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上質な恋を
罰と禁止で 2
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ひたすらに編み物。やること無くて 編み物。ばあちゃん 編み物が好きだったから 編むスピードは半端なく早かったけど、俺も今 ばあちゃんと同じ早さになりつつあるかも。レッグウォーマーも ノットさんにプレゼントして アルのレッグウォーマーと寒がりのユージに 後は 惰性で編み編みしてて片方を編み上げた。
他にやること無くて 1つの事をやると こんなにも上達が早いのかと 感心してしまった。
はぁ、レッグウォーマーも飽きたし 次は他の物でも編んで見ようかな。
セーター、カーディガン、手袋、帽子 編み棒に毛糸を巻き付けてはカチカチと音を立てながら編んでるとアンネッタさんが訪ねて来た。
明日お時間が有れば 王妃と王女様と編み物を一緒にしましょうと お誘いされて直ぐに了承の返事を帰した。
確か 大判のストールを編みたいって言ってたっけ。
お昼を食べて1足分になった レッグウォーマーをしまう。白に近いクリーム色を手に取り アルの背中を思い浮かべるが、なかなかこの大きさと想える大きさにならずに編んでは解いてを繰り返してる時に 突然誰かが入って来た。
驚き過ぎて椅子の上で飛び跳ねてしまった。
「いるんだったら返事をしろ」
「へ?アル ノックしたの?」
「私も居るわよぉ~。アルベルトがノックをしたけど返事がないからって部屋を開けちゃったのよ。ゴメンねぇ~。あら、編み物をしてたのね。集中しちゃってたのねぇ~」
アルの後ろからひょこっと 顔を出すマーサ。
グッドタイミング!!
アルが来てくれたし、衣服店で働くマーサが居るなら測り方のコツとかきける。アルを測らせてってお願いしょう。
「アル お願いがあるけどいい?」
「なんだ?」
「ゲージを測らせて」
「ゲージ?」
セーターを編むなら ゲージは必要、なのに?マークを付けて帰ってきた疑問系に言葉が通じなかったことを察した。
「えーっと、セーターを編みたいから身体の寸法を測らせて」
「寸法なら 測らなくても私が答えられるわよ?」
「本当に?」
「任せてちょうだい。そんなことでお役に立てるなんて役得だわぁ~」
マーサは持ってたスケッチブックにサラサラと書き終えると1枚破り俺に手渡してくれた。プロにゲージの正しいやり方教わりたかったけどまたの機会でいいかと 思い直した。
丸顔の人型を書き ココは何寸と線を引っ張って書いてくれてるから見やすくわかりやすい、でも、俺が使い慣れたセンチじゃ無くて 寸法。1寸って3、03センチだった。
うーん 大変そう。
マーサがはいと手渡してくれたのは採寸するメジャーだ。
「コレ イオリにあげるわ。頑張って」
マーサに取って コレは商売道具だ カンタンに貰えない。
「お古で悪いけど 家に帰ればまだ有るから気にしないで貰って。その代わり 私にレッグウォーマーを1つ編んで欲しいのよ」
物々交換なら遠慮なく貰える。
「なるほど、それなら有難く貰います。色を気に入って貰えるか分からないけど ワイン色の物が有りますがどうですか?」
さっきの編み上げたばかりのレッグウォーマーを出してマーサに見せたら 女の子の様にはしゃぐマーサに若干引きながらも 今日 訪ねてきた要件を聞いてみたら俺がマーサにお願いしてたから来てくれたと言ってくれたので、マーサに色々と聞いてみた。
「糸ねぇ。丈夫で太さがある糸に皮の糸ねぇ?聞いたことないわぁ~。丈夫な紐じゃダメなの?」
「俺の思ってる太さで合うなら」
ちょっと待て、お母さんが持ってきた中に革製品の物が数点混じってたぞ。
「ねぇ、革製品で使った糸はいないの?」
はぁ~、ため息を吐き出して やれやれって感じになるアルとマーサ。
「革製品は錬金術で自由自在に繋げて作るのものだ。大事に使えば数十年 数百年経っても色褪せたり痛んだりせずに残り子孫に受け継がれる。革製品1つでミスリル3枚はする品物だ。近年 錬金術を行える闇魔法
を持って生まれた子はいない」
まじかぁー!錬金術で出来た革製品1つでミスリル3枚?なんかとんでもない話聞いちゃったかも。
「あのさぁ、なんで 闇魔法を持って生まれる子がいないの?1人位は居るんだろ?」
「あのね、私達も 話で伝え聞いてる 錬金術はね、物の形を変え、新たなるものを生み出す 神秘の力。生み出された物は素晴らしく質の良いもの。ミスリル貨で買ったとしても 何百年と子に受け継がれる物を生み出す 奇跡の力なのよ。最後に発見された子を最後に 生まれてきてないわ」
なんか 話が壮大になってない?
