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遠のくスローライフ

粉ミルク

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絹のように目が細かいもの大判の布準備してお玉で掬いソッーっと流し入れるが思っていた以上のゆっくりとポタリ ポタリ 落ちていく。
もしかして コレは1晩かかる?!と判断して 大判の布2枚追加して 鍋の半分をになるまでま それぞれに入れて放置して寝ることにした。

ジュナイルは一緒に寝ることに付いては何も言って無かったし大丈夫だと私は判断したけど、貴方達はなにも思う所が無いってのが不思議なんですけど。

「本当に あの不味いのがオイルになるのか不思議なんだけど」

「確かに。それに、あの不味さは二度と味わいたくありませんね」

「思い出すだけでも口の中に蘇って来る」

苦い顔をす3人にはちょっと笑える。

「それよりも布に残った物も使えるって言ってたから それが気になる。何に使えるか楽しみ」

「新たに使うのなら登録する必要も有りますよ。食器と紙に付いても追加に必要ですし」

「なんかさ、いちいち登録するのも面倒臭いよね」

「仕方ない。それに、アヴットでも懲りてるだろ。素直に自分の作品だと報告しとくと後々の揉め事にならずに済む」

「コレからは商業ギルドに通いますし、だいたい世に出す物が決まれば、その都度登録すれば良いのでは?」

そうね、紙を期待されてるし 上手く行ってるし出してもいいだろう。食器も大丈夫だし、まずはこの2点かな?

「そうね。食器と紙かな?
あっ!でも、ペンがまだ完成されて無いのよね?何処かに紙に最適な炭を作って人居ないの?」

「居るよ。結構変わり者の獣人だけど 炭職人のドゥマンドだよ。ドゥマンドはね、子宝でなんと子供9人も居る面白いお父さんだよ。紙に使えるか明日 商業ギルドに呼んで置こうか?」

おぉ~子宝でも9人はすごいな!それにしてもちゃんと 炭職人が居るとは嬉しい限りだ。

「簡単に呼べるものなの?」

「商業ギルドに来てくださいって言えば来てくれると思うよ」

「そんな簡単に来てくれるの?」

「森の浅瀬に住んでるからすぐだよ」

そんなあっさりと来てくれるものなのか?もしダメなら私から暇を見つけて出向けばいいか。

そんな事をつらつらと考えながら 明日も忙しいと寝ようとすると、当然の様なチュッしてくる3人に

「コレは清く正しくにはならないのでは?」

「挨拶だ」
「挨拶ですね」
「挨拶だよねぇ~」

だっ、そうだ?ふーん、そうなんだ・・

「キスでの挨拶文化なんて、どこの国か聞かせてもらえる?」

3人はさっさと「おやすみなさい」と 眠りに入ってしまった。
自分達の新たな文化の立ち上げは認められないと思いますよ?!





早起きして気になる物を確認したのは水の実。

白い物が残りザルの下には黄金色が残る。
白い物と黄金色に纏め 新たに濾すように準備して黄金色を確かめるとココナツオイル こちらでは、鑑定眼ではGOLDオイルと出てる。
なんか見たまんまね。 白い粉は粉ミルクと出た、粉ミルクで作るものと言えば赤ちゃんのミルクだけど 他に何かあったのか?

ユキナも気になったのが早起きして起きて来たようだ。

「粉に比べてオイルこれだけですか?かなり貴重品になりますね」

鍋半分で牛乳瓶一本分に比べて粉ミルクは600g弱は有りそうだ。

でもなぁ~ 粉ミルクってなに使う?

コレで何作る?
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