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秘密の恋人の正体は
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二股になってるとは思いもしなかった俺は 心の中だけで 愛おしいアリアーナちゃんに謝ってた・・・つもりだったのに 何故か声に出てた。
無表情から一瞬で般若に早変わりしたコイツに 思いっきり震えてます。
「オレを・・・オレが、ふられ・・・」
ブツブツと何かしら言ってるが 俺は上手く聞き取れない。
「フフっ、アハハハ。まさかな、俺が振られるとは生まれて初めてだ。確かに気分のいいものでは無いな。こんなに 本気になってる相手からだと益々腸が煮えくり返る」
お、おい。大丈夫か?
般若の顔でブツブツと言っていたかと思えば 突然、アルカスマイルに笑いだした。
怖い、怖すぎる。誰か助けてくれ!!
「もう一度聞く。俺とアリアーナとか言う女と、どちらを取る?」
無理やり合わされた視線。目が真剣な過ぎて逸らせない。そして、俺の中の警告音が最大限に鳴り響き絶対に答えを間違えるなと忠告まで聞こえてくる。
「・・・えっと、俺の話し聞いて欲しい」
「もちろん、浩一の話はどんな些細な事でも聞く」
「アリアーナちゃんは、・・・魔法少女で戦士なんだ」
アルカスマイル表情が一転 何言ってんだコイツ?の表情になった。
「魔法?俺を騙すにしても、もう少しまともな事が言えないのか?」
「騙してない!マリアーナちゃんは心優しい魔法戦士何だ!!日々、世界平和の為に戦ってくれているんだ!!」
俺を囲っていた片腕を持ち上げて自分の頭を支えてしまったコイツは大きく溜め息を吐いた。
「・・・・あ、あー、うん。とりあえず、部屋に入って服を着ようか」
俺の背中を押して部屋に入り柔らかな生地にくすんだピンク色の上下のスエットを手渡してくれた。
着てみると何故かピッタリサイズだった。
温かなお茶を入れてくれたので飲んでるが、こんなにのんびりしてて良いのか悩んでしまう。一刻も早く家に帰りアリアーナちゃんの無事を確認したいが、肘を付き頭を抑えて俺の前に座ってしまったコイツを無視して帰れる自信もない。
ああ、俺はどうすればいいのだ。
無表情から一瞬で般若に早変わりしたコイツに 思いっきり震えてます。
「オレを・・・オレが、ふられ・・・」
ブツブツと何かしら言ってるが 俺は上手く聞き取れない。
「フフっ、アハハハ。まさかな、俺が振られるとは生まれて初めてだ。確かに気分のいいものでは無いな。こんなに 本気になってる相手からだと益々腸が煮えくり返る」
お、おい。大丈夫か?
般若の顔でブツブツと言っていたかと思えば 突然、アルカスマイルに笑いだした。
怖い、怖すぎる。誰か助けてくれ!!
「もう一度聞く。俺とアリアーナとか言う女と、どちらを取る?」
無理やり合わされた視線。目が真剣な過ぎて逸らせない。そして、俺の中の警告音が最大限に鳴り響き絶対に答えを間違えるなと忠告まで聞こえてくる。
「・・・えっと、俺の話し聞いて欲しい」
「もちろん、浩一の話はどんな些細な事でも聞く」
「アリアーナちゃんは、・・・魔法少女で戦士なんだ」
アルカスマイル表情が一転 何言ってんだコイツ?の表情になった。
「魔法?俺を騙すにしても、もう少しまともな事が言えないのか?」
「騙してない!マリアーナちゃんは心優しい魔法戦士何だ!!日々、世界平和の為に戦ってくれているんだ!!」
俺を囲っていた片腕を持ち上げて自分の頭を支えてしまったコイツは大きく溜め息を吐いた。
「・・・・あ、あー、うん。とりあえず、部屋に入って服を着ようか」
俺の背中を押して部屋に入り柔らかな生地にくすんだピンク色の上下のスエットを手渡してくれた。
着てみると何故かピッタリサイズだった。
温かなお茶を入れてくれたので飲んでるが、こんなにのんびりしてて良いのか悩んでしまう。一刻も早く家に帰りアリアーナちゃんの無事を確認したいが、肘を付き頭を抑えて俺の前に座ってしまったコイツを無視して帰れる自信もない。
ああ、俺はどうすればいいのだ。
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