部分がブヨブヨしてて、竹串のちょっん と触ると 簡単にボロッと破れてしまった。
「コレは、・・・・」
誰が見ても 納得の結果だが、ただ1人諦めきれないロンディスは ドゥマンドに向かって他にないのかと 詰め寄った。
「他にと言われてもなぁ~、俺の登録商品はコレしか持ってねぇーからなぁー。」
明らかな段落を見せるロンディスの肩を叩くクロウ。
私も 墨汁の様な物かと期待してた。そもそも墨汁なんてどうやって作ってるかなんて知らないし。
基本見た目が炭をすり潰して水で伸ばしてる物しか見えない。
この世界では、木に炭で普通に書いてるからなぁ~。この、黒炭は木に適す様に出来てるのだ。少しの膨らみを持って残るために、炭で書くよりもハッキリ 読み取れる。
「やっと 紙が世に出回るのかと 初めの千枚を予約して帰るつもりだったのに」
「私もそのつもりできたのだが」
「期待して 来たのは私も一緒だ」
ゲッ!そんなに一気に 独り占め状態に買い占めるつもりで来たのかよ!
純粋に出来具合を見に来たんだと思った私がバカだったんだ。
世に出す時は1箇所に下ろす上限とか色々定めないと大変な事になりそうだ。
「嬢ちゃんが作ったのか?その ペラペラしたもん、長持ちすんのか?」
「しますよ。嵩張らず 軽くて 丈夫に作ってますので」
手を出してきたドゥマンドに 私の手にある紙を手渡してあげた。
「軽いし持ってる感触がねぇーなぁー」
紙の手触りを確認してるのか親指と人差し指で紙を挟んで紙の感触を見てる。
「1度 炭造りを見学したいのですが?」
「俺の所はいつ来てくれても構わない。大歓迎するぞ」
「ありがとうございます。是非、伺いますので宜しくお願いします」
目を輝かせるのはロンディス。
「申し訳ありませんが!見学したとしても 紙に適した物が出来るとは保証出来ませんので、余り 期待しないでください。」
私は嘘を言ったつもりは無い、事実を言ったまで なのに、涙目で見られないといけないの?泣かないでよロンディス!私が苛めてる様に見えるじゃない。居心地が最高に悪い。
「・・・物を作る者には、永き道のりがある事も百も承知だ。我々の事は気にせず 十分納得の出来るものを1日も早く出して欲しいとも思ってる。期待してるよ」
ロンディスの前に出て 言葉を重ねるクロウの言葉も嘘では無いのだろうし、紙を1日も早く出して欲しい気持ちもある。
「私は今 忙しい身の上です。午前中は家でしなければならない事もありますし、午後からは毎日 通う所もございます。 1日も早く期待に応えたいと思っておりますが、何時になるかは不明ですが、いつかは 必ず来ると思いますので 気長に待ってて下さいね」
「そうですね。今の貴方は 少し忙しいですしね、待ちますよ。それに、我々が急がせて もしも 貴方が倒れでもしたら この先 妻に嫌われてしまう可能性の方が大きい」
ユーベルは 私の負担にならない様に気を使ってくれたのも良くわかった。
それに 妻に嫌われる可能性を残したままの はどうしても避けたいのだろう。
ユーベルは かなり愛妻家と見て間違いないな。
黒炭の見た目は ゴム状の緩いコークス?にしか見えない。
鉛筆の様に持ち手がしっかりとしていて先を少しの丸まった物を ブスっと刺して グリグリ掻き回し そっと引き抜くと 粘りが強いのか納豆の様に伸びた。
それを先の方でクルクルと巻き取り 木の板にサラサラと [こんにちは]と 書き込んだ。
タップリ付けた 黒炭が書いた こんにちは は英語の筆記体に綴られている。
横から見れば 少し浮き上がって見える。
コレが乾いたあとは 板の上に刺繍した感じに仕上がるのだろう。
それに、文字が太い筆で書いた様に太い。
はぁ~、コレは 残念ね。使えない可能性の方が高そう。
でも、試さずに断言するのも失礼なので 持ってきた紙を取り出した。
ペラペラの紙を見た ドゥマンドの目は大きく見開かれてる。
「私の作った紙に書いて見たいので、黒炭を貸して頂けますか?」
「あぁ やってみてくれ」