「うーん、そうね。最後の闇魔法を持った子供は孤児だったのよ。奇跡の力をもったその子を巡って奪い合いが起きたのよ。
その力を我が家に迎えたい者、奇跡の力を利用し
稼ごうとする者。たった一人の子に大人達が手ぐすねを引いて醜い闘いを起こした。明細は明らかにされてないのよ。でもね、その子は最後には自らの命を経った。
神はお怒りになり、それ以来 誰にも闇魔法を付けなくなった。闇魔法で伝え聞く話しよ。イオリも魔法学で当然習うから今知っていても いい話よね」
サラッと語ってるけど 俺ってもしかしたら とんでもない物を強請ってしまったかも。奇跡の力を巡って争いが起きるとは思っても居なかった。
俺は知らず知らずの内にゴクリと生唾を飲み込んだ。
他にやること無くて 1つの事をやると こんなにも上達が早いのかと 感心してしまった。
はぁ、レッグウォーマーも飽きたし 次は他の物でも編んで見ようかな。
セーター、カーディガン、手袋、帽子 編み棒に毛糸を巻き付けてはカチカチと音を立てながら編んでるとアンネッタさんが訪ねて来た。
明日お時間が有れば 王妃と王女様と編み物を一緒にしましょうと お誘いされて直ぐに了承の返事を帰した。
確か 大判のストールを編みたいって言ってたっけ。
お昼を食べて1足分になった レッグウォーマーをしまう。白に近いクリーム色を手に取り アルの背中を思い浮かべるが、なかなかこの大きさと想える大きさにならずに編んでは解いてを繰り返してる時に 突然誰かが入って来た。
驚き過ぎて椅子の上で飛び跳ねてしまった。
「いるんだったら返事をしろ」
「へ?アル ノックしたの?」
「私も居るわよぉ~。アルベルトがノックをしたけど返事がないからって部屋を開けちゃったのよ。ゴメンねぇ~。あら、編み物をしてたのね。集中しちゃってたのねぇ~」
アルの後ろからひょこっと 顔を出すマーサ。
グッドタイミング!!
アルが来てくれたし、衣服店で働くマーサが居るなら測り方のコツとかきける。アルを測らせてってお願いしょう。
「アル お願いがあるけどいい?」
「なんだ?」
「ゲージを測らせて」
「ゲージ?」
セーターを編むなら ゲージは必要、なのに?マークを付けて帰ってきた疑問系に言葉が通じなかったことを察した。
「えーっと、セーターを編みたいから身体の寸法を測らせて」
「寸法なら 測らなくても私が答えられるわよ?」
「本当に?」
「任せてちょうだい。そんなことでお役に立てるなんて役得だわぁ~」
マーサは持ってたスケッチブックにサラサラと書き終えると1枚破り俺に手渡してくれた。プロにゲージの正しいやり方教わりたかったけどまたの機会でいいかと 思い直した。
丸顔の人型を書き ココは何寸と線を引っ張って書いてくれてるから見やすくわかりやすい、でも、俺が使い慣れたセンチじゃ無くて 寸法。1寸って3、03センチだった。
うーん 大変そう。
マーサがはいと手渡してくれたのは採寸するメジャーだ。
「コレ イオリにあげるわ。頑張って」
マーサに取って コレは商売道具だ カンタンに貰えない。
「お古で悪いけど 家に帰ればまだ有るから気にしないで貰って。その代わり 私にレッグウォーマーを1つ編んで欲しいのよ」
物々交換なら遠慮なく貰える。
「なるほど、それなら有難く貰います。色を気に入って貰えるか分からないけど ワイン色の物が有りますがどうですか?」
さっきの編み上げたばかりのレッグウォーマーを出してマーサに見せたら 女の子の様にはしゃぐマーサに若干引きながらも 今日 訪ねてきた要件を聞いてみたら俺がマーサにお願いしてたから来てくれたと言ってくれたので、マーサに色々と聞いてみた。
「糸ねぇ。丈夫で太さがある糸に皮の糸ねぇ?聞いたことないわぁ~。丈夫な紐じゃダメなの?」
「俺の思ってる太さで合うなら」
ちょっと待て、お母さんが持ってきた中に革製品の物が数点混じってたぞ。
「ねぇ、革製品で使った糸はいないの?」
はぁ~、ため息を吐き出して やれやれって感じになるアルとマーサ。
「革製品は錬金術で自由自在に繋げて作るのものだ。大事に使えば数十年 数百年経っても色褪せたり痛んだりせずに残り子孫に受け継がれる。革製品1つでミスリル3枚はする品物だ。近年 錬金術を行える闇魔法
を持って生まれた子はいない」
まじかぁー!錬金術で出来た革製品1つでミスリル3枚?なんかとんでもない話聞いちゃったかも。
「あのさぁ、なんで 闇魔法を持って生まれる子がいないの?1人位は居るんだろ?」
「あのね、私達も 話で伝え聞いてる 錬金術はね、物の形を変え、新たなるものを生み出す 神秘の力。生み出された物は素晴らしく質の良いもの。ミスリル貨で買ったとしても 何百年と子に受け継がれる物を生み出す 奇跡の力なのよ。最後に発見された子を最後に 生まれてきてないわ」
なんか 話が壮大になってない?
「うーん、そうね。最後の闇魔法を持った子供は孤児だったのよ。奇跡の力をもったその子を巡って奪い合いが起きたのよ。
その力を我が家に迎えたい者、奇跡の力を利用し
稼ごうとする者。たった一人の子に大人達が手ぐすねを引いて醜い闘いを起こした。明細は明らかにされてないのよ。でもね、その子は最後には自らの命を経った。
神はお怒りになり、それ以来 誰にも闇魔法を付けなくなった。闇魔法で伝え聞く話しよ。イオリも魔法学で当然習うから今知っていても いい話よね」
サラッと語ってるけど 俺ってもしかしたら とんでもない物を強請ってしまったかも。奇跡の力を巡って争いが起きるとは思っても居なかった。
俺は知らず知らずの内にゴクリと生唾を飲み込んだ。
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