異世界無知な私が転生～目指すはスローライフ～

スローライフ 3ヶ月

休憩です

部屋の鍵を受け取り女将さんの教えてくれた部屋にはいった。
部屋の中は机と椅子 それとベッド。
狭いけど清潔感がある。

そのままベッドに倒れ込む。

お昼も食べたいけど、今は少し寝たい気持ちの方が強い。気疲れなのかな？気疲れなのか
重たい意識の赴くままに 眠りに付いた。






ゆらゆら
ゆらゆら

柔らかな日差しに包まれると
毎日を足早に過ぎてきたことを後悔する
たまには足を止めて 心の赴くままに進んでも良いのではないだろうか

母のお腹の中には戻れないけど 
全てから守られ 愛されて
無垢の時に戻れたなら 

全てを1からやり直せる
幸せだった時が取り戻せる 
そんな気がする

ゆらゆら
ゆらゆら

赴くままに穏やかな水面に
小舟を浮べた上に居る
ゆっくりと進む心地よい揺れ

小舟のヘリに寄りかかる
小舟は大きく傾き 
この穏やかな時間が終わりそうで直ぐにヘリにから離れた

グラグラと揺れた船だったけど
徐々にバランスと取り戻したのかまた 心地よい揺れを提供してくれた

ゆらゆら
ゆらゆら







いきなり大きな揺れに驚きガバッと起きた。

「なに！地震！！」

アオトが私を揺すってた。

「やっと起きたか。夕飯だから起こしに来た」

起こしにね。
あぁぁぁもぉ、心臓に悪いわ。
死ぬ前があの大地震だ。思い出してもあの揺れは半端なかったと思う。
まだ心臓がバクバクいってる。ちょっとしたトラウマの様な感じなのだろうか。

「昼も食べてないから夕飯は確りと食べないとな。ほら、行くぞ」

心地よい夢を見てたようだけど、全く思い出せない。
ちょっと残念に思いながらも、促されるまま宿の食堂に連れてこられた時に気がついた。寝たままの姿で来てしまったと。
慌てて髪やら服を気にしだすと、アオトが サッと魔法で解決してくれた。

聞いてみると生活魔法の1つでクリーンと服にスチームらしい。

なるほど道理で服がアイロンをかけたようにパリッとなったと思った。

運ばれて来たのは暖かなクリームパスタだった。鶏肉とキノコがたっぷり入ってる。彩りにブロコリーに似たものが入ってる。

クリームはシャバシャバでほぼ牛乳。
少し薄味だったが悪くなかった。私としては、あと少し胡椒が欲しかったかな？

サラダは塩のみ
紫の花が入ってるが鑑定してみるとムーバ、地球産はキュウリ。確かに瑞々しいキュウリだ、味は濃くて、見た目と違ってシャキシャキとして美味しい。
コレは使える。

パンはフランスパンよりも固くてちょっと辛かった

スープは野菜がたっぷり入ったコンソメに近い味だ。
コチラは塩を少し欲しかったかけど サラダには塩のみだからバランス的にコレで良いのか？

この味に慣れることは無いかもしれないが、食材が兎に角 面白い。鑑定しながら食べてるから遅いけどね。