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スローライフスタート
お弁当です
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犬も ため息も吐くんだ。
「テイムとは なんだと思っているのだ」
「お茶の葉」
インスピレーションのままに堂々と答えた。
「そうか お茶の葉か。聞き方を変えた方が良いな。どこから来た者だ?」
私に聞く質問としては正しい質問ね。
「地球の日本から来ました。倉山美穂です。」
「・・・なるほどな。根本から間違っていたか。」
チラッと私の手元のお弁当を一瞥した。
「取り敢えずそれを食べてしまえ。腹が減っていたのだろう。話はそれからだ」
話が分かるてしてし君で助かった。
「では、失礼して 食べてしまいますね」
「うむ・・・黄色いの・・美味そうだな 」
それ、最初にも言っていたよね。
動物に人の食べ物は良くないのよね?
無視して食べるが、食い入るように見てくるてしてし君。
見られながら食べるのって食べづらい。
フェルリンで聖獣。ちょっと位なら良いかな!?
迷いに迷って、卵焼き位なら・・・,
「私の卵焼きは、甘めの卵焼きですけど 食べますか」
噛みつきはしないだろうと信じて、2切れ入れてる1つを掌に乗せてみる。嬉しそうに、馳走になるとか言って、器用におおきな口に卵焼きが1口で消えていった。
「・・・なった」
デカい図体に大してボソボソっと、なにか言ったみたいだけど "なった"としか聞き取れずに、人間の食べをモノが体に合わないのかもと慌てた。
「ちょっと、大丈夫!?ペっ、て吐き出して!ほら背中叩いてかげるから、ペっ、て
出して」
顔を横に振る、てしてし君。
「無くなった。口の中で広がった甘みのある食べ物が無くなった。もう少し味わえば良かった」
耳を伏せて、悲しそうな表情をするてしてし君。
ちょっと 可愛いかも。
「そうなの もう1切れあるけど 食べる?」
ダメだと思いなが、余りにも悲しそうなてしてし君についつい、もう1切れあげると余計な事を言ってしまった。
「貰ってもいいのか?」
目をキラキラとさせて喜ぶてしてし君。
ふふっ、デカいだけでやっぱり犬みたい。
掌に乗せてもう一度あげると、大きくな口で一生懸命にモグモグさせてる姿はなんとも言えない姿だ。
エビフライをひと齧りして見守ってると、またヘニョンと垂れる耳。
「ごめんなさい。卵焼きもうないのよ、家に帰れば残ってるけど」
絆されてしまったのか、ついつい余計な事を口にしてしい反省するも、ピンと立つ耳が元気のバロメーターなのだろうか。
素直なてしてし君を目元を和らげて眺めた。
「そうか。まだあるのか、帰りは送ってやるから早く食べろ」
ジーッと見られながら食べるのは食べづいわ。
したかない。犬に玉ねぎはダメなんだけっ?五目煮って与えて大丈夫なのか?わからん。
鮭しかないか。
良かったらどうぞと、おにぎりと 鮭を掌に乗せてやると 喜んでぱくついた。
フニァって表現がぴったしのてしてし君。
早く食べろと急かすてしてし君。
余り味わう暇もなく 流し込む様にお弁当を完食したのだった。
「テイムとは なんだと思っているのだ」
「お茶の葉」
インスピレーションのままに堂々と答えた。
「そうか お茶の葉か。聞き方を変えた方が良いな。どこから来た者だ?」
私に聞く質問としては正しい質問ね。
「地球の日本から来ました。倉山美穂です。」
「・・・なるほどな。根本から間違っていたか。」
チラッと私の手元のお弁当を一瞥した。
「取り敢えずそれを食べてしまえ。腹が減っていたのだろう。話はそれからだ」
話が分かるてしてし君で助かった。
「では、失礼して 食べてしまいますね」
「うむ・・・黄色いの・・美味そうだな 」
それ、最初にも言っていたよね。
動物に人の食べ物は良くないのよね?
無視して食べるが、食い入るように見てくるてしてし君。
見られながら食べるのって食べづらい。
フェルリンで聖獣。ちょっと位なら良いかな!?
迷いに迷って、卵焼き位なら・・・,
「私の卵焼きは、甘めの卵焼きですけど 食べますか」
噛みつきはしないだろうと信じて、2切れ入れてる1つを掌に乗せてみる。嬉しそうに、馳走になるとか言って、器用におおきな口に卵焼きが1口で消えていった。
「・・・なった」
デカい図体に大してボソボソっと、なにか言ったみたいだけど "なった"としか聞き取れずに、人間の食べをモノが体に合わないのかもと慌てた。
「ちょっと、大丈夫!?ペっ、て吐き出して!ほら背中叩いてかげるから、ペっ、て
出して」
顔を横に振る、てしてし君。
「無くなった。口の中で広がった甘みのある食べ物が無くなった。もう少し味わえば良かった」
耳を伏せて、悲しそうな表情をするてしてし君。
ちょっと 可愛いかも。
「そうなの もう1切れあるけど 食べる?」
ダメだと思いなが、余りにも悲しそうなてしてし君についつい、もう1切れあげると余計な事を言ってしまった。
「貰ってもいいのか?」
目をキラキラとさせて喜ぶてしてし君。
ふふっ、デカいだけでやっぱり犬みたい。
掌に乗せてもう一度あげると、大きくな口で一生懸命にモグモグさせてる姿はなんとも言えない姿だ。
エビフライをひと齧りして見守ってると、またヘニョンと垂れる耳。
「ごめんなさい。卵焼きもうないのよ、家に帰れば残ってるけど」
絆されてしまったのか、ついつい余計な事を口にしてしい反省するも、ピンと立つ耳が元気のバロメーターなのだろうか。
素直なてしてし君を目元を和らげて眺めた。
「そうか。まだあるのか、帰りは送ってやるから早く食べろ」
ジーッと見られながら食べるのは食べづいわ。
したかない。犬に玉ねぎはダメなんだけっ?五目煮って与えて大丈夫なのか?わからん。
鮭しかないか。
良かったらどうぞと、おにぎりと 鮭を掌に乗せてやると 喜んでぱくついた。
フニァって表現がぴったしのてしてし君。
早く食べろと急かすてしてし君。
余り味わう暇もなく 流し込む様にお弁当を完食したのだった。
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