異世界無知な私が転生～目指すはスローライフ～

スローライフに不穏な足音

一緒に

夕飯を食べ終えて子供が寝静まり もう一度大人だけで集まってもらった。

「申し訳ありません、リューイちゃんがいない所で話をしたかったので。お金の問題を話したくて集まってもらいました」

「あの！その件でしたら リビリィとお母さんと話して、魔石冷蔵を売ろうと思います。私の魔力は水でもかなり冷たい物がだせるので物を冷やすにはこれからも変わらずにやって行けると」

アララ、出鼻をくじかれたよ。

「良かった、説得しなくて済んだよ。大丈夫よ、レビンは私の弟子になるんだから不便はさせないわ！さてと、コレでお金問題は解決と思う事にしましょう、次は部屋の改装よね」

「何か案はある？」

恐る恐る手を上げるリビリィに「何でも言って」と励ます。

「案と言うか、希望ですが、お金もちや商人は気難しい人が多いと聞きます。
家は 知っての通り まだまだ手のかかる子供も居ます。今は母が子守をしてくれてますが ・・子供とお客様との行き来となると」

そうよね。子供を持つ親は子供の突拍子も無い行動をするから目が話せないって言ってたもんな。

「今の部屋数を減らしてプレミアム感を出すの。部屋数を減らした分部屋を大きくすれば良いだけ。客数が減ればその分 1人に割ける時間の余裕が生まれて 丁寧な接客などが出来る為に 少しでも多くの特別感が生まれ満足度が高まるメリット、デメリットが沢山のお客様がつめかけて来ても 泊めれない事だよ。
後、そうね 少しでも丁寧な接客を目指すなら、雇用も視野に入れて行きましょう」

レビンはリニューアルに真剣なんだろう。先程から全てを書き留めてる。

「1日 イクラでは無く時間制にして雇うの。例えば、一刻で鉄貨1枚 てな感じで。
この辺を見ていて気づいたけど、子供が多いよね。なら空いた時間を少しでも稼ぎたいと思う人はいると思うの。その時間だけでもリビリィは宿を離れる事が出来るでしょ？」

「「「「ぉぉー」」」」
感心の声があがる。やっぱり アルバイト感覚って無かったんだ。
自分の案みたいに威張って言ってるけどさ、私も学生時代にお世話になったアルバイトだから、よくわかるだけよ。


後は 部屋を見て歩きながら ココは潰して隣と繋げてと話しながら 見て歩いた。
大部屋はベッドを一つにして浴槽を設置してなどを話す。
3階建ての宿はかなり収縮された部屋数となった。
1人大部屋を2つ、2人部屋3部屋、3人部屋を3つ、1人部屋３部屋。その時々の要望で予備のベットを数個準備。
全部のベッドが埋まったとしても２０ちょっとである。全部ベッドが埋まったとしても人を雇う事を考えたらなんとかなるだろう人数だと思う。
お金持ちや商人になるとお付の人とかも居るだろし、その中でも偉い人は小さくても1人部屋はいるだろうと この割合になった。
料理をコース料理にして最後にデザートを付ける事を提案。

コース料理とは？の質問はレクチャーも含めて後回しにしてもらった。

明日は リビリィと共に商業ギルドに行く事を約束して今日は休む事にした。




部屋に来て欲しいとユキナに言われていくと真剣な顔をして 

「外に出る時はくれぐれも気を付けて下さい。グレン商会の動きが良くないです」

「えー、逆恨み買っちゃったの？私何もしてないよね？」

「緑クルクルパーのせいだよ。まったく いい迷惑だよねぇ～ 。悪い事考えるおじさんにお仕置きの為にバァーンとやちゃっう」

マリナド あんた狙われてるよ聖獣様に。
しかも 簡単にバァーンと殺ちゃっうとか言ってるドラゴン様ですよ。
1番 遊び盛りのお子様にだよ。

「ミホにかすり傷でもついた日には地獄を見てもらいましょう」

かすり傷ならすぐに治るから気にしないでぇ～。

「ミホ、何かあればすぐに逃げろ良いな」

アオトだけだよ まともな意見を言ってくれるの。

「その間に始末するからな」

・・・私 騙されてる。




ゆらゆら ゆらゆら
ゆらゆら ゆらゆら

広くなった 島で 
3匹と人で寄り添って 横になってる
胸も お腹も 背中も ぬくぬくだ

微睡んでいたが フェルリンが 
頬と頬を合わせて擦り寄る
擽ったくて 眠気がとぶ

＂寝ないで "
言われた気がした
声は聞こえなかったのに

起き上がり座ると
頬と頬を合わせたがる
3匹に笑が零れる

ふふふっ
擽ったいよ
スリスリと頬を寄せる馬に

チュッと 唇を寄せた
頬にしたつもりが 
唇の端にキスしてた

あっ 間違えた
えっ ウソ
なんで

こんな事が
起こっていいのか
見間違いでは

＂ミホ 好きだよ＂
嬉しそうに 
私の胸に飛び込んで来た

ドラゴンが
私と馬の間を
邪魔をする

フェルリンも
右足をてしてし
私の膝を叩く

ゆらゆら ゆらゆら
ゆらゆら ゆらゆら



・・・まじかぁ～
白雪姫は王子様のキスで目を覚ます。
動物は私のキスで人になる？

待て待て待て！！！
ちょっと待って あのとき私は頬にキスをしたつもりが、唇の端になっただけだ。
それがなんで 人になるのよ？！

うん？ぬくぬく 暖かい・・・
なんか 身体中に 腕が・・・・・・いっぱい
って

「おはようございます」
「おはようぉ～」
「おはよう」

「$€〆☆%#=÷〒々×÷→<>$」

「どうした？言葉になってないぞ」

2つのベッドを繋げて1つにした上に3人で寝てるのだ まともに言葉が出る方が凄いわ！！