私に黒炭の入ってるビンと 持っていた 鉛筆?を渡してくれたので、ドゥマンドやった様に黒炭に鉛筆を突っ込み掻き回し引き上げ 伸びる糸をクルクルっと 巻きとった。
紙にトンと鉛筆の先を当てる 同じ様に[こんにちは]と書こうとしたが、こん と2文字書いたが ペン先が太い。なりより紙と黒炭の相性が全くあってない。最初の1文字は太く真っ黒な色を付けて書けたが、2文字目が掠れて薄れて 掠れて書けた。
私にやらてせもらえないでしょうかと 名乗り出たのはロンディスだ。
どうぞ とやらせたが 結果は私と一緒だった。
「先が細い物では駄目なのか?」
私の持ってる バックから取り出す振りをして、イベントリから竹串を取り出した。
コレでやってみようと 試したが2文字かけたが書き終わる前に掠れて 3文字目は完全に掠れたものになった。
紙を持ち上げて見たが 最初に書いた部分がブヨブヨしてて、竹串のちょっん と触ると 簡単にボロッと破れてしまった。
「コレは、・・・・」
誰が見ても 納得の結果だが、ただ1人諦めきれないロンディスは ドゥマンドに向かって他にないのかと 詰め寄った。
「他にと言われてもなぁ~、俺の登録商品はコレしか持ってねぇーからなぁー。」
明らかな段落を見せるロンディスの肩を叩くクロウ。
私も 墨汁の様な物かと期待してた。そもそも墨汁なんてどうやって作ってるかなんて知らないし。
基本見た目が炭をすり潰して水で伸ばしてる物しか見えない。
この世界では、木に炭で普通に書いてるからなぁ~。この、黒炭は木に適す様に出来てるのだ。少しの膨らみを持って残るために、炭で書くよりもハッキリ 読み取れる。
「やっと 紙が世に出回るのかと 初めの千枚を予約して帰るつもりだったのに」
「私もそのつもりできたのだが」
「期待して 来たのは私も一緒だ」
ゲッ!そんなに一気に 独り占め状態に買い占めるつもりで来たのかよ!
純粋に出来具合を見に来たんだと思った私がバカだったんだ。
世に出す時は1箇所に下ろす上限とか色々定めないと大変な事になりそうだ。
「嬢ちゃんが作ったのか?その ペラペラしたもん、長持ちすんのか?」
「しますよ。嵩張らず 軽くて 丈夫に作ってますので」
手を出してきたドゥマンドに 私の手にある紙を手渡してあげた。
「軽いし持ってる感触がねぇーなぁー」
紙の手触りを確認してるのか親指と人差し指で紙を挟んで紙の感触を見てる。
「1度 炭造りを見学したいのですが?」
「俺の所はいつ来てくれても構わない。大歓迎するぞ」
「ありがとうございます。是非、伺いますので宜しくお願いします」
目を輝かせるのはロンディス。
「申し訳ありませんが!見学したとしても 紙に適した物が出来るとは保証出来ませんので、余り 期待しないでください。」
私は嘘を言ったつもりは無い、事実を言ったまで なのに、涙目で見られないといけないの?泣かないでよロンディス!私が苛めてる様に見えるじゃない。居心地が最高に悪い。
「・・・物を作る者には、永き道のりがある事も百も承知だ。我々の事は気にせず 十分納得の出来るものを1日も早く出して欲しいとも思ってる。期待してるよ」
ロンディスの前に出て 言葉を重ねるクロウの言葉も嘘では無いのだろうし、紙を1日も早く出して欲しい気持ちもある。
「私は今 忙しい身の上です。午前中は家でしなければならない事もありますし、午後からは毎日 通う所もございます。 1日も早く期待に応えたいと思っておりますが、何時になるかは不明ですが、いつかは 必ず来ると思いますので 気長に待ってて下さいね」
「そうですね。今の貴方は 少し忙しいですしね、待ちますよ。それに、我々が急がせて もしも 貴方が倒れでもしたら この先 妻に嫌われてしまう可能性の方が大きい」
ユーベルは 私の負担にならない様に気を使ってくれたのも良くわかった。
それに 妻に嫌われる可能性を残したままの はどうしても避けたいのだろう。
ユーベルは かなり愛妻家と見て間違いないな。
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