142 / 199
遠のくスローライフ
招かざる客 3
しおりを挟む
動いたのはルイーナだ。
「ボリビアお嬢様お戻
「ちょっと!何度も言ってるわよね、私をミホと呼びなさいと!」
「はい、でも ごほ
「幼児様はご自分のお名前がお気に召さないらしいのね。ご自分の名を付けた下さった方に直接 苦情を申し上げれば良いこと」
遮ってごめんねルイーナ、でもね知られたくないのよ。
幼児様はワナワナと震えてるけど私には罪は無い。
「申し訳ございませんが、まともにご挨拶が出来ない方は出て行って貰えないでしょうか?お茶会で集まってますのよ」
ジェイシー迄も駆けつけてくれたのね。ふふっ、嬉しい限りね。
「まぁ!ジェイシー様、凄いですわ、舞踏会で華の三姉妹と名高いジェイシー様、テッシー様、ロリーナ様。御三方が揃うと正しく美の華と誰もが口を揃えて言いたくなりますわ。皆様 眩しいほどお美しいいわ」
「ふふふっ そのように言って貰えて悪い気はしないね」
優雅に笑って答えるテッシー。
「確かに、嬉しいわね。でも、そのように言われてたのはいつの頃かしら?」
あらあら、おっとりロリーナはかなり鋭い所を付いてくるのね。嫌いじゃない。
「さぁ、そんな風に呼ばれてたの?でも、同じ 淑女として憧れを持って下さる方が綺麗なお花なら私達も嬉しいわね」
遠回しに綺麗な華では無いって言ったのよね、毒華と言ったのよね?確かに性格も最悪ならお洋服も目に痛いもの。
「母のお茶会に来てくださった御三方を見て私は憧れましたの。ですから、この邸がテッシー様が少しでも縁があると知りこの地に来た時は必ずこの邸に滞在することに決めてますの。父も兄も滞在がこの邸だと思ってらしゃる筈なのに この平民が。それとお気づきかしら。この邸には従者がこの男1人しかおりませんのよ。
従者も雇うお金もないかたなのよ。
そうだ、貴方 とても素敵よね。月金貨1枚出してあげるから私に付きなさい。
ルイーナは貴方はクビよ」
よー喋ったな幼児様。お疲れ様ですね。
「じゃ、ルイーナ嬢は私が雇うわ。よろしく」
「へっ、え 、ちょっと・・・はいよろしくお願いします」
いきなりのクビで、そしてすぐに私に雇われたのだ。戸惑うのも分かる。
「悪いが 私は貴方には 雇われるつもりは無い」
「あら、その平民よりも破格の待遇よ」
「目にも鮮やかな色と高価なレースを贅沢に使っての華やかさの演出。誰もが袖を通せないドレスを堂々と着こなせるのは幼児だからなのだろう。私にはそんな人の所には行きたくはない」
ユキナで良かった。でも、コウキのズバリも面白いのよね。
「あ、あなたは王都の流行りを知らなくても仕方ないわ、平民ですものね。でも、私の側でしたら色々と流行りが分かるってものよ」
「そんな 流行りは知りたくもない」
「ビア!」
「ライお兄様。なぜ・・・」
「すまないね。ボリビア嬢、うちの邸を借りたいと申し出があったと聞いたのだが、今は貸し出しているから貸せないと申しても聞き入れてもらえなかったと聞いたものでね」
「我が妹が失礼した。お詫びはまた後日にて。ほら行くぞビア!」
「なんでですの!この邸は高位貴族の為に借家として貸し出されてる邸!それがこんな平民の、しかも従者も雇えない者が借り受けてますの?納得いきませんわ」
「悪いが貴族でも平民でも、月に決められた賃貸を払って下さるなら貸す。今まで、この邸の賃貸を払えるのが高位貴族だけだったという事だ」
「そ、そんな・・・
「ボリビア 行くぞほら」
兄に腕を掴まれて玄関に引きずって行かれる幼児様。
「そうだ、言い忘れてたけど、ルイーナ嬢はその幼児様にクビだと言われたので私が雇いました。即刻今日までの給金を計算して下さい、それとルイーナ嬢の荷物はひとつ残らず纏めてここまで送り届けて下さい。送り賃はが払いますので。ルイーナ嬢最後になにか言いたい事が有れば言っときなさい」
「あの 本日までお世話になりました」
「ルイーナ嬢、今日まで我儘な妹に良く仕えてくれて心から感謝する」
妹で苦労してますね。哀れな、親が甘やかした証拠です。
幼児様が出ていた後は婦人方が耐えきれずに扇子で目元まで隠しクスクスやっております。
ほっほぉー、笑い顔も隠すのね。
「ボリビアお嬢様お戻
「ちょっと!何度も言ってるわよね、私をミホと呼びなさいと!」
「はい、でも ごほ
「幼児様はご自分のお名前がお気に召さないらしいのね。ご自分の名を付けた下さった方に直接 苦情を申し上げれば良いこと」
遮ってごめんねルイーナ、でもね知られたくないのよ。
幼児様はワナワナと震えてるけど私には罪は無い。
「申し訳ございませんが、まともにご挨拶が出来ない方は出て行って貰えないでしょうか?お茶会で集まってますのよ」
