異世界無知な私が転生～目指すはスローライフ～

遠のくスローライフ

テーブルマナー

物覚えがいい3人にレクチャーするのはコース料理の支給の仕方。

前菜、食欲を駆り立てるように彩よく盛り付けるのはハーツ貝と呼ばれる貝はホタテによく似てる貝。香草と唐辛子を上手く使いピリ辛に焼きと食前酒として軽めのワイン

サラダ、葉物と赤玉ねぎや松の実に似た薬草などを使った、彩り野菜

パスタ 和風パスタ さっぱりしたキノコパスタにした。

メイン、タンをじっくり煮込んだビーフの タンシチュー
パンもここで一緒に。

デザートに ブリュレ
軽めのワインまたは お茶

シチューだからスープは省いた。

ソルベとフルーツは元から省いた。フルーツはそのまま ドーンと出してしまえば最後に興醒めしてしまう。飾り切りは知ってるけど、この世界の果物をまだ良く知らないし、今はなにがなんだか よく分からないのに、あやふやに教えれないからだ。
焼き菓子も 私が教えるならバターや生クリームは自然と使ってしまうから なしだ。

制限がある中でよくやった方だと思う。
座る人のを見るように横に立ち 失礼しますとお皿を静かに置く。
カトラリーも端から使う方法が一般的でも、ここでは分からないよりもわかりやすくその都度出した方だイイだろうと思い、先にカトラリーその後でお皿とした。

一つ一つを確認しながら 今日来ることになってるクロウ達で試してみる事にした。
キッキンを仕切るのはユキナ、支給係はアオトとコウキだ。
さて、どんな結果が出るか楽しみだ。



因みに、教えるために聖獣達に支給したのは私だ。

前菜から始まりデザートまでの 3人に支給して 私は3人から感想を聞きながらご飯を食べた。

高級を望む者には 斬新で直ぐにでも受け入れて真似をしたがる者もが現れる。
優雅に進む食事の時間が日常とかけ離れ過ぎて特別な時間に感じられる。
目移りすること無く、1つの皿に集中して食べることで、ひとつひとつの皿の料理が楽しめた。
初めは少ないと思ったが、食べ終わる頃には満腹感がある。僕はまだ入るけどね。
一人の支給は2人迄だな。出すのが遅れると客の少なからずイラッとする者もいる。
パスタは男なら食べれるが 女には多いと思ったから私は食べなかった。



約束の時間ピッタリにやってきた3人組を丁寧に持て成すことろからスタートだ。

「ようこそいらっしゃいませ、どうぞ ご案内致します」

食堂に案内すると 椅子引く、戸惑3人に「どうぞそのままお座り下さい」座る速度に合わせて少し押してあげると、ちょうど良くなる。

ふふっ 感心してる。でも重要なマナーは教えておくべきだよね。

「今日は私が持て成す側です、本来ならば 先に女性が座ったのを確認して男性が座るものです。覚えておいてそんはない情報ですよ」

厳かに頷くのは何故だ？

「そうなのか。もし私より目上の物は当然目上の物が座った後になるのか？」

「そうですね、ですが 先にどうぞと勧められたら素直に座るのがマナーです」

「そこは一緒なのだな。わかった」

あれれ？微妙に違いがあるけど 大筋は一緒なのかな？