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スローライフに不穏な足音
告白で撃退
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項垂れる アヴットに誰も同情する者はいないまま、ギルマスから指名依頼は受けれないとキッパリ言ってくれた。
指名依頼回避、やったね!とは ならない。
私は明日、商業ギルド行きをどうすれば回避できるか頭がいっぱいだ。
どうするょ~。指名依頼より面倒な事になったよ。
「アワーリー、君は白の羽のメンバーだが、離脱するつもりですか」
「ええ、アオトさんは私の運命の人なんだもの。離れるなんて考えられない」
スゴすぎる告白だ。
運命ねぇ~ 夢見すぎた痛い人に見える。
合計たった数時間で、それを感じられるアワーリーはきっと 運命の人を何度も感じてきた恋愛体質なのか。
誰に恋心を持とうと自由。
アオトが誰を好きになってもいいが、アワーリーは辞めとけ!ちーっと危ない人に見えるぞ。
「アワーリー、いい加減しろ!何人目の運命の人だ。相手の迷惑も考えろ」
白の羽のリーダー ゲッシュが注意して口調が慣れてる感じだな。
「アオトさんミホさん、アワーリーがすまない。俺達は ロロナが失礼な事を言ったことを謝りに来たんだ。シーリュが大怪我を負い、手持ちのポーションも無い時に アオトさんとミホさんに会い助けてもらった。本当に感謝してる」
「疑う様なこと言ってすまなかった」
ゲッシュさんに続きロロナも素直に謝ってきた。
うーん・・・謝ったから良しとするか・・・。かなり怒られたのか、ふてくされる様に見えるのは私だけ?
「ミホさん ロロナも反省してるんです。ミホさん達がポーションを持ってなければシーリュは助からなかった。ミホさん達には感謝してます」
無口だと思ってたナリブもロロナを庇いながらも感謝を伝えて来た。
アワーリーはずっと 目をハートにしてアオトを見つめてるだけだ。
見つめられてるアオトは綺麗に無視してるけど そんなに見つめられて 気持ち悪くない?
私なら 気持ち悪いよ。
なんと言えばいいのかわからない、そのままアオトに視線を投げかけたら、バッチリ目があった。
「詫びは受け入れた。
アワーリーを我に近づけさせないでくれ。
気持ち悪い目で見るな」
やっぱり、アワーリーの視線が気持ち悪かったんだ。
「嫌よ、アオトさんは私の運命の人なのよ!アオトもきっと私との運命を感じてるはずよ」
あ~あぁ~、可哀想な勘違い。
運命なんて感じれたら、世の中楽に生きられるわよ。
運命なんて感じられないから、みんな努力して未来を切り開いて生きてるのよ。
「いい加減にして、いつもいつも 好みの男性に運命の人、とか言って しつこく言い寄っては嫌われてるでしょ!」
あちゃー、やっぱり思い込みも末期だったか。可哀想に、自分の思い込みだけで動いて回りに迷惑かけてるのか。
「シーリュの言う通りだ。目を覚ませアワーリー」
こんな時は私に言った様に辛口で言えよロロナ。
「我の運命の人はミホだ。貴様では無い」
うん?うん?!
アオトなにいってんの!?
「ミホ、これからも我と共に生きてほしい」
驚いてる間に私に向かって手を出きたアオト。
えーっと、アワーリー撃退の作戦?
アオト、迷惑だと思っても、もうちょっと違うやり方がいいと思うが、この流れに乗らないとアワーリーが諦めないか。
仕方ない今だけ、突如 始まった作戦に乗ってやるか。
私が迷いなくアオトの手を握った。
「嬉しいアオト」
「あぁ、大事にする」
満面の笑みで握った手をクイッと引っ張られて頬にキスされてしまった。
頬にキスでも、キスされる自体 何十年ぶりの私は驚きとともに硬直してしまった。
指名依頼回避、やったね!とは ならない。
私は明日、商業ギルド行きをどうすれば回避できるか頭がいっぱいだ。
どうするょ~。指名依頼より面倒な事になったよ。
「アワーリー、君は白の羽のメンバーだが、離脱するつもりですか」
「ええ、アオトさんは私の運命の人なんだもの。離れるなんて考えられない」
スゴすぎる告白だ。
運命ねぇ~ 夢見すぎた痛い人に見える。
合計たった数時間で、それを感じられるアワーリーはきっと 運命の人を何度も感じてきた恋愛体質なのか。
誰に恋心を持とうと自由。
アオトが誰を好きになってもいいが、アワーリーは辞めとけ!ちーっと危ない人に見えるぞ。
「アワーリー、いい加減しろ!何人目の運命の人だ。相手の迷惑も考えろ」
白の羽のリーダー ゲッシュが注意して口調が慣れてる感じだな。
「アオトさんミホさん、アワーリーがすまない。俺達は ロロナが失礼な事を言ったことを謝りに来たんだ。シーリュが大怪我を負い、手持ちのポーションも無い時に アオトさんとミホさんに会い助けてもらった。本当に感謝してる」
「疑う様なこと言ってすまなかった」
ゲッシュさんに続きロロナも素直に謝ってきた。
うーん・・・謝ったから良しとするか・・・。かなり怒られたのか、ふてくされる様に見えるのは私だけ?
「ミホさん ロロナも反省してるんです。ミホさん達がポーションを持ってなければシーリュは助からなかった。ミホさん達には感謝してます」
無口だと思ってたナリブもロロナを庇いながらも感謝を伝えて来た。
アワーリーはずっと 目をハートにしてアオトを見つめてるだけだ。
見つめられてるアオトは綺麗に無視してるけど そんなに見つめられて 気持ち悪くない?
私なら 気持ち悪いよ。
なんと言えばいいのかわからない、そのままアオトに視線を投げかけたら、バッチリ目があった。
「詫びは受け入れた。
アワーリーを我に近づけさせないでくれ。
気持ち悪い目で見るな」
やっぱり、アワーリーの視線が気持ち悪かったんだ。
「嫌よ、アオトさんは私の運命の人なのよ!アオトもきっと私との運命を感じてるはずよ」
あ~あぁ~、可哀想な勘違い。
運命なんて感じれたら、世の中楽に生きられるわよ。
運命なんて感じられないから、みんな努力して未来を切り開いて生きてるのよ。
「いい加減にして、いつもいつも 好みの男性に運命の人、とか言って しつこく言い寄っては嫌われてるでしょ!」
あちゃー、やっぱり思い込みも末期だったか。可哀想に、自分の思い込みだけで動いて回りに迷惑かけてるのか。
「シーリュの言う通りだ。目を覚ませアワーリー」
こんな時は私に言った様に辛口で言えよロロナ。
「我の運命の人はミホだ。貴様では無い」
うん?うん?!
アオトなにいってんの!?
「ミホ、これからも我と共に生きてほしい」
驚いてる間に私に向かって手を出きたアオト。
えーっと、アワーリー撃退の作戦?
アオト、迷惑だと思っても、もうちょっと違うやり方がいいと思うが、この流れに乗らないとアワーリーが諦めないか。
仕方ない今だけ、突如 始まった作戦に乗ってやるか。
私が迷いなくアオトの手を握った。
「嬉しいアオト」
「あぁ、大事にする」
満面の笑みで握った手をクイッと引っ張られて頬にキスされてしまった。
頬にキスでも、キスされる自体 何十年ぶりの私は驚きとともに硬直してしまった。
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