ジェイシー迄も駆けつけてくれたのね。ふふっ、嬉しい限りね。
「まぁ!ジェイシー様、凄いですわ、舞踏会で華の三姉妹と名高いジェイシー様、テッシー様、ロリーナ様。御三方が揃うと正しく美の華と誰もが口を揃えて言いたくなりますわ。皆様 眩しいほどお美しいいわ」
「ふふふっ そのように言って貰えて悪い気はしないね」
優雅に笑って答えるテッシー。
「確かに、嬉しいわね。でも、そのように言われてたのはいつの頃かしら?」
あらあら、おっとりロリーナはかなり鋭い所を付いてくるのね。嫌いじゃない。
「さぁ、そんな風に呼ばれてたの?でも、同じ 淑女として憧れを持って下さる方が綺麗なお花なら私達も嬉しいわね」
遠回しに綺麗な華では無いって言ったのよね、毒華と言ったのよね?確かに性格も最悪ならお洋服も目に痛いもの。
「母のお茶会に来てくださった御三方を見て私は憧れましたの。ですから、この邸がテッシー様が少しでも縁があると知りこの地に来た時は必ずこの邸に滞在することに決めてますの。父も兄も滞在がこの邸だと思ってらしゃる筈なのに この平民が。それとお気づきかしら。この邸には従者がこの男1人しかおりませんのよ。
従者も雇うお金もないかたなのよ。
そうだ、貴方 とても素敵よね。月金貨1枚出してあげるから私に付きなさい。
ルイーナは貴方はクビよ」
よー喋ったな幼児様。お疲れ様ですね。
「じゃ、ルイーナ嬢は私が雇うわ。よろしく」
「へっ、え 、ちょっと・・・はいよろしくお願いします」
いきなりのクビで、そしてすぐに私に雇われたのだ。戸惑うのも分かる。
「悪いが 私は貴方には 雇われるつもりは無い」
「あら、その平民よりも破格の待遇よ」
「目にも鮮やかな色と高価なレースを贅沢に使っての華やかさの演出。誰もが袖を通せないドレスを堂々と着こなせるのは幼児だからなのだろう。私にはそんな人の所には行きたくはない」
ユキナで良かった。でも、コウキのズバリも面白いのよね。
「あ、あなたは王都の流行りを知らなくても仕方ないわ、平民ですものね。でも、私の側でしたら色々と流行りが分かるってものよ」
「そんな 流行りは知りたくもない」
「ビア!」
「ライお兄様。なぜ・・・」
「すまないね。ボリビア嬢、うちの邸を借りたいと申し出があったと聞いたのだが、今は貸し出しているから貸せないと申しても聞き入れてもらえなかったと聞いたものでね」
「我が妹が失礼した。お詫びはまた後日にて。ほら行くぞビア!」
「なんでですの!この邸は高位貴族の為に借家として貸し出されてる邸!それがこんな平民の、しかも従者も雇えない者が借り受けてますの?納得いきませんわ」
「悪いが貴族でも平民でも、月に決められた賃貸を払って下さるなら貸す。今まで、この邸の賃貸を払えるのが高位貴族だけだったという事だ」
「そ、そんな・・・
「ボリビア 行くぞほら」
兄に腕を掴まれて玄関に引きずって行かれる幼児様。
「そうだ、言い忘れてたけど、ルイーナ嬢はその幼児様にクビだと言われたので私が雇いました。即刻今日までの給金を計算して下さい、それとルイーナ嬢の荷物はひとつ残らず纏めてここまで送り届けて下さい。送り賃はが払いますので。ルイーナ嬢最後になにか言いたい事が有れば言っときなさい」
「あの 本日までお世話になりました」
「ルイーナ嬢、今日まで我儘な妹に良く仕えてくれて心から感謝する」
妹で苦労してますね。哀れな、親が甘やかした証拠です。
幼児様が出ていた後は婦人方が耐えきれずに扇子で目元まで隠しクスクスやっております。
ほっほぉー、笑い顔も隠すのね。
12
お気に入りに追加
2,567
あなたにおすすめの小説
知らない異世界を生き抜く方法
明日葉
ファンタジー
異世界転生、とか、異世界召喚、とか。そんなジャンルの小説や漫画は好きで読んでいたけれど。よく元ネタになるようなゲームはやったことがない。
なんの情報もない異世界で、当然自分の立ち位置もわからなければ立ち回りもわからない。
そんな状況で生き抜く方法は?
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
異世界母さん〜母は最強(つよし)!肝っ玉母さんの異世界で世直し無双する〜
トンコツマンビックボディ
ファンタジー
馬場香澄49歳 専業主婦
ある日、香澄は買い物をしようと町まで出向いたんだが
突然現れた暴走トラック(高齢者ドライバー)から子供を助けようとして
子供の身代わりに車にはねられてしまう
